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カーテンの洗い方を解説!自宅で失敗しないための洗濯手順と干し方を紹介!

カーテンの洗い方を解説!自宅で失敗しないための洗濯手順と干し方を紹介!

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毎日開け閉めするカーテンは、知らないうちにホコリや花粉、窓の結露による湿気などで汚れています。しかし、「大きくて洗い方が分からない」、「失敗して縮んでしまったらどうしよう」と洗濯をためらっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな方のために自宅でできるカーテンの洗い方を、準備から干し方まで手順を追って詳しく解説します。洗濯機を使う方法と手洗いの方法、どちらも紹介するので、ご自宅のカーテンに合った方法が見つかります。正しい洗い方をマスターして、お部屋の空気をリフレッシュさせましょう。

カーテンは自宅で洗濯できる?

レースカーテンについている洗濯表示タグ

多くのカーテンは、素材や作りに応じて自宅で洗濯することが可能です。特に、ポリエステルなどの化学繊維でできているカーテンは、家庭用の洗濯機で洗えるものが多くあります。ただし、デリケートな天然素材や特殊な加工が施されている場合は、自宅での洗濯が難しいこともあります。洗濯を始める前には、必ずカーテンについている洗濯表示を確認し、自宅で洗えるかどうかを判断することが最も重要です。

洗濯前に洗濯表示を必ず確認

カーテンを洗濯する前に、必ずタグに記載されている洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示には、使用できる水の温度、洗濯機の使用可否、選ぶべきコースの強さなどが記号で示されています。桶に手を入れているマークがあれば手洗いのみ可能、桶に×がついているマークは家庭での洗濯ができないことを意味します。この表示を無視して洗濯すると、縮みや色落ち、生地の傷みの原因となるため、必ず指示に従ってください。

カーテンを洗濯する適切な頻度

カーテンを洗濯する頻度は、年に1〜2回が目安です。ドレープカーテンは年に1回、レースカーテンは年に2回程度が推奨されます。ただし、キッチンやダイニングなど油汚れやニオイがつきやすい場所のカーテンや、交通量の多い道路に面した窓のカーテンは、汚れやすいため少し頻度を上げて年に2〜3回洗うとよいでしょう。また、花粉の季節や梅雨時期のあとなど、汚れが気になるタイミングで洗濯するのも効果的です。定期的な洗濯で、カーテンを清潔に保ち、お部屋の快適さを維持しましょう。

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カーテン洗濯の前に必要な準備

レースカーテンを取り外す様子

カーテンを洗濯機に入れる前には、いくつかの準備が必要です。下準備を丁寧に行うことで、カーテンを傷めずに汚れをしっかり落とし、洗濯機への負担も減らすことができます。特にフックの外し忘れは、カーテンだけでなく洗濯機を傷つける原因にもなるため、注意深く確認しましょう。

カーテンからフックを取り外す

洗濯を始める前には、カーテンについているフックをすべて取り外すのが基本です。特に金属製のフックは、洗濯中に錆びて生地を汚したり、洗濯槽を傷つけたりする危険があるため、必ず外してください。一方、樹脂製のフックは錆びる心配がないため、工夫すれば付けたまま洗える場合もあります。その際は、フック部分を内側にしてカーテンを畳み、フック全体を生地で完全に包み込んでから洗濯ネットに入れると、引っかかりを抑えることができます。 ただし、この方法でもフックが生地に引っ掛かるリスクは残ります。カーテンや洗濯機を確実に守るためには、素材に関わらずフックはすべて取り外しておくと最も安心です。

カーテンフック|ホームセンターコーナンの通販サイト

カーテンのホコリを事前に除去

カーテンには、室内のホコリや外から入ってきたチリなどが付着しています。洗濯前にこれらのホコリを軽く取り除いておくと、洗い上がりがよりきれいになります。まず、カーテンをレールから外す前に、はたきや洋服ブラシで全体のホコリを優しく払い落としましょう。掃除機のブラシノズルを使って、そっと吸い取るのも効果的です。このひと手間で、洗濯水が汚れすぎるのを防ぎ、すっきりと洗い上げることができます。

汚れの種類別のシミ抜き方法

もしカーテンに目立つシミがある場合は、洗濯機に入れる前に部分的なシミ抜きをしておくと効果的です。ただし、洗剤や漂白剤は色落ちや生地を傷める可能性があるため、本格的にシミ抜きを試す前には、必ずカーテンの裾の裏側といった目立たない場所でテストし、問題がないか確認してから作業を始めましょう。汚れの種類によって対処法が異なりますので、状態に合わせてケアしてください。例えば、食べこぼしの油ジミには、食器用の中性洗剤を直接つけて軽くもみ洗いします。カビによる黒ずみには、酸素系漂白剤を薄めた液をつけた布で、優しく叩くようにして汚れを移し取ります。

