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ハムスターの餌のあげ方は?餌の種類と与えてはダメな餌、選び方も解説

ハムスターの餌のあげ方は?餌の種類と与えてはダメな餌、選び方も解説

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小さくて愛嬌たっぷりの姿が魅力的なハムスターは、老若男女問わず多くの人に愛されています。
ハムスターといえば漫画やアニメのイメージから、ひまわりの種ばかりを食べると思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際にはペレットや乾燥野菜など、さまざまな種類の餌があります。

本記事では、ハムスターの餌の種類やあげ方、選び方などを解説していきます。
現在ハムスターを飼われている方も、これから飼育を考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。

ハムスターに与える餌の種類

ハムスターに与える餌
ハムスターに与える餌の種類には、主に「ペレット」「乾燥野菜」「ひまわりの種」「栄養補助食品」の4つがあります。

基本的に、ペレットを主食として与えます。
ほとんどの餌がおやつや栄養をサポートする副菜のような存在である点を忘れず、栄養バランスが偏らないように工夫することが大切です。
ハムスターの好みや体調、体型に合わせて、ぴったりな餌の組み合わせを見つけてみてください。

ペレット

ドッグフードやキャットフードと似た餌で、ハムスターの主食として適しているのが「ペレット」です。
木の実や種を砕いて作られた小動物専用フードのひとつで、粒状の固形タイプ柔らかい半生タイプがあります。

固形タイプは、生涯伸び続けるハムスターの前歯を削って伸びすぎを防止する役目を果たします。
半生タイプは、子どもや高齢の時期にも食べやすい点が特徴です。
また、半生タイプであれば性格や病気の影響で食欲が少ない子でも食べやすいので、必要なタイミングで試してみるのもいいでしょう。

乾燥野菜

「乾燥野菜」は、その名のとおり野菜を乾燥させて細かくしたタイプの餌です。
ハムスターは生野菜も食べられますが、なかには生の状態だと食べない子もいます。
乾燥野菜であれば、生野菜が苦手な子でも喜んで食べる傾向があり、おやつとしても最適です。

ペレットをあまり食べたがらない子には、乾燥野菜をふりかけて混ぜてあげてみてください。
主食のみで与えるよりも、きっと食いつきが良くなるでしょう。

また、乾燥野菜は半生タイプのペレットや生野菜よりも長期保存しやすい餌なので、毎日少しずつ与えたい方にもおすすめです。

ひまわりの種

ハムスターの主食であるイメージが強い「ひまわりの種」ですが、実際には脂肪分がとても多く高カロリーなので、主食には適していません。
頻繁に与えてしまうと、肥満につながるおそれがあります。

とはいえ、私たちがイメージするとおり、ほとんどのハムスターにとってひまわりの種は好物のひとつです。
そのため、ご褒美のおやつとして与えるといいでしょう。
与える量は、2~3日に一粒ほどが目安です。
乾燥野菜やほかのおやつと組み合わせて交互に与えてみてください。

栄養補助食品

ペレットだけでは補えない栄養のサポートをしたり、ハムスターの健康状態に合わせてプラスしたりする餌のことを「栄養補助食品」と呼びます。
ペレットと野菜をしっかりと食べている健康的なハムスターであれば、栄養補助食品は必要ありません。
しかし、体調が優れないときや、高齢で食べる量が少ない場合は、うまく取り入れることで手軽に栄養を補給できます。

特に「ミックスタイプ」は、ひまわりの種やドライフルーツなどさまざまな食品が混ざっているため、一度に豊富な栄養の摂取が可能です。
ただし、多くの食品が入っているからこそ、食べムラが目立つのがデメリット。
そのため、ハムスターの食べたものや好みをよく観察して、足りない栄養は別の方法で補うようにしましょう。
また、雑食性であるハムスターは「虫」も餌になります。
たんぱく質をたっぷりととることができるので、気になる方は「小動物用ミルワーム」などを購入してみてください。

ハムスターに与えてはダメな餌は?

ハムスターに与える餌
野菜やひまわりの種など、さまざまな食品を食べるハムスターですが、与えてはいけないものもあります。口に入れてしまうと命にかかわる危険な食品もあるので、しっかりと覚えておきましょう。
ハムスターに与えてはいけない餌の種類と理由は以下のとおりです。

餌の種類 与えてはいけない理由
ネギ類(玉ねぎ・長ネギなど) 貧血を引き起こす可能性がある
チョコレート カフェインによる中毒症状を起こす可能性がある
アボカド 中毒症状・肝機能への悪影響が予想される
どんぐり タンニンが肝臓・腎臓へ悪影響を及ぼす
果物の種(リンゴ・モモなど) 中毒症状を起こす可能性がある

上記以外にも、ハムスターの状態・体調によっては与えると危険な餌や植物などがあります。
そのため、ハムスターのことを一番に考えるのであれば、やはりハムスター用のペレットや乾燥野菜を中心に、安心安全な餌を選んで与えるようにしましょう。

ハムスターの餌のあげ方

ハムスターに与える餌
ここからは、量やタイミング、取り替え方法といった「餌のあげ方」について解説していきます。
知っておくと役に立つ情報ばかりをまとめているので、飼育時には一度目を通してみてください。
ハムスターを初めて飼う方はもちろん、すでに飼育している方も、ぜひこの機会にお世話の方法を見直してみましょう。

餌の量

ハムスターに与える餌の量は、体重の5~10%ほどが目安とされています。
例えばゴールデンハムスターの体重は約100g程度なので5~10g程度の餌を与えてください。
どんな餌でも与えすぎると肥満や体調を崩す原因となるので注意しましょう。

