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犬を飼うときに必要なものリスト|部屋にお迎えする準備と注意点

犬を飼うときに必要なものリスト|部屋にお迎えする準備と注意点

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愛くるしい姿を眺めているだけで心が癒される犬は、今も昔も変わらずペットとして人気の動物です。一緒に遊んだり走り回ったりするほか、のんびりお昼寝をする時間を眺めているだけで癒やされる方は多いのではないでしょうか。

動物好きの方であれば、一度は「犬を飼いたい」と考えたことがあるはずです。しかし、実際に家族としてお迎えするための準備や必要なものがわからず、なかなか飼育に踏み出せない方も多いでしょう。

本記事では、犬を飼うときに役に立つ情報を項目ごとに詳しくまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

事前に確認するべきこと

事前に確認するべきこと
犬を家族としてお迎えする際には、事前に確認しておきたいことがいくつかあります。

お迎えしたい犬の性格や特徴、必要なフードの種類など、事前に知っておくと飼育がスムーズになるポイントは豊富にあるため、必ずチェックしましょう。

犬種ごとの特徴

飼育する犬の「犬種」が決まっている場合は、実際にお迎えする前に犬種ごとの特徴を把握しておくことがおすすめです。

身体の大きさや被毛のタイプなど、犬種によってある程度決まっている特徴を知ると、お世話のイメージがしやすくなります。また、快適に暮らせる室温は何度か、抜け毛や吠える数は多いかなど、詳しく理解するほど事前にそろえるべきアイテムが明確となるでしょう。

屋内飼育か屋外飼育か

犬の飼育方法には、主に「屋内飼育」と「屋外飼育」の2つがあります。どちらの飼育方法が向いているかは、犬種や家の広さなどによって異なるため、お迎えする犬や環境に合わせて適切な方法を選んでください。

一般的には超小型犬から中型犬のサイズであれば屋内、大型犬のように身体が大きな犬の場合は屋外で飼育するケースが多いでしょう。

しかし、大型犬でも健康面を考慮して室内で飼育する場合は多くあるため、各家庭に合った飼育方法を見極めることが大切です。

また、賃貸の場合は住居ごとにペットの飼育条件が定められています。飼育方法を考える際には、規約にもしっかりと目を通すようにしましょう。

与えていたフード

ペットショップやブリーダー・譲渡など、どのような犬のお迎え方法でも必ず「それまでにお世話をしていた人や施設」が存在します。

幼少期を過ごした場所を離れ、新しい環境で過ごすことになる犬は、最初に大きなストレスを感じるでしょう。そこで、今までの環境で犬が「食べていたフード」を知ることは、非常に重要です。

慣れ親しんだものを口にすることで犬が安心できるのはもちろん、アレルギーや病気の対策にもつながるため、必ず聞いておくようにしてください。

まずは前の環境と同じフードを与え続けて、生活に慣れてアレルギーや病気の有無が明確になったタイミングで、徐々にフードを変えながら愛犬の好みを見つけてみてください。

ワクチン・検査の状況

犬の飼育時には、毎年必ず「ワクチン」の接種が必要となります。ワクチンのなかにも、狂犬病や混合ワクチンなどさまざまな種類があるため、まずは接種するワクチンをしっかりと決めておきましょう。

お迎えする犬がこれまでにどのようなワクチンを受けているのか、最後に接種したのはいつであるかなど、実際にお迎えをする前に必ず確認してください。

また「検査」の有無もあわせてチェックするのがおすすめです。アレルギーや病気をもっていないか、身体に異常がないかなど、万が一未検査の場合には早めに動物病院を受診しましょう。

お気に入りのアイテム

新しい環境で生活する犬が少しでも安心して過ごせるように「お気に入りのもの」を知っておくこともおすすめです。

フードと同様に、おやつやおもちゃなども犬が慣れ親しんできたアイテムを用意してあげると、飼い主さんとの距離がぐっと縮まるでしょう。タオルやクッションといった生活用品も、お気に入りがある場合には一緒にそろえてあげると愛犬が喜んでくれますよ。

