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ベランダ掃除はどうやる?マンション・戸建てをピカピカにする方法

ベランダ掃除はどうやる?マンション・戸建てをピカピカにする方法

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虫の死がいや鳥のフン、土埃、カビなど、不快な汚れが多く億劫になりがちなベランダ掃除。大掃除のように重い腰を上げて取りかかる印象がありますが、実は日々のお手入れ次第で楽に掃除できる場所です。

ベランダ掃除のポイントは、定期的に掃除して汚れをため込まないこと。頑固な汚れには洗剤を使った掃除が有効ですが、住宅環境によっては水の使用が制限される場合もあります。

ベランダ掃除のポイントを押さえて、気持ちの良いベランダを維持しましょう。

ベランダ掃除の大事なポイント

ベランダ掃除の大事なポイント

ベランダ掃除をおこなう際は、近隣に住んでいる方への配慮が欠かせません。とくに共同住宅では、共用部分の規約をよく確認したうえで掃除を始めましょう。また、マンション・戸建てともに、ベランダ掃除では天気や湿度をチェックすることも大切です。

ベランダ掃除を始める前に押さえておきたいポイントをご紹介します。

マンションの規約をチェック

マンションやアパート、団地などの共同住宅は、法律で避難規定が定められています。部屋の中は専用部分ですが、ベランダやバルコニー、エントランスなどは共用部分です。

共用部分を清掃する際は、洗剤が使えなかったり、水が流せなかったりする場合があるため、規約を事前に確認しておきましょう。

制限がない場合でも、階下や地上に水滴が落ちてトラブルとなるおそれがあります。とくに、防水加工が施されていないベランダや、排水溝がほかの部屋と共有になっているベランダは注意が必要です。共同住宅のベランダ掃除では、極力水の使用を控えることをおすすめします。

また、戸建ての場合でもホコリが舞って迷惑をかけないように十分注意しましょう。ベランダをこまめに掃除すれば大がかりな掃除をせずに済みます。

掃除に最適な日におこなう

雨風の心配がない屋内の掃除とは違って、ベランダ掃除では天候を考慮しなければいけません。ベランダ掃除に適しているのは風がなく、過ごしやすい気温の日です。真夏で気温が高い日は、熱中症の危険性があるため避けるのが無難です。

また、晴れて乾燥した日だと掃除の際にホコリが舞うため、曇っていて湿度が高い日を選ぶとよいでしょう。雨が吹き込まなければ、梅雨の時期や雨の日のベランダ掃除も検討してみてください。

ベランダ掃除が必要な汚れとは

ベランダ掃除が必要な汚れとは

マンションや戸建てのベランダに発生する主な汚れは以下のとおりです。

  • 土埃・砂
  • 繊維くず・髪の毛
  • 排ガスの汚れ
  • コケ・カビ
  • 鳥のフン・虫の死がい

立地や周囲の環境によっても異なりますが、洗濯物から出るホコリや、風で舞って付着する土埃など、屋外ならではの汚れが多く付着します。それぞれの汚れの特徴や原因について見ていきましょう。

土埃・砂

周囲に公園や学校など、コンクリートで舗装されていない土地があると、舞い上がった土埃や砂がベランダにたまります。また、海を越えてやってくる黄砂にも注意が必要です。

ベランダでプランター栽培をしている方は、プランターからあふれた土や水が汚れの原因となることもあります。

繊維くず・髪の毛

ベランダで洗濯物や布団を干すと、糸くずや綿埃などの繊維くずが排出されてたまっていきます。繊維くずは小さく目立ちにくいものの、ほかの汚れと混ざり合って床に蓄積するため、意識してチェックしてみましょう。

洗濯などでベランダを日常的に使う方は、髪の毛が落ちやすくなります。また、マンションやアパートで隣家との距離が近い場合、繊維くずや髪の毛が風で飛んでくることもあります。

排ガス汚れ

交通量の多い大きな道路に面している場合や、線路や工場が近くにある場合は、排ガス汚れがたまりやすくなります。排ガス汚れは、排気ガス中のススが付着・蓄積されたものです。ススが水分と混ざり合って汚れとなるため、ベタベタ・ネバネバと粘着質になる点が特徴です。

