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フローリングワックスの塗り方は簡単!自分でキレイに塗る方法

フローリングワックスの塗り方は簡単!自分でキレイに塗る方法

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家で長く暮らしていると、フローリングの傷や汚れが気になってきます。傷や汚れは見た目が悪く、おしゃれなインテリアを置いてもなかなかお部屋のコーディネートが決まりまらないことも多いです。それに加え、大きな傷は生活に支障をきたすこともあるでしょう。

そこで本記事では、自分でできるフローリングワックスの塗り方について、ワックスの種類やメリットも含めて詳しく解説します。ワックスがけは、フローリングの美しさと耐久性を保つために欠かせません。キレイに仕上げるコツを知って、ぜひ挑戦してみましょう。

フローリングにワックスが必要かまず確認

正面からのフローリングの画像

まずは、ご自身が暮らす家のフローリングに、ワックスが必要なのかどうかを見極めましょう。フローリングのなかには、ワックスが不要のタイプもあり「フリーワックス」「ワックスフリー」などと呼ばれています。傷や汚れなどを防止する塗装やフィルムが施されているため、ワックスがけは必要ありません。

また、ワックスが必要なフローリングの場合は、塗装によってワックスの種類を選びましょう。フローリングの材質や塗装によって、適切なワックスは異なります。使用するワックスの種類を間違えると、はじき(ワックスがはじかれてフローリングに付着しない現象)や剥がれ、変色などといった不具合の原因となるおそれがあるため注意が必要です。

自分でワックスがけをおこなう場合は、半年〜1年に一度の頻度で塗り直しましょう。

フローリングにワックスを塗るメリット

フローリングと床を拭く男性の腕の画像

フローリングにワックスを塗ることで、日常生活をより快適に過ごせるようになります。ここでは、フローリングにワックスを塗るメリットを3つご紹介します。

傷を防ぐ

フローリングワックスには、床に傷がつくのを防ぐ効果があります。床材の表面をコーティングすることで、歩いたときや物を運んだときに生じる傷から守ります

ワックスを使用していないと、フローリングに細かい傷がつき、見た目が悪くなってしまうため注意しましょう。

 

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ツヤを出してキレイに見せる

フローリングワックスには、ツヤを出す効果もあります。ワックスのコーティングが小さな傷を埋め、表面をなめらかにすることで光を反射しやすくなり光沢が生まれます。これにより床の美しさがより一層引き立ちます。

掃除が簡単になる

フローリングの掃除が簡単になることも、ワックスをかけるメリットです。皮膜が作られることで、汚れやホコリなどが付着しづらくなります。

軽い汚れであれば、洗剤を使わなくても、水拭きだけで落とすことができるでしょう。普段の掃除が楽になるため、掃除が苦手な方はぜひフローリングワックスを取り入れてみてください。

 

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フローリングワックスの種類

フローリングに垂れるワックスの画像

フローリングワックスには、大きく分けて「樹脂ワックス」「水性ワックス」「油性ワックス」「乳化性ワックス」があり、ロウや油脂、合成樹脂といった成分が含まれています。

以前はロウを主成分とした水性ワックスが多く使われていましたが、現在はアクリル樹脂やウレタン樹脂といった合成樹脂を主成分とした樹脂ワックスが主流です。床材によって適したワックスが異なるため、自宅のフローリング床がどのような材質なのかを事前に確認しましょう。

樹脂ワックス

樹脂ワックスはアクリル樹脂やウレタン樹脂といった合成樹脂を水に乳化したものです。樹脂コーティングされた木材、化学系床材(クッションフロア、プラスチックタイル)、人工石材、コンクリートなど、様々な床材に使用できます。無垢材や白木には使えませんので注意しましょう。

また、樹脂ワックスには耐久性が高いというメリットがあります。耐久性が高ければ、その分塗り直しの手間を少なくすることができます。シミになりにくい性質を持ち、水だけでなく、コーヒーなどの色の濃いものをこぼしてしまっても安心です。