使用していた毛布などをもらえるか

これまでの環境で使用していた毛布やタオルなどがあれば、もらうことができるかを確認してみてください。

自分の匂いがついた布を身近に置いておくことで、新しい家やケージの中でも安心して眠ったりリラックスしたりできる可能性が高くなります。愛犬がなるべくストレスを感じず、快適に過ごすための工夫として非常に有効です。

飼い主のアレルギーチェック

ペットを飼育する際は、対象の動物のみならず人間側の「アレルギーチェック」も重要です。飼い主さんや家族に犬アレルギーの人がいないかを知っておく必要があります。

万が一お迎えしたあとにアレルギーが判明した場合、大変なことになってしまうため必ず検査を受け、可能であれば一度犬と触れ合う機会を設けるといいでしょう。

緊急時の対応について

生き物を飼育する以上、病気やケガに備えた準備は必須です。家から一番近い動物病院の場所や営業時間を事前にチェックしたり、事前に通う病院を決めておいたりすると、もしものときに慌てなくて済むでしょう。

家族や恋人など複数人でお世話をする場合は、緊急時の病院や対応についてしっかりと共有しておくと安心です。

犬をお迎えする前に必要なもの

犬をお迎えする前に必要なもの
犬を飼うための事前準備として、そろえておくべきものは主に以下のとおりです。

  • サークル
  • キャリー
  • トイレ・ペットシーツ
  • 食器
  • フード
  • ケア用品
  • 掃除用品

それぞれの特徴や選び方について紹介します。

サークル

サークル
愛犬が安心して過ごせる専用の部屋となる「サークル」は必ず用意しましょう。

形や使い方によっては「ケージ」とも呼ばれ、ペットショップやホームセンターなどで購入可能です。お留守番や来客のタイミングでの居場所として使用したり、トイレトレーニングの際に使ったりと、愛犬との生活のなかでサークルの出番は豊富にあります。

サークルやケージは、高さと幅にゆとりのあるサイズを選んでください。スペースに余裕がある場合は、寝たりご飯を食べたりする場所と、トイレを仕切ってあげるとより快適になり、愛犬が喜びますよ。

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キャリー

キャリー
サークルやケージのように、犬の居場所のひとつとなる「キャリー」は別名「クレート」とも呼ばれており、こちらもお世話に欠かせないアイテムです。

室内に置いて愛犬の「ハウス」として使用するのはもちろん、出かける際にも愛犬を中に入れて移動できます。飼い主さんとの散歩や遠出以外に、動物病院やトリミングサロンに連れていく際にも使用するため、幼少期から少しずつ慣れさせていきましょう。

サークルと同じく、愛犬の身体よりも大きなサイズのものを選ぶ必要がありますが、あまりに大きすぎると持ち運びに苦労したり、移動時の愛犬の姿勢が不安定になったりします。目安としては愛犬が中で方向転換できる程度の大きさで、軽くて持ち運びやすいプラスチック製を選ぶのがおすすめです。

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トイレ・ペットシーツ

トイレ・ペットシーツ
室内で犬を飼育する場合、排泄は基本的に「ペットシーツ」の上でさせることになります。最初はサークルを使用したトイレトレーニングから始めて、最終的には独立した「トイレトレー」にセットしたペットシーツで排泄ができるように教えましょう。

トイレトレーは愛犬の身体に合うサイズのものを用意し、ペットシーツはトレーの大きさに合わせてそろえてください。また、トレーの形は一般的な平行なものと、雄が使いやすいL字型のタイプがあります。

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食器

食器
犬が使う食器には、主に食事用と水飲み用があります。それぞれ専用の食器を用意し、床に直接置く場合は底に滑り止めがついており、犬が使いやすいように少し高さがあるものを選びましょう。

また、水飲み用の食器に関しては、ペットボトルを使ったケージやサークルなどに固定するタイプもあるため、いくつか試してみて愛犬に合うものを見つけてください。

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フード

フード
愛犬が毎日元気に生きていくために欠かせない「フード」も、事前に準備しておきましょう。先述したとおり、お迎えした直後はそれまでの環境で食べていたものと同じ種類のフードを与え、愛犬のストレスを軽減してあげるのがベストです。