コケ・カビ

水はけや日当たりが悪いベランダは、床や排水溝にコケやカビが生えるおそれがあります。

また、雨が吹き込みやすいベランダや、エアコンの室外機が設置されているベランダも注意が必要です。室外機がベランダにある場合は、排水ホースから流れた水がコケやカビの発生原因となります。

鳥のフン・虫の死がい

鳥のフンや虫の死がいもベランダに発生する汚れです。虫の死がいは見た目も相まって、不快感を与えます。

鳥はハトやカラスなどが多く、公園や森林の近くだけではなく都市部でもフンの被害に遭うケースがあります。放置すると健康被害をもたらすおそれもあるため、しっかりと掃除することが大切です。

ベランダ掃除に必要なものリスト

ベランダ掃除に必要なものリスト

外の汚れを家の中に持ち込まないために、ベランダ掃除には専用の道具を用意することが重要です。100均やホームセンターで手に入るため、事前に揃えておきましょう。また、必要な道具はバケツの中に入れ、濡れないように保管しておくと、必要なときにすぐ取り出せます。

ベランダ掃除に必要な道具は以下のとおりです。

  • ほうき
  • ちりとり
  • バケツ
  • 雑巾
  • 柔らかい布
  • デッキブラシ
  • 歯ブラシ
  • スポンジ
  • マスク
  • ゴム手袋
  • 新聞紙
  • キッチンペーパー
  • ゴミ袋
  • 重曹
  • クエン酸
  • スプレーボトル(薄め液を自作する場合はあると便利)
  • 中性洗剤
  • コケ除去剤
  • カビ取りスプレー(金属製品には使用しない)
  • アルコールスプレー
  • 紙やすり(またはワイヤーブラシ)

掃除用品を見てみる

重曹やクエン酸の商品を見てみる

掃除しにくいベランダをきれいに保つためには、定期的な掃除が欠かせません。また、できるだけものを置かないようにすると、掃除がはかどるほか、ゴミもたまりにくくなります。

ベランダの床を掃除する基本的な方法

ベランダの床を掃除する基本的な方法

ここでは、日頃のお手入れとしておこなえる、基本的なベランダ掃除の方法をご紹介します。

本格的にベランダを掃除するとなると、マンション・戸建て関係なく周囲への配慮が不可欠です。必要です。日頃からこまめに汚れを取り除いておくことで、掃除が楽になり、近所迷惑となるリスクも減らせるでしょう。

基本は月に1回、風や雨が多い時期は週に1回程度の掃除で清潔な状態を保てます。屋内と同じように、ぜひベランダも定期的な掃除を心がけてみてください。

ほうきや掃除機で大きいゴミを取る

まずは、ベランダにあるものをある程度片付けましょう。ゴミや不要なものは処分し、プランターやベランダに必要なアイテムは邪魔にならない場所へ移動させます。

掃除できるだけのスペースを確保できたら、ほうきや掃除機でゴミを取り除いてください。室内で使っている掃除機やほうきを外で使うことに抵抗がある方は、ベランダ専用のものを用意しましょう。

ベランダが狭い場合やコンセントを確保しにくい場合は、ほうきがおすすめです。ちりとりもセットで用意しておくと、掃除がはかどります。

室内と共用で掃除機を使う場合は、使用後に本体の車輪やノズルの先端を拭き取ることが重要です。機種によっては、ベランダ掃除用の先端ノズルも販売されています。

濡らした新聞紙で細かいゴミやホコリを取る

細かいゴミやホコリ、砂などは濡らした新聞紙できれいに取り除けます。大量の水を使わずに掃除できるため、排水が気になる環境の方にもおすすめです。

まずは、新聞紙を適当な大きさにちぎって丸め、水でしっかりと濡らします。新聞紙をゴミやホコリの上に置き、全体をまんべんなく転がしたら、新聞紙を集めて掃除は完了です。

