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ホテイアオイの育て方!必要なものから越冬など栽培のポイントまで紹介

ホテイアオイの育て方!必要なものから越冬など栽培のポイントまで紹介

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鮮やかな緑色の葉と青紫色の花を水面に浮かばせる姿が美しいホテイアオイ。丈夫で育てやすく、初心者でも簡単に栽培できる水生植物の一つです。

自宅でつくるビオトープに最適なホテイアオイは、メダカや金魚などと一緒に育てる水草としても人気があります。

この記事では、ホテイアオイの基本情報から育て方のポイント、病害虫や越冬方法までを詳しくご紹介していきます。ホテイアオイを育てるためのコツを把握して、水上の美しい葉や花を楽しみましょう。

ホテイアオイの基本情報

ホテイアオイの基本情報
まず、ホテイアオイの基本情報について見ていきましょう。

科名 ミズアオイ科
属名 ホテイアオイ属
和名 ホテイアオイ(布袋葵)、ホテイソウ、ウォーターヒヤシンス
英名 Water hyacinth
学名 Eichhornia crassipes
別名 ウォーターヒヤシンス、ホテイソウ、スイギョク(水玉)
原産地 南アメリカ
分類 多年草
販売時期 3月下旬~8月下旬ごろ
開花時期 6~10月
耐暑性 強い
耐寒性 弱い

ホテイアオイは水面に浮かぶことで知られる水生植物で、夏には美しい花を咲かせるのが特徴です。ホテイアオイの花びらは淡い青紫色をしており、複数輪がまとまって咲く豪華さがあります。

Tips
ホテイアオイはメダカの水槽に浮かべるのに定番の水草で、屋外につくるビオトープにも適しています。ホテイアオイとメダカを一緒に育てて、自宅で自然を再現するビオトープを楽しむのもいいでしょう。

歴史

ホテイアオイは、熱帯地域である南アメリカ原産の多年草です。

日本には、19世紀末の明治時代に入ってきたといわれています。装飾用として持ち込まれたホテイアオイですが、繁殖力が強く野生化したため、日本の各地で帰化植物として見られます。

ホテイアオイには水槽内やビオトープの水質を維持する役割がある一方、川や池などに放流すると、増えすぎて生態系に影響が出るおそれがあります。購入したものや自宅で増やしすぎたものを自然に放流することは、絶対にやめてください。

とくに温かい地域では、株が増えすぎないように管理し、自宅の範囲内で栽培を楽しむようにしましょう。

名前の由来

ホテイアオイの名前は、葉が布袋様(ほていさま)のおなかのようにふくらんでいることに由来します。布袋様は七福神の一人で、豊かな恵みを運ぶ縁起の良い神様として親しまれています。

また、ホテイアオイの英名は「Water hyacinth(ウォーターヒヤシンス)」です。葉の間より立ち上がった茎先に複数輪の花をつける姿が、ヒヤシンスの花に似ていることから名付けられました。

ヒヤシンスとは分類が異なる植物ですが、ホテイアオイの花言葉である「恋の悲しみ」は、ヒヤシンスの花言葉に由来しています。

ホテイアオイを育てるために必要なもの

ホテイアオイを育てるために必要なもの
ホテイアオイを育てるために必要なものは以下のとおりです。

  • ホテイアオイの苗
  • 水鉢・水槽
  • 水(花付きが悪いときは用土)
  • スコップ
  • 園芸ハサミ
  • LED照明(室内栽培の場合)

ホテイアオイの苗は、気温がしっかりと暖かくなったころお店に並びます。まれに根のないものがあるので根があるものを選びましょう。

定期的な水替えが必要となるため、水鉢や水槽は扱いやすいサイズを選んでください。日当たりを必要とするホテイアオイは屋外栽培に向いていますが、LED照明を設置すれば室内でも育てられます。

土は花用培養土ではなく、田んぼのような泥土が向いています。初心者の方は、水生植物用の土で始めるのがおすすめです。

ホテイアオイの育て方

ホテイアオイの育て方
ホテイアオイは初心者の方でも育てやすい植物です。しかし、初めて水生植物を育てる方にとっては、管理方法がわからないことも多いでしょう。

元気なホテイアオイを育てるためには、日当たりと水質管理を意識することが大切。置き場所や水替えの頻度、剪定、株分けの仕方など、ホテイアオイを元気に育てるためのポイントをご紹介します。

日当たり・置き場所・温度

ホテイアオイの栽培では、なるべく日当たりの良い場所を選んでください。ただし、水量が少ない水鉢で育てると、直射日光で水の温度が急上昇してしまうおそれがあるため、水温管理に注意しましょう。

水温の変化にも耐える強い性質をもつホテイアオイですが、25〜30℃を保てる場所で栽培するのが理想です。花が咲かなかったり、葉の色が悪くなったりしたら、日当たりと水温を確認して置き場所を検討してみましょう。

室内栽培では、LED照明で日当たりを確保します。ホテイアオイは光量を必要とするため、植物育成用の光量が強いタイプを選び、高さを調整できるように配置して十分に照明が当たるようにしてください。

植え付け方

ホテイアオイは水面に浮かべるだけで育つため、土に植え付ける必要はありません。浮かばせたホテイアオイは、温度が上昇すると自然に繁殖しながら横に広がっていきます。

温かい地域ではとくに繁殖力が強くなるため、はじめに購入する株数に注意が必要です。水面に十分なスペースが空くように苗を浮かべてあげるといいでしょう。

メダカと一緒に育てる場合は、メダカが住みやすい広さの水鉢や水槽を用意します。ホテイアオイの根がメダカに絡まると死んでしまうこともあるため、メダカが泳げる広さが十分にあるかを確認することが大切です。

