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【初心者向け】人工芝の貼り方|DIYで施工する手順と失敗しないためのポイントを解説

【初心者向け】人工芝の貼り方|DIYで施工する手順と失敗しないためのポイントを解説

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人工芝は見た目が美しいだけではなく、メンテナンスも比較的容易であるため、庭づくりに最適です。

しかし、「人工芝って自分で施工できるの?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、初心者でも安心して人工芝を貼れる方法と、施工時に注意すべきポイントを詳しく解説します。

正しい手順と注意点をしっかりとおさえて、人工芝を使った理想の庭づくりを成功させましょう。

人工芝の施工は初心者でもできる?


自宅の庭やバルコニーを改善したいのであれば、検討したい方法が人工芝の施工です。

なぜなら、人工芝はメンテナンスが容易で、一年中美しい見た目を保てるからです。

一見難しそうな人工芝の施工ですが、必要な道具の用意と正しい手順をおさえれば、初心者でも十分可能です。

人工芝の施工に失敗しないためにも、DIYに関する知識と具体的な手順、注意点を把握しましょう。

本記事を読めば、初心者でも人工芝を美しく敷くことができます。

人工芝のDIYに必要なもの一覧


人工芝をきれいに敷くためには、まず道具を揃える必要があります。

人工芝のDIYに必要となる主な道具は以下のとおりです。ほとんどの道具は、ホームセンターやDIY用品店で簡単に手に入ります。

道具 詳細
人工芝 ジョイント式のマットタイプとロールタイプがあります。狭い場所や水はけの悪い場所はマットタイプ、庭や屋上などの広い場所にはロールタイプがよいでしょう。
防草シート 雑草などが生えないよう、メンテナンスを容易にするためのものです。日光を遮断して雑草の成長を抑えます。貼り替えには手間がかかるため、遮光率が高く耐用年数の長いものを選ぶのがおすすめです。防草シートと一体型の人工芝を使用する場合は、敷かなくても大丈夫です。
シャベル・スコップ 人工芝を貼る前に石や雑草を取り除いたり、土を平らにしたりする際に必要となります。大きなシャベルと小さなスコップがあると作業が効率的です。
ハンマー 押さえピンを地面に打ち込む際に使用します。
押さえピン(U字釘) U字型のピンで、人工芝を地面に固定する際に使用します。
カッターナイフ 人工芝や防草シートをカットする際に使用します。
はさみ 散水栓の場所や壁際など、人工芝を細かい形に合わせて切りたい時に役立ちます。
定規 人工芝や防草シートをまっすぐカットする際に活用できます。水平器付きのものがあるとベストです。
バケツ 石を撤去する際の持ち運びに使います。広い敷地を施行する際は、一輪車があるとより効率的です。

【初心者向け】人工芝の貼り方


人工芝をDIYで施行する際にもっとも重要なポイントが、人工芝本体の貼り方です。

人工芝の貼り方が適切でないと、美観が損なわれるだけではなく、長期的な耐久性や安定性に影響するおそれがあるからです。

間違った手順で設置してしまうと、水はけが悪くなったり、表面が凸凹になってしまったりと、思わぬトラブルを招くこともあります。

以下でご紹介する手順をしっかりと理解し、丁寧に人工芝を貼っていきましょう。

1.雑草や石を取り除く


人工芝を貼る前に、シャベルを使用して地面から雑草や石を取り除いていきましょう。

大きなシャベルで、庭全体に生えている雑草の根ごと地面を切ってしまいましょう。
小さなスコップがあると、コンクリートなどの際にある小石や草を取り除くときに役立ちます。

