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網戸の張り替えは自分で|簡単にできるコツときれいに保つ方法

網戸の張り替えは自分で|簡単にできるコツときれいに保つ方法

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網戸は虫を防ぎながら、風通しを良くしてくれるアイテムです。網戸を閉めているのに部屋の虫が気になる場合、経年劣化や衝撃により穴があいているかもしれません。ちょっとした引っ掻きによって穴が広がることもあるため、網戸の状態を一度確認してみましょう。

穴は補修することもできますが、長年使用している網戸は破れやすくなっているため、張り替えるのがおすすめです。網戸の張り替えは、道具を揃えれば、自分でも簡単におこなえます。

本記事では、網戸の張り替えに必要なものや手順、網戸をきれいに保つコツなどについて解説します。

網戸の張り替えは自分でできる

網戸を取り外している画像

難しそうに思える網戸の張り替えですが、実は自分でも簡単におこなえます。網戸の張り替えは、いわゆるDIYに属するもので、誰でも気軽にチャレンジできます。

専門業者に依頼するよりも費用を抑えられ、都合に合わせて作業できる点が、自分で張り替えるメリットです。道具をすべて揃えても、業者に頼むより安い値段で済むでしょう。ただし、どうしても「時間をかけたくない」「うまくできるか不安」という場合は、業者に相談してみてください。

網戸を自分で張り替えるときに用意するもの

まずは、網戸の張り替えで必要な道具を揃えましょう。張り替え用の網と網押さえゴムに加え、以下の道具を用意してください。どれもホームセンターで購入できます。

  • 仮止めクリップ(網戸を固定するクリップ)
  • 押さえローラー(網押さえゴムを溝に押し込むローラー)
  • マイナスドライバー(網押さえゴムを取り外す際に使用)
  • ブラシ(網戸の溝に溜まった誇りを掃除する)
  • 網戸張り替え専用カッター(余分な網をカットする)
  • 網戸仕上げハサミ(残った糸を切り揃える)

ホームセンターへ行くと、さまざまな種類の網戸が販売されています。現在使っている網戸の種類を確認し、適切なサイズや網目のものを購入しましょう。

網戸仕上げハサミや網戸専用カッター、ブラシや仮止めクリップは、自宅にあるもので代用可能です。網戸仕上げハサミは通常のハサミ、網戸専用カッターはカッターナイフ、ブラシは歯ブラシ、仮止めクリップは洗濯ばさみなどで問題ありません。網押さえゴムを取り外す際に使用するマイナスドライバーも、ピンセットのように先の尖った金具で代用できます。ただし、押さえローラーだけは網戸の張り替えに必須の道具です。

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張り替え用の網

網戸のサイズを測る際は、戸1枚分のサイズを確認してください。網戸用レールがある部分を、上から下まで正確に測ります。サイズが書かれたシールが貼られている場合もあるため、寸法前にチェックしておくといいでしょう。

購入するときは、実際のサイズよりも大きいものを選びましょう。なぜなら、仕上げ作業で余分な部分をカットする必要があるためです。張り替える網戸が複数枚ある場合は、必要な枚数を揃えておいてください。

ここからは、網目の大きさや色の違いについてご紹介します。

網目の種類

網目サイズには、以下の4種類があります。

18メッシュ ・一般的に使用されている
・小さな虫が侵入する
・風通しが良い
20メッシュ ・一般的に使用されている
・小さな虫が侵入する
・風通しが良い
24メッシュ ・虫が侵入しづらい
・18メッシュの2倍の細かさ
30メッシュ ・風通しが悪い
・虫が侵入しづらい

網目の数字は、1インチに対して何本の糸が入っているかを表しています。基本的に、網目が細かくなるほど鮮明に見え、耐久性が低くなります。目が細かいとホコリも詰まりやすくなるため、定期的に掃除をしましょう。

ご家庭で使用する場合は、18メッシュか20メッシュがおすすめです。ただし、地域によっては網目をすり抜けるほどの小さな虫が多く発生します。その場合は、24メッシュや30メッシュなど、数値の大きいものを選んでください。

また、網戸によっては機能性に優れたものもあります。たとえば、破れにくい素材が使われているもの、虫のほかに花粉を通しづらいものなどさまざまです。

ペットを飼育している家庭では、引っ掻きに強い「ペットディフェンス」機能があるものがおすすめです。虫の侵入を極力防ぎたいのであれば、薬剤が使用されている網戸を選びましょう。

網の色

一般的に使われている網の色はグレーですが、黒や白などもあります。黒はグレーに比べて室内からの景色がはっきりと見え、屋外からでも室内を見渡しやすい点が特徴です。反対に、白は室内から外、屋外から中が見えづらい特徴があります。

無難なものを選びたいのであればグレーがいいでしょう。小さなお子さんがいるなど、庭から室内をしっかりと見たい場合は黒がおすすめです。室内をあまり見られたくないのであれば、白が適しています。

