コーナンTips DIY カーテンの測り方で失敗しない!初心者でも分かる採寸手順を解説 カーテンの測り方で失敗しない!初心者でも分かる採寸手順を解説 DIY クリップボードにコピーしました カーテンの測り方で失敗しない!初心者でも分かる採寸手順を解説 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 新しいカーテンでお部屋の雰囲気を変えたい、そう思ったときに最初のハードルとなるのが「採寸」です。なんとなくで選んでしまうと、「丈が足りなくて光が漏れる」「幅が広すぎて不格好」といった失敗につながりかねません。 しかし、正しい測り方のポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に窓にぴったりのサイズを見つけられます。この記事では、カーテンの測り方で失敗しないための、基本の手順を分かりやすく解説します。 目次 カーテンを測る前に準備するものは?採寸の必需品!メジャーの選び方踏み台・脚立メモ帳と電卓カーテン採寸の基本!測る場所は窓枠ではない必ずカーテンレールを基準に測る古いカーテンを直接測るのは避けるカーテンの横幅を測る手順カーテンレールの幅を測る計算した幅にゆとり分を足す開き方に合わせて注文サイズを決めるカーテンの丈(高さ)を測る手順ランナーの下から長さを測る窓の種類に合わせて注文丈を計算する既製カーテンのサイズ見落としがちなフックの選び方とはカーテンレールを見せるAフックカーテンレールを隠すBフックまとめ カーテンを測る前に準備するものは? 正確な採寸をスムーズに進めるために、まずは必要な道具を揃えましょう。特別なものは必要なく、ご家庭にあるものやホームセンターで手軽に揃えられるものばかりです。事前の準備が、失敗しないカーテン選びの第一歩です。 準備するもの 選び方のポイント メジャー 3~5m以上のスチール製メジャー(コンベックス)がおすすめ。 踏み台・脚立 安定していて、安全に昇り降りできるもの。 メモ帳と電卓 スマートフォンのメモアプリや電卓アプリが便利です。 採寸の必需品!メジャーの選び方 カーテンの採寸には、金属製の「スチールメジャー(コンベックス)」が最適です。布製のメジャーは伸び縮みしやすく、正確な測定が難しいため避けましょう。長さは3~5m以上のものを選ぶと、大きな窓でも一度で測れて便利です。先端に爪(フック)が付いているタイプを選ぶと、カーテンレールのランナーに引っ掛けやすく、一人でも楽に採寸できます。 ▶メジャー(コンベックス)|ホームセンターコーナンの通販サイト 踏み台・脚立 高い場所にあるカーテンレールを測る際には、無理な体勢にならないよう踏み台や脚立を使いましょう。椅子など不安定なもので代用すると、転倒の危険があり大変危険です。安全に、かつ正確に採寸するために必ず用意してください。 ▶踏み台・脚立|ホームセンターコーナンの通販サイト メモ帳と電卓 採寸できたらサイズをメモ帳に記録しておきましょう。スマートフォンのメモ機能を使えば、今後カーテンを買い替える際も役立ちます。メモ帳と併せて、電卓も用意しておきます。採寸したサイズにゆとり分を加えたり、開き方に合わせてサイズを調整したりする際の計算に便利です。 ▶メモ帳|ホームセンターコーナンの通販サイト ▶電卓|ホームセンターコーナンの通販サイト Tips ゆとり分とは実際に測った寸法(採寸値)に、ある程度の余裕を加えるための追加の寸法のことです。ゆとり分なしでカーテンを用意してしまうと隙間が空いて見映えが悪くなったり、開閉しづらくなる可能性があります。 カーテン採寸の基本!測る場所は窓枠ではない カーテン採寸で最も重要なのが、「どこを測るか」という点です。多くの方が間違いやすいポイントですが、測るべきは窓の大きさや窓枠ではありません。正しい基準を知ることが、ぴったりのカーテンを選ぶための鍵となります。 必ずカーテンレールを基準に測る カーテンは窓枠ではなく、必ず「カーテンレール」に取り付けます。