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猫砂の捨て方と注意点!自治体のゴミ分別やニオイ対策を解説

猫砂の捨て方と注意点!自治体のゴミ分別やニオイ対策を解説

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猫砂の正しい捨て方をご存知でしょうか?大切な愛猫との暮らしを快適にするためにも、トイレまわりはスッキリとさせておきたいですよね。

この記事では、猫砂の捨て方や注意点、自治体によるゴミ分別方法の違い、猫砂を捨てるまでのニオイ対策など、猫砂に関する知識を詳しくまとめました。

「猫砂の捨て方がわからない」「猫のトイレでなるべくストレスを感じたくない」という方は、ぜひ参考にしてください。

猫砂の種類と捨て方の違い

猫砂の種類と捨て方の違い
猫砂の種類は、大きく「有機物系」と「無機物系」に分けられます。それぞれ捨て方が異なり、可燃物として処理されるものが有機物系、不燃物として処理されるものが無機物系です。

猫砂の種類ごとの捨て方や注意点などを紹介します。

ただし、後述しますが、同じ素材でも自治体によって捨て方が異なる場合があります。捨てる際は、自治体のゴミ分別のルールを必ず確認しましょう。

有機物系の猫砂

有機物系の猫砂の原料としては、紙や木、おからなどが挙げられます。自治体にもよりますが、一般的には可燃物として処理されるため、燃えるゴミとして出せることが特徴です。

また、有機物系の猫砂のなかには、トイレに流せるものもあります。ただし、トイレに流す場合は注意点がいくつかあるほか、自治体によってもルールが異なるため、事前の確認が必要です

鉱物系や無機物系の猫砂

鉱物系や無機物系の主な原料は、ベントナイトやゼオライト(鉱物系)、シリカゲル(無機物系)などです。これらの猫砂は、基本的に燃えないゴミとして処理されます。

しかし、自治体によっては、鉱物系・無機物系の猫砂でも衛生面から燃えるゴミとして処理する場合があります。

猫砂の処理と捨て方

猫砂の処理と捨て方
前述したとおり、猫砂は種類によって捨て方が異なります。トラブルを防ぎ、愛猫と快適に過ごすためにも、猫砂の正しい処理方法を把握しておきましょう。

猫砂の代表的な捨て方を3つ紹介します。「何年も同じ猫砂を使っている」という方も、猫砂の処理方法を見直すことで、より最適な種類が見つかるかもしれません。

1.トイレに流して処理

トイレに流せるのは、紙や木、おからといった有機物系の猫砂です。ただし、有機物系であってもトイレに流せない商品もあるため、必ずパッケージや説明書を確認しましょう。

猫砂は、トイレに流してもすぐには溶けず、一度に流すと排水管につまるおそれがあります。そのため、複数回に分けて流しましょう。一度に流す塊の大きさは、直径4〜5cmが目安です。とくに、節水タイプのトイレの場合は、様子を見ながら少しずつ流すようにしてください。

なお、トイレに流せるタイプでも、浄化槽式のトイレはバクテリアに影響を与え、故障の原因となるため流してはいけません。

また、シリカゲル、ゼオライトなどの鉱物系の猫砂も流すことは禁止されています。

2.燃えるゴミとして処理

有機物系の猫砂は、多くの自治体で燃えるゴミとして処理されます。燃えるゴミの日は週に1〜2回と頻度が高いため、ニオイが気になる季節にも早く出せるメリットがあります。

ただし、猫砂の処理が不十分だと、ほんの数日でもニオイが気になってしまうでしょう。ゴミ収集場に出したとき、近隣住民の方に迷惑をかけないためにも、しっかりとニオイ対策をおこなうことが大切です。

汚物はその都度袋に入れておくなど、ニオイが漏れない配慮をしておくと安心です。

3.燃えないゴミとして処理

ベントナイトやシリカゲル、ゼオライトなどの鉱物系や無機物系の猫砂は、燃えないゴミとして出します。ただし、自治体によっては、鉱物系は燃えるゴミとして出す場合もあるため注意してください。