水性ワックス

水性ワックスは、ロウや油脂、合成樹脂を水に溶解、乳化させたもので、木材でできた無塗装のフローリングに使用できます。またクッションフロアやプラスチックタイルにも使える化学床専用の合成樹脂入りのものもあります。

水性ワックスは、ツヤを出すために乾拭きが必要です。樹脂ワックスと比べると安く購入できる反面、耐久性が低くすべりやすいというデメリットがあるため、近年ではあまり使われない種類です。

油性ワックス

油性ワックスの成分は、ロウや油脂、合成樹脂などです。水溶性ワックスや乳化性ワックスではないものが油性ワックスに該当します。

オイルステイン仕上げや、ろう仕上げの無垢の床材に適しています。無垢フローリングにも使用可能ですが、白木などの白さを活かしたい床材は変色してしまうため不向きです。

乳化性ワックス

乳化性ワックスは、ロウや油脂、合成樹脂に有機溶剤を水に乳化させたものです。クリーム状で「半練りワックス」と呼ばれることもあります。塗装がされていない無垢フローリングや白木に適しています

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Tips
樹脂ワックスとロウワックスは異なる性質を持ちます。樹脂ワックスの上にロウワックスを塗ったり、ロウワックスの上に樹脂ワックスを塗ることはできませんので、注意しましょう。
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フローリングワックスの塗り方|準備編

床の上を掃除機がけしている画像

自宅のフローリングに適したワックスがわかったら、次は塗る前の準備をおこないましょう。ワックスがけに必要な道具と、キレイに仕上げるための下準備について解説します。

必要なもの

フローリングワックスを塗る際に必要な道具は以下のとおりです。

  • ワックス
  • 塗装用の器具(モップやワイパー)
  • ゴム手袋
  • 掃除機
  • 床用クリーナー
  • ウエス(雑巾)
  • バケツ
  • マスキングテープ(養生用)

ワックスを塗る前に掃除をする必要があるため、掃除機や床用クリーナーを使ってフローリングをキレイにしましょう。ウエスやバケツなども、掃除の際に使用します。

ワックスがけに必要な道具は、受け皿や塗装用の器具がセットになったものが便利です。また、ワックスに極力触れないために、ゴム手袋も欠かせません。

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下準備

まずは、掃除機で目に見えるホコリや髪の毛などを吸い取ってください。次に、べたつきや黒ずみを落とすため、床用クリーナーやウエスを使ってフローリングを拭きあげます。

動かせる家具は動かして掃除をします。どうしても動かせない家具がある場合は、誤ってワックスが飛び散らないようにマスキングテープで養生しておきましょう。

また、床用クリーナーを使用すると成分が残るため、水拭きが必要です。フローリングが乾いたことを確認してから、ワックスがけに取りかかってください。

Tips
古いワックスが残っている場合は、床用クリーナーや剥離剤でしっかり剥がしておきましょう。剥がさないままワックスをかけると仕上がりがキレイにならなかったり、剝がれやすくなったりします。床材に合わせたクリーナーや剥離剤を選んでください。
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フローリングワックスの塗り方|実践編

フローリングと雑巾を持ってワックスがけをしている男性の腕の画像

しっかりと下準備ができたら、いよいよフローリングワックスを塗っていきましょう。ここでは、樹脂ワックスをキレイに塗るポイントをご紹介します。

ワックスがけ

ワックスをウエスやシートに染み込ませます。フローリングの木目の方向に沿ってゆっくりとやさしく広げていきましょう。ゴシゴシとこするのではなく、のせるように馴染ませていきます。

ワックスは乾かないうちに触ると剥がれるため、上を踏まないように注意してください。部屋の奥から塗り、ドアに向かって進めていくといいでしょう。

ワックスを塗ったあと、線が残っているようであれば、力の入れ加減や染み込ませているワックスの量を確認してください。とくに、抵抗を感じた場合はワックスが足りていないため、その都度足すようにしましょう。

