コーナンTips DIY 重曹での掃除方法!基本的な使い方から場所別の活用術まで解説 重曹での掃除方法!基本的な使い方から場所別の活用術まで解説 DIY クリップボードにコピーしました 重曹での掃除方法!基本的な使い方から場所別の活用術まで解説 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 毎日過ごすお家は、いつも清潔に保ちたいものです。しかし、小さなお子様やペットがいるご家庭では、強力な化学洗剤を使うことに抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。そんな時に活躍するのが「重曹」です。重曹は、料理にも使われるほど安全性が高いながらも、家中のさまざまな汚れをきれいにしてくれます。この記事では、重曹を使った基本的な掃除方法から、場所別の具体的な活用術、使用上の注意点まで、分かりやすく解説します。環境にも優しく、手軽に始められる重曹掃除で、快適な暮らしを実現しましょう。 目次 重曹が掃除に役立つ理由とは?酸性の汚れを中和して落とす研磨効果で焦げ付きを削り取る気になる臭いを消す消臭効果重曹の基本的な使い方重曹水:スプレーで手軽に使う重曹ペースト:頑固な汚れに塗る粉末:クレンザーとして磨く場所別!重曹を使った掃除方法キッチンの油汚れや焦げ付きを掃除お風呂の皮脂汚れや湯垢を掃除トイレの黒ずみや臭いを掃除リビングや部屋の汚れ・臭いを掃除重曹で掃除する際の注意点肌荒れを防ぐためゴム手袋を着用重曹が使えない素材を確認する食用と掃除用の違いを理解する重曹水やペーストは作り置きしない重曹とクエン酸の使い分けアルカリ性の汚れにはクエン酸酸性の汚れには重曹まとめ 重曹が掃除に役立つ理由とは? 重曹がなぜ掃除に効果的なのか、不思議に思う方もいるかもしれません。その秘密は、重曹が持つ3つの大きな力にあります。重曹は「炭酸水素ナトリウム」という物質で、弱アルカリ性の性質を持っています。この性質が、家庭内のさまざまな汚れに対して効果を発揮するのです。それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。 酸性の汚れを中和して落とす キッチン周りの油汚れや、リビングの手垢、お風呂の皮脂汚れなど、家庭で気になる汚れの多くは「酸性」の性質を持っています。重曹は弱アルカリ性なので、これらの酸性の汚れと混ざると中和反応が起こり、汚れを分解して落としやすくしてくれます。洗剤を使わずに油汚れがすっきりするのは、この化学的な働きのおかげです。 研磨効果で焦げ付きを削り取る 重曹の粉は、水に溶けにくい細かな結晶でできています。この粒子が、クレンザーのような研磨剤の役割を果たします。鍋にこびりついた頑固な焦げ付きや、湯呑みの茶渋などに重曹の粉を直接振りかけてこすると、素材を傷つけにくい優しい力で汚れを削り取ってくれます。市販のクレンザーよりも粒子が柔らかいため、デリケートな素材にも使いやすいのが特徴です。 気になる臭いを消す消臭効果 重曹には、嫌な臭いの元を中和・分解する消臭効果もあります。特に、生ゴミの腐敗臭や靴箱のこもった臭いなど、酸性の性質を持つ臭いに対して高い効果を発揮します。使い方はとても簡単で、臭いが気になる場所に粉末のまま置いたり、振りかけたりするだけです。冷蔵庫やゴミ箱の消臭剤としても活用でき、快適な空間づくりに役立ちます。 ▶重曹|ホームセンターコーナンの通販サイト 重曹の基本的な使い方 重曹は、汚れの種類や場所に合わせて使い方を変えることで、さらに効果を発揮します。基本的な使い方は「重曹水」「重曹ペースト」「粉末」の3つです。それぞれの作り方と特徴を覚えれば、家中の掃除に幅広く対応できるようになります。日々の手軽な掃除から、手ごわい汚れの集中ケアまで、状況に応じて使い分けてみましょう。 使い方 作り方 適した場所 特徴 重曹水 ぬるま湯100mlに対し重曹小さじ1杯を溶かす コンロ周り、壁、床 スプレーで手軽に広範囲の汚れに対応できる 重曹ペースト 重曹と水を2:1の割合で混ぜる 五徳の焦げ付き、排水溝 汚れに密着し、頑固な汚れを分解する 粉末 そのまま振りかける 鍋の焦げ、カーペットの消臭 研磨剤や消臭剤として直接作用する 重曹水:スプレーで手軽に使う 毎日のちょっとした掃除に便利なのが、重曹水スプレーです。