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カブトムシの成虫、正しい飼い方!必要なものと飼育環境の管理方法を解説

カブトムシの成虫、正しい飼い方!必要なものと飼育環境の管理方法を解説

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子供にも大人にも大人気のカブトムシは昆虫の王様。夏が近づくころには、多くのホームセンターでカブトムシの飼育材料が並びます。

飼育をしてみたい昆虫として人気が高いカブトムシは、力強い印象があるかもしれません。しかし、正しい飼い方を知らないまま飼育材料を揃えると、カブトムシが元気に育ってくれないこともあるため注意が必要です。

カブトムシの一生は約1年。成虫になってからの寿命は、わずか1〜3カ月といわれています。カブトムシの正しい飼い方やポイントを把握して、元気に育てていきましょう。

カブトムシの飼い方と用意するもの

カブトムシの飼い方と用意するもの
カブトムシを飼うために必要な材料は、ホームセンターで簡単にそろえることができます。カブトムシを購入または捕まえる前に準備しておきましょう。

夜行性のカブトムシは、夏の暑さや直射日光が苦手です。置き場所に注意し、適度な湿気を管理してあげることが大切です。

成虫を育てるときに必要なもの

成虫になったカブトムシには、幼虫を育てる際に必要なものに加えて、昆虫ゼリーなどのエサや転倒防止のための樹皮が必要になります。

  • 飼育ケース
  • 育成マット
  • 昆虫ウォーター(栄養保水液)
  • 朽ち木
  • 転倒防止材
  • エサとエサ台

それぞれの用途や選び方、注意点をみていきましょう。

1.飼育ケース

飼育ケースは、成虫の数やオスとメスの数を目安に選ぶことがポイント。成虫1匹で小サイズ、オスとメスの1ペアで中サイズ、オスとメスの2ペアで大サイズが目安です。

幼虫を育てていたケースでそのまま成虫を育てると、窮屈になってしまうため注意しましょう。また、カブトムシやクワガタムシは、オス同士で一緒に過ごしていると、ケンカをして傷つけ合ってしまうことがあります。足が取れてしまう心配もあるため、オスとメスを1匹ずつ育てるのが理想です。

2.育成マット

幼虫と同じように、カブトムシの成虫を育てるためには育成マットが必要です。多くの場合、カブトムシは眠るときに土にもぐり込みます。カブトムシが土の中にもぐれるように、育成マットは10cm程度を目安に敷いておきましょう。

カブトムシが幼虫のときは、主に育成マットを食べて育ちますが、成虫になると主なエサは昆虫ゼリーに置き換わります。育成マットには、幼虫をより大きく成長させるために栄養源が豊富に含まれているタイプと、成虫の育成に適したものがあります

幼虫用の育成マットはそのまま成虫の育成にも使用できますが、カブトムシの成長に合わせて徐々に切り替えていきましょう。また、メスが産卵しやすい環境をつくりたい場合には、細かい粒子のマットがおすすめです。

3.昆虫ウォーター(栄養保水液)

カブトムシは成虫になってからも適度な湿気を維持することが大切。昆虫ウォーターには、乾燥に気づいたらすぐに対応できるスプレー型や、置くだけで保水や消臭効果が期待できる設置型があります。

毎日様子を見てあげることは大切ですが、家を空ける時間が多い場合には設置型が安心です。また、子どもがカブトムシのお世話をしたいと張り切っているのであれば、スプレータイプが適しています。状況に合わせて、最適なものを選んでいきましょう。

4.朽ち木

飼育ケースには、登り木となる朽ち木を入れておくとカブトムシが活動しやすくなります。また、朽ち木はメスが産卵をする際にも必要です。産卵をさせたい場合には、複数本購入しておくとよいでしょう。

カブトムシは固い場所の近くを産卵場所に選ぶ傾向があるため、産卵時のメスの拠り所に朽ち木を設置しておくと産卵しやすくなります。朽ち木は卵からかえった幼虫のエサにもなってくれますよ。

5.転倒防止材

成虫になったカブトムシの転倒を防止するための環境を整えてあげることも大切です。転倒を防ぎ、転んでしまったとき起き上がりやすいよう、小枝や樹皮、落ち葉などを敷いておきましょう。

また、カブトムシは少しひんやりとした雑木林などが本来の住処。軽く湿らせた落ち葉を敷いておくことで、ケース内の湿度を上げると同時に温度を下げる効果が期待できます

6.エサとエサ台

野生のカブトムシのエサは樹液ですが、家庭で育てる場合の主なエサは昆虫ゼリーです。一匹に対して1日1個を目安に与えます。

エサ台は、昆虫ゼリーが倒れないように置いておくための台。木に穴が空いているものが人気です。カブトムシが足を乗せて食べやすくなるほか、エサ台がカブトムシの隠れ場にもなってくれます。

カブトムシに最適な飼育環境のつくり方

カブトムシに最適な飼育環境のつくり方
カブトムシがより元気に長生きしていくためにも、快適な飼育環境を整えていきましょう。育成マットを湿らせて適度な湿気を保つほか、朽ち木やエサ台などがあると過ごしやすくなります。

最適な飼育環境をつくるためのポイントを詳しく解説します。

その1.育成マットを湿らせる

カブトムシにとって最適な環境を整えるためには、まず育成マットを水でしっかりと湿らせることが大切。育成マットはケースに入れる前に別の容器に入れ、徐々に水を湿らせていきましょう。手で握ったときに形が少し残り、水が染み出てこないくらいが理想の状態です。