水やりの仕方

水面で育つホテイアオイは、基本的に上から水を与える必要はありません。しかし、池栽培では、雨が何日も降らない日が続いて水量が減っていないか様子を見てあげるといいでしょう。

水鉢や水槽で育てる場合、夏場は水が傷みやすくなります。10日に1回を目安に水を入れ替えて、鉢内をきれいに保ちましょう。水替えの際は水道水を使用して問題ありません。

また、屋外に池や水鉢があると、蚊の幼虫であるボウフラが発生するおそれがあります。水鉢の水を入れ替えたり、メダカを一緒に飼ったりすると、ボウフラの発生予防につながります。

肥料のやり方

水質を選ばないホテイアオイは、肥料を与えなくても元気に育ちます。肥料を与えすぎると葉が巨大化するおそれがあるため、スイレンのような肥料を必要とする植物と一緒の鉢に入れる際は、育てる数に注意しましょう。

基本的にホテイアオイの花は咲きにくいですが、花を咲かせたいときは日照不足が原因として考えられるため、置き場所やLED照明の光量を調整してみてください。熱帯地方を原産地とするホテイアオイは、太陽光をたっぷりと浴びることで、花つきが良くなり元気な株に育ってくれますよ。

掃除の仕方

繁殖力が強いホテイアオイは、剪定をして数を調整しながら育てるのがポイントです。込み合っている葉や株を取り除くことで、株全体に日光が良く当たるようになります。

水鉢や水槽の水替えをするタイミングで、剪定をおこなうのもおすすめです。新しい水に入れる前に、古くなった黒い根や黄色くなった葉を取り除いてあげましょう。

ホテイアオイをすっきりと整理することで、メダカがホテイアオイに絡まって死んでしまうのを防げます。また、ホテイアオイをこれ以上増やしたくない場合は、子株が大きくなる前に取り除いてください。

株分けの仕方

株分けの仕方
ホテイアオイは株分けで簡単に増やせます。池いっぱいに美しいホテイアオイの花が咲く姿はとても魅力的です。

ただし、増えすぎたホテイアオイは自宅で処理しなければいけません。増やしたい数を事前にイメージしておいてから株分けを楽しみましょう。

ホテイアオイの株分け方法は以下のとおりです。

  1. 親株から出る細長い茎(ストロン)を確認する
  2. ストロンについた子株に根が出ているか確認する
  3. 子株に根と葉がついたら切り分ける
  4. 切り分けた子株はそのまま水面に浮かべる

子株は大きくなり、やがて新しい子株(孫株)ができていきます。葉や根に勢いのある株を選定しながら株分けをして、元気なホテイアオイを育てていきましょう。

ホテイアオイの育て方の注意ポイント

ホテイアオイの育て方の注意ポイント
丈夫で育てやすいホテイアオイですが、冬の寒さには弱い性質があります。冬は、霜の当たらない軒下や室内など、5℃以上を保てる場所に移動して管理しましょう。

寒さに弱いホテイアオイは冬に枯れてしまうこともありますが、春になると新しい芽を出す可能性があります。しっかりと暖かくなるまでは様子を見てあげましょう。

1〜3株ほどを残しておけば、翌年にまた簡単に増やせます。ただし、冬越しが難しい寒冷地では管理が大変になるため、1年草として毎年新しい株を購入してもいいでしょう。

ホテイアオイの病害虫対策

ホテイアオイの病害虫対策
ホテイアオイの栽培で注意すべき病害虫は以下のとおりです。

  • 葉腐病
  • 赤斑病
  • ハダニ
  • アブラムシ

いずれも対策が可能なため、原因や症状を事前に確認しておきましょう。異常が見られたら、早めに対処することが大切です。

葉腐病

ホテイアオイが枯れたようになる「葉腐病」は、春と秋ごろの発生に注意が必要です。元気がなく腐っている葉を見つけたら、水質が悪くなる前に取り除いていきましょう。

赤斑病

ホテイアオイの葉に斑点がつく「赤斑病」が発生するおそれがあります。症状が軽い初期は何もしなくても問題ありませんが、症状が広がる前に取り除くといいでしょう。

ハダニ

水面で育てるホテイアオイですが、葉が乾燥すると「ハダニ」が発生するおそれがあります。見つけたら、水で洗い流して取り除きましょう。

アブラムシ

葉が密集して日当たりが悪くなるとアブラムシが発生するおそれがあります。見つけたら株ごと水の中に沈めて死滅させられます。ただしアブラムシは、水中でメダカの最高の餌になってくれますので、メダカを生育されている場合は水で流すと都度食べてくれます。

殺虫剤を散布して駆除する方法もありますが、メダカなどの生物がいる場合、薬剤は控えたいものです。

病気になった葉やアブラムシなどの害虫を見つけたら、すみやかに取り除いて繁殖を防いでいきましょう。

ホテイアオイの育て方を覚えてビオトープに挑戦してみよう

ホテイアオイの育て方を覚えてビオトープに挑戦してみよう
ホテイアオイの育て方から増やし方、冬越しの注意点までをご紹介しました。ホテイアオイ栽培では、十分な日当たりを確保し、剪定をして数を調整しながら管理することが大切です。

夏にぴったりの涼しげな花や緑を楽しめるホテイアオイは、自宅でつくるビオトープに適しています。メダカとも相性が良いため、水槽に浮かべたり、水鉢に飾ったりして楽しめます。

水面で育つホテイアオイを育てて、小さな自然を楽しむビオトープづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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