コーナンTips その他 適切な油の捨て方は?簡単な処理方法6選と注意点 適切な油の捨て方は?簡単な処理方法6選と注意点 その他 クリップボードにコピーしました 適切な油の捨て方は?簡単な処理方法6選と注意点 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました パン粉や小麦粉で汚れたり、しばらく使用しない間に変色したりした油を捨てるときは、適切な方法で処理しなければいけません。そのまま排水溝に流すと、排水管に詰まる、自然環境に悪影響を与えるなどのリスクがあります。 今回は、基本的な油の捨て方と、油を捨てるときの注意点をご紹介します。料理をおいしくするためにも、古くなった油は定期的に交換して、新鮮な油で調理しましょう。 目次 油をそのまま捨てるのがNGな理由油は可燃ごみ?不燃ごみ?簡単!油の捨て方6選新聞紙に吸わせる牛乳パックに流し込むポリ袋に流し込む凝固剤で固める片栗粉・小麦粉で固めるコンポスターに入れる資源ごみとして回収してもらう油を捨てる時の注意点排水口に流さない自然発火に注意する常温に冷ましてから捨てる密封して捨てる直射日光に当てない正しい捨て方で油を処理しよう! 油をそのまま捨てるのがNGな理由 油を処分するとき、シンクに流してそのまま捨てるとどうなるのでしょうか。油を排水口に流すと、冷えた油が固まって下水管に詰まり、排水トラブルや悪臭の原因となるおそれがあります。また、下水の処理時に負担がかかるほか、排水が大雨によって川や海に流れ、水質汚染を引き起こすこともあります。 油を処分するときは、シンクや排水口には流さず、基本的に可燃ごみとして処分しましょう。ただし、可燃ごみとして処分するには、ごみ袋から流れ出ないよう適切に処理する必要があります。 関連記事 排水管の洗浄を自分でするには?やり方と汚れを防止するコツ 油は可燃ごみ?不燃ごみ? 油は燃えるごみとして処分するのが一般的です。ただし、油を封ができる容器に入れて、指定の回収場所に持ち込むことで、資源ごみとして回収している自治体もあります。 ごみの回収方法はホームページや、自治体ごとに配布されるパンフレットなどに記載されているため、各自治体のルールに従って油を処分しましょう。 簡単!油の捨て方6選 シンクに流すと詰まりや悪臭、環境汚染を招くおそれがあるため捨てづらい油ですが、実は身近にあるもので簡単に処理できます。また、油を捨てるために販売されている、市販の凝固剤を活用するのもおすすめです。ここでは、手軽にできる油の捨て方をご紹介します。 新聞紙に吸わせる フライパンなどで調理に使用した少量の油は、新聞紙やキッチンペーパーに吸わせてから捨てるのがおすすめです。火災のリスクを減らすために、油が完全に冷めてから吸わせましょう。 ただし、油の量が多い場合は吸い切れないため、このあと紹介する牛乳パックやポリ袋に流したり、凝固剤を使用したりする方法で処理してください。 牛乳パックに流し込む 牛乳パックの中に新聞紙やキッチンペーパーを敷き詰め、油を注いで処理する方法です。大量の油を処分するときにおすすめの方法で、漏れにくいのが特徴です。油を注いだら、紙パックの口をテープでしっかりと止め、燃えるごみと一緒に処分します。 油は完全に冷ましてから処分しましょう。また、自然発火を防ぐため、新聞紙やキッチンペーパーにはたっぷりと水を吸わせるのがポイントです。なお、気温が高い季節は自然発火のリスクが高まるため、少量の水を注いでおきましょう。 ポリ袋に流し込む 牛乳パックがない場合は、ポリ袋に新聞紙やキッチンペーパーを敷き詰める方法で代用できます。漏れを防止するため、ポリ袋はあらかじめ二重にしておくのがポイントです。 袋の口は輪ゴムで縛ったり、結んだりしてかたくとめ、燃えるごみと一緒に処分します。牛乳パックと同様、自然発火を防ぐために新聞紙やキッチンペーパーには水をたっぷりと染み込ませましょう。 ▶ポリ袋の商品を見てみる 凝固剤で固める 市販の凝固剤は、大量の油を処分するのに便利なアイテムです。油が熱いうちに使用するものが多く、油が冷めると固形物になります。 固まったらフライパンや鍋から剥がし、ポリ袋に入れて燃えるごみと一緒に処分しましょう。固形の状態になるため、油漏れも心配なく手軽に捨てられます。 ▶凝固剤の商品を見てみる 片栗粉・小麦粉で固める 手元に凝固剤がない場合は、片栗粉や小麦粉を使ってみてください。凝固剤のようには固まらないものの、糊状になるため捨てやすくなります。家庭にあるアイテムだけで対処できる便利な方法です。 油が熱いうちに、油と同量の片栗粉や小麦粉を入れます。油が冷めるとドロっとした状態になるため、完全に冷ましたらビニール袋に入れて捨てましょう。 ただし、大量の油を処分するときは、使用する片栗粉や小麦粉の量が増えるため、少量の油に使うのがおすすめです。 コンポスターに入れる 油の捨て方としてコンポスターに入れる方法もあります。コンポスターとは生ゴミを分解して堆肥(コンポスト)を作る容器のことです。油は生ゴミの発酵を促すため、少量であればそのまま流し入れて処理できるのが特徴です。 