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花粉が家の中に?取り除く方法と家の中に入れないための対策11選

花粉が家の中に?取り除く方法と家の中に入れないための対策11選

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鼻水やくしゃみ、目のかゆみといったわずらわしい症状を引き起こす花粉症。屋外には多くの花粉が浮遊しているため、外出時には症状をより強く引き起こします。しかし、帰宅後に家の中で花粉の存在を感じる場合もあるのではないでしょうか。

本記事では、家の中に入り込んだ花粉を取り除く方法や、家の中に入れないための対策をご紹介します。花粉は非常に細かく、容易に家の中に入り込みます。花粉の量が多いシーズンには、普段の生活を見直して花粉が入り込みにくい環境や習慣づくりを心がけましょう。

花粉はどこから家の中に入ってくる?

花粉を多ばす植物の実写

日本では、さまざまな植物の花粉が大量に飛散し、重い花粉症を引き起こしています。家の中でも目鼻がむずがゆいと感じるときは、外から花粉を持ち込んでいるかもしれません。花粉の主な侵入経路は、玄関・網戸・窓のサッシや、衣類・洗濯物などです。

玄関は外と面する部分が大きく、家族が多い場合はよく開閉されるため、花粉がとくに入り込みやすい場所といわれています。また、窓を開けるときにも注意が必要。窓の外から入り込んでくる花粉のほか、サッシや網戸の汚れに花粉が含まれている場合もあります。

花粉は砂埃や泥などと合わさり、汚れとして蓄積されます。普段はあまり目につかない場所ですが、窓のサッシや網戸に汚れがたまっているときは、風で舞う前に素早く掃除しましょう。

さらに、換気口が設備されている家では、外気と一緒に花粉が取り込まれることも少なくありません。換気口に花粉がたまっていると家中に撒き散らしてしまうため、数カ月に一度のタイミングで掃除するのがおすすめです。

くしゃみの回数が増えたり、家の中の方が症状が重いと感じたりする場合は、玄関・網戸・窓のサッシの汚れを落としてみましょう。また、衣類や洗濯物はできるだけ外で払うように習慣づけると、家に侵入する花粉の量を減らせます

家の中の花粉を取り除く方法6選

フローリングを水拭きで磨いている

花粉の侵入経路の対策をおこなっても、家の中に蓄積される花粉をすべてなくすことはできません。家の中の花粉対策には、ポイントを押さえた掃除が有効です。

本章でご紹介する方法を参考に、ぜひ対策してみてください。

水拭きをしてから掃除機をかける

花粉掃除の大切なポイントは、舞い上がらないように掃除することです。細かい花粉は掃除機を使っても取り残しやすく、風で部屋中に撒き散らす場合もあります。

花粉の時期は、水拭きしてから掃除機をかけるようにしましょう。粒子が細かい花粉は、水拭きでほとんど取り除けます。体勢に負担をかけないように掃除したい方は、水気が多いモップシートを使うのもおすすめです。

電化製品を拭く

電化製品にも花粉が付着しています。電化製品は静電気が発生しやすく、花粉やホコリがより強力に吸着します。電化製品の掃除は見落としがちですが、ホコリがたまりやすい箇所のため、定期的な掃除を心がけましょう。

ただし、電化製品は水に弱いため水拭きするのは控えてください。ホコリや細かい砂埃をキャッチしやすいモップか、電化製品用のウェットシートを使って掃除します。

ファブリック製品は粘着クリーナーでこまめに掃除

カーテンやソファ、カーペットなどのファブリック製品は、粘着クリーナーを使って掃除するのがおすすめです。

繊維に花粉が絡まるため、除去する際には工夫が必要。カーペットやソファだけではなく、ラグやマットなど、人が歩いたり座ったりするファブリック製品は、繊維の奥まで花粉が入り込んでしまいます。丸洗いできるものは定期的に洗濯して、できないものは粘着テープでこまめに掃除しましょう。

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加湿器を設置する

蓄積された花粉が舞い上がるのを防ぐには、加湿器が有効です。花粉は水分を含むと重くなって地面に落ちます

部屋全体を加湿しておくと花粉が舞い上がりにくくなり、鼻や口から吸い込む花粉の量を減らせる可能性があります。床に花粉がたまっていくため、水拭きと掃除機を併用し、定期的に花粉を除去しましょう。

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空気清浄機を設置する

空気清浄機も花粉を除去するのに役立ちます。より多くの花粉を除去できるのは、高性能フィルターが付いている空気清浄機です。

空気清浄機のフィルターは種類によって目の細かさが異なります。ペットの毛や繊維などを取り除けるフィルター、花粉やPM2.5など0.3μmの粒子もキャッチできるフィルターなどがあり、花粉を取り除くには目の細かいフィルターが必要です。

花粉を除去できると謳っている空気清浄機を選ぶか、すでに空気清浄機がある場合は目の細かいフィルターに交換してみましょう。

空気清浄機は普段生活するリビングや寝室のほか、玄関に設置するのもおすすめです。玄関は花粉の主な侵入経路のひとつ。玄関で花粉の量を減らしておくと、部屋に持ち込む花粉を減らせます。

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換気扇のフィルターをこまめに掃除する

換気扇も花粉が入り込む原因のひとつです。換気扇はフィルターによって、花粉や砂埃などの外から入ってくる異物をキャッチしています。

フィルターに汚れがたまると性能が落ちるため、定期的に掃除する必要があります。掃除の頻度は2カ月に1回程度がおすすめ。ホコリを吸い取ったあと、雑巾で水拭きして汚れを落とします。