雑草の根や石が残っていると、雑草が生えてきたり、人工芝が凸凹になる可能性があるため、この作業をしっかりとおこなっておくことで、芝全体がきれいに整います。

2.土を平らにする


雑草や石を取り除いたら、地面の整地をおこないます。

地面が不均一だと、人工芝がうまく敷き詰められず凸凹になったり、芝の下に空洞ができたりして、見た目が悪くなってしまいます。

人工芝がうまく貼れていなければ、歩くたびに不快感を覚えるでしょう。人工芝を貼り直すにしても、大変な労力がかかってしまいます。

そうならないためにも、大きなシャベルの背でしっかりと地面を叩いて土を平らにしていきましょう。

排水口の周りは、排水口の高さピッタリに土を入れないと水が流れなくなるため注意してください。

Tips
整地の後、川砂と水で固まる土を2:1の割合で混ぜたものを敷き詰めると、下地の強度と水はけをさらに向上させることができます。川砂だけでは下地として安定しないため、水で固まる土を混ぜるのがポイントです。

3.防草シートを敷き詰める


下地ができたら、次は雑草が生えてこないように防草シートを庭全体に敷き詰める作業です。

用意する防草シートの種類は、水はけがよく破れにくい素材で、雑草抑制効果が期待できるものを選びましょう。

低コストで庭の雑草を抑制できるほか、使用する人工芝と耐用年数が同じものを購入すれば、同じタイミングで貼り替えることができ、メンテナンスの手間を軽減できます。

防草シートはハサミやカッターナイフで簡単に切れます。地形に合わせてシートをカットし、防草シートの結合部分がずれないようにテープで止めておくとよいでしょう。

防草シートと一体型の人工芝を使用する場合、別途防草シートを敷く必要はありません。

4.人工芝を仮敷きする


いよいよ、人工芝を貼っていく作業です。

防草シートのときと同じ要領で、地形に合わせて人工芝をカットしていきましょう。

なお、敷き詰めたあとで最後に長さを調整するため、この時点では少し余裕を持たせてカットしてください。

5.不要な部分を少しずつカットする


人工芝を庭の形に合わせ、地面が見えないように不要な部分をハサミやカッターナイフで隙間なくカットしていきましょう。
曲線などの複雑な箇所は、あらかじめダンボールで型紙を作ってから切るなどの工夫が必要です。
直線部分はあらかじめマジックなどで裏面のカットする部分に印をつけて、定規で押さえながら丁寧にカットしましょう。

Tips
カッターナイフは100円ショップのものでも問題ありませんが、ナイフの刃の切れ味が少しでも悪くなったら交換してください。
ナイフの切れ味が悪くなると、余計な力が入り手を切ってしまったり、切れ端が不揃いで見た目が悪くなるおそれがあります。

6.押さえピンで固定して完成


最後に、切り取った人工芝がずれないように押さえピンU字釘とハンマーで端を固定します。
とくに、人が頻繁に通る場所は、人工芝がめくれてしまわないように、適切な間隔で釘を打っていきましょう。

なお、押さえピンは15センチほどの長さがあるため、水道メーターの近くなどで作業をする際は、水道管に接触しないように注意してください。

ペンチなどで先端を切って、長さを調節しても構いません。

初めての人工芝DIYで失敗しないためのポイント


ここからは、初めての人工芝DIYで施工に失敗しないためのポイントをおさえておきましょう。

これらのポイントを意識することで、きれいな庭づくりの実現につながります。

下地の整地を疎かにしない

人工芝を貼る前の下地の整地は非常に重要です。整地を疎かにすると、人工芝が凸凹になり、見た目が悪くなってしまいます。

シャベルを使った整地の方法を紹介しましたが、範囲が広い場合は、トンボという野球場などでよく目にするT字型の整地用具を使うと効率的です。
また、下地が平らになっていることを確認するときは散水ホースで水をまいてみましょう。
へこんでいる部分があると水たまりができるので、整地の目安になります。