湿らせた育成マットで湿気を保つことは重要ですが、必要以上に水分を含んでいると育成マットがぐちゃぐちゃになり、幼虫がエサを食べられなくなったり、成虫が土にもぐれなくなったりしてしまいます

育成マットは適度な水分量で湿らせたものを使用しましょう。

その2.朽ち木やエサ台を入れる

朽ち木やエサ台を入れることも、過ごしやすい環境づくりには欠かせません。カブトムシは、夜行性なので昼間は寝ていることが多く、人間と活動時間が異なります。

登り木となる朽ち木を置き、隠れ場となるエサ台を置くことで、カブトムシが居心地のよい場所を探せるようになるでしょう。飼育するカブトムシの数やケースの広さに合わせて、適切なサイズや数を選んでください。

カブトムシの成虫の飼い方

カブトムシの成虫の飼い方
次に、カブトムシの成虫を飼うときに重要なポイントを解説します。成虫になっても、最適な温度・湿度の維持やこまめなエサ交換など、飼育するうえで気をつけるべきポイントは同じです。

ただし、エサが腐ったり、飼育ケース内が汚れたりしやすくなるため、定期的にチェックしてきれいに整えてあげましょう。

また、メスを飼う場合は、産卵時期に備えて適切な環境を用意してあげる必要があります。

その1.日常の管理

カブトムシは夜行性のため、幼虫と同様、直射日光が当たる場所は避けてください。カブトムシの種類によって適温は異なりますが、20〜25℃程度が快適に過ごせる温度といわれています。高温に弱いため、夏場はできるだけ涼しい場所に置きましょう。

また、育成マットが乾燥しないように、昆虫ウォーターや霧吹きを使用して湿気を保つことも大切です。昆虫ゼリーは前述のとおり1匹に対して1日1個を目安に与えてあげましょう。。

夏場はエサが腐りやすく、虫が寄ってくる原因となります。活動が活発になる前の夕方頃に与えるなど、時間を決めて早めに交換してあげるのがおすすめです。

その2.産卵時期の準備

7〜8月はカブトムシの産卵時期です。メスが卵を生むために適切な環境を整えてあげましょう。個体にもよりますが、直径2〜5mmほどの卵を数十個ほど育成マットに産み付けます。

カブトムシは土に入って卵を産むので、育成マットはケースの7〜8割程度入れておくと産卵しやすくなります。この時期に育成マットを取り替える場合は、卵や幼虫がいるかどうか確認しておきましょう。卵や幼虫を見つけたら、親とは別のケースに入れて幼虫用の育成マットで育てていきます。

カブトムシを飼育するときの注意点

カブトムシを飼育するときの注意点
カブトムシを育てるうえでは、ほかにも幼虫の扱い方やコバエ対策など、購入前に確認しておきたいポイントがいくつかあります。

飼育時のトラブルをできるだけ防ぐためにも、事前に注意点を確認しておきましょう。

注意点1.コバエの侵入防止

カブトムシを育てるために使用する昆虫ゼリーなどには、コバエが寄ってくるおそれがあります。コバエの侵入が気になる場合は、通気口が細い飼育ケースを選びましょう。

また、コバエ防止用のシートを使うと、より効果的です。虫の侵入を防ぐだけではなく、保湿の効果も期待できるため、ぜひ取り入れてみてください。

注意点2.エサに適していないもの

カブトムシは本来、樹液が主な食べ物。自宅で飼育する場合のエサは、昆虫ゼリーが手軽で栄養価も高いためおすすめですが、果物などでも代用可能です。

たとえば、皮付きのままのリンゴなどは好んで食べてくれるでしょう。ただし、水分量が多い果物は、体調を崩すおそれがあるため適していません。

夏場にはスイカをカブトムシに与えるイメージがありますが、下痢になりやすいほか、育成マットが汚れる原因にもなります。そもそもスイカは栄養素が低いため、大量に食べないと栄養不足になってしまいます。果物類など水分が多いエサは、与えすぎに注意しましょう。

カブトムシの飼い方は必要なものを揃えれば簡単

カブトムシの飼い方は必要なものを揃えれば簡単
カブトムシの飼育は、必要な物をきちんと揃えてあげれば簡単です。飼育ケースは適切な大きさを用意し、オス同士がケンカするようであれば別々のケースに分けましょう。

育成マットは成長に応じて選び、入れ替えをして新しい状態を保ちます。大きなカブトムシに育てたい場合は、幼虫のときに栄養をたくさん与えてあげるのがポイント。また、カブトムシは乾燥に弱いため、1年を通して乾燥しないように湿気を保つことが大切です。

カブトムシの成虫のエサは、昆虫ゼリーが基本となります。果物でも代用できますが、水分が多いものは体調を崩す原因となるため、与え過ぎには注意が必要です。また、幼虫のときは素手で触らずに、必ず軍手などを着用してください。

カブトムシの産卵時期には、メスが産卵をしやすい環境に整えてあげることで卵を産み付けやすくなります。卵や幼虫を発見したら自然にかえすか、自宅で育てる場合には冬時期の環境を整えておきましょう。

カブトムシの寿命はわずか1年です。カブトムシを飼育する際には、正しい飼い方を知って元気に育てていきましょう。

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