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網押さえゴム

網押さえゴムには、以下の5種類のサイズがあります。

  • 2.8mm
  • 3.5mm
  • 4.5mm
  • 5.5mm
  • 6.8mm

網戸を交換する際は、網押さえゴムも一緒に取り替えます。購入する前に、現在使用している網押さえゴムの太さを定規で測っておきます。

サイズがわかりにくい場合は、網押さえゴムを少し切り取り、ホームセンターなどに並んでいる商品と照らし合わせるか、スタッフに尋ねるといいでしょう。

網押さえゴムは、網戸1枚で6~7mほど必要です。経年劣化でゴムが細くなっている可能性があるため、現状のサイズよりもやや太めのものを使用するといいでしょう。

Tips
使用環境や素材にもよりますが、一般的に網戸や網押さえゴムの耐久年数は5〜10年といわれています。網にたるみや破れが見られたら、早めに張り替えましょう。

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網戸の張り替え手順

フローリングとその上で網戸を切っている画像

必要な道具をすべて揃えたら、いよいよ網戸の張り替えに挑戦しましょう。それぞれの手順で重要なポイントをご紹介します。

手順1:古い網とゴムを取り外す

網戸のゴムを取り外している画像

まず、古い網と網押さえゴムを取り外します。網押さえゴムが貼られている面を上に向け、ゴムのつなぎ目から剝がしていきましょう。その際、マイナスドライバーやピンセットで掻き出すようにすると、簡単に剥がせます

中桟(骨組みに使われている桟のうち、上桟と下桟の間に位置するもののこと)がある場合は、ビスをゆるめて中桟を外してからおこなってください。

網を取り外した網戸の画像

網押さえゴムと網を取り除いたら、網戸の枠にある溝をブラシや雑巾で掃除します。この部分は網戸の張り替え時しか掃除できないため、念入りにおこないましょう。掃除が終わったら乾拭きや天日干しをして、しっかりと乾燥させてください。

手順2:新しい網を仮止めする

網戸の網を仮止めしている画像

次に、新しい網を仮止めします。網を軽く張った状態で、クリップなどで四方を固定しましょう。

網は枠よりも10cmほど大きいサイズのものを用意してください。網押さえゴムを埋め込むと網も一緒に埋め込まれ、網が足りなくなってしまうためです。

手順3:ゴムを溝に押し込む

網戸にゴムを押し込んでいる画像

網押さえゴムを網戸の枠の溝に埋め込んでいきます。ゴムを溝に押し込む際は、枠の角ではなく、短辺の途中から始めることで長さを調節しやすくなります。右利きの人は時計回り、左利きの人は反時計回りで「短辺→長辺→短辺→長辺」の順に作業しましょう。2辺目の固定は、網目が直角になっているかを確認しながらおこないましょう。3辺目以降は、網戸を少し引っ張って固定しながら、ゆるみを調節していきます。

Tips
大きな網戸を張り替える場合は、網押さえゴムを枠1周の長さよりも少し長いものを用意し、2等分にカットすることで作業がしやすくなります。その際は「長辺→長辺→短辺→短辺」の順に作業すると歪みづらいです。

網戸ローラーを使用してゴムを押し込んでいる画像

角の部分は網押さえゴムが入りづらいため、網戸ローラーを使ってしっかりと押し込んでください。網戸ローラーはレールの上を走らせるように転がすと、うまく使用できます。

また、網戸を張り替える際は、多少ゆとりを持たせておくことがポイントです。とくに、直射日光に当たる場所にある網戸は、冬になると寒さで網が縮む可能性があります。ゆとりがないと、縮む力によって網押さえゴムが外れてしまうこともあるため注意が必要です。夏に網戸を張り替える際は、網をピンと張り過ぎないように注意しましょう。

手順4:仕上げる

はみ出ている網をカットしている画像

網押さえゴムをしっかりと埋め込んだら、最後にはみ出ている網をカットします。できるだけカッターを枠に沿わせ、はみ出た部分が残らないように注意してください。網がはみ出ていると、ほつれの原因となります。このとき、ハサミで切り込みを入れてからカッターを使用すると、きれいに切り取れます。

網戸を自分で張り替えたあとのメンテナンス方法

黒い網戸の接写画像

網戸をきれいに保つためには、張り替えたあとも定期的なメンテナンスが欠かせません。また、こまめにお手入れをすることで、網戸が長持ちするでしょう。少なくとも月に1回は掃除をおこなってください。

網戸についている目立つホコリやゴミを柔らかいブラシで軽く落とし、中性洗剤をつけたスポンジでやさしくこすり洗いをします。最後に水拭きで洗剤を拭き取れば、月1の掃除は完了です。網戸専用のスプレーやクロスなどを活用すると、掃除が楽になるでしょう。

ホコリの付着を防ぎたい場合は、柔軟剤を使う方法も効果的です。水で薄めた柔軟剤を雑巾に浸して固く絞ってから網戸全体を拭くことで静電気が発生しにくくなり、ホコリが付きにくくなります。

さらに、撥水効果のある窓用の結露防止スプレーを吹き付けておくと、網戸に汚れが付きづらくなります。

 

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網戸の張り替えは自分でできる!まずはチャレンジしてみよう

大きな網を使って網戸を張り替えている画像

一見難しそうな網戸の張り替えですが、コツをつかめば自分でも気軽におこなえます。網戸の張り替えに必要な道具はすべてホームセンターで揃うほか、自宅にあるものでも代用可能です。業者に依頼する手間や費用を抑えたい方は、ぜひ本記事を参考に、網戸の張り替えに挑戦してみてください。

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