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DIY工具は何から揃える?初心者におすすめの基本道具を分かりやすく解説!

DIY工具は何から揃える?初心者におすすめの基本道具を分かりやすく解説!

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DIYでおしゃれな棚を作ったり、自分好みのインテリアを実現したりすることに憧れを抱く方は多いのではないでしょうか。しかし、「DIYを始めたいけれど、どんな工具を揃えれば良いのか分からない」と、最初の一歩でつまずいてしまうことも少なくありません。高価な工具をすべて揃える必要はなく、まずは基本的な道具から始めるのが成功の秘訣です。

この記事では、DIY初心者の方に向けて、最低限揃えておきたい基本の工具から、DIYの幅を広げる便利な専門工具まで、用途別に分かりやすく解説します。

DIYは「何がしたいか」で道具を選ぶのがコツ

設計図から木の車をDIYで作成している。

DIYの工具と聞くと、たくさんの種類を一度に揃えなければならないと思いがちですが、決してそんなことはありません。最も大切なのは、「自分が何を作りたいか、何をしたいか」という目的をはっきりさせることです。

例えば、小さな木箱を作るのと、壁に棚を取り付けるのとでは、必要な工具は異なります。作りたいものが決まれば、本当に必要な工具だけを無駄なく選ぶことができます。まずは作りたいものをイメージし、それに合わせて必要な道具をリストアップすることから始めてみましょう。

Tips
DIYは「Do It Yourself」の略称で、直訳すると「自分自身でやる」という意味です。日本における「日曜大工」は、家具や小物を作るといった木工作業を指すことが多い一方で、DIYは「専門業者に頼まずに自分自身で家の補修や修繕を行う活動全般」を指します。

【締める・緩める】用途の工具

壁にマグネットで並べられているドライバー

DIYの基本作業である組み立てには、「締める・緩める」ための工具が不可欠です。ネジやボルトを使って木材などを固定する際に活躍する、最も基本的な道具からご紹介します。

ネジを回す基本のドライバー

ドライバーは、ネジを締めたり緩めたりするための最も基本的な工具です。先端の形状によって、主にプラスドライバーとマイナスドライバーの2種類があります。家具の組み立てや小物作りなど、DIYのあらゆる場面で登場するため、最初に揃えておきたい工具の代表格です。

初めは、よく使われるサイズがセットになったものを一つ持っておくと便利です。グリップの握りやすさや、力の伝えやすさも様々なので、実際に手に取って自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。

ドライバー|ホームセンターコーナンの通販サイト

ボルトやナットに使うレンチとスパナ

レンチやスパナは、六角形の頭を持つボルトやナットを締めたり緩めたりする際に使用します。ドライバーと同様にDIYでは頻繁に使われる工具です。スパナは先端が開いており、横からスライドさせてはめることができるため、狭い場所での作業に適しています。

一方、レンチは先端がリング状になっており、ボルトやナットを完全に囲む形で固定するため、より大きな力をかけることが可能です。それぞれの特徴を理解し、作業場所や必要な力の大きさに応じて使い分けることがポイントです。

レンチ・スパナ|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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工具の種類 主な用途 特徴
ドライバー ネジの締め・緩め DIYの必須工具。プラスとマイナスがあり、サイズも様々。
レンチ ボルト・ナットの締め・緩め リング状でしっかり固定でき、大きな力をかけられる。
スパナ ボルト・ナットの締め・緩め 先端が開いており、狭い場所でも作業しやすい。

【掴む・曲げる・切る】用途の工具

木材に刺さったネジを掴んで抜いている

材料をしっかりと掴んだり、針金を曲げたり、不要な部分を切ったりと、細かな作業で活躍するのがこのタイプの工具です。一つで複数の役割をこなせる便利な道具も多く、持っていると作業の幅が広がります。

掴む大きさを調整できるプライヤー

プライヤーは、物掴んだり、挟んだり、回したりするための工具です。支点の位置をずらすことで掴む口の大きさを調整できるのが最大の特徴で、様々なサイズのボルトやナットに対応できます。

水道の配管作業でプロが使うイメージが強いかもしれませんが、古くなった水栓パッキンの取り換えやシャワーヘッドの交換といった、初心者でもできる水回りの補修・修繕において役立ちます。一家に一つあると何かと重宝する万能工具と言えるでしょう。

プライヤー|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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掴む・曲げる・切るをこなすペンチ

ペンチは、物を掴む、針金を曲げる、さらには細い線を切断するといった複数の作業を一つでこなせる便利な工具です。先端には物を掴むためのギザギザがついており、根元部分には刃がついています。

針金を使ったクラフトや、金網の加工など、様々な場面で活躍します。プライヤーと似ていますが、ペンチは掴む口の大きさは調整できないものが主流です。細かな作業や、複数の作業を一つの工具で手際よく進めたい場合に適しています。