汚れの種類 対処法
食べこぼし 食器用中性洗剤で部分洗い
黒カビ 酸素系漂白剤で叩き洗い
不明なシミ おしゃれ着用洗剤の原液を塗布

ヒダに沿って畳みネットに入れる

カーテンを洗濯機に入れる際は、必ず洗濯ネットを使用してください。ネットに入れることで、洗濯中の生地の絡まりや傷みを防ぎます。このとき、カーテンのヒダ(プリーツ)に沿って屏風のようにジャバラ状に畳んでからネットに入れるのがポイントです。こうすることで、洗濯によるシワがつきにくくなり、洗い上がりの形をきれいに保つことができます。ネットの大きさに合わせて畳み、詰め込みすぎないように注意しましょう。

洗濯機を使ったカーテンの洗い方

洗濯中のカーテン
準備が整ったら、いよいよ洗濯機でカーテンを洗っていきます。洗濯機を使う場合でも、デリケートなカーテンを優しく洗うためのポイントがいくつかあります。洗剤選びからコースの選択、脱水時間まで、適切な設定を行うことで、縮みやシワといった失敗を防ぎ、きれいに仕上げることができます。

適切な洗剤を選ぶ

カーテンの洗濯には、デリケートな衣類にも使える「おしゃれ着用の中性洗剤」の使用が推奨されます。一般的な弱アルカリ性の洗濯洗剤は洗浄力が高い一方で、生地への負担も大きくなるため、色落ちや風合いを損なう原因になることがあります。中性洗剤は洗浄力がマイルドで、繊維へのダメージを抑えながら優しく洗い上げることができます。また、柔軟剤を併用すると、静電気の発生を抑え、ホコリの付着を防ぐ効果も期待できます。

弱い水流のコースを選択

洗濯機のコースは、「手洗いコース」「ドライコース」「おうちクリーニングコース」といった、弱い水流で洗えるコースを選びましょう。これらのコースは、衣類への負担を最小限に抑えるように設計されており、カーテンの型崩れや縮みを防ぎます。通常の標準コースは水流が強く、カーテンのような大物を洗うと生地が傷んだり、シワが強く残ったりする可能性があるため避けてください。洗濯機に適切なコースがない場合は、水流を「弱」に設定して洗いましょう。

脱水は短時間で設定

脱水は、カーテンの洗濯で最もシワがつきやすい工程です。そのため、脱水時間は30秒から1分程度の短時間に設定することが重要です。長く脱水しすぎると、生地に強い力が加わり、取り除くのが難しい深いシワが刻まれてしまいます。レースカーテンのような薄手のものは30秒程度、少し厚手のドレープカーテンでも1分以内を目安にしましょう。脱水が終わったら、すぐに洗濯機から取り出して干すことも、シワを防ぐための大切なポイントです。

手洗いでのカーテンの洗い方

水を貯めているバスタブ
洗濯表示で手洗いが推奨されている場合や、洗濯機に入らない大きなカーテン、デリケートな素材のカーテンは、浴槽を利用して手洗いしましょう。手間はかかりますが、生地への負担を最小限に抑え、丁寧に汚れを落とすことができます。押し洗いを基本とし、生地を傷めないように優しく扱うことがポイントです。

手順1:浴槽で優しく押し洗い

まず、浴槽にカーテンが浸かるくらいのぬるま湯(30℃程度)をため、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かします。そこに畳んだ状態のカーテンを入れ、全体に洗浄液が浸透するように、手のひらで優しく沈めたり浮かせたりする「押し洗い」を繰り返します。生地を傷める原因になるため、ゴシゴシと揉んだり、こすったりするのは避けてください。汚れが気になる箇所は、洗剤の原液を直接つけて、指で優しくつまみ洗いをしましょう

手順2:洗剤が残らないようにすすぐ

洗い終わったら、浴槽の栓を抜いて汚れた洗浄液を流します。その後、きれいな水をためて、再び押し洗いと同じ要領で優しく押しながらすすぎます。この作業を2〜3回繰り返し、泡が出なくなるまでしっかりと洗剤をすすぎ流してください。洗剤成分が残っていると、変色や生地がごわつく原因になります。最後にカーテンを軽く畳んで、上から押すようにして大まかな水分を切ります。

