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お正月準備はいつから?新年を気持ちよく迎えるための準備リスト

お正月準備はいつから?新年を気持ちよく迎えるための準備リスト

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お正月といえば、世の中がお祝いムードとなり明るい雰囲気で包まれる時期です。今年も新しい年を気持ちよく迎えるため、お正月に向けて「準備すること」を把握しておきましょう。

年賀状やお正月飾り、大掃除の準備に加えて、年末年始の食べ物も細かくご紹介していきます。年末にバタバタと焦ってしまわないよう、ぜひ本記事を参考にしながら早めに備えてみてください。

お正月準備はいつから?

お年玉袋

お正月準備は「正月事始め」とも呼ばれており、お正月にあたる1月1日から3日までの「正月三が日」に向けて、一般的に12月13日から始めると良いとされています

具体的にいつから準備を開始すればいいかわからない方は、自分がやるべきことをリスト化して、しっかりとスケジュールを立てることがおすすめです。不安な場合は、12月に入ったころから少しずつ準備を進めて、余裕のある年末年始を迎えるようにしましょう。

Tips
12月13日は「鬼宿日(きしゅくにち)」という吉日で、婚礼以外は何をするにも良い日とされています。鬼宿日は、古代中国の暦である二十八宿の一つ。鬼が自分の宿にこもって出歩かない日とされるため、鬼に邪魔されることなく、物事を進められる縁起の良い日といわれるようになりました。

お正月に向けた準備リスト

お正月道具と筆と紙

「お正月準備」とは、昔から日本に続くしきたりの一つで、新年に向けて「歳神様(年神様)」を迎えるために動くことです。

ここでは、お正月を過ごす際に必要なものや、揃えておくといいものをご紹介します。また、気持ちよく新年を迎えるために、年が変わる前に済ませておくべきこともまとめました。

自分や家族にとって必要な準備を把握するためにも、ぜひ以下を参考に「準備リスト」を作ってみてください。

1.年賀状

新年を迎えた際に、人に挨拶をする手段として「年賀状」があります。平安時代のころより、遠方にいる知人への年始の挨拶を文書で送るようになったことが始まりで、今の時代にも年賀状という形で受け継がれてきました。現在は、住む場所の距離や関係性を問わず、自分が挨拶をしたいと思う相手に楽しみながら送る人が多くなっています。

年賀状には専用のはがきを使用し、新年を祝う言葉や近況報告を簡潔にまとめるのが一般的です。仕事相手や目上の方へ向けて書く場合には、形式にのっとることをおすすめしますが、必ず守らなければならない決まりはありません。そのため、はがきに好きなイラストや写真を入れたり、色やシールを付け足したりと、楽しみながら書くのもおすすめです。

年賀状には、宛先や住所などの必要な情報を正しく記載しましょう。また、ポストに投函する日程にも注意が必要です。元日に届けたい場合は12月15日から25日までの間、三が日の間に届けるには、12月26日から28日ごろまでに投函しましょう。ちなみに、松の内(関東では1月7日、関西では1月15日)までに届けば「年賀状」として扱われますが、それ以降は年賀状ではなく「寒中見舞い」として出すのが適切なため、投函時期には気をつけてください。

Tips
松の内とは歳神様(年神様)が滞在される正月初めから終わりまでの期間のことを指します。

2.大掃除

新しい年を気持ちよく迎えるために、家中の大掃除をおこなうことも「正月準備」の一つです。「今年の汚れは今年のうちに」といわれるように、年が変わる前に一年の汚れを隅々までキレイにすることで、家も心も美しい状態で年を越せます。

年末の大掃除は、正月事始めにあたる12月13日ごろから開始して、28日を目安に終わらせるのが一般的です。期間中であれば、必ずこの日でなければならないといった決まりはないため、都合に合わせて早めにスケジュールを組みましょう。

家中を掃除する場合、一日で済ませることは難しいため、毎日少しずつ範囲を分けて掃除を進めるのがおすすめです。

Tips
年末の大掃除の起源は、平安時代から厄払いとして始まった宮中行事の「すす払い」とされています。12月13日は鬼宿日で縁起が良いことから、各地の神社や仏閣でも、この日にすす払いを行うところが多いようです。

掃除場所をリストアップ

年末の大掃除では、日ごろの掃除では手が行き届かない細かな場所や、頻繁に掃除するのが難しい場所などを、徹底的にキレイにしていきましょう。

家族で手分けをしたり、掃除を数日に分けたりする場合は、事前に「大掃除リスト」を作っておくと便利です。部屋やエリアごとに掃除する箇所を洗い出し、担当者や完了したかどうかを書けるようにリスト化してみてください。掃除箇所を整理することで、掃除に必要なものや、かかる日数なども把握しやすくなります。

 

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ゴミの収集日を確認しておく

年末年始には、ゴミ収集のスケジュールが変更となる可能性があります。大掃除では多くのゴミが出るため、早い段階で12月の収集日を確認しておきましょう。

とくに、掃除と一緒に断捨離を実施する場合は、ゴミ収集日を細かく確認することが重要です。大型の家具や小物、金属類や衣類といった収集の機会が少ないものから優先的に収集日を把握し、ゴミを捨てるタイミングに合わせて掃除のスケジュールを組むのがおすすめです。

3.お正月飾り

お正月には、各家庭の玄関先や街中でさまざまな「お正月飾り」を見かけます。新しい年の始まりを感じさせる鮮やかな飾りですが、実は飾りにはそれぞれ意味や由来があることをご存じでしょうか。

お正月の飾り付けは「すす払い」と同様に、歳神様をもてなすためのしきたりの一つです。クリスマスである12月25日を過ぎたころから準備を始め、大掃除を終えた美しい環境のなかを、好きな飾りで思い思いに彩りましょう。