そのため、採寸はカーテンレールを基準に行うのが絶対のルールです。レールの長さや、取り付けられているフックを掛ける「ランナー」の位置が、カーテンの仕上がりサイズを決める基準点となります。窓の大きさで測ってしまうと、レールを覆えなかったり、床とのバランスが悪くなったりする原因になります。 古いカーテンを直接測るのは避ける 今使っているカーテンがぴったりだからといって、そのカーテン自体を測って新しいカーテンを注文するのは避けましょう。長年使用したカーテンは、洗濯による縮みや、重みによる伸び、プリーツの広がりなどで、元のサイズから変化している可能性が非常に高いです。必ず手間を惜しまずに、カーテンレールを直接測り直してください。 測る場所 判断 理由 カーテンレール 〇 カーテンを実際に取り付ける場所であり、正しいサイズの基準となるため。 窓枠 × 窓枠のサイズとレールのサイズは異なるため、サイズが合わなくなる原因になります。 古いカーテン × 洗濯や経年劣化により、サイズが伸び縮みしている可能性があるため。 カーテンの横幅を測る手順 カーテンの横幅は、閉じたときに隙間ができないように、少しゆとりを持たせることがポイントです。ここでは、カーテンレールを基準とした正しい横幅の測り方と、適切なゆとり分の計算方法を解説します。 カーテンレールの幅を測る まず、カーテンレールの「固定ランナー」から反対側の「固定ランナー」までの長さを測ります。固定ランナーとは、レール両端にある動かないフック掛けのことです。装飾レールなどキャップが付いているタイプの場合は、キャップの付け根から付け根までを測ってください。これがカーテン幅の基本となる数値です。 計算した幅にゆとり分を足す 測ったカーテンレールの幅が、そのまま注文サイズになるわけではありません。カーテンには「ヒダ」があるため、美しいドレープ(布を垂らしたときにできる自然なヒダやたるみのこと)を出すためにはゆとりが必要です。一般的に、測ったレール幅に2%~5%(基本は5%)のゆとりを持たせたサイズが推奨されています。このゆとりが、カーテンを閉じたときの隙間を防ぎ、見た目も美しく仕上げるコツです。 Tips 【計算式】採寸したサイズ × 1.05(基本のゆとり5%) 端数は切り上げましょう。両開きで5~10cm程度のゆとりがあれば適正です。 開き方に合わせて注文サイズを決める カーテンの開き方には、中央から左右に2枚開く「両開き」と、1枚を片側に開ける「片開き」があります。注文するサイズは、この開き方によって異なります。例えば、計算後の仕上がり幅が200cmの場合、両開きなら幅100cmのカーテンを2枚、片開きなら幅200cmのカーテンを1枚注文します。 開き方 注文サイズの決め方(仕上がり幅が200cmの場合) 両開き 仕上がり幅 ÷ 2 のカーテンを2枚(例:幅100cm × 2枚) 片開き 仕上がり幅と同じサイズのカーテンを1枚(例:幅200cm × 1枚) カーテンの丈(高さ)を測る手順 カーテンの丈は、長すぎても短すぎても見栄えが悪くなる重要な要素です。床を引きずって汚れたり、逆に短くて窓の下から光が漏れたりしないよう、窓の種類に合わせた正しい測り方をマスターしましょう。なお、ドレープカーテンとレースカーテンでは丈の測り方に違いがあります。一般的に、ドレープカーテンは床に少し届く程度の長さが美しく、レースカーテンはそれより1~2cmほど短くするのが基本です。これは見た目のバランスと機能性の両面を考慮したもので、カーテンの役割や重なり方に応じて調整することが大切です。 ランナーの下から長さを測る カーテンの丈は、カーテンレールの「ランナーの穴の下(カン下)」から測り始めます。フックの先端から測ってしまうと、その分だけ丈が短くなってしまうので注意が必要です。メジャーの先端をランナーの穴の下の部分にしっかりと固定して、垂直に下ろして測ります。 窓の種類に合わせて注文丈を計算する 丈の長さは、窓の種類によって最適な長さが異なります。