また、同じメーカーのフードでも犬種や年齢ごとに豊富な種類が展開されているため、必ず飼育する犬にとって適切なものを見つけてあげてください。

ケア用品

ケア用品
犬の健康状態を管理するために、最低限の「ケア用品」を用意しておくと非常に便利です。トリミングサロンの利用を考えている場合でも、なるべく自宅で毎日ケアをしてあげましょう。

お風呂に入れるための犬用シャンプーやタオル、爪切りや耳掃除用の器具などを一式そろえておくのがおすすめです。とくに「ブラシ」はどのような犬種でも必ず使う機会があるため、持っておいて損はありません。長毛であればピンブラシ、短毛はスリッカーブラシやラバーブラシなど、毛の長さによって種類が分かれています。

また、愛犬の口内トラブルを予防するための口腔ケア用品もチェックしてみてください。

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掃除用品

掃除用品
動物を飼育する際には、抜け毛が落ちたりフードやおやつの食べ残しがこぼれたりと、室内が汚れやすくなります。そのため、使いやすい「掃除用品」を準備しておきましょう。

また、犬を飼う場合は、とくにトイレ関連の掃除が重要となります。トイレを失敗した際の掃除や、気になる臭いのケアとして専用のクリーンシートやスプレーなどをそろえておくと安心です。

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犬をお迎えしたあとにそろえてもいいもの

事前に慌てて準備する必要がないものや、お世話をしていくなかで必要と感じるアイテムなどは、犬をお迎えしてから徐々にそろえていきましょう。

犬をお迎えしたあとに購入してもいいものは以下のとおりです。

  • ベッド
  • 首輪・リード
  • おやつ
  • おもちゃ
  • 消臭剤

ベッド

ベッド
愛犬がある程度新しい環境での生活に慣れてきたら、愛犬だけの特別な居場所として、専用の「ベッド」を用意してあげるのがおすすめです。

お迎えをした直後はサークルやクレートの中で過ごすことに慣れさせてあげて、同時にトイレトレーニングを進めましょう。トイレの成功率が上がったころにベッドを導入してあげることで、ベッドで排泄してしまうトラブルも軽減できます。

愛犬が毎日快適に過ごせるように、冬は暖かく夏は涼しさを感じられるような柔らかいベッドを選んであげてください。

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首輪・リード

首輪・リード
屋内飼いで犬をお世話する場合には、急いで外に行く必要がないため「首輪・リード」といった散歩用のアイテムをそろえるのも、お迎えしたあとのタイミングで問題ありません。愛犬がまだ子犬であれば、しっかりとワクチンを受け終えてから適切な時期に散歩デビューします。

また、首輪やリードを購入する際は、首や体格に合うサイズのものを選び、安全性が高いものを正しく着用させましょう。豊富なデザインが展開されているため、いくつか試して好みのものを見つけてみてください。

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おやつ

おやつ
しつけをする際のご褒美として活躍する「おやつ」は、愛犬の食事の好みや食欲をよく観察したあとに少しずつ与えるのがおすすめです。毎日手軽に食べられるものや、お留守番のときに重宝する噛み応えがあるタイプなど、さまざまなおやつが販売されています。

おやつを選ぶ際には、フードと同様にひとつあたりの大きさやアレルギー表記などを確認してください。

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おもちゃ

おもちゃ
「おもちゃ」は飼い主さんとのスキンシップに役立つのはもちろん、愛犬をお留守番させるときにも使用できます。布製やプラスチック製といった異なる素材のものや、遊びながら賢さを鍛えられる知育玩具など、幅広い種類のおもちゃから愛犬の好みを見つけてみましょう。

ロープや紐状のおもちゃを選べば、引っ張り合いをしながら歯や顎を鍛えたり、歯磨きをしたりすることができます。また、ぬいぐるみのような柔らかいタイプのおもちゃは、まだ歯が丈夫ではない子犬時代にぴったりです。

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消臭剤

動物と一緒に暮らすと、体臭や排泄といった臭いが気になることがあります。そのため、なるべく飼い主さんも愛犬も快適に過ごせるように「消臭剤」を設置するのがおすすめです。