ペンチ|ホームセンターコーナンの通販サイト

コード類の切断に特化したニッパー

ニッパーは、「切る」ことに特化した工具です。ペンチにも切断機能はありますが、ニッパーはより鋭い刃を持っており、銅線や針金などを軽い力で綺麗に切断できます。

電気コードの加工や、プラスチック製品の不要な部分(バリ)を取り除く際など、切れ味の良さが求められる作業で真価を発揮します。ペンチとセットで持っておくと、作業の正確性と効率がさらに向上します。

ニッパー|ホームセンターコーナンの通販サイト

【切断する】用途の工具

ノコギリで木材をカットしている
木材や板、シートなど、DIYの材料を 好みの大きさに切り出す作業は基本中の基本です。ここでは、材料に合わせて使い分ける2種類の切断工具をご紹介します。

木材などをカットするのこぎり

のこぎりは、木材をカットするための代表的な工具です。手動ののこぎりは、電動工具に比べて音も静かで木くずの飛散も少ないため、集合住宅などでも比較的使いやすいのがメリットです。

刃の種類も様々で、木材をスムーズに切るための工夫がされています。初めのうちは、刃の長さを交換できるタイプののこぎりを選ぶと、様々な材料に対応できて便利です。正確に真っ直ぐ切るためには、材料をしっかり固定し、焦らずゆっくりと刃を動かすのがコツです。また、押すときは力を抜き、引くときに力を入れてメリハリをつけて引くようにすると早く切ることができます。

のこぎり|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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薄い素材を正確に切るカッターナイフ

カッターナイフは、紙や布を切る文房具というイメージが強いかもしれませんが、DIYでも役立つ道具です。薄いベニヤ板やプラスチックシート、壁紙やクッションフロアのカットなど、のこぎりでは難しい繊細な作業に適しています

刃を交換できるため、常に切れ味の良い状態で使用できるのが魅力です。定規を当てて真っ直ぐな線を引くように切ることで、正確な加工ができます。作業内容によっては、厚い刃を持つ大型のカッターナイフを選ぶと、より安全で効率的に作業を進められます。

カッターナイフ|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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【測る・叩く】用途の工具

木材の上に置いてある釘とトンカチ
正確な作業には正確な計測が、そして釘などを使う作業には叩く工具が欠かせません。これらはDIYの精度と仕上がりを左右する、地味ながらも重要な道具です。

長さや寸法を測るメジャー

メジャーは、長さや寸法を正確に測るための必須アイテムです。特にDIYでは「コンベックス」と呼ばれる、金属製のテープが巻き取られているタイプのメジャーが使われます。テープに硬さがあるため、柱などの垂直な面を測る際にも折れ曲がりにくく、一人でも作業しやすいのが特徴です。

先端には爪がついており、材料の端に引っ掛けて簡単に長さを測れます。ロック機能が付いているものを選ぶと、測定した長さを保持できるため、印をつける作業などが格段に楽になります。

メジャー(巻尺)|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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釘を打つためのハンマー(金づち)

ハンマーは、釘を打ち込んだり、木材をはめ込んだりする際に使う工具です。一般的には「金づち」とも呼ばれます。ヘッド(頭部)の片側が平らで釘を打つ面、もう片側が釘を抜くための「釘抜き」になっているタイプがDIYでは便利です。

重さやヘッドの形状にも様々な種類がありますが、初心者のうちは、握りやすくて重すぎないものを選ぶと良いでしょう。安全に作業するため、釘を打つ際は対象物をしっかり固定し、周囲に注意を払うことが大切です。

ハンマー(金づち)|ホームセンターコーナンの通販サイト

DIYの幅が広がる!あると便利な専門工具

電動工具を使用している

基本的な工具に慣れてきたら、次は作業の効率を格段に上げてくれる専門工具に挑戦してみましょう。特に電動工具は、力作業の負担を減らし、仕上がりのクオリティも向上させてくれます。

ネジ締めが速いインパクトドライバー

インパクトドライバーは、回転に加えて打撃(インパクト)を加えながらネジを強力に締め付ける電動工具です。手作業のドライバーに比べて圧倒的に速く、そして楽にネジ締めができます

特に、長いネジを使ったり、硬い木材にネジを打ち込んだりする際にそのパワーを発揮します。作業効率が飛躍的に向上するため、ウッドデッキのような大きな作品作りに挑戦する際には心強い味方となるでしょう。

正確な穴あけが得意なドリルドライバー

ドリルドライバーは、先端のビットを交換することで、ネジ締めと穴あけの両方ができる電動工具です。インパクトドライバーと見た目は似ていますが、打撃機能がなく、回転の力だけで作業を行います。