乾燥

フローリングワックスを塗り終えたら、しっかりと自然乾燥させていきます。乾燥時間は、約1時間が目安です。ただし、フローリングワックスの種類によって乾燥に必要な時間が異なるため、説明書を確認してください。

1時間ほど経ったら、目立たない場所を指先で触ってみましょう。べたつくようであれば、もう少し乾燥させる必要があります。

乾燥させたあとにムラが目立つ場合は、もう一度フローリングワックスを塗りましょう。境目に塗り残しがあったり、重なっている部分があったりすると、見栄えが悪くなってしまいます。

また、塗り残しの周りにあるワックスを、スポンジと洗剤を使って削ってしまうことも一つの手段です。できるだけ段差をなくしてからフローリングワックスを塗ることで、ムラができにくくなります。

Tips
樹脂ワックスを塗布した直後に扇風機などで強制的に乾燥させてしまうと、皮膜を形成するための薬剤が水と一緒に蒸散してしまい、十分な塗膜ができない可能性があるため気を付けましょう。

効果を高める2度塗り

ワックスの効果を高めるためには、2度塗りをおこなうのがおすすめです。

2度目も1度目と同じように、丁寧にフローリングワックスを塗り広げていきます。塗り終わったら、乾燥時間を1時間程度取りましょう。

フローリングのワックスがけをするポイント

ゴム手袋を着用して、ワックスがけをしている画像

最後に、フローリングのワックスがけで失敗しないために、押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

晴れた日に塗る

フローリングのワックスがけは、晴れた日におこないましょう。空気が乾燥していると、ワックスがキレイに仕上がります。晴れた日の午前中から夕方前までに終わらせるスケジュールが理想です。

なかなか時間を取れず、雨の日になってしまう場合は、ワックスの乾きや仕上がりにできるだけ影響を及ぼさないように、換気扇などで空気を入れ替えながら作業してください。

Tips
ワックスがけに最適な季節は春と秋です。5℃以下になるとワックスの乾きが遅くなり、しっかり密着しない可能性があります。冬場に行う場合はエアコンで室内を温めてからおこないましょう。反対に30℃以上になる夏場は早く乾きすぎて塗りムラが残りやすくなりますので注意しましょう。

窓を閉める

フローリングワックスの作業中は、必ず窓を閉めましょう。ワックスのニオイが気になり、窓を開けたくなるかもしれません。しかし、窓を開けると目に見えない砂ぼこりが部屋に入るおそれがあります

フローリングワックスが乾ききっていない状態で砂ぼこりが上に乗ると、せっかくの作業が台無しになりかねません。窓を開けるのはフローリングワックスが乾いてからにしてください。

床にワックスをまかない

直接フローリングワックスを床に直接まいてしまうと、その部分だけ早く固まったり、盛り上がったりするおそれがあります。また、飛び散ったワックスを踏んでしまう可能性もあるでしょう。

そのため、フローリングワックスは必ずウエスやシートなどに染み込ませてから、作業をおこなってください

一部屋単位で塗る

広い部屋にフローリングワックスを塗るのはとても時間がかかります。とくに、初めてワックスがけをおこなう場合は「これで合っているのか」「仕上がりはキレイになるのか」と考えてしまい、なかなか作業が進まないこともあるでしょう。

しかし、フローリングワックスの作業は途中でやめてはいけません。ムラになるのを防ぐためには、一部屋単位で塗ることがポイントです。

フローリングワックスは簡単!塗り方を覚えて自分でやってみよう

フローリングの画像

フローリングワックスは、正しい手順と注意点を押さえれば、初心者でも簡単に塗ることができます。また、一度道具をそろえれば次回からも使えるため、経済的な負担もほとんどありません。本記事を参考に、ぜひご自身でフローリングのワックスがけに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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