部屋のあちこちに設置するだけの置き型タイプや、気になる空間や家具に直接吹きかけるスプレータイプなど、使いやすいものを選んでください。

市販ペット専用の消臭剤を使用するのがおすすめです。

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犬を飼うときにあると便利なもの

犬を飼うときにあると便利なもの
必須ではないものの、犬を飼うときにあると役立つおすすめのアイテムをいくつかご紹介します。

犬が暮らす家の家族人数や、飼い主さんのライフスタイルなどによって、導入すると大活躍するアイテムもあるため、ぜひチェックしてみてください。

自動給餌器

自動給餌器
飼い主さんがいないタイミングで愛犬にご飯を食べさせたいときに活躍するのが「自動給餌器」です。自動給餌器は、決まった時間に自動でフードを出してくれる機能があるため、一日のなかでフードを小分けで与えている場合や、長時間留守にすることが多い場合、ご飯の心配をしなくて済みます。

一度に与える量を細かく決められるものや、スマホでの遠隔操作により好きなタイミングでフードを出せるものなど、さまざまな機能を備えた自動餌食器が展開されています。

見守りカメラ

見守りカメラ
愛犬にお留守番をさせる機会が多い家庭であれば、ぜひ「見守りカメラ」を導入してみてください。飼い主さんの不在時に愛犬が何をしているのか、いつでも様子を確認できるため心配性な方にもおすすめです。

カメラに写っている様子を写真や動画として記録できるタイプや、カメラを通して飼い主さんの声を届けられるタイプもあります。寂しがりやな愛犬の不安を解消するためのツールになるほか、防犯面でも役に立つため非常に人気があるアイテムです。

犬をお迎えするときの注意点

犬をお迎えするときの注意点
犬をお迎えするときには、食べ物やグッズをそろえることに加えて部屋の準備も必要です。

犬にとって適切な部屋の環境や、お迎えしたタイミングで注意するべきことをご紹介します。

いたずらを防止するために部屋を片付けておく

遊ぶのが大好きな犬は、目についたものを使ってすぐにいたずらをしてしまう傾向があります。とくに、子犬のころはものごとの良しあしの判断がつきにくいため、飼い主さんにとって触ってほしくないものに触って遊んでしまうこともあるでしょう。

大切なものが壊されたり愛犬がケガをしたりしないよう、犬が過ごす部屋はしっかりと片付けておくことが大切です。ティッシュやスリッパなどはとくにいたずらされやすいため、届かない場所に置いておくことをおすすめします。

また、室内で近寄らせたくない場所や危険な家具がある場合には、柵や仕切りを使用して対策をおこないましょう。

フローリングに滑り止め対策をする

愛犬が過ごす部屋がフローリングである場合は、滑り止め対策をするとケガの予防につながります。

やんちゃに走り回っている最中に、フローリングで滑って転んで骨折をするケースも少なくないため、フロアマットやカーペットなどを敷いてあげましょう。また、愛犬がよく滑っているなと感じた際には、足の裏の毛をチェックして定期的に手入れしてあげることも大切です。

お迎え後しばらくはコミュニケーションを控えめにする

お迎え直後は、念願の愛犬がかわいくてどうしても長時間構ってしまいたくなるでしょう。しかし、新しい環境にきたばかりの犬は通常よりも疲れとストレスが溜まりやすい状況です。構いすぎは愛犬の負担となってしまうため、環境に慣れるまでの間はコミュニケーションを控えめにしてください。

最初はゆっくりと休む時間を確保してあげて、徐々に環境に慣れて元気に過ごせるようになってからたくさん構ってあげてください。

犬に必要なものをそろえて家族として迎えよう

犬に必要なものをそろえて家族として迎えよう
犬の飼育を始める際には、事前に必要なものをそろえて適切な環境づくりをすることが重要です。ペットショップやホームセンターなどを訪れて、必要なアイテムをひとつずつしっかりとチェックしながら、犬のための環境を整えてあげましょう。

最低限必要なものをそろえたら、あとはお世話をしながら都度グッズを追加したり種類を変えたりして、飼い主さんと愛犬の両方が楽しく快適に過ごせる工夫をしてみてください。

この記事を監修した人

小松 智彦

小松 智彦

獣医師。北海道大学大学院獣医学研究科卒。
20年以上獣医師・研究者として勤務する傍ら、学術論文や業界誌への執筆も多数経験。また幼少期からたくさんの動物を飼育してきたことから飼い主に寄り添える動物博士として活躍中。

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