作り方は、スプレーボトルにぬるま湯100mlと重曹小さじ1杯を入れ、よく振って溶かすだけです。キッチンのコンロ周りの軽い油汚れや、食卓の食べこぼし、壁の手垢など、気になった時にシュッと吹きかけて拭き取るだけで手軽にきれいにできます。ただし、重曹水は日持ちしないため、その都度使い切れる量を作るようにしましょう。 重曹ペースト:頑固な汚れに塗る 時間が経ってこびりついた頑固な汚れには、重曹ペーストが効果的です。重曹と水を2:1程度の割合で混ぜ合わせ、ペースト状にします。水の量を少しずつ調整して、汚れに塗りやすい硬さにしましょう。コンロの五徳の焦げ付きや、排水溝のぬめりなど、汚れが気になる部分に直接塗りつけ、しばらく放置してからスポンジなどでこすり落とします。汚れにしっかりと密着するため、有効成分が浸透しやすくなります。 粉末:クレンザーとして磨く 重曹の研磨効果を最大限に活かすなら、粉末のまま使うのがおすすめです。鍋やフライパンの焦げ付き、シンクのくすみ、湯呑みの茶渋などに直接重曹の粉を振りかけ、湿らせたスポンジで優しくこすります。粒子が細かく柔らかいため、素材を傷つける心配が少ないのが嬉しいポイントです。また、カーペットに振りかけてしばらく置き、掃除機で吸い取れば、染み付いた臭いを取り除くこともできます。 場所別!重曹を使った掃除方法 重曹の基本的な使い方をマスターしたら、次はお家の中のさまざまな場所で実践してみましょう。キッチンからお風呂、トイレ、リビングまで、重曹はあらゆる場所で活躍します。場所ごとに溜まりやすい汚れの種類は異なるため、それぞれの特性に合わせた掃除方法を知っておくことが大切です。ここでは、場所別の具体的な重曹活用術をご紹介します。 場所 主な汚れ おすすめの使い方 掃除のポイント キッチン 油汚れ、焦げ付き 重曹水、重曹ペースト 五徳の焦げにはペーストを塗り、しばらくパックしてからこすると落ちやすい お風呂 皮脂汚れ、湯垢のぬめり 重曹水、粉末 排水溝のぬめりには粉末を振りかけ、お湯を流して除去 トイレ 黒ずみ、臭い 重曹ペースト、粉末 便器の黒ずみはペーストで磨き、粉末を置いて消臭効果を持続 リビング 手垢、臭い 重曹水、粉末 カーペットの消臭には粉末を撒いて数時間置き、掃除機で吸い取る キッチンの油汚れや焦げ付きを掃除 油汚れがちなキッチンは、重曹の得意分野です。日常的なコンロ周りや壁の油はねには、重曹水スプレーを吹きかけて拭き取るだけで十分です。頑固な焦げ付きがある五徳や鍋には、重曹ペーストを塗り、キッチンペーパーで覆ってしばらくパックしてから磨くと、汚れが緩んで落としやすくなります。シンクのぬめりや臭いには、重曹の粉末を振りかけてからスポンジでこすり洗いしましょう 関連記事 土鍋の焦げの落とし方は?重曹やお酢を使ったやり方と注意点、予防方法を紹介 | コーナンTips お風呂の皮脂汚れや湯垢を掃除 お風呂の床や壁、浴槽につくぬめりの原因は、酸性の皮脂汚れです。浴槽の掃除には、残り湯に重曹を1カップほど入れて溶かし、一晩つけ置きする方法がおすすめです。風呂釜や洗面器などの小物も一緒に入れておくと、まとめてきれいにできます。排水溝のぬめりや臭いには、重曹の粉末を振りかけた後、クエン酸水を流すと発泡して汚れを浮かせます。 関連記事 お風呂掃除のやり方|洗剤の選び方から基本の手順まで徹底解説|コーナンTips トイレの黒ずみや臭いを掃除 トイレの便器内にできてしまった黒ずみには、重曹ペーストが役立ちます。気になる部分にペーストを塗り、少し時間をおいてからトイレブラシでこすってみてください。また、トイレ全体のアンモニア臭が気になる場合は、重曹を小さな容器に入れて置いておくだけで消臭効果が期待できます。見た目も可愛らしい小瓶などに入れれば、インテリアの邪魔になりません。 関連記事 トイレ掃除の基本のやり方|場所別の掃除頻度ときれいに保つコツ | コーナンTips リビングや部屋の汚れ・臭いを掃除 リビングは、人が集まる場所だからこそ清潔に保ちたい空間です。壁やドアノブについた手垢は、重曹水を染み込ませた布で拭き取るときれいになります。