ただし、飾り付けはできるだけ12月29日と31日を避けて実施してください。29日は「二重苦」、31日は「一夜飾り」といわれ、歳神様をお迎えするのにふさわしくないとされています。

一方で「末広がり」を連想させる8の数字が含まれた12月28日は、縁起の良い日といわれているため、都合が合えばぜひこの日に飾り付けをしてみてください。

お正月飾りには門松、しめ飾り、輪飾り、鏡餅などがあり、11月頃からホームセンターなどで購入することができます。

門松

お正月飾りのなかで、もっとも存在感を放つ「門松」は、歳神様が訪れるための目印になるといわれています。雄松と呼ばれる黒い樹皮に白い葉牡丹の松、雌松と呼ばれる赤い樹皮と葉牡丹のある松を、左右一対(2本)で飾ります。玄関先に飾る場合は、向かって左側に雄松、右側に雌松を設置します。

門松は切り口が斜めになった「そぎ」と呼ばれるタイプが広く知られていますが、切り口をあえて平行にした「寸胴」も縁起が良いとされており、多く出回っている門松の一つです。

最近では、手軽に飾れる小さなサイズのものや、松や竹を使ったフラワーアレンジメントなど、本格的な門松の代わりとなる商品も多く展開されているため、チェックしてみてください。

Tips
門松を左右一対で飾る理由としては陰陽和合(陰と陽の2つが合わさって1つになる)という中国の考え方が由来となっていますが、江戸時代以前は1本だけで飾ることが一般的だったといわれています。1本であっても目印という意味合いは変わらないため、2本飾るスペースがない場合は1本でも問題ありません。

しめ飾り

「しめ飾り」は、神社で見かけるしめ縄をベースに、紙垂や裏白を使って作られた飾りです。悪いものを寄せ付けないように願いが込められており、飾る場所が神聖であることを示して歳神様をお迎えするために飾ります。

門松と一緒に玄関に飾るのが一番縁起が良く、どちらも12月13日〜28日の間に飾りましょう。28日までに飾り付けを済ませておくことで、正月を迎えた際に歳神様が迷わず家に降り立つことができるとされています。

Tips
しめ飾りは地域によって形状や素材が異なり、玉飾り(たまかざり)、大根締め(だいこんじめ)、牛蒡締め(ごぼうじめ)などがあります。

輪飾り

しめ縄を輪にした「玉飾り」を簡略化した「輪飾り」も、正月には欠かせない飾り物の一つです。わらで作られた輪っか状の正月飾りで、玄関のほかにも水周りやコンロの近くに掛けて飾ると縁起が良いとされています

水や火の近くは、家の中で神様がいるとされている場所です。しかし、飾る際には濡れたり燃えたりしないよう、十分に注意して場所を選んでください。

鏡餅

「鏡餅」は、歳神様の依り代(神様の宿る場所)としてお供えする正月飾りです。

三方(三宝・さんぽう)と呼ばれる台に奉書紙(ほうしょがみ)もしくは四方紅(しほうべに)、裏白(うらじろ)、紙垂(しで)、譲り葉(ゆずりは)を敷き、その上に大小の丸い餅を重ねて乗せます。餅に飾るものは地域によって異なりますが、一般的な飾りとしては橙や昆布、串柿などがあります。鏡餅の個数や飾る場所に決まりはないため、神様に訪れてほしい場所を中心に自由に飾りましょう

4.年越し蕎麦

「年越し蕎麦」は、一年を締めくくりとして大晦日に食べる江戸時代から始まった風習です。その由来は諸説ありますが、「その年の悪いものを切り捨てて翌年に持ち越さない」という厄払いの意味や、「蕎麦のように細く長く生きられるように」と健康長寿を願うという意味が込められていると言われています。

年越し蕎麦は年末に食べることに意味があり、新年を迎えたあとに食べるのはあまりふさわしくないといわれています。

蕎麦の種類や食べる時間、タイミングなどはとくに決まりはありません。ぜひ大晦日が楽しくなるような好みの蕎麦を見つけてみてください。

5.おせち

年越し蕎麦で新しい年を迎えたあとは、家族で食卓を囲んで「おせち」を楽しみましょう。おせち料理には、歳神様をお迎えして五穀豊穣や子孫繁栄、家族の健康・安全を祈願する目的があります。

伝統的なおせち料理は四段重が基本ですが、現代では三段重が多くなっています。おせちの一番上の段である「一の重」には数の子や黒豆などの「祝い肴」と、かまぼこや栗きんとんなどの「口取り」、「二の重」には海老や鯛といった海の幸の焼き物と、紅白なますなどの酢の物、「三の重」にはれんこんや里芋といった山の幸の煮物を詰めるのが一般的ですが、地域によって詰め方や食材は異なります。

おせち料理は幅広く、すべてを作ろうとすると非常に大変な作業となるため、数日に分けて作ったり品数を厳選したりと、各家庭に合う作り方で楽しんでみてください。

Tips
おせち料理を重箱やお皿に盛り付ける際は、3・5・7といった奇数の品数になるようにしましょう。日本において奇数は「吉数」と呼ばれ、縁起が良い数字とされてきました。

お正月準備で新年を気持ちよく迎えよう!

門松の画像

今年一年のことを振り返りながら、新しい年に向けて掃除をしたり準備をしたりする時間は、心身を整える良い機会です。一人で黙々と自分自身に向き合うもよし、家族と一緒に来年の抱負や予定を語り合うもよし、この機会に「お正月準備」の時間を有意義に過ごしてみてはいかがでしょうか。

本記事を参考にしながら早めに計画を立てることで、ぜひ余裕のある年越しを迎えましょう。

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