手順3:優しく絞り水分を取る

すすぎが終わったら、カーテンを浴槽のフチにかけるなどして、ある程度自然に水分が落ちるのを待ちます。その後、さらに水分を取り除くために、乾いた大きなバスタオルでカーテンを挟み込み、優しく押さえて水分を吸い取らせましょう。雑巾のように強くねじって絞ると、生地が傷んだり、強いシワが残ったりする原因になるため、絶対に行わないでください。あくまで優しく、タオルに水分を移すイメージで行うのがコツです。

カーテンをきれいに仕上げる干し方と注意点

リビングのカーテン
洗濯後の干し方は、カーテンをシワなくきれいに仕上げるための最後の重要なステップです。正しい方法で干すことで、アイロンがけの手間を省き、カーテン本来の美しいドレープを再現することができます。濡れたカーテンは重くなっているので、取り扱いには注意しましょう。

カーテンレールに吊るして干す

最も簡単で効率的な干し方は、脱水が終わったカーテンにフックを取り付け、元のカーテンレールに吊るして干す方法です。カーテン自体の重みで水分が下に落ち、自然な形でシワが伸びていきます。このとき、窓を開けて風通しを良くすると、乾きが早くなり、生乾きのニオイを防ぐことができます。床が濡れるのが心配な場合は、カーテンの下に新聞紙やタオルを敷いておくと安心です。

重い厚手のカーテンはM字干しを推奨

ドレープカーテンなどの厚手で重いカーテンは、物干し竿を2本使ってM字型になるようにかけて干す「M字干し」がおすすめです。この干し方をすると、カーテンの間に空間ができて風が通りやすくなるため、乾く時間を短縮できます。また、重さが分散されるので、物干し竿への負担を減らし、生地の伸びを防ぐ効果も期待できます。ベランダなどで干すスペースに余裕がある場合に試してみてください。

できるだけ早く乾かす

カーテンをできるだけ早く乾かすには、脱水後すぐにカーテンレールに戻し、ヒダを整えて干すのが基本です。その上で、室内の空気循環を促すことが重要です。窓を2カ所以上開けて風の通り道を作ったり、換気扇を回したりして湿気を逃がしましょう。

さらに、扇風機やサーキュレーター、エアコンの除湿機能を活用するのも効果的です。首振り機能などで風をカーテン全体に当てることで乾燥時間が短縮され、生乾きの嫌なニオイやカビの発生を防げます。雨の日などは除湿機を併用し、効率よく湿度を下げて乾かしましょう。

扇風機|ホームセンターコーナンの通販サイト

サーキュレーター|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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衣類乾燥機の使用は避ける

早く乾かしたいからといって、カーテンの乾燥に衣類乾燥機を使用するのは原則として避けてください。乾燥機の高温は、ポリエステルなどの化学繊維を縮ませたり、生地の風合いを損なったりする原因になります。また、シワが強く固定されてしまい、アイロンでも取れなくなる可能性があります。特に、遮光カーテンや防音カーテンなど、裏地に特殊なコーティングが施されているものは、コーティングが剥がれて機能が失われる恐れがあるため、絶対に乾燥機に入れないでください。

洗濯できないカーテンのお手入れ方法

カーテンの掃除

洗濯表示で家庭での洗濯が不可となっているカーテンや、取り外すのが難しいカーテンも、お手入れをすることで清潔に保つことができます。普段からの簡単なケアを心がけたり、専門のサービスを利用したりと、カーテンの状態に合わせた方法を選びましょう。

クリーニングサービスの利用

自宅で洗濯できないデリケートな素材のカーテンや、自分でお手入れする時間がない場合は、クリーニングの専門業者に依頼するのが最も確実な方法です。専門家が素材に合った最適な方法で洗浄してくれるため、縮みや型崩れの心配がありません。料金はカーテンのサイズや素材によって異なりますが、プロに任せることで安心してきれいにすることができます。自宅まで引き取りに来てくれるサービスもあるので、探してみるとよいでしょう。

普段からできる簡単なお手入れ

洗濯が難しいカーテンは、日頃からこまめにホコリを落とすだけでも、きれいな状態を長持ちさせることができます。掃除機をかけるついでに、ブラシノズルを使ってカーテンの表面のホコリを吸い取りましょう。上から下に向かってかけるのがポイントです。また、天気の良い日に窓を開けて風を通すだけでも、湿気を飛ばしてカビの発生を防ぐ効果があります。ニオイが気になる場合は、布用の消臭スプレーを少し離れた場所から吹きかけるのもよいでしょう。

まとめ

綺麗なカーテン

カーテンの洗濯は、表示の確認と正しい手順を守ることで、ご自宅でも失敗なく行えます。洗濯前には必ず洗濯表示を確認し、フックを外すなどの準備を丁寧に行いましょう。この記事で紹介した洗い方や干し方のポイントを参考に、大切なカーテンをきれいに保ってください。

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