コーナンTips DIY トイレ掃除の基本のやり方|場所別の掃除頻度ときれいに保つコツ トイレ掃除の基本のやり方|場所別の掃除頻度ときれいに保つコツ DIY クリップボードにコピーしました トイレ掃除の基本のやり方|場所別の掃除頻度ときれいに保つコツ この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 汚れやにおいが気になりやすいトイレは、いつでも清潔に保ちたいもの。掃除をさぼると、黒ずみや水垢汚れがどんどんたまってしまいます。しかし「どのくらいの頻度が理想なの?」「掃除してもなかなか汚れが落ちない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。 本記事では、トイレ掃除の頻度目安や原因別の掃除方法をご紹介します。記事の後半ではきれいに保つコツもまとめていますので、トイレ掃除でお困りの方はぜひ参考にしてください。 目次 【場所別】トイレ掃除の頻度目安毎日のトイレ掃除のやり方1.中性洗剤を便座の中にかける2.ブラシで汚れを落とす3.シートで便座と便器の外側を拭く4.トイレの水を流す週1のトイレ掃除のやり方1.毎日のトイレ掃除をする2.シートで壁を拭く3.シートで床を拭く月1のトイレ掃除のやり方1.ウォシュレットのノズルを掃除する2.トイレタンクを掃除する【原因別】トイレの掃除方法黒ずみの落とし方尿石・黄ばみの落とし方においの落とし方トイレをきれいに保つコツ汚れが気になったらすぐに掃除する浮かせる収納を取り入れる汚れ防止アイテムも活用するこまめな掃除でトイレを清潔に保とう!大掃除のコツを解説!効率的な順番・スケジュールと場所別お掃除のコツ 【場所別】トイレ掃除の頻度目安 トイレ掃除の頻度目安は、場所によって異なります。以下、表にまとめました。 毎日 ・便器 ・便座 週1回 ・便器の黄ばみ・黒ずみ ・床 ・壁 ・ドアノブ ・ペーパーホルダー 月1回 ・便器と便フタの間 ・ウォシュレット ・トイレタンク ・トイレブラシ ・換気扇 トイレ掃除は毎日、少なくとも週に1回以上おこなうことをおすすめします。なぜなら、便器に付着した汚れは、約1週間で悪臭の原因となるアンモニアに変化するからです。 アンモニアは時間が経つと尿石に変わるため、放置すると落ちにくくなってしまいます。一人暮らしの場合、頻繁に掃除する必要はないと思われがちですが、汚れたままにしておくと尿石の原因となります。したがって、家族の人数に関係なく、汚れたらすぐに掃除しましょう。 とはいえ、トイレを隅々まで毎日掃除することはなかなか難しいもの。そこで次の章からは、毎日・週1回・月1回のトイレ掃除方法を解説します。 毎日のトイレ掃除のやり方 トイレをきれいに保つには、毎日こまめに掃除をするのが一番です。ここでは、毎日1分程度で終わる簡単な掃除方法をご紹介します。 以下の掃除アイテムを準備しましょう。 トイレ用中性洗剤 トイレ掃除用ブラシ トイレ用掃除シート 1.中性洗剤を便座の中にかける まずは、トイレ用の中性洗剤を便器の中に適量吹きかけます。 トイレ掃除用の洗剤には、酸性・中性・アルカリ性のものがあり、現在よく使われているのは中性洗剤です。中性洗剤は手肌への負担が少なく、トイレ内のさまざまなものに使える万能タイプの洗剤です。 ▶トイレ掃除用の洗剤を見てみる 2.ブラシで汚れを落とす 次に、ブラシで汚れをこすり落とします。とくにフチの裏側は汚れがたまりやすい部分のため、念入りに掃除しましょう。 トイレ掃除用のブラシには、以下2つの種類があります。 ブラシタイプ:便器にこびりついた頑固な汚れを効果的に落とせる 不織布クリーナータイプ:便器の防汚コーティングを傷つけずに掃除でき、掃除中に水がはねにくい いずれのタイプも、ブラシ部分についた汚れを放置すると、カビや雑菌などが繁殖しやすくなるため、定期的にお手入れをすることが大切です。 