また、鉱物系や無機物系の猫砂を「燃えるゴミ」でも「燃えないゴミ」でも出せず、産業廃棄物として処分しなければならない自治体もあるようです。

そのような場合には、有機物系の猫砂を購入したほうが手間が少ないでしょう。

自治体ごとの猫砂の処理方法

自治体ごとの猫砂の処理方法
猫砂の捨て方には、燃えるゴミ、燃えないゴミ、トイレに流すなどいくつかの方法がありますが、実際に処分をするときには必ずお住まいの自治体のルールを確認してください。

ゴミ処理場の施設は時代に合わせて新しくなるほか、住人の声が反映されてゴミ出しのルールが変わることもあります

年度初めなど、ルールが切り替わるタイミングには猫砂の捨て方についても気にとめておきましょう。

自治体によってゴミ分別のルールは異なる

実際に各自治体では、猫砂の捨て方にどのような違いがあるのでしょうか。間違った捨て方をしてしまうと、ゴミが収集されずに周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれません。

猫砂の捨て方について、ホームページに記載されている内容をいくつか紹介します。

そもそも「燃えるゴミしか捨てられない」という地域もあるため、これから猫砂を購入する方は、購入前に分別に関する冊子などを確認するとよいでしょう。

大阪市の場合

大阪市では、猫砂は「普通ごみ」として収集されます。フンを取り除き、なるべく小分けにして出すようにとの記載があるため注意してください。

神戸市の場合

神戸市では、猫砂は紙や木などの可燃物でできているものに限り「燃えるゴミ」として処理できます。排出量の制限はありますが、70Lを3袋までとかなり余裕があるため、一般的な家庭では問題ないでしょう。無機物系については明確な記載がありません。

吹田市、柏市、掛川市の場合

吹田市、柏市、掛川市の猫砂のゴミは「燃えるゴミ」として処理されます。燃えるゴミとして出せる有機物系の猫砂を選びましょう。また、柏市では「少量ずつ」との記載もあり、溜め込まずこまめに処分する必要があります。

山口市の場合

山口市での猫砂の捨て方は、種類によって「燃やせるゴミ」と「燃やせないゴミ」に分別すると記載されています。燃えるゴミとしての指定はなく、ほとんどの種類の猫砂を使用できますが、猫砂のパッケージをしっかり確認して正しく分別することが大切です。

調布市の場合

調布市では、猫砂のゴミはすべて「燃やせるゴミ」として処分されます。これは不燃ゴミを分別する際に不衛生な環境になってしまうためです。燃やせるゴミに出す際にも少量ずつとしています。

不燃性の猫砂も出せますが、「なるべく紙製などを使用して欲しい」と記載されているため、可燃性の有機物系の猫砂に切り替えていく必要があるでしょう。

日高市の場合

日高市では、紙や木などの有機物系の猫砂に限り可燃ごみとして処分されます。鉱物系の猫砂は収集不可としており、産業廃棄物として個人で処分を依頼する必要があります。

※2023年6月現在の各自治体の情報を参考として掲載しています。最新の情報は、各自治体のサイトにてご確認ください。

猫砂を捨てるまでのニオイ対策

猫砂を捨てるまでのニオイ対策
ゴミ捨ての際、スムーズに捨てられるように毎日の猫砂の処理を適切におこないましょう。トイレに気付いたら、その都度小袋などへ入れてニオイが漏れないように工夫します。

ゴミ捨てに頻繁に行けない場合は、消臭袋などの消臭グッズの活用もニオイ対策として有効です。また、消臭効果のある猫砂を選ぶことでも、家の中へのニオイ移りを防げる可能性があります。

対策1.袋を2つ重ねる

猫砂のニオイ対策として手軽にできるのが、袋を2重にしてニオイを閉じ込める方法です。袋に入れるときは、空気をなるべく抜いてしっかりと口を縛り、密閉させてニオイの発生を防ぎましょう。

