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金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説

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多くの人にとって身近な存在である金魚。ペットショップで販売されているほか、お祭りの金魚すくいでも見かけたことがあるのではないでしょうか。

金魚は、初心者でも飼育しやすい魚です。また、混泳させて複数の金魚を飼うこともできるため、アクアリウムが好きな方にもおすすめ。

本記事では、金魚の基礎知識や飼育に必要なもの、水槽の設置方法などを初心者向けに解説していきます。飼い方のポイントを知って、金魚のいる暮らしを楽しみましょう。

金魚の飼い方に役立つ基礎知識

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
まずは、金魚の飼育に役立つ基礎知識をご紹介します。

金魚は初心者でも飼育しやすい魚ですが、弱っている個体を選んでしまうと、すぐに死んでしまうことも少なくありません。

また、お祭りで持ち帰った金魚も、体力を消耗していたり、環境の変化によってストレスがかかっていたりと、弱っている可能性があります。

長く元気に育てるためにも、金魚の正しい選び方を把握しておきましょう。

また、金魚の寿命については以下の記事で詳細に解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

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金魚の寿命は10年?種類ごとに違う年数と長生きさせる4つのポイント

その1:魅力

金魚は、元々フナが突然変異した個体です。体色が黄色に近いフナのかけ合わせによって生み出された品種を、金魚と呼ぶようになりました。

基本的に何も問題がなければ、金魚は10~15年ほど生きるとされています。

水温や水質に対しては適応力が高く、初心者でも飼いやすい魚といえます。また、それぞれ大きさや色、尾びれの形などが異なり、特徴的な品種が多い点も魅力。

ホームセンターやペットショップで手軽に入手できるうえに、値段もお手頃です。お祭りの金魚すくいで持ち帰り、飼い始めることもできます。

数ある金魚のなかから、ぜひお気に入りの個体を見つけてみてはいかがでしょうか。

その2:選び方

金魚を選ぶときにチェックしたいポイントは以下のとおりです。

  • 元気に泳いでいる
  • ヒレの欠けや白い斑点がない
  • 同じ水槽に死んでいる、病気にかかっていそうな個体がいない
  • 水槽内の水質が綺麗に保たれている

変な泳ぎ方をしている個体や、元気がない個体は健康状態が芳しくないおそれがあります。また、ヒレが欠けていたり、白い斑点があったりする場合、病気にかかっている可能性があるため注意が必要です。

せっかく元気な金魚を飼っていても、病気の金魚を混泳させてしまうと病気に感染することがあります。基本的には、上記のポイントを意識して個体を選びましょう。

金魚の主な種類

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
次に、ペットショップやホームセンターでよく見かける金魚の主な種類をご紹介します。

和金(わきん)

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
初めて金魚を飼育する方には「和金(わきん)」がおすすめです。丈夫な体を持ち、フナ尾のほかに三つ尾や四つ尾タイプもいます。

ピンポンパール

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コロンとした可愛らしい体型が特徴的な「ピンポンパール」は、真珠のようにきれいなウロコを持ちます。ただし、金魚のなかでは飼育が難しいため、大切に育てましょう。

琉金(りゅうきん)

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ユラユラと水に揺れるヒレが特徴的な「琉金(りゅうきん)」は、ずんぐりとした体型が特徴。優雅に泳ぐ姿は、何時間でも見ていられるでしょう。

出目金(でめきん)

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
目が大きく飛び出ているのは「出目金(でめきん)」と呼ばれる種類です。成長に合わせて目が出てくるため、大きな目が傷つかないような水槽のレイアウトを心がけてください。

ランチュウ

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背びれがなく、頭にゴツゴツとしたコブがある個体は「ランチュウ」と呼ばれています。泳ぎがあまり得意ではないため、水流を弱くして飼育しましょう。

コメット

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
「彗星」を意味するコメットという品種名の金魚は、その名の通り彗星を思わせる流線型の体格と、美しい尾びれが特徴です。金魚の中では泳ぎが速いことでも知られています。

ブリストルシュブンキン

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まだら模様が入った「ブリストルシュブンキン」も人気がある種類です。尾びれがハート型であることも特徴的で、非常にかわいらしくて美しい個体です。

金魚を迎えたらまずは休ませよう

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
金魚を迎えたら、まずは一休みさせてあげましょう。大きな水槽で泳がせてあげたくなりますが、長時間の移動を終えた金魚は疲れています。

バケツに0.5%の塩水(1Lの水に対して塩5g)をたっぷりと注ぎ、そこに金魚を入れて1~2週間ほど休ませてください。

この方法はトリートメントと呼ばれており、疲れを癒すだけではなく、傷がある金魚や調子の悪い金魚の体調を整える目的もあります。また、寄生虫を除去する効果もあり、感染予防に役立ちます。

