キャンプは雨でもできる？雨キャンプの必需品と楽しみ方、注意点を紹介

楽しみにしていたキャンプの日が雨だったらガッカリしてしまいますよね。天候の変化は避けられない要素ですが、雨でもキャンプを楽しむ方法があることをご存じでしょうか。

本記事では、雨の日のキャンプをやめたほうが良いケースと、雨天決行しても問題ないケース、雨の日のキャンプを楽しむための必需品や安全に過ごすための注意点を解説します。

雨の日のキャンプはやめたほうがいい？

雨の日でも常にキャンプが楽しめる訳ではありません。中止を判断したほうが良い場合もあります。ではどのようなケースであれば雨キャンプが決行できるのでしょうか。

キャンセルしたほうが良いケース

大雨・豪雨警報や雷予報、強風予報などが出ている場合、安全に楽しいキャンプを決行するのは難しいでしょう。
警報が出ていない場合でも、川や海などの周辺は増水の危険があるため、雨の日はキャンセルしましょう。

自然の力は人間が予想を超えることが多く、特にキャンプは直接自然と触れ合う活動です。そのため、自然災害のリスクが高まるような天候では、無理にキャンプを行うことは避けたほうが無難です。

雨天決行して大丈夫なケース

一方、しとしとと雨が降る予報で、警報が出ていない場合は雨キャンプは可能です。
ただし、雨キャンプは晴れた日のキャンプとは異なり、濡れること、汚れること、手間がかかることなどのデメリットもあります。

しかし、それらを理解した上で準備をして臨むのであれば、雨の中のキャンプは晴れの日のキャンプとは違った楽しみ方があります。

ただし、雨天時でも安全に楽しむためには十分な準備と知識が必要です。

雨キャンプに追加したい必需品・持ち物

雨の日のキャンプには、通常のキャンプに必要なものに加えて、晴れの日とは違った準備が必要です。次に紹介するアイテムを持っていれば、雨キャンプも思い出に残る素敵な体験になるでしょう。

テント・タープ

雨キャンプでは、テントやタープは必須アイテムです。雨を防ぎ、風を遮断し、快適な空間を提供します。

テントやタープは耐水性と耐風性が高いものを選ぶことが重要です。また、設営や撤収が容易なものを選ぶと、雨天時でもストレスが少なくなります。
また、タープの下で焚き火をする場合は難燃性の素材のものを使用してください。
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地面が濡れていてテントが晴れの日よりも汚れやすいため、グラウンドシートかレジャーシートを敷いてから設営するのがおすすめです。
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レインウェア

レインウェアは雨から身体を守るために必要です。雨天時のキャンプでは、レインウェアがあることで動きやすさと保温性が向上します。

レインウェアは防水性能が高く、通気性に優れたものを選ぶことがおすすめです。
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着替え

雨キャンプでは濡れることが前提なので、着替えは多めに持って行くことが重要です。
特に、下着や靴下は湿ったままだと不快感を感じやすいため、濡れたら直ぐに交換すると良いでしょう。

長靴

長靴は雨天時のキャンプで大活躍します。地面からの水分を防ぎ、足元を乾燥させることができます。また、泥や水たまりを気にせず歩くことができます。

長靴は防水性能が高く、履き心地の良いものを選ぶことがおすすめです。
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防寒グッズ

雨キャンプは冷えやすい環境なので、防寒具やポータブルヒーターなどの防寒グッズがあると安心です。特に夜間は気温が下がりやすいため、暖房器具や暖かい寝袋などを用意すると良いでしょう。
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ビニール袋

ビニール袋は雨キャンプでは非常に便利なアイテムです。濡れた服を入れたり、ゴミを入れたりするのに使えます。

また、撤収時にテントやタープが濡れている場合、ビニール袋に入れて持ち帰ることで他の荷物が濡れるのを防ぐことができます。

焚き火台

焚き火台は雨キャンプでも活躍します。
雨に直接あたる場所では流石に火を起こすことができないので、タープの下で焚き火をしましょう。火の粉で穴が開かないように、難燃性のタープを使用してください。
雨のあたらない場所で使用することで、暖を取ったり料理をしたりすることができます。

安全に使用するためには適切な場所選びや火の始末など、基本的な知識が必要です。
適切な場所選びとしては、地面が平らで乾いていることを確認し、風下で焚き火を行い、テントからは3m以上離してください。
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雨キャンプの楽しみ方

雨の日のキャンプは、新たな発見と楽しみが満載です。テントやタープの下で家族や仲間と過ごす時間、そして雨によって一層引き立つ自然の美しさ。これらを通じて、雨キャンプの魅力を存分にご紹介します。