コンポスターといえば庭に大きな容器を設置するイメージがありますが、ダンボール箱を利用しても堆肥が作れます。 必要なものは以下のとおりです。 40㎤程度の丈夫なダンボール(コンポスター用) ピートモス くん炭 ダンボール(底敷き用) 防虫カバー 苗ケース ガムテープ スコップ 温度計 コンポスター用のダンボールと底敷き用ダンボールの端をガムテープで補強し、重ねて二重にします。設置するときは苗ケースの上に置いて通気性を確保しましょう。ダンボールの中にピートモスとくん炭、湿らせる程度の水を入れてスコップでよく混ぜれば、簡易的なコンポスターの完成です。 生ゴミの投入量は1日あたり500g、生ゴミの発酵促進用には油100mLが目安と言われています。油を入れすぎると臭いが出たり、水分と分かれて堆肥化が進みづらくなるため注意が必要です。また、小動物を引き寄せる可能性もあります。屋外に設置する場合は十分な対策を行いましょう。 ▶コンポスターの関連商品を見てみる 資源ごみとして回収してもらう 自治体によっては、使用済みの油を資源ごみとして回収しています。細かいルールは自治体ごとに異なりますが、特定の回収場所に持ち込むか、ペットボトルや瓶などの容器に入れて指定の回収日にごみとして出す方法が一般的です。 ただし資源ごみとして回収している自治体であっても、ラードやエンジンオイルなど、動物性油や機械油は回収できず、植物性の食用油に限られます。 Tips 回収された植物性の食用油は、バイオディーゼル燃料やSAF(持続可能な航空燃料)の原料として再利用が進められています。 油を捨てる時の注意点 紙やペーパーに吸わせたり、固めて捨てたりと簡単に処分できる油ですが、注意すべき点がいくつかあります。誤った方法で処理すると、火災を引き起こしかねません。ここでは、油の特性に触れながら、捨てるときの注意点をご紹介します。油の特性を知り、正しい方法で処分しましょう。 排水口に流さない 冒頭で解説したとおり、排水口に油を流すと配管トラブルや環境汚染につながります。水道に油を流すと、家庭への影響と環境への影響が考えられます。 家庭への影響のひとつが配管トラブルです。家庭の排水口が詰まる原因の多くが油です。油は冷えると固まる特性があり、固まった油に食材カスや洗剤が付着して水が流れなくなります。少量の油でも積み重ねで配管トラブルにつながる可能性があるため、注意が必要です。 浄化槽を使用している住居の場合は、油を流し入れると分解されずに残ってしまい、機械の故障につながる可能性もあります。配管の詰まりや浄化槽の機能低下により、悪臭が発生しやすくなる懸念点もあります。 また、油は環境にも大きな影響を及ぼします。環境省によると、使用済みの天ぷら油20mLを流した環境の場合、魚が住める水質に戻すには300Lのバスタブ20杯分、合計で6000Lの水が必要とされています。 排水口や排水管、下水の処理施設などは油を処理するための設備になっていないため、思わぬトラブルを避けるためにも、油は排水溝に流さず適切な方法で処分しましょう。 自然発火に注意する 油を処分するとき、とくに注意しなければならないのが自然発火のリスクです。調理直後の高温な油が発火するだけではなく、冷めた油でも発火する危険性があります。 自然発火を防ぐために、必ず下記を守るようにしてください。 関連記事 火災対策で大切な5つのポイント|グッズを備えてリスクを減らす 常温に冷ましてから捨てる 調理後の油は、常温に冷ましてから捨てましょう。新聞紙やペーパーだけではなく、油に含まれる揚げカスなどは、温度が高くなると自然発火するリスクが高まります。油を吸わせて捨てるときは、冷めるまで待つのが鉄則です。 密封して捨てる 油を入れた牛乳パックやポリ袋はしっかりと密封しましょう。密封されていないと、油が漏れ出すだけではなく、空気に触れて自然発火する危険性もあります。不安なときは、牛乳パックの上からポリ袋で包む、袋を二重にするなどの方法がおすすめです。 直射日光に当てない 油は高温や光にさらされると、酸化して熱をもち、自然発火するおそれがあります。ごみの回収日までゴミ箱に入れる場合は必ず蓋をして、直射日光に当たらないところに置いてください。 正しい捨て方で油を処理しよう! 揚げ物などに使用した油は再利用が可能ですが、色が濃い、油臭い、粘り気がある場合は劣化したサインです。使用回数は3〜4回が目安で、古くなった油は適切な方法で処分する必要があります。 油を捨てるときは排水口に流さず、新聞紙に吸わせたり、凝固剤や片栗粉を使って固めたりしてから、燃えるごみで出しましょう。ただし、自治体によっては資源ごみとして回収していることもあるため、お住まいの地域のごみ回収ルールを確認してください。 また、油は自然発火のリスクがあるため、常温に冷ましてから処理する、直射日光に当てないようにするなど、捨てるときも細心の注意が必要です。 油処理剤の商品を見てみる
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