トリートメント中は、水換えを2~3日おきにおこない、一度に半分ほどの水を換えてください。

さらに、金魚が新しい環境に馴染めるまでは消化不良を起こしやすいため、初めの3日間はエサを与えないこともポイントです。その後は少しずつ様子を見ながらエサを与え、1回5分以内で食べきれる量を与えるようにします。

金魚の飼育に必要なもの

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
金魚を飼い始める前に、飼育に必要なものをそろえておきましょう。

水槽や容器 1匹あたり10L
ろ過フィルター、エアーポンプ ろ過フィルターは水流の弱い上部式、投げ込み式がおすすめ
砂利、水草、水温計 必須ではないが、水質維持やバクテリアの繁殖に最適
カルキ抜き 水道水に含まれる塩素を中和させる
バクテリア アンモニアを分解し、雑菌の繁殖を抑える

ただし、室内と屋外では適したアイテムが異なります。以下では、それぞれの環境で必要なものを詳しく解説していきます。

室内で飼育する場合

室内での飼育は、水槽の正面からだけではなく、側面や上からなどさまざまな角度から金魚の様子や行動を観察できるメリットがあります。金魚の美しさをより感じられるため、室内で飼育したいという方は多いでしょう。

室内で飼育する場合は、「水槽」「砂利や水草」「ろ過フィルターやエアーポンプ」が必要です。

その1:水槽

水槽の大きさは、1匹あたり10Lが目安。金魚鉢は観賞用として非常に美しいですが、飼育に適した水量を確保できないという観点から、大きなものでも1匹の飼育が限度です。

基本的に水量が少ない容器ほど水質の悪化が早くなります。なるべく長生きさせるためには45L以上の水槽を選んでください。

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その2:砂利や水草

砂利を水槽に敷くと、ガラッと印象を変えることができます。
必須ではありませんが、水質維持やバクテリアの繁殖にも役立つため、ぜひ取り入れてみてください。底砂を敷かずに飼育する方法は「ベアタンク」と呼ばれており、水槽の掃除がしやすい反面、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

水草は水槽の見た目が良くなるだけではなく、水質浄化を助けてくれる効果があります。
ただし、金魚が好んで食べる種類の水草は、おやつになってしまうため、エサの量が増えないように注意しましょう。また、低温に弱く、水槽用のヒーターがなければ育てられない水草もあります。

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おすすめの水草
  • マツモ
  • アナカリス
  • カボンバ
  • アヌビアス・ナナ(水槽用ヒーター必須)
  • アマゾンチドメグサ(水槽用ヒーター必須)
  • ピグミーチェーンサジクリア(水槽用ヒーター必須)

その3:ろ過フィルターやエアーポンプ

金魚はたくさんエサを食べ、たくさんフンをします。そのため、水槽内の水が汚れやすいので、ろ過フィルターと十分なパワーのあるポンプを設置しましょう。

ただし、金魚のなかには水流に弱い種類もいるため、上部式や投げ込み式が適しています。また、金魚は酸素が多いほど大きく成長しやすいとされており、エアーポンプの設置もおすすめです。

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屋外で飼育する場合

屋外の飼育では、必ず屋外用の飼育容器を使用しましょう。室内用の水槽では、直射日光にさらされる時間が長くなり、寿命が早まってしまいます。

砂利や水草を入れる飼育方法であるビオトープも可能ですが、管理の手間を
考えると、初心者の方には砂利や水草を入れないベアタンク飼育がおすすめです。

その1:容器

ベアタンク飼育では、大きめのトロ舟(プラ舟)を使用します。
トロ舟は金魚の劣化や不調を見つけやすいほか、軽くて交換しやすい点がメリットです。水の量も十分に確保できるため、複数匹を一つの容器で育てたい場合にも適しています。

砂利や水草を入れるビオトープにしたい場合は、睡蓮鉢を使うといいでしょう。
一時的に隔離するだけであれば、発泡スチロール箱を使うと軽いので便利です。

その2:ろ過フィルターやエアーポンプ

金魚は水を汚しやすいだけではなく、酸素を必要とします。そのため、屋外の飼育でもエアーポンプとろ過フィルターを使用しましょう。

ろ過フィルターは、投げ込み式を選んでください。エアーポンプは雨風にさらされないように、箱などで保護しながら設置しましょう。

その3:天敵対策

屋外の飼育では、日差しや雨だけではなく、鳥や猫などの天敵からも金魚を守る必要があります。天敵対策として、すだれや金網をかけるようにしましょう。

その4:天候対策

雪が降る地域では積雪対策として、ポリカーボネート板や波板で屋根を作っておくのもおすすめです。また、ポリカーボネート板や波板の屋根は、豪雨対策としても役立ちます。

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金魚の水槽を設置する方法

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
飼育に必要なものがそろったら、次は金魚の水槽を設置しましょう。ここでは、水槽の設置方法を詳しく解説します。