また、体重だけではなく、ハムスターの種類や餌のタイプによっても適切な量は異なります。
与える際には、必ず商品パッケージの「与え方」を確認してください。

さらに、開封後の餌の保管方法にも工夫が必要です。
特に、半生タイプのペレットや生野菜は腐りやすく、あまり日持ちしないため早めに消費しましょう。

餌の回数とタイミング

餌を与える回数は、基本的には一日に一回のみで問題ありません。

ハムスターは夜行性であるため、夜間に活発に活動してエネルギーを消費します。
そのため、餌を与えるタイミングは夕方の時間帯がおすすめ。
毎日18時から20時頃を目安に一日分の餌をあげるようにすると、ハムスターの生活リズムも整いやすくなります。

ハムスターは昼間に眠り、夕方18時頃から目を覚まして動き始めるため、水の交換やケージ内の掃除なども、餌を与えるタイミングに合わせて一緒におこなうといいでしょう。

餌の取り替え方法

ハムスターはとても綺麗好きな動物です。そのため、時間が経って古くなってしまった餌は、必ず片付けてあげてください。
古い餌を放置すると、菌が繁殖したり虫がわいたりする可能性があり、ハムスターのみならず人間にとっても非常に不衛生です。

また、ハムスターは一度にたくさんの餌を食べられない子が多いので、前日の餌が残っていることもあるかもしれません。
もったいないとは思いますが、前日の餌を再利用することは良くないので、必ずすべて新しいものと交換するようにしましょう。

おやつの与え方

ペレットを主食とするハムスターですが、栄養補助やご褒美を目的として「おやつ」を与えることがあります。
ひまわりの種のほかにも、野菜や果物、市販のハムスター用おやつなど豊富な種類があるので、ぜひ好みのものを見つけてあげてください。

主食に混ぜたり、ハムスターが活動している時間帯にあげたりと、おやつの与え方はさまざまですが、与える量には必ず注意しましょう。
おやつの食べ過ぎでペレットを食べなくなってしまったり、肥満になったりするおそれがあります。
また、野菜や果物といった生ものを与える場合は、長時間放置して腐らせてしまわないようにしてください。

ハムスターの餌の選び方

ハムスターに与える餌
ここからは、実際にハムスターに与える餌の「選び方」について解説します。
ハムスター用の餌やおやつは多くの種類が販売されているので、いざ自分の子にあげるときにはどれを選べばいいのか悩んでしまう方もいるでしょう。

栄養素や餌の柔らかさ、容量など、さまざまな選び方のなかから自分が特に重視したいポイントを見つけてみてください。
必要な餌の種類やタイプがわかり、ぐっと選びやすくなりますよ。

必要な栄養素で選ぶ

ハムスターにとって欠かせない栄養素は、元気に活動するためのエネルギーとなる「たんぱく質」です。
そのため、市販の餌を購入する際は、まず栄養成分表をしっかりと確認して、高たんぱくのものを選ぶようにしてください。

一方で、なるべく避けるべき栄養素が「脂質」です。
脂質も重要な栄養素のひとつですが、とりすぎると肥満や病気の原因となるおそれがあります。
特におすすめなのは「高たんぱく・低脂肪」タイプの餌です。
栄養バランスに偏りが出ないように、たんぱく質や脂肪成分以外にも、繊維質やビタミンなどがバランス良く配合された餌を選んであげましょう。

餌の柔らかさで選ぶ

ハムスターの主食である「ペレット」には、固形タイプと半生タイプがあることをご紹介しました。
同じように、野菜や果物にも生と乾燥タイプがあり、市販のおやつにもさまざまな硬さ・柔らかさのタイプがあります。

伸び続けるハムスターの前歯の長さが気になる場合は硬め、食欲がない子や病気の子には食べやすい柔らかめの餌を与えるなど、餌の柔らかさを基準にするのもひとつの方法です。

また、まだ幼いハムスターや高齢の場合にも、なるべく柔らかいタイプの餌を用意してあげましょう。
ただし、半生タイプの柔らかい餌は傷みやすいので、長時間の放置は禁物です。特に、餌を溜めこみがちなハムスターに与える際には注意してください。

容量で選ぶ

人間の食べ物と同じように、ハムスターの餌にも必ず消費期限が設定されています。そのため、毎日与える餌の量をしっかりと把握・計算して、期限内に食べられる「適切な容量」を選ぶことが大切です。

食べ慣れている餌や、多頭飼いの場合には、大容量タイプでも消費できるかもしれません。
しかし、初めて与える餌や、消費期限が短い半生タイプの餌を選ぶ際には、なるべく小分けになっていて容量が少ない商品を購入するといいでしょう。

値段・コスパで選ぶ

餌は、ハムスターをお世話するうえで欠かせないものです。
そのため、継続的に購入できる値段のものを選びましょう。

ただし、コスパの良さだけで選ぶのではなく、飼っているハムスターの好みに合う餌でなければいけません。また、必要な栄養素を十分にとれるかどうかも確認するべきです。

ハムスターの好みや健康状態に合わせながら、予算としても無理のないものを選ぶといいでしょう。

適切な餌やりでハムスターの健康管理を!

ハムスターに与える餌
ハムスターの餌の種類やあげる方法・選び方のポイントなどを解説しました。
ハムスターの餌は種類が豊富で、選び方もさまざまですが、どのようなタイプの餌でも与えすぎや長時間の放置には注意が必要です。

いつまでも健康で元気に過ごせるよう、ハムスターの体重や体調をよく観察しながら、栄養バランスの良い餌を与えてあげましょう。

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