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オカメインコの飼い方|飼育に必要なものと注意点を初心者向けに解説

オカメインコの飼い方|飼育に必要なものと注意点を初心者向けに解説

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オカメインコは、人懐っこい性格と愛らしい姿が人気で、ペットとしてお迎えする人が増えています。しかし、鳥を飼育したことがないと、上手に飼えるかどうか不安に感じるでしょう。

本記事では、オカメインコの基礎知識から飼い方のコツ、飼育時の注意点までを初心者の方にもわかりやすく解説します。ぜひ、必要な知識を取り入れて、オカメインコの飼育に挑戦してみましょう。

オカメインコの基礎知識

横を向いてるオカメインコの全体写真

オカメインコの上手な飼い方をマスターするために、以下の4つの基礎知識について理解しておきましょう。

  • オカメインコの特徴
  • オカメインコの種類
  • オカメインコの寿命
  • オスとメスの違い

オカメインコの特徴

横を向いてるオカメインコの全体写真

種類 オウム目オウム科 オカメインコ属
原産国 オーストラリア
大きさ 30~35cm
性格 穏やかで懐きやすい。寂しがりや。繊細。

オカメインコは、長いしっぽや頭部の長い飾り羽(冠羽)、そしてチークパッチと呼ばれる赤い頬が特徴で、とても愛嬌のあるかわいい姿をしています。

人懐っこくおとなしい性格のオカメインコですが、構ってほしいときには大きな声で鳴くことがあります。また、オスのオカメインコは、歌ったりおしゃべりしたりするのが得意な個体が多く、簡単な単語なら覚えることができます。

オカメインコの種類

三匹並んで木の枝に立つオカメインコ

オカメインコの代表的な種類は以下のとおりです。

ノーマルグレー

ノーマルグレーのオカメインコ

全体的な色はグレー、顔が黄色いのが特徴で、オカメインコの代表的なカラーです。オレンジ色のチークパッチが入っています。

ルチノー

ルチノーのオカメインコ

体全体がクリーム色や薄黄色で赤い目をしており、オレンジ色のチークパッチがあります。オカメインコのなかでも、非常に人気の高い種類です。

パール

パールのオカメインコ

全身にパールのような斑点模様があり、美しい姿が人気の種類です。メスのほうが、成長後もパール模様がきれいに残るといわれています。

ホワイトフェイス

ホワイトフェイスのオカメインコ

チークパッチがなく、その名のとおり白い羽毛が顔を覆っています。体はグレーやホワイトなどが入ったシックなカラーリングです。

シナモン

シナモンのオカメインコ

体全体が茶色がかった、少し柔らかな色味をしている品種です。頬にはオレンジ色のチークパッチが施されています。

パイド

パイドのオカメインコ

体全体に白や薄黄色の斑点がまだらに入っています。色の抜け具合や模様のパターンが多様で、さまざまな個性を楽しめることで人気です。

パステルフェイス

パステルフェイスのオカメインコ

頬のチークパッチがほかの種類よりも薄く、黄色がかった色味です。顔全体も淡い色合いになっています。

アルビノ

アルビノのオカメインコ

頭から尾まで真っ白で、赤い目をしている種類です。チークパッチはなく、希少な種類として人気があります。ほかの品種と比べると、体がやや弱いという特徴もあります。

オカメインコの寿命

人の方の上に乗って向かい合う2羽のオカメインコ

オカメインコの寿命は、15〜20年ほどといわれていますが、なかには30年以上生きた個体もいます。1年ほどで成鳥となり、繁殖ができるようになります。

オスとメスの違い

ケージの餌の前で向かい合う2羽のオカメインコ

オカメインコのオスとメスの見分けはつきにくいですが、成鳥時の尾羽や風切り羽の裏に縞模様が残っていればメス、残っていなければオスの可能性が高いです。確実に判別したい場合は費用がかかりますが、遺伝子(PCR)検査をするといいでしょう。

また先述したように、一般的にはオスのほうが活動的で鳴いたり歌ったりする頻度が高く、メスは静かだといわれています。

 

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オカメインコの飼育に必要なもの

人の手の上に乗るオカメインコ

オカメインコの飼育をはじめる際には、以下の基本的なアイテムをそろえましょう。

  • ケージ
  • 止まり木
  • エサ
  • 食器類
  • 保湿器具

各アイテムの特徴や選び方のポイントを解説します。

ケージ

ケージの中に入っている2羽のオカメインコ

オカメインコのケージを選ぶ際は、羽を広げても少し余裕があるくらいの広さを目安にしましょう。初心者の方は、オカメインコ専用のケージを選ぶと安心です。

また、光や音を遮断するために、ケージの外に被せるケージカバーやアクリルケースなどがセットになったものもあります。

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止まり木

止まり木に止まるオカメインコ

止まり木も、オカメインコの飼育に欠かせないアイテムの一つです。できればケージに付属しているものではなく、天然木の止まり木を複数個用意して、ケージの中でストレスなく移動できるように設置してあげましょう。

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エサ(ペレット・シード)

餌入れに止まるオカメインコ

エサはヒエやアワ、キビといった穀物の種子であるシードと共に、バランス良く栄養を補給するためのペレット(人工飼料)も用意してください。

皮むき作業が大好きなオカメインコは、シードのみでも喜んで食べますが、どうしても栄養が偏ります。長期的な健康を考えると栄養豊富で消化にも良いペレットを与えることも大切です。

