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【初心者向け】焚き火のやり方|詳しい手順や注意点について詳しく解説

【初心者向け】焚き火のやり方|詳しい手順や注意点について詳しく解説

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見ているだけで安らぎの時間が訪れる焚き火。キャンプの醍醐味としても人気の焚き火ですが、「なかなか火がつかない」など、手間取ることもあるでしょう。今回は焚き火のやり方を、着火から消火、片付けまで一連の流れでご紹介します。マナーや注意点など、焚き火をする際に必要な知識を含めて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

焚き火に必要なもの

焚き火に必要なもの?

焚き火に必要な基本の道具は、

  • 焚き火台
  • 焚き火シート
  • 着火剤
  • ライターなどの点火器具
  • 火消し壺
  • 薪用トング(火ばさみ)
  • レザーグローブ(耐熱手袋)

の8つです。それぞれホームセンターや、アウトドアグッズを専門に販売する店舗で購入できます。

焚き火台は、火を起こすための場所として使用する道具です。直火が禁止されているキャンプ場もあるので、持っておくと便利です。焚き火台を使う場合は、下に敷く焚き火シートも必須。耐熱性が高い素材からできており、火の粉が直接地面に付くのを防ぎます。

焚き火台の商品を見てみる

着火剤は火の燃焼をサポートする道具で、固形のものやジェル状のものなど様々な種類があります。

着火剤の商品を見てみる

点火器具は火を付ける部分が長いタイプが便利です。

点火器具の商品を見てみる

薪用トング(火ばさみ)レザーグローブ(耐熱手袋)はあると便利な道具です。特にレザーグローブ(耐熱手袋)は火の粉だけでなく、木のささくれや尖ったモノなどからも手を守ります。

薪用トング(火ばさみ)の商品を見てみる

レザーグローブ(耐熱手袋)を見てみる

焚き火に欠かせないはキャンプ場で販売していることもあるため、荷物を減らしたい場合は現地で調達することも視野に入ります。事前に確認してから出かけてみてください。
焚き火に使う薪の種類は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

薪・木炭の商品を見てみる

 

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焚き火をする際の注意点やルール

焚き火をする際の注意点やルール

焚き火をする際はやり方を確認するだけでなく、注意点やルールを十分理解しておくことも大切です。火を扱う焚き火は危険を伴うため、使用する場所のルールをあらかじめ確認しておきます。また、ほかの利用者に配慮して、焚き火の後は丁寧な片付けを心がけることが必要です。

焚き火が可能な場所かどうかは事前にチェック|許可された場所以外は厳禁

まずは、利用する場所が焚き火を許可しているか確認します。特に焚き火ができるキャンプ場であっても、地面で直接焚き火を行う直火を禁止している場合もあります。直火不可な場所では、焚き火台を利用します。地面に後を残しにくいのも、焚き火台を利用するメリットです。

また、山で行う焚き火は直火が厳禁。草花や樹木がすぐ近くにある山では、少しの不注意から瞬く間に山火事へ発展する可能性があります。もちろん、管理されたキャンプ場でも、火に起因する事故が起こる可能性があるので、十分注意して行ってください。焚き火をする場所の選定も重要です。

紙などの軽いものは火事の原因になりやすい|ゴミを燃やさない

焚き火で紙やビニールを入れる行為は厳禁です。紙やビニールは非常に軽く、投入してすぐに火が付いた状態で宙に舞い上がる可能性があります。舞い上がった紙やゴミが人体につくと火傷の原因、草花や樹木につくと火災の原因になるため注意が必要です。ゴミはゴミとしてまとめ、利用場所のルールに沿って処分します。

火の後始末|ゴミは残さないこと

火の後始末|ゴミは残さないこと

もちろん、焚き火ではゴミを燃やすのも厳禁です。焚き火は焼却炉と比べて燃え残りが発生しやすくなります。燃やすことで周囲に異臭を放つ生ごみにも注意。持参したモノは全て持ち帰ることを意識し、利用場所にゴミを残さないように片づけます。