方法その1:水を用意する

軟水でほぼ中性の日本の水道水は、金魚の飼育に向いています。
ただし、水道水には殺菌消毒のための塩素が含まれているため、水槽に入れる前に塩素を抜く必要があります。

塩素の抜き方としてもっとも簡単なのは、市販の中和剤(カルキ抜き)を使用することです。夏場であれば日光の当たる場所に1~2日ほど水を汲み置きして塩素を抜く方法もあります。

また、カルキ抜き機能が付いた浄水器があれば、通すだけで塩素が除去されます。

方法その2:水槽や砂利を洗う

水槽は、水を入れる前に綺麗に水洗いしておきます。洗剤を使うと、万が一すすぎ残しがあった場合に金魚に影響を及ぼすため、洗剤は絶対に使わないようにしてください。

また、砂利を入れる場合は、砂利も事前に水洗いしておきましょう。

方法その3:水槽を設置する

水槽の準備ができたら、決めていた場所に設置します。このとき、設置場所に凹凸や傾きがないかを必ずチェックしましょう。水槽が傾くと経年劣化を早める原因となるため注意が必要です。

水槽を設置したら、砂利や水草、ろ過フィルターなどの機器を設置します。
まず砂利を水槽の底に敷き、水草を植えてください。高さがある水草は水を全て入れ終えてからだと植えづらいため、半分ほど水を入れた段階で植え付けるのがおすすめです。水を入れたときに浮いてこないように、しっかりと植えつけましょう。

最後に、ろ過フィルターやエアーポンプなどの機器を取り付けたら水槽の設置は完了です。

方法その4:水を張って金魚を入れる

水槽を設置したら、カルキ抜きした水を張って金魚を入れます。このとき、急に金魚を入れるのではなく、水合わせをおこなってください。

水合わせとは、急な環境や水温の変化を抑え、金魚を水槽に慣れさせる作業です。金魚を迎えたあと、塩水を使ったトリートメントを1~2週間おこなったら、1/3程度の水をカルキ抜きした水と交換しましょう。その後、1日かけて徐々に真水に戻し、金魚の様子に問題がなければ水温を合わせて水槽に投入します。

購入してきた袋からすぐに水槽へ移す場合は、金魚が入った袋ごと水槽に入れ、20分ほど待ちます。次に、袋に水槽の水を少しだけ混ぜて10分、また少し加えて10分待つという作業を3回ほど繰り返しましょう。最後に、金魚を水槽の中に優しく入れ、袋に残った水は水槽に入れずに捨ててください。

水合わせは時間がかかりますが、金魚の健康のためには欠かせない作業です。

金魚の上手な飼い方

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
エサのあげ方や水槽の掃除方法など、初心者の方が金魚を上手に飼うためのポイントをご紹介します。

エサのあげ方

金魚のエサは、主にフレーク状や粒状の「人工飼料」、アカムシやミジンコなどの「天然飼料」の2種類です。

フレーク状の人工飼料は金魚の反応が良いとされていますが、水の中で細かくなるため水を汚しやすいことが欠点です。

一方、粒状のものは水に浮きやすく、食べ残しがあっても取り除きやすいメリットがあります。
以上のように、エサには水面に浮く浮上性のタイプと、下に沈む沈下性のタイプがあるため、金魚の種類に合わせて選びましょう。適切な量をあげるのであれば、粒状の人工飼料は栄養バランスが良いとされています。

天然飼料は人工飼料よりも値段が高めですが、金魚の食いつきが良いことが特徴です。ちょっとしたご褒美として、たまに与えてみるのもいいでしょう。
1日に必要なエサの量は、頭のサイズの1/5が目安。ただし、1日分のエサを一度に与えると食べ残す原因となるため、3分ほどで食べきれる量を何度かに分けて与えましょう。最終的に頭のサイズの1/5程度を与えられればOKです。

食べ残しがあった場合は、丁寧に回収してください。金魚は体調によって食べられる量が変わるため、反応を見ながら健康状態もチェックしましょう。

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掃除の仕方

金魚は食欲旺盛で排泄物も多いため、水槽がすぐに汚れてしまいます。

基本的には、1~2週間に一度、水換えと掃除をおこなってください。頻繁に掃除や水換えをすると金魚にストレスを与えてしまいますが、反対に少なすぎるとコケが生えたり、水質が悪化したりする原因となります。

掃除では、水槽の側面や角についた汚れを落とします。落とした汚れはネットですくい取り、底砂利に付いている汚れは水換え用ホースで取り除きましょう。水槽の1/3程度の水を汚れと一緒に吸い上げ、新しい水に入れ替えます。

金魚の繁殖方法

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
金魚を繁殖させるためには、以下5つのポイントが重要です。