また、フィルターの性能を保つため、1年ごとに交換しましょう。フィルターがない換気扇は、市販のフィルターを使って花粉を防いでください。

家の中に花粉を入れない対策5選

花粉のついた網戸とガラス戸

ここまで、家の中に入り込んだ花粉を除去する方法をご紹介しましたが、花粉を100%取り除くことは困難です。屋内の花粉対策には、あらかじめ家の中に花粉を入れない対策が重要。屋内でも花粉症の症状に悩まされている場合は、花粉シーズンの生活を見直してみましょう。

スギ花粉やヒノキ花粉などは、2〜5月下旬が飛散のピークといわれています。花粉量のピークは植物によって異なるため、花粉症の原因となる植物を調べて、適切な時期に対策を打つことが大切です。

帰宅時に玄関で花粉を除去する

洋服や髪の毛など、静電気が発生しやすい箇所には多くの花粉が付着しています。外出から帰宅したあと、花粉を落とさずに部屋の中に入ると、付着した花粉が落ちて部屋中を浮遊します。

帰宅したら、まずは玄関の外で花粉を払ってから家の中に入るようにしましょう。花粉は上から下に落ちるため、頭・体・足の順で上から下に払います

手で払い落とすだけである程度の花粉は取り除けますが、静電気によって落としきれない箇所があります。仕上げに衣類用の粘着ローラーを使えば、さらに徹底して花粉を除去することが可能です。また、衣服だけではなく帽子やメガネ、マフラー、バッグなど小物の花粉も落とし忘れないようにしましょう。

部屋に持ち込まれた花粉は、比較的湿度の高い室内では湿気を吸って床に落ちます。蓄積された花粉が舞い上がって、花粉症の症状を引き起こさないようにすることが大切です。

洗濯物を室内干しする

洗濯物を室内に干すことも、花粉を家の中に入れないための対策の一つです。花粉の量が多い日や時間帯を見極めて、室内干しにしましょう。

花粉の飛散量が増えるのは気温が高く、湿度が低い日です。気温が高くなると植物から舞う花粉の量が増え、乾いた空気の中を漂います。風が強い日は花粉が遠くからやってくるため、特に注意が必要です。また、花粉が飛散しやすい時間帯は、植物によって異なります。スギ花粉の場合は12〜17時ごろです。

室内干しは風通しの良いランドリールームや浴室がおすすめ。住宅環境によって室内干しできる場所がない場合は、できるだけ風通しの良い場所に干しましょう。乾燥が気になる時期には、室内干しで部屋の湿度を保てるメリットもあります。

換気は花粉が少ない時間帯に

換気は花粉が少ない時間帯におこないましょう。地域や天候によりますが、1日の中で空気中に漂う花粉の量が特に多いのは、「午前中から昼過ぎ」と「夕方~日没後」といわれています。したがって、換気は早朝や深夜におこなうといいでしょう。

なお、雨が降った次の日は、地面に積もった花粉が舞い上がりやすいため、時間帯に関係なく注意が必要です。

外出時は静電気防止スプレーを使う

衣類に付着する花粉を減らすには、静電気防止スプレーを活用する方法も有効です。花粉は静電気によって衣類に付着しやすくなります。また、花粉も電気を帯びているため、花粉の量が多い分摩擦が増え、静電気が発生しやすくなるともいわれています。

そんな厄介な静電気の発生を抑えられるアイテムが、静電気防止スプレーです。衣類全体に振りかけてもいいですが、袖口やバッグがあたる部分など、生地同士が擦れる場所には念入りにスプレーするのがおすすめです。

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帯電しにくい服の素材を選ぶ

帯電とは、電気のプラスとマイナスのバランスが崩れ、静電気を帯びている状態です。静電気はプラスに偏ったものと、マイナスに偏ったものに分けられます。

また、衣服の繊維もプラスに帯電しやすいものと、マイナスに帯電しやすいものがあります。プラスに帯電しやすいのはナイロン、ウール、レーヨンなど。マイナスに帯電しやすいのはアクリル、ポリエステル、アセテートなどです。

ただし、どちらにも帯電しにくい麻や綿、絹といった繊維もあります。衣類のなかでも、綿や麻など自然由来の繊維は静電気が発生しにくい点が特徴です。静電気防止スプレーを活用するほか、衣類の繊維も気にかけると、さらに花粉の付着量を減らせます。

Tips
市販の衣類洗剤の中には、静電気を防止して花粉を付きにくくするものもあります。静電気防止スプレーと併用して使うとより効果的でしょう。

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家の中こそ花粉対策を万全に!

ソファとローテーブルが置いてある部屋の中

日本では戦後、経済復興と緑化政策のために植えられたスギによって、花粉量が多い傾向があります。花粉症を発症する人数も増えており、薬だけでは完全に対処できないという方も多く存在します。

毎年やってくる花粉シーズンを乗り越えるには、家の中に花粉を持ち込まないことが大切です。屋外と違って家の中に入り込んだ花粉はホコリと一緒に蓄積されやすく、ふとした瞬間に舞い上がって花粉症を悪化させる危険性があります。家の中でも花粉症の症状が止まらないという方は、定期的な掃除で花粉を除去するほか、花粉を外から持ち込まない工夫も心がけてみてください。

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