そのため、インパクトドライバーよりも繊細な力加減が可能で、組み立て家具のようなデリケートな材料にも安心して使えます。正確な位置に下穴を開けたい場合や、ネジの締めすぎを防ぎたい作業に適しています。

電動ドリル|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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材料の固定に役立つクランプやバイス

クランプとバイスはどちらも材料を固定するために使われる道具で、一人でDIYをする際には「第三の手」として大いに役立ちます。様々なサイズや形状のものがあるので、作りたいものに合わせていくつか揃えておくと、作業の安定感が格段に増すでしょう。

クランプは、材料同士を固定したり、材料を作業台に固定して使用します。クランプ自体は何かに固定されているわけではないため、作業の自由度が高く、さまざまな場所や角度で手軽に使うことができます。材料同士の圧着や仮押さえに向いています。

一方でバイスは本体を作業台に固定して材料を挟む道具です。クランプよりも非常に強力に材料を固定することができるため、切断や穴あけ、溶接など、精密な作業に適しています。

クランプ・バイス|ホームセンターコーナンの通販サイト

Tips
バイスは日本語で「万力(まんりき)」と呼ばれます。

表面を滑らかに整えるヤスリやサンダー

ヤスリやサンダーは、木材の切断面や表面を削って滑らかに整えるための道具です。切断したままの木材は、ささくれ立っていて危険な場合がありますが、ヤスリがけをすることで手触りが良くなり、見た目も美しく仕上がります。

手作業で行うヤスリに加え、電動工具のサンダーを使えば、広い面積も均一に素早く研磨できます。塗装前の下地処理として使うことで、塗料のノリが良くなるという効果もあります。作品の完成度を一段階上げてくれる、仕上げに欠かせない道具です。

ヤスリ|ホームセンターコーナンの通販サイト

電動研磨機|ホームセンターコーナンの通販サイト

 

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工具選びに迷ったら?ホームセンターのサービスも活用しよう

ホームセンターの工具売り場

ここまで様々な工具を紹介してきましたが、「いきなり全部揃えるのは大変」「自分に合う工具が分からない」と感じる方もいるでしょう。そんな時は、ホームセンターが提供する便利なサービスを活用するのも一つの手です。

初心者にもおすすめな工具セット

どの工具から選べば良いか全く分からないという方には、基本的な工具が一通り揃った「工具セット」がおすすめです。ドライバー、ペンチ、ハンマー、メジャーなど、DIYの基本作業に必要な道具がコンパクトなケースに収納されていることが多く、保管にも便利です。

セット内容は商品によって様々なので、自分のやりたいDIYをイメージしながら、必要な道具が含まれているかを確認して選ぶと良いでしょう。まずはセットで基本を揃え、必要に応じて専門的な工具を買い足していくというのも賢い方法です。

工具セット|ホームセンターコーナンの通販サイト

購入前に使用感を試せるレンタル工具

インパクトドライバーなどの電動工具は比較的高価なため、購入をためらってしまうこともあるかもしれません。そんな時に便利なのが、ホームセンターの「レンタル工具」サービスです。

短時間からレンタルできることが多く、購入前に実際の使い勝手やパワーを試すことができます。「たまにしか使わないけれど、この作業の時だけは使いたい」といったニーズにも応えてくれます。自分にとって本当に必要な工具かを見極めるためにも、一度利用してみてはいかがでしょうか。

レンタル工具サービス|ホームセンターコーナン

手ぶらでOK!店舗のDIYスペース

「自宅では作業スペースを確保できない」「工具を広げると音が気になる」といった悩みを持つ方におすすめなのが、ホームセンター内に設けられた「DIYスペース」です。

作業台はもちろん、店舗によっては大型の電動工具まで備え付けられている場合もあり、手ぶらに近い形でDIYを楽しむことができます。材料を購入して、その場で加工・組み立てまで行えるので効率的です。専門のスタッフに相談できることもあるため、初心者の方でも安心して作業に取り組めます。ホームセンターによってはDIYスペースがない場合もあるため、利用したい場合は事前に店舗に確認するといいでしょう。

自由に使える工作スペース「D.I.Yラボ」

自由に使える工作スペース「D.I.Yラボ」|ホームセンターコーナン

まとめ:用途に合った工具を見つけてDIYを始めよう

木材と工具と設計図

DIYの工具選びは、まず「何を作りたいか、何をしたいか」という目的を明確にすることがスタート地点です。必要な工具を正しく選ぶことができれば、作業はぐっとスムーズになり、DIYの幅も広がるでしょう。「どの工具を揃えたらいいか分からない」という方は工具セットがおすすめです。一通り道具を揃えておけば、予期せぬ補修・修繕が発生した際も対応できるでしょう。まずはこの記事で紹介した基本的な道具から揃え、あなたのDIYを始めてみてください。

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