ブラシ用の掃除アイテムとしては、ブラシに直接吹きつけ、しばらく放置したあと水洗いするだけで汚れを落とせる泡スプレーなどがおすすめです。 ▶トイレ掃除用のブラシを見てみる 3.シートで便座と便器の外側を拭く トイレ用の掃除シートで、便座・便器の外側・便器のふち裏の順に汚れを拭き取ります。雑菌を広げないよう、汚れの軽いところから順に拭いていくことがポイントです。 トイレ掃除シートは、耐久性が高く、強くこすっても破れにくい厚みのあるものがおすすめ。何度もシートを交換したり、重ねて使用したりする必要がないため、コスパが良い点もメリットです。 また、除菌効果のあるシートを使うと、トイレ内をより清潔に保てます。さらに除菌・消臭効果を高めたい場合は、銀イオン成分が配合されているものを選ぶといいでしょう。 ▶トイレシートの商品を見てみる 4.トイレの水を流す 最後に、洗剤や汚れをトイレの水で流したら掃除はおしまいです。水に流せるシートの場合は、シートも一緒に流しましょう。 以上、毎日のトイレ掃除の手順をご紹介しました。余裕がないときは、便器に洗剤を吹きかけ、泡をつけ置きしている間にシートで便器についた汚れを拭いて流すだけでもかまいません。 Tips 水に流せるトイレシートであっても、節水型のトイレであったり、一度に何枚も流してしまったりすると、詰まってしまう可能性があります。商品によって水への溶けやすさも違いますので、不安な場合はどのくらいの時間で溶けるかどうか事前に試しておくことをオススメします。 週1のトイレ掃除のやり方 週1回のトイレ掃除では、壁や床も念入りに掃除します。毎日の掃除では落としきれなかった頑固な汚れも、しっかりと落としましょう。 準備する道具は、毎日の掃除と同じものでOKですが、頑固な汚れを落としたい場合は、以下のものを用意しましょう。 アルカリ性洗剤(重曹・セスキ炭酸ソーダ・市販のアルカリ性洗剤のいずれか) 酸性洗剤(クエン酸または市販のもの) ぞうきん 1.毎日のトイレ掃除をする まずは、毎日のトイレ掃除と同じ手順で、便器や便座をきれいにします。 続いて、ドアノブやスイッチ(便器のフタやウォシュレットのボタン)などの手が触れる場所や、ホコリがたまりやすいペーパーホルダーの上、手すりの溝などを意識して拭き上げましょう。 2.シートで壁を拭く 次に、トイレ掃除用シートを使って、汚れやすい腰の高さまで壁を拭きましょう。 きれいに見えても、実はトイレの壁はとても汚れています。放置すると悪臭やカビが発生するおそれがあるため、丁寧に掃除することが大切です。 効果的な壁の掃除手順は以下のとおりです。 壁のホコリを拭き取る 壁に酸性洗剤(クエン酸水など)を吹きかける 洗剤がなじんだら水拭きをして、そのあと乾拭きをする 残った黒カビはエタノールなどで除去する 壁と床の間を拭く 3.シートで床を拭く 最後に、床をシートで拭きましょう。とくに、便器と床の境目は汚れがたまりやすいため、しっかりと拭いてください。 トイレの床は壁と同様、汚れが目立ちにくく、掃除のタイミングを逃しがちです。しかし、床には尿の飛び散りや足裏の皮脂が付着しています。そこにトイレットペーパーや衣類のホコリが落ちると、汚れや雑菌の温床となってしまうため、定期的な掃除で清潔に保ちましょう。 においが気になる場合は、クエン酸スプレーがおすすめです。クエン酸にはアンモニアを落とす効果があり消臭もできるため、トイレ掃除にはとくに向いています。 月1のトイレ掃除のやり方 月に1回の掃除では、ウォシュレットのノズルやトイレタンクを掃除します(タンクレストイレの場合は不要)。 ウォシュレットのノズルは黄ばみや黒ずみができやすい部分です。また、タンク内部には常に水がたまっているため、黒カビや水アカが蓄積しやすく、便器の黒ずみの原因となります。そのため、いずれも月に1回は掃除しましょう。 1.ウォシュレットのノズルを掃除する ウォシュレットを掃除するために必要なアイテムは、以下の3つです。 