小さなゴミやホコリでも、風で移動して床に傷をつけることがあるため、日常的な掃除が大切です。とくに、防水加工が施されたベランダは、加工に傷をつけるおそれがあります。定期的な掃除で清潔な状態を保っておけば、大雨や強風のときも思わぬ事故を防げるでしょう。

ベランダの床を掃除する本格的な方法

ベランダの床を掃除する本格的な方法

ここからは、ベランダを本格的に掃除する方法について解説します。

ベランダの床掃除には水を使用しますが、マンションやアパートにお住まいの方は、事前準備をしっかりとおこないましょう。隣のベランダとつながっている場合、流した水が隣のベランダに流れ込んでしまいます。水を放置するとカビやコケが発生し、トラブルに発展しかねません。

湿らせた雑巾を境界部分に設置したり、使用する水の量を少なくしたりと、隣に迷惑がかからないように工夫しましょう。なお、ゴミやホコリは掃除の邪魔になるため、先述した基本的な掃除方法を参考にして事前に取り除いておきましょう。

床をデッキブラシでこする

ベランダの床に付着した頑固な汚れは、重曹や中性洗剤で落とせます。全体的に洗剤をまくと大量の水で洗い流す必要があるため、重曹や中性洗剤を水で溶かしてスプレーボトルに入れ、吹き付ける方法がおすすめです。ベランダ専用の洗剤がない場合は、食器用洗剤で代用できます。
詳しい作り方は以下のとおりです。

重曹水 代用洗剤
・ぬるま湯500ml
・重曹大さじ1.5~2杯
・水500ml
・食器用洗剤10ml

少しずつ洗剤をまいたら、デッキブラシでこすり落とします。最後は水を含ませた雑巾で拭き取れば完了。水を流すことなく掃除できるため、周囲にも配慮できます。

ただし、ウレタン防水加工がされている場合はデッキブラシでこすると傷つく可能性があります。気になる方はデッキブラシではなく、目が細かく柔らかい布で拭き取り、水でよく洗い流しましょう。

コケ・カビは酸素系漂白剤を使う

カビ汚れの掃除には、刺激臭がない酸素系漂白剤の使用がおすすめ。作業中は、必ずマスクを装着してください。床材の風合いが変化する場合もあるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。

準備が整ったら、バケツに40〜60℃のお湯を入れ、説明書に従って適切な分量で酸素系漂白剤を溶かします。溶液を少量ずつかけて、20〜30分放置したらブラシでこすってカビを落とします。最後は水で洗い流すか、濡れた雑巾で拭き取って乾燥させたら完了です。

コケは専用のコケ除去剤のほか、カビと同じように酸素系漂白剤でも落とせます。熱湯をかけてふやかすと、ブラシやスポンジで軽くこするだけで落とせるでしょう。

排水溝をきれいにする

水がたまりやすく汚れが多い排水溝は、中性洗剤で掃除します。
まずゴム手袋を付け、枯れ葉などの大きなゴミを取り除きます。歯ブラシに中性洗剤を馴染ませ、気になる汚れをこすり落とします。最後に水拭きしたら完了です。

Tips
排水溝内部のゴミを取り除く場合はトングやワイヤーブラシを使います。浴室や洗面所で使用するパイプクリーナーはベランダの排水溝掃除には適さないため注意しましょう。
パイプクリーナーは主に髪の毛や皮脂を溶かすための成分で作られているため、土や枯れ葉による詰まりの解消は期待できません。

ベランダの手すり・手すり壁を掃除する方法

ベランダの手すり・手すり壁を掃除する方法

次に、ベランダの手すりや手すり壁の掃除方法をご紹介します。手すり部分は鳥のフンが付着しやすい場所。鳥はフンの場所に戻る習性があるため、できるだけ早く対処しましょう。

必要な道具は以下のとおりです。

  • マスク
  • ゴム手袋
  • アルコールスプレー
  • キッチンペーパー
  • ゴミ袋
  • 中性洗剤

フンには人体に有害な物質が含まれることもあるため、使用した道具は処分できるように、使い捨てのものや使い古したものを用意してください。乾いたフンは濡らしたキッチンペーパーでふやかすと、落としやすくなります。