布製のソファやカーペットに染み付いた汗などの臭いには、重曹の粉末を全体に薄く振りかけ、数時間放置した後に掃除機で丁寧に吸い取りましょう。ゴミ箱の底に重曹を振りかけておくのも、嫌な臭いを防ぐのに効果的です。 重曹で掃除する際の注意点 手軽で安全なイメージのある重曹ですが、使用する際にはいくつか注意すべき点があります。間違った使い方をすると、素材を傷めてしまったり、肌荒れの原因になったりすることもあります。重曹の特性を正しく理解し、安全に掃除に取り入れるためのポイントを確認しておきましょう。少しの知識で、失敗を防ぎ、重曹掃除の効果を最大限に引き出すことができます。 肌荒れを防ぐためゴム手袋を着用 重曹は弱アルカリ性で、油汚れと同じように皮脂も分解してしまいます。そのため、素手で長時間触れていると、肌の油分が奪われて乾燥し、肌荒れを引き起こす可能性があります。特に肌が弱い方は注意が必要です。重曹を使って掃除をする際は、必ずゴム手袋を着用し、直接肌に触れないように心がけましょう。 ▶ゴム手袋|ホームセンターコーナンの通販サイト 重曹が使えない素材を確認する 万能に見える重曹ですが、アルカリ性に弱い一部の素材には使用できません。例えば、アルミや銅製品は黒く変色してしまう恐れがあります。また、畳や無垢材などの天然素材は、シミや変色の原因となるため使用を避けましょう。その他、漆器や大理石、コーティング加工されたフローリングなども傷める可能性があるため、使用前に必ず掃除する場所の素材を確認することが大切です。 食用と掃除用の違いを理解する お店では「食用」と「掃除用(工業用)」の重曹が販売されていますが、主な違いは純度です。食用のものは食品衛生法に基づいて製造されているため純度が高く、掃除用のものはそれ以外の不純物が含まれている場合があります。掃除に食用のものを使っても問題ありませんが、価格が高めです。逆に、掃除用のものを口に入れるのは危険なので絶対にやめましょう。コストを考えても、掃除には安価な掃除用や工業用の重曹を選ぶのが合理的です。 重曹水やペーストは作り置きしない 手軽に使える重曹水や重曹ペーストですが、作り置きには向きません。水に溶かした状態の重曹は、時間と共に少しずつ化学変化を起こし、洗浄効果のあるアルカリ性が弱まってしまいます。効果が最大限に発揮されるのは作りたての時なので、少し面倒でも、掃除をする都度、必要な分だけ作るようにしましょう。これにより、常に高い洗浄効果を得ることができます。 重曹とクエン酸の使い分け ナチュラルクリーニングの代表格として、重曹と共によく名前が挙がるのが「クエン酸」です。どちらも安全で環境に優しい洗浄剤ですが、それぞれ得意な汚れの種類が異なります。重曹は「アルカリ性」、クエン酸は「酸性」という正反対の性質を持っています。この性質の違いを理解し、汚れの種類に応じて使い分けることで、掃除の効率が格段にアップします。 アルカリ性の汚れにはクエン酸 クエン酸は酸性の性質を持つため、アルカリ性の汚れを中和して落とすのが得意です。お風呂の鏡や蛇口に白くこびりつく水垢、シンクの石鹸カス、トイレの黄ばみやアンモニア臭などがアルカリ性の汚れの代表です。これらの汚れには、クエン酸を水に溶かしたクエン酸水スプレーが効果を発揮します。重曹では落ちにくいと感じた白いカリカリした汚れは、クエン酸を試してみてください。 酸性の汚れには重曹 これまで解説してきた通り、重曹は弱アルカリ性なので、酸性の汚れに強い洗浄剤です。キッチンの油汚れや鍋の焦げ付き、リビングの手垢、お風呂の皮脂汚れなどが対象です。汚れの種類がどちらか分からない場合は、まず重曹で試してみて、効果がなければクエン酸を使ってみるという方法も良いでしょう。この二つを上手に使い分けることが、ナチュラルクリーニング上級者への第一歩です。 まとめ 重曹は、油汚れから焦げ付き、気になる臭いまで、家中のさまざまな悩みを解決してくれる優れたアイテムです。基本的な使い方をマスターし、場所や汚れに応じて活用することで、洗剤に頼らなくても快適な住環境を保つことができます。安全で手軽な重曹掃除を、ぜひ今日から始めてみてください。 重曹|ホームセンターコーナンの通販サイト
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