トイレ用掃除シート ノズルクリーナー 古い歯ブラシ 最近では、ノズル専用のクリーナーが販売されています。ノズルの裏側など細かい部分もしっかりと洗える、泡タイプのものがおすすめです。 手順は以下のとおりです。 ウォシュレットのノズルを出して掃除できる状態にする トイレ用掃除シートやクリーナーで汚れを落とす 見落としがちなノズル収納口を歯ブラシで掃除する ノズルに黒カビが発生している場合、シートや歯ブラシでは汚れを落とせないことがあります。しかし、強力なカビ取り剤を使うのはおすすめしません。カビ取り剤の成分がノズル内に残ってしまうと、肌荒れや炎症などを起こすおそれがあるからです。 黒カビが気になる場合は、キッチンペーパーに塩素系漂白剤を染み込ませ、ノズルの黒カビが気になる場所に湿布のように巻きつけてください。3〜5分ほど放置したらキッチンペーパーを剥がし、歯ブラシでこすります。最後に水で十分に洗い流して残った成分を除去し、シートで拭き取りましょう。 2.トイレタンクを掃除する トイレタンクを念入りに掃除するために、以下のアイテムを用意しましょう。 マイナスドライバー 使い古した歯ブラシ スポンジ 中性洗剤 手順は以下のとおりです。 マイナスドライバーで止水栓を閉める レバーを回して水を抜く タンクのフタを外して、中性洗剤とスポンジで掃除する タンクの内側を中性洗剤とスポンジで掃除する。こまかい部分は歯ブラシを使って落とす 止水栓を緩めて、タンクに水をためる 2回ほどレバーを回して水を出し、洗剤を流す タンクを掃除するときは、必ず止水栓を調整してからフタを閉めてください。止水栓を閉めすぎると、水を流したあとに水がたまらなくなり、逆に緩めすぎると水があふれてしまいます。 【原因別】トイレの掃除方法 掃除を少しさぼっただけでも、黄ばみや黒ずみができてしまうことがあります。放っておくと悪臭が発生したり、便器が傷んだりするため、見つけたらすぐに落とすことが大切です。 ここからは、頑固な汚れやにおいなど、原因に合わせた掃除方法をご紹介します。 黒ずみの落とし方 トイレの黒ずみの原因は、カビやホコリ、酸化、尿石などです。発生原因によって、効果的な洗剤が異なります。 発生してすぐの黒ずみには、中性洗剤が効果的です。中性洗剤で落とせなかった黒ずみには、塩素系漂白剤を使ってみましょう。手順は以下のとおりです。 トイレの水を抜く 黒ずみに塩素系漂白剤をかける そのまま2〜3分放置する 水を流す 便器全体に黒ずみが広がっている場合は、便器内の水を抜く必要があります。灯油ポンプやラバーカップを使って水を抜いておきましょう。水面付近の黒ずみを落としたい場合は、紙コップなどで水を汲み取り、水位を下げてください。 塩素系漂白剤を使っても落とせない黒ずみは尿石についた黒カビによるものです。その場合は酸性洗剤を使った掃除方法が効果的です。手順は以下のとおりです。 黒ずみにトイレットペーパーをかぶせる トイレットペーパーの上に酸性洗剤をかける そのまま30分〜1時間放置する 水を流す トイレットペーパーでパックするだけでも効果はありますが、それでも落ちなかった黒ずみは、ブラシでこすってみてください。 Tips クエン酸や酸性洗剤と塩素系漂白剤を混ぜてしまうと、人体に有害な塩素ガスが発生します。目、鼻、のど、皮膚に痛みが生じるほか、吸い込むと肺気腫を引き起こす恐れがありますので、絶対に混ぜないでください。 尿石・黄ばみの落とし方 黄ばみの原因であるアルカリ性の尿石を落とすには、酸性洗剤やクエン酸が効果的です。 すぐに黄ばみを落としたい場合は、酸性洗剤から試してください。酸性洗剤を尿石にかけるだけで手軽に除去できます。手順は以下のとおりです。 黄ばみに酸性洗剤をかける そのまま2〜3分放置する ブラシで尿石をこする 水で流す ただし、酸性洗剤は洗浄力が強いため、肌や粘膜に触れると炎症を起こすおそれがあります。使用する際はゴム手袋を着用しましょう。 