手すり

金属製の手すりは、汚れを放置しておくと腐食につながる危険性があります。現在のベランダに使われる手すりはアルミ製のものがほとんどです。軽い汚れは水で濡らした布で拭いたあとに、乾拭きするだけで落とせます。硬い布を使用すると手すりに傷が付いてしまうため、柔らかい布を使用しましょう。

こびりついた頑固な汚れには、水で薄めた中性洗剤がおすすめ。ステンレス以外の金属製品に酸性・アルカリ性の洗剤を使うと変色や腐食の原因となるため注意してください。

また、鉄製の手すりは乾拭きで掃除します。落とせないサビには、目の細かい紙やすりやワイヤーブラシを使います。仕上げに市販のサビ止め剤を塗布して完了です。

手すり壁

手すり壁は雨水や泥汚れ、カビなど、あらゆる汚れが発生する箇所です。洗剤を塗布したスポンジを使って、表面を傷つけないように汚れをこすり落として掃除しましょう。

洗剤の種類は、汚れの程度に合わせて選ぶことが重要です。汚れが付着してから時間が経っていない場合は、中性洗剤を薄めた液で簡単に落とせます。

水垢にはクエン酸、カビにはカビ取りスプレーが効果的ですが、手すり壁の素材を傷つける可能性がありますので、目立たない場所で試してから使用しましょう。

条件がそろえばベランダ掃除に高圧洗浄機は便利

条件がそろえばベランダ掃除に高圧洗浄機は便利

洗剤を使っても落としにくい汚れには高圧洗浄機が効果的。ホースで水をまくより節水効果が高い点も魅力です。

マンション・戸建てそれぞれで注意すべきことも含め、高圧洗浄機を使ったベランダ掃除の方法をご紹介します。

高圧洗浄機でできること

高圧洗浄機は水圧だけで汚れを取り除く機械で、少ない労力でベランダ全体を掃除することが可能です。床や排水溝付近だけではなく、手すりや窓、網戸の汚れも取り除けます。ただし、汚水が周囲に飛び散りやすいため、事前の対策が必要です。

高圧洗浄機は環境に合わせて、水道直結式と自給式の2種類から選べます。水道直結式は水道とホースをつないで使用するタイプで、自給式はためた水を使うタイプです。自給式であれば、水道なしのベランダでも使用できます。

ただし、高圧洗浄機が使用できるのは、マンションの規約に違反しない場合、ベランダに排水溝がある場合、近隣の理解がある場合など条件が限られます。

Tips
エアコンの室外機を高圧洗浄機で掃除することは避けた方がいいでしょう。フィンが変形したり、内部に水が入って故障する可能性があります。

高圧洗浄機で掃除する方法

高圧洗浄機を使った掃除手順は以下のとおりです。

  1. ベランダや周辺のものを片付ける
  2. ほうきでほこり、砂、ゴミを取り除く
  3. 排水溝を掃除する
  4. 高圧洗浄機で汚れを落とす
  5. 排水溝にたまったゴミを取り除く
  6. ベランダ全体を乾燥させる

高圧洗浄機は周囲に水が飛び散りやすいため、濡れて困るものは事前に片付けておきましょう。また、排水溝に汚れやゴミがたまったまま大量の水を流すと詰まりの原因となるため、高圧洗浄機を使う前に掃除しておくことが大切です。

また、高圧洗浄機での掃除は以下の順番でおこなうと、汚れが下へスムーズに流れていきます。

  1. 窓・網戸
  2. サッシ
  3. 手すり
  4. 排水溝

ベランダは定期的な掃除で清潔に!まずは基本的な方法から始めよう

ベランダは定期的な掃除で清潔に!

大がかりに思えるベランダ掃除ですが、定期的に汚れやゴミを取り除いておけば、掃除にかかる労力を減らせます。屋外に面するベランダには、人体に害のある汚れも付着するため、こまめに掃除することが大切です。

また、環境によって掃除に使える道具は異なるため、周囲に配慮しながら工夫しておこないましょう。とくに、マンションやアパートに住んでいる方は、事前に規約をチェックしてから取りかかってください。

 

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