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ドライフラワーの簡単な作り方|すぐできる方法とおしゃれな飾り方

ドライフラワーの簡単な作り方|すぐできる方法とおしゃれな飾り方

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ドライフラワー作りは、自然の花やグリーンを長く楽しむ方法として注目されています。この記事では、ドライフラワーの4種類の作り方とコツ、作りやすいおすすめの花やグリーンについて詳しく解説します。

自分で作ったドライフラワーを部屋に飾れば、お気に入りのインテリアになりますよ。また、ドライフラワーを楽しむ飾り方のアイデアもご紹介します。

ドライフラワーの作り方はとても簡単ですので、ぜひ挑戦してみてください。

ドライフラワーの4種類の作り方

ドライフラワーの4種類の作り方

ドライフラワーは、自然の花やグリーンを乾燥させたものです。通常であれば1〜2週間で枯れてしまう植物を長く楽しめるメリットがあります。

ドライフラワーで失敗しないコツは、なるべく新鮮な花やグリーンを使用すること。植物がもっとも美しいときに乾燥させることで、花の形や色が保たれ、観賞期間が長くなります。

ドライフラワーのおすすめの作り方は以下の4種類です。

  1. ハンギング法
  2. ドライインウォーター法
  3. シリカゲル法
  4. グリセリン法

それぞれの作り方のポイントやおすすめの花をご紹介します。

その1:吊るして自然乾燥「ハンギング法」

ハンギング法は、花をそのまま吊るして乾燥させる方法です。とても簡単で材料費もほとんどかからないので、初めての方でも気軽に挑戦できるでしょう。

ハンギング法によるドライフラワーの作り方は以下のとおりです。

  1. ドライフラワーにしたい花を