合成洗剤を使わずに掃除する「ナチュラルクリーニング」で尿石を除去したい場合は、クエン酸を使うと効果的です。手順は以下のとおりです。 水200mlに小さじ1杯のクエン酸を溶かしてクエン酸水スプレーを作る クエン酸水を黄ばみに吹きかける そのまま30分ほど放置する ブラシでこする 水を流す 以上の方法で落ちなかった場合は、トイレットペーパーをかぶせて数時間放置したり、クエン酸の濃度を上げたりしてみてください。 Tips ナチュラルクリーニングとは、重曹やクエン酸などの自然由来の成分を用いる掃除方法です。専用洗剤を使わないため経済的で、手肌や環境にやさしいといったメリットがあります。 においの落とし方 毎日トイレを掃除しているにもかかわらず、においが気になることがあります。目に見えない汚れや掃除が行き届きにくい所から、アンモニア臭や雑菌臭が発生しているのが原因です。 壁や床のアンモニア臭が気になる場合は、トイレ掃除にも効果的なクエン酸がおすすめ。手順は以下のとおりです。 水200mlにクエン酸小さじ1/2を加えてクエン酸水スプレーを作る 天井から壁や床へクエン酸水をスプレーする そのまま5分ほど放置する 水拭きする なお、効果を保つためにも、クエン酸水は2〜3週間以内に使い切ってください。 ▶クエン酸の商品を見てみる また、除菌効果の高いアルコール水を便座の裏側に吹きかける方法もおすすめです。アルコール対応のスプレーボトルに入れた水110mlに、消毒用エタノール90mlを加えたものをスプレーします。そのあと、固く絞ったぞうきんや除菌クロスなどで汚れを拭き取りましょう。 ▶消毒用のエタノールの関連商品を見てみる トイレをきれいに保つコツ トイレをきれいに保つためには、こまめな掃除が大切です。しかし、毎日続けるのはなかなか難しいという方もいるでしょう。 そこで、トイレをきれいに保つためにできる簡単な工夫をご紹介します。 汚れが気になったらすぐに掃除する 用を足したあと、目に見える汚れがついたら、その場ですぐに掃除することを心がけましょう。トイレの汚れは、時間が経つほど落ちにくくなります。 汚れが蓄積すると、強力な洗剤が必要になったり、こするのに時間がかかったりと、掃除の手間が増えてしまいます。落としやすい小さな汚れであれば、ブラシで軽くこするか、シートでサッと拭くだけで済むでしょう。 面倒な掃除を避けるためにも、汚れに気づいたらすぐに落とすことをおすすめします。 浮かせる収納を取り入れる 床にトイレの掃除用品やサニタリー用品を置くと、掃除のたびに動かさなければならず、トイレ掃除に億劫さを感じてしまいます。そこで、手すりや突っ張り棒を使って、浮かせる収納を作ってみましょう。 目につくところに掃除道具があると、収納を開けて取り出す動作が減るため、自然と掃除できる環境が整います。 汚れ防止アイテムも活用する 汚れがつきにくい環境をつくることも大切なポイントです。便器内に洗浄成分をスタンプしたり、タンク内に吊るしたりして汚れやにおいを防止するアイテムを活用することで、きれいな状態を維持できます。 また、家族の人数が多い場合は、トイレの使い方にも注意しましょう。水を流すときはフタをする、男性が用を足すときは座るなど、ちょっとした工夫で汚れやにおいを防げます。 こまめな掃除でトイレを清潔に保とう! 毎日使うトイレは、家族みんなが気持ち良く使えるよう、こまめに掃除することはもちろん、各自が汚さないように心がけることが大切です。 毎日掃除すれば、汚れがたまりにくくなります。朝起きたあとや寝る前など、毎日のルーティーンにすれば習慣化できるでしょう。 本記事でご紹介した掃除方法やアイテムを参考にして、いつもピカピカなトイレにしてくださいね。 関連記事 大掃除のコツを解説!効率的な順番・スケジュールと場所別お掃除のコツ トイレ用洗剤の商品を見てみる
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