処分するたびに袋を2重にするのは割高に感じますが、キッチン用の小さい袋であれば、ホームセンターや100円ショップで容量が多いものを購入できます。

また、新聞紙に包んでから袋に入れれば、ニオイが漏れにくくなるだけではなく、見た目で汚物と分かりづらくなります。

対策2.消臭対策グッズを使う

ゴミ捨てに頻繁に行けずニオイ漏れが気になる場合は、専用の消臭袋があると便利です。消臭袋は、ニオイ対策はもちろん雑菌対策にもなります。

猫砂を燃えるゴミとして出すけれど、1人暮らしなどでゴミ捨て場に行く頻度が少ない方にも、雑菌対策ができる消臭袋はおすすめです。

また、ヒノキなどの消臭効果のある猫砂を選んだり、ゴミ箱を消臭ボックスに変えたりするなど、消臭グッズをうまく使えば家の中のニオイ対策にもなりますよ。

ゴミを出すときだけではなく、ほかの物へのニオイ移りが気になる場合は、ぜひ活用してみてください。

猫砂の入れ替えとトイレ掃除

猫砂の入れ替えとトイレ掃除
排泄物をその都度袋に入れて対策していても、トイレのニオイが気になる方は多いのではないでしょうか。

普段食べているキャットフードにもよりますが、猫の排泄物はニオイがきつく感じることがあります。猫は肉食動物であり、毎日のご飯やおやつに動物性の原材料が多く使われているためです。

一緒に住んでいる家族は慣れていても、来客時などに「ニオイは大丈夫かな?」と気になってしまうかもしれません。

また、猫はキレイ好きな面もあります。愛猫も飼い主さんも快適に過ごせるよう、猫砂は定期的に新しいものに入れ替えましょう。猫砂を入れ替えるタイミングでトイレ本体を掃除し、清潔に保てばニオイが軽減されます。

週に一度は入れ替える

毎日複数回使用するトイレの猫砂は、こまめに排泄物を取ってあげてもニオイが染みついてしまいます。とくにオシッコは、猫砂と一緒に完全に取り除くことは困難です。そこで、週に一度を目安に猫砂を入れ替えて、ニオイの発生を防ぎましょう。

猫砂を入れ替える際は、クリーナーなどを使って軽く拭き掃除をおこなってください。入れ替えのときには古くなった猫砂をまとめて処分するため、ゴミの日の朝や前日など曜日を決めておけばルーティン化でき、うっかり忘れてしまう心配がないでしょう。

トイレ掃除は月に一度

猫砂を新品にしても、トイレ本体にニオイが染みついていたり、排泄物の汚れが落とし切れていなかったりすると、ニオイが気になってしまいます。そのため、月に一度を目安にトイレ本体を掃除しましょう。

猫のトイレを洗う一般的な方法は以下のとおりです。

  1. 猫砂をすべて取り出して処分
  2. ぬるま湯で浸けおきする
  3. こびりついた汚れを落とす
  4. しっかり乾燥させる

浸けおきの際は、汚れに応じてクエン酸や重曹、オキシクリーンのような酵素系漂白剤を使います。猫のトイレ掃除は、中性洗剤など家にある掃除用具で十分代用できますが、消臭効果を高めたい場合にはクエン酸や重曹がおすすめです。

トイレを洗い終わったら、水分を拭きとってしっかりと乾燥させることも大切です。湿った状態で新しい猫砂を入れると固まってしまうだけではなく、雑菌が増殖する原因となります。天気がよい日には天日干しにしておくと、早く乾くとともに殺菌効果も期待できますよ。

天気が悪い日にトイレ掃除をする場合や、冬場や梅雨時期で乾きづらい場合には、ドライヤーを当ててしっかりと乾燥させましょう。

猫砂の正しい捨て方は自治体のゴミ分別を確認しよう

猫砂に入った猫
猫砂の種類は「有機物系」と「無機物系」に分けられますが、それぞれ捨て方が異なります。また、商品のパッケージに捨て方が記載されていても、お住まいの自治体によっては分別方法が異なる場合があります。

猫砂を選ぶ際には、商品のパッケージだけではなく、自治体のゴミの分別方法も必ず確認しておきましょう。正しい捨て方を知っておけば、トイレ掃除などのニオイ対策もスムーズです。

猫砂は、自宅の庭で処理できるものや、消臭効果のあるものなど、さまざまなタイプが市販されています。家での暮らし方やゴミ捨ての頻度などに合わせて猫砂を選び、適切な方法で処理しましょう。

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