芝目の向きを揃える

人工芝は斜めに傾いているため、芝目の向きを揃えないと見た目が不揃いになってしまい、美観を保つことができません。

仮置きの際は、人がよく目にする方向に葉先を向けるように意識しましょう。

芝目を同じ方向にして葉の流れを揃えることで、自然な仕上がりとなり、よりリアルで美しい色合いを楽しめます。

庭の施工ではナイロン製の人工芝は避ける

人工芝には主に3種類の材質があります。

• ナイロン製
• ポリプロピレン製
• ポリエチレン製

ナイロン製の人工芝は安価で肌触りがよく、柔らかくて下地にフィットするため、一昔前はパターゴルフ場などで使用されていました。

しかし、耐久性が低いため壊れやすく、カビが生えてしまうこともあります。

ポリプロピレン製は耐久性が高く、肌触りも硬いため、サッカー場やテニスコートなどで使用されている人工芝です。ただし、他の製品よりも高価な点がデメリットです。

ポリエチレン製はナイロン製よりも硬く耐久性があり、ポリプロピレンよりも安価でバランスがよいため、一般家庭向けの人工芝として人気があります。

人工芝選びに迷ったら、ポリプロピレン製かポリエチレン製を選ぶとよいでしょう。

人工芝に関するよくある質問


続いて、人工芝に関するよくある質問を紹介します。

長く使い続ける商品だからこそ、失敗しないように疑問や不安を解消しておきましょう。

人工芝のメリット・デメリットは?

人工芝はよいところばかりではありません。メリットとデメリットを正しく理解することで、設置したあとに「想像していたものと違っていた」というギャップを減らせます。

ここでは、天然芝と比較した場合のメリット・デメリットを簡潔に説明します。

人工芝のメリット

・一年中美しい緑を楽しめる
・メンテナンスが容易で耐久性が高い
・土がない場所でも敷くことができる

人工芝のデメリット

・天然芝よりは見た目がやや劣る
・導入コストがかかる(ただし、維持費用は天然芝より安価)

天然芝のメリット

・自然の美しさと感触が得られる
・廃棄するときの環境への影響を気にしなくてよい
・人工芝よりも安価

天然芝のデメリット

・花粉症を引き起こすおそれがある
・刈り込み、水やり、害虫駆除などのメンテナンスが大変
・耐久性が低い

コンクリートの上にも人工芝は貼れる?

コンクリートの上にも人工芝を貼ることは可能です。

ただし、コンクリート上に貼る場合は、下地の処理方法が異なります。具体的には、以下の点に注意して施工してください。

• 人工芝用の両面テープか接着剤を使う
• 水はけのよい人工芝を選ぶ
• 抗菌仕様使用の人工芝を選ぶ

コンクリートの上からは押さえピンU字釘が打てないため、人工芝用の両面テープか、接着剤を使う必要があります。

なお、テープや接着剤は強力で、剥がすときにコンクリートを傷つけたり、汚したりしてしまうおそれがあります。心配な方は、両面テープを片面だけ使って人工芝の裏面を結合し、貼らずにそのまま敷くとよいでしょう。

ただし、コンクリートの上に敷いただけの形になると人工芝がずれやすくなるほか、結合部分が外れる可能性もあるため、貼り方には十分気をつけなければなりません。
人工芝が風であおられないように、重石や植木などで固定するのがおすすめです。

また、コンクリートは水はけが悪いため、人工芝はカビが生えにくい抗菌性のものを選びましょう。

人工芝は砂利の上に敷いてOK?

砂利の上に人工芝を敷くことはおすすめできません。

砂利の上に人工芝を敷くと、砂利が人工芝を傷つけるリスクがあるためです。

もし砂利の場所に人工芝を貼るのであれば、一度砂利を撤去して、下地を作る貼り方にしましょう。

人工芝の手入れ方法は?

人工芝は天然芝と比べて手入れが簡単な点が大きなメリットです。

基本的には、掃除機やホウキで定期的に清掃をおこなうだけで問題ありません。

しかし、積雪時や強い日差しの中では、芝の劣化を避けるためのケアが必要となることもあります。

人工芝で庭をおしゃれにリフォームしよう!


本記事では、初心者でも挑戦できる人工芝の施工方法や、施工時の注意点について解説しました。

人工芝は手入れが簡単でありながら、美しい状態を長く保てるため、庭のリフォームにおすすめです。

ぜひ、この記事を参考にして、自分だけの素敵な庭づくりを楽しんでください。

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