テント・タープ下で趣味の時間を過ごす

雨キャンプでは、テントやタープの下で趣味の時間を過ごすことがおすすめです。読書をすると、雨音がBGMとなり、物語がより一層引き立ちます。

また、編み物などの手芸は、じっくりと取り組む時間がある雨の日にピッタリです。さらに、家族や友人と一緒なら、ボードゲームやカードゲームを楽しむのも良いでしょう。

子供連れの場合は、シャボン玉遊びや泥んこ遊び、おままごともおすすめです。雨の日はシャボン玉が割れにくく、遠くまで飛びやすいため、意外な楽しさがあります。

また、通常避けがちな泥遊びは、雨キャンプでは子どもにとって魅力的なアクティビティに変わります。泥んこ遊びやおままごとを通じて、子どもたちは泥の感触や自由な発想を楽しむことができます。

雨の日の自然・景色を堪能

雨の日は普段とは違った景色や自然を楽しむことができます。雨によって一層引き立つ自然の美しさを堪能しましょう。

特に子供たちにとっては、雨の日は新たな発見と冒険の日です。雨を好む生き物たち、例えばカエルやカタツムリといった生き物たちは、雨の日だからこそ姿を現します。

それらの生き物を探し出すことは、まるで宝探しのようなワクワク感を与えてくれます。それは子供たちだけでなく、大人も一緒に楽しむことができる貴重な体験です。

雨キャンプを安全に楽しむための注意点

雨キャンプを安全に楽しむためには注意が必要です。雨キャンプでの設営場所の選び方、照明の重要性、そしてテント内での火の取り扱いについて詳しく解説します。

キャンプの設営場所に気をつける

雨キャンプでは、設営場所の選び方が非常に重要です。テントを広げる前に地面をよく確認し、凹凸がある場所や水が流れる場所、傾斜の低い場所は避けましょう。これらの場所では雨水が溜まりやすく、テント内が水浸しになる可能性があります。

また、川沿いや水辺でのキャンプ設営も避けるべきです。雨が降ると水位が急に上昇することがあり危険です。さらに、大木の下や岩場なども落雷や倒木、落石の危険性があるため避けた方が良いでしょう。

灯りを多めに用意する

雨の日は視界が悪くなりやすいため、灯りはいつも以上に多めに用意すると安心です。テント内はもちろん、テント周辺も明るく照らすことで夜間の移動も安全です。

また、ヘッドライトやランタンは防水性のあるものを選ぶと良いでしょう。さらに、非常用の懐中電灯や蓄光テープも用意しておくと便利です。

これらの灯りたちは、ただ明るさを提供するだけでなく、雨音と共に揺れるその光はキャンプの夜を一層ロマンチックに演出します。

テント内で火を使わない

火は暖かさを提供し、料理を作るための重要なツールですが、その扱いには十分な注意が必要です。特にテント内での火の使用は、火災や一酸化中毒といった危険性を孕んでいます。

したがって、テント内での調理は避け、専用の調理スペースで行うようにしましょう。また、暖房器具もテント内では使用せず、適切な場所で使用することが重要です。

キャンプは自然と共に過ごす楽しみを提供しますが、その楽しみを最大限に味わうためにも、安全対策は欠かせません。火の取り扱いについて十分な知識を持ち、適切な対策を講じることで、安全かつ楽しいキャンプ体験を実現しましょう。

雨キャンプの片付け方

雨キャンプでは通常よりも片付けの手間がかかりがちです。効率よくサイトを撤収し、気持ちよく帰宅するための片付け方のポイントを解説します。

シート類は内巻きにする

テントの下に敷いたシートなどを巻き上げるときは、内巻きにするようにしましょう。外巻きにするとシートに雨水がたまり、広げたときに一気に流れ出てきます。

濡れていないものから片付ける

雨キャンプの片付けをするときは、濡れや汚れが広がらないように注意しましょう。
撤収時はなるべく濡れていないものから先に片付けることで、濡れが広がるのを防止できます。
また、濡れてしまったものはビニール袋などに入れて持ち帰り、帰宅してから改めて乾燥させましょう。タープなど大きいサイズのものを入れるときは、ゴミ袋を使用するのも手段の一つです。

準備を万端にして雨キャンプを楽しもう！

雨キャンプの必需品、持ち物と楽しみ方、注意点を紹介しました。雨キャンプは晴れた日のキャンプとは違った魅力があります。

雨キャンプは、準備や知識があれば、誰でも楽しめるアクティビティです。ただし、雨キャンプにはリスクも伴います。

そのリスクを最小限に抑え、安全に楽しむためには、天候や水位などの情報を常に把握し、自分の体調や能力に合わせて行動することが重要です。

雨の日でもキャンプの楽しみを諦める必要はありません。本記事で紹介したポイントを参考に、雨キャンプの新たな魅力を発見してみませんか。