主に「掃き出し窓」と「腰高窓」の2種類で計算方法が変わります。 掃き出し窓の場合:人が出入りできる大きな窓です。ランナーの下から床までの長さを測り、そこから1~2cm短くします。カーテンが床を引きずるのを防ぎ、裾の傷みを防ぎます。 腰高窓の場合:壁の中ほどにある窓です。ランナーの下から窓枠の下までの長さを測り、そこから15~20cm長くするのが一般的です。窓枠より長く垂らすことで、光漏れを防ぎ、断熱効果も高まります。 窓の種類 注文丈の計算方法 掃き出し窓 ランナー下から床までの長さ – 1~2cm 腰高窓 ランナー下から窓枠下までの長さ + 15~20cm 既製カーテンのサイズ オーダーカーテンではなく既製カーテンを選ぶ場合、一般的なサイズを知っておくと便利です。日本の住宅で多く見られる窓のサイズに合わせて、いくつかの基本サイズが用意されています。採寸したサイズに最も近いものを選びましょう。ただし、商品によって設定サイズは異なるため、購入前には必ず商品詳細を確認してください。 種類 幅(1枚あたり) 丈 腰高窓用 100cm 110cm, 135cm 掃き出し窓用 100cm 178cm, 200cm 大きめの窓用 150cm 178cm, 200cm, 230cm もし採寸した結果、既製サイズでは合わない場合は、窓にぴったり合わせられるオーダーカーテンを検討することをおすすめします。オーダーカーテンなら、幅や丈を1cm単位で指定できるほか、生地やスタイル、縫製仕様も選べるため、より理想的な仕上がりになります。特に変則的なサイズの窓や、ぴったり感を重視したい方に最適です。 見落としがちなフックの選び方とは カーテンのサイズだけでなく、取り付ける「フック」の種類も仕上がりの印象を左右する大切なポイントです。フックには主に「Aフック」と「Bフック」の2種類があり、カーテンレールの見え方が異なります。どちらを選ぶべきか、それぞれの特徴を理解しておきましょう。 フックの種類 特徴 おすすめのレール Aフック カーテンレールが見える。開閉がスムーズ。 機能レール、装飾レール Bフック カーテンレールを隠せる。光漏れを軽減。 機能レール(天井付け以外) アジャスターフック フックを上下に微調整できる。Aフック・Bフックの両方に対応。 機能レール、装飾レール カーテンレールを見せるAフック Aフックは、カーテンを取り付けたときにカーテンレールが見えるタイプのフックです。カーテンがレールの下に吊り下がる形になるため、開閉がスムーズです。特に、デザイン性の高い装飾レールの場合、レールそのものを見せるインテリアとして楽しむことができます。一般的に、機能レール・装飾レールのどちらにも使用可能です。 カーテンレールを隠すBフック Bフックは、カーテンを取り付けたときにカーテンレールを隠すことができるフックです。カーテンがレールを正面から覆う形になるため、光漏れを軽減できるメリットがあります。主に、シンプルな機能レール(天井付けレールは除く)に使用されます。ただし、レールやランナーにカーテンが干渉しやすいため、レールの種類によっては使用できない場合があるので注意が必要です。 Tips 近年では、Aフック・Bフックどちらにも対応可能なプラスチック製のアジャスターフックが主流です。金属製のフックは丈夫ですが、長さ調整ができないため、微調整には不向きです。 ▶カーテンフック|ホームセンターコーナンの通販サイト まとめ カーテンの採寸は、カーテンレールを基準に測ること、そして窓の種類に合わせて横幅と丈を正しく計算することが重要です。この記事で解説した手順に沿って採寸すれば、初心者の方でも失敗なく、お部屋の窓にぴったりのカーテンを見つけることができます。ぜひ、あなたの理想の空間づくりに役立ててください。 関連記事 電球サイズを解説!種類の見分け方と測り方、交換時の注意点まで紹介 カーテンの関連商品を見てみる
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