オカメインコの年齢や健康状態に合わせてシードとペレットの割合を調整しましょう。

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食器類(エサ入れ・水入れ)

止まり木に立つ2羽のオカメインコ

水やエサを入れる食器類も忘れずに用意しましょう。ケージ内で糞が入らないような場所に、しっかりと固定できるタイプがおすすめです。

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保温器具

気温計測器の写真

オカメインコの飼育に適した温度は25~30度です。

気温差に弱いオカメインコを上手に育てるために、ヒーターも準備しておきましょう。

ヒーターには、電球タイプや止まり木タイプ、外付けタイプなどさまざまな種類があります。ケージをどのような場所に設置しているのかを考えて、飼育環境に適したものを選択してください。

ケージ内の温度を適切な状態に保てるよう、ヒーターと共に温度計やサーモスタットも設置もしましょう。温度計は、割れない素材のデジタル式がおすすめです。

特に、ヒナから育てる際はしっかりと保温し、ケージ内を30度前後にキープしましょう。

オカメインコの飼い方

ケージの入り口に立つオカメインコ

初心者の方でも、飼い方のコツをしっかりと押さえておけば、オカメインコを上手に飼育できます。

特に大切な、以下の3つのポイントについて見ていきましょう。

  • エサと水をあげる
  • 温度を管理する
  • ケージをこまめに掃除する

エサと水をあげる

先述のように、エサは栄養を考えてシードとペレットをバランス良く与えることが大切です。

オカメインコの適切な食事量は、体重の約10%以内で、1日で7~10g程度です。ケージに設置した食器に入れておけば自分で食べてくれますが、ときどき手で与えてふれあうのがおすすめです。

水やエサは、何日も入れっぱなしにしておくのではなく、基本的には毎日新鮮なものと交換しましょう。特に夏場は水が腐りやすいため注意してください。

温度を管理する

温度管理はオカメインコの飼育においてとても大切なポイントです。夏は、エアコンで室温が下がり過ぎないように注意しましょう。エアコンの設定温度は28度程度がおすすめです。

また冬は、ヒーターやケージカバーなどを利用して暖かくするか、エアコンなどの暖房器具で部屋を25度前後にキープしてあげましょう。

ケージをこまめに掃除する

ケージは定期的に掃除して、常に清潔な状態を保つことが大切です。ケージの底に敷いている新聞紙やチップは、オカメインコの排せつ物などですぐに汚れてしまうため、毎日取り替えましょう。ケージの汚れが目立ってきたら、丸洗いしてきれいにします。

オカメインコを飼う際の注意点

ケージの上に立つオカメインコ

オカメインコに健康で長生きしてもらうためには、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。

「こんなことになるなら飼わなきゃよかった……」と後悔しないよう、以下の3つの注意点を覚えておきましょう。

  • 環境の変化に弱い
  • 病気のサインに気づいてあげる
  • かかりつけの病院を見つけておく

環境の変化に弱い

オカメインコはストレスを感じやすい生き物のため、環境の変化によって体調を崩したり、攻撃的になる傾向があります

オカメインコを飼い始めた数日間は、環境の変化が著しいため特に注意が必要です。エサを食べているか、飼育に適正な温度を保てているか、下痢をしていないかなど、こまめに体調をチェックしてください。

また、地震や、聞き慣れない大きな音、車のライトや雷といった強い光などが要因で「オカメパニック」と呼ばれるパニックを起こすおそれがあります。パニックに陥ると暴れたり、ケージ内を激しく飛び回ることで、ケガにつながるケースもあります。パニックになってしまったときは、優しく声かけをして落ち着かせてから、ケガをしていないかどうか確認しましょう。

Tips
オカメパニックを予防するには下記の方法があります。効果については個体差によりますが、お困りの場合は試してみてください。

  • 無音状態にならないよう、スマートスピーカーなどで少量のBGMをかけ流す
  • 夜間でも真っ暗にならないよう、常夜灯をつけておく

病気のサインに気づいてあげる

動物は体調不良を言葉で訴えられないため、飼い主さんが早めに病気のサインに気づいてあげることが必要です。

オカメインコの病気のサインには、以下のような症状があります。

  • 下痢や嘔吐
  • 羽のストレスマーク(羽の一部に横一列の黒く擦れたラインが入る)
  • ほかの羽と違う向きになっている異常な羽
  • 変形や伸びすぎなどのくちばしの異常
  • 足にタコのような硬い突起物ができる

これらの兆候に少しでも気づいたら、すみやかに動物病院を受診しましょう

かかりつけの病院を見つけておく

オカメインコの体調が悪くなったとき、すぐに治療を受けられるように、利用する動物病院を事前に決めておくことも大切です。

特に、小鳥を診てくれる動物病院は少なく、受診が可能だとしても小鳥を得意としていない場合もあります。いざというときのため、事前に確認しておきましょう。

オカメインコと長く一緒に暮らそう!

指の上に乗るオカメインコ

オカメインコの飼育は、基本的な知識やいくつかのポイントを押さえておけば、初心者の方にとってもそれほど難易度の高いものではありません。

飼い方のコツをしっかりと理解して、かわいらしく愛嬌たっぷりのオカメインコと長く一緒に暮らしましょう。

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