野生動物に悪影響を及ぼしたり、後からの利用者にも迷惑をかけたり、ゴミの放置はデメリットばかりです。ゴミのマナーが悪いことから焚き火行為の一部に規制をかけた事例もあります。また、火の後始末は確実に行うのが大切。後述する正しい消火方法も、ぜひ参考にしてみてください。

焚き火台を利用した焚き火のやり方|手順

焚き火台を利用した焚き火のやり方|手順

実際に焚き火台を使った場合の手順をご紹介します。周囲に引火しそうなモノがないか、人通りがある道路や広場ではないか、タープ・テントからは十分に離れているかを確認したら焚き火シートを敷いて、焚き火台をセット。準備を入念に行っておくと、後片付けもしやすくなります。

手順①着火剤、細く乾いた薪など(焚き付け)を並べて着火

手順①着火剤、細く乾いた薪など(焚き付け)を並べて着火

まずは、焚き火台の中央に着火剤を置きます。続いて焚き付けに使う、細く乾いた薪・落ち葉を設置。焚き付けは薪が燃えるまでの火力をサポートします。空気が通れるような隙間を開けておくのがコツです。

念のため手袋を装着して、点火器具で着火。サイズのある薪に火が付くと、徐々に火力が安定します。火力が足りない場合は薪を足して様子を見てみてください。
おすすめの着火方法を以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
 

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手順②火を育てる|太い薪をくべる

手順②火を育てる|太い薪をくべる

無事に着火できたら火を育てます。小さい薪から始めて、段々大きい薪に火を移すのがポイントです。

また、燃えている焚き火にあとから着火剤を追加すると、熱に反応して燃え上がる可能性があり大変危険なので厳禁です。

手順③火を保つ|薪と炭の使い分け

木を少しずつ蒸し焼きにしてできる炭は、火力が安定しやすいのが特徴です。火力調節ができるので、バーベキューをはじめ、調理用に便利です。薪は火力が上下しやすく調理には不向きなので、アウトドアで簡易的に調理を楽しみたい場合は炭を使用するのがおすすめです。

Tips
新しい薪をくべずに焚き火をしばらく放置すると、徐々に火力が弱くなります。弱い火力を安定させたい場合は炭を加えて、火を保ってみてください。炭で安定させると、煙が減り、火力にムラができにくくなります。

焚き火の後始末、消化方法

焚き火の後始末、消化方法

焚き火を消火する際は、火力が弱まって自然と火が消えるのを待ちます。燃え残っている薪や炭があると火が弱まらないので、片付けのタイミングに合わせて薪をくべるのがポイント。キャンプで宿泊する場合には、夜までおいて熾火(おきび)の状態にしてから消火するのがおすすめです。
火が付いたままの焚き火を放置するのは危険なので、宿泊する際は必ず消火を確認してから就寝するようにしてください。

消火に便利なのが火消し壺です。火消し壺は全体が金属や陶器などでできた容器で、燃えている状態の炭を入れて、酸素の供給を断つことで消火します。消火した炭を火消し壺ごと持ち運べるのも魅力です。また、火消し壺で消火した炭は、点火しなおすことができる「消し炭」になるので、燃え残った炭を再利用することができます。

Tips
「消し炭」は通常の炭よりも点火しやすいという特徴があるので、次回のキャンプで火おこしをする際に使用するのがおすすめです。

焚き火に直接水はかけない

消火時、焚き火に直接水をかける行為は厳禁。火が燃え盛っている状態で水をかけると、一気に水蒸気へと変化し、高温の蒸気で火傷を負う可能性があります。また、中途半端に火が消えて、燃え残りが大量に発生するデメリットもあります。

最終的には火が非常に弱くなった熾火の状態で水をかけて消火するのがよいでしょう。

火が完全に消火できたら、利用場所のルールに従って炭を処分します。キャンプ場であれば指定の炭捨て場を利用してみてください。

 

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まとめ

癒しの時間が味わえる焚き火。キャンプの重要なイベントでもある焚き火は、道具を揃えることと、手順と注意点を理解しておくのが大切です。特に、キャンプ場によっては直火が禁止されている場所もあるので、焚き火台の使用がおすすめです。適切な火力に調節するために、薪の使い分けも重要なポイントです。

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