  • 水温調整
  • 繁殖を促進するための水づくり
  • 産卵床や稚魚の隠れ家の設置
  • フィルターに吸い込まれないようにする
  • 稚魚用のフードを用意

それぞれ詳しく解説します。

水温調整

金魚は、主に4~6月上旬、9月下旬~10月上旬頃に産卵をします。産卵に適した水温は18〜25℃程度。水温が低い場合は、一定の水温を保ってくれる水槽用ヒーターを設置しましょう。

繁殖を促進するための水づくり

繁殖させるためには、水づくりも重要です。水が汚れていると卵にカビが生えてしまうため、綺麗な水質を保ちましょう。

また、金魚の健康状態が悪いと産卵しづらくなります。水質調整剤などを使用して、きれいな水質を維持してあげてください。

産卵床や稚魚の隠れ家の設置

金魚は卵を水草や浮草の根などに産み付けるため、繁殖させる際は必ず水槽に入れておきましょう。水草や浮草は卵の植え付けだけではなく、食べられないように逃げ込む場所、人影から逃げてストレスを軽減する場所としても最適です。自然のものが難しい場合は、人工水草でも問題ありません。

卵や孵化した稚魚は、大きい金魚に食べられる危険性があるため、別の水槽で飼育することをおすすめします。

フィルターに吸い込まれないようにする

卵も呼吸をしているため、フィルターを使用して水質維持や酸素補給をしてあげることが推奨されます。しかし、卵や稚魚は小さいため、フィルターに吸い込まれてしまうトラブルも少なくありません。

卵や稚魚が水槽にいる場合は、給水口に目の細かいストッキングや排水溝用ネットを被せて、事故を未然に防ぎましょう。

稚魚用のフードを用意

水温が20~25℃に保たれていれば、産卵から7日前後で孵化します。初めのうちはあまり動きませんが、泳ぎ始めたら稚魚用のフードを与えましょう。

大きい金魚と同じエサでは、大きすぎて食べることができません。

金魚の飼育でよくある質問

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
最後に、金魚の飼育に関してよくある質問をご紹介します。

  • 水面近くで口をパクパクしている
  • 体に白い点々がある
  • ヒレがボロボロになった
  • 水面でひっくり返っている
  • 水槽に白いミミズみたいなものがいる

上記の項目に1つでも当てはまる場合、下記を参照してください。

水面近くで口をパクパクしている

口をパクパクしているのは、酸素が不足している証拠です。水槽内に金魚を複数匹入れている場合は、水槽を大きくしたり、ろ過フィルターをつけたりして、酸素をたくさん供給してください。

体に白い点々がある

体に白い点々ができている場合、白点病が疑われます。

白点病とは、ハクテンチュウという寄生虫が原因で発症する病気です。放置していると、白点が体中に広がり衰弱してしまいます。水が汚れているとかかりやすくなるため注意しましょう。

白点病は基本的に自然治癒することはありません。1/3~1/2の水換えと、ろ材の掃除、魚病薬の投入をおこなってください。魚病薬がない場合は応急処置として、水1Lに対して5gの塩を水槽に溶かして塩水浴をおこないます。

ヒレがボロボロになった

ヒレがボロボロになってきた場合は、尾ぐされ病を疑いましょう。尾ぐされ病も白点病と同じように、水質の悪化によってかかりやすい病気です。

対処法も同じで、魚病薬を投入するか、水1Lに対して5gの塩を水槽に溶かして応急処置をおこなってください。

水面でひっくり返っている

金魚が水面でひっくり返っている症状は、転覆病と呼ばれます。金魚の浮袋の損傷や障害が原因と考えられていますが、詳しい原因はわかっていません。浮袋がつぶれてしまい、最終的には沈んでしまうこともあります。

完治することは難しいため、日頃の水質や水温を適切に管理し、安定した環境で飼育することで転覆病を予防しましょう。

水槽に白いミミズみたいなものがいる

小さくて白いミミズみたいなものが水槽にいる場合は、水が汚れている証拠です。ミズミミズと呼ばれ、どこからともなく発生しては、エサの残りや水草の腐敗物を食べます。

ミズミミズは、金魚に悪影響を及ぼすことはありません。大量に発生し見た目が気持ち悪く感じる場合は、水換えや掃除を丁寧におこなうことでミズミミズを減らせます。

金魚の飼い方は簡単!元気に泳ぐ姿を見て楽しもう

金魚の飼い方|水槽に必要なものと設置方法を初心者向けに解説
金魚の飼い方のポイントや必要なもの、注意点について解説しました。

金魚は、水質や水温の変化に比較的強く、初心者でも飼育しやすい魚です。しかし、適切な方法でお世話をしなければ、ストレスがかかったり、病気を引き起こしたりするおそれがあります。

本記事でご紹介した飼育方法や水槽の設置方法を参考に、ぜひ金魚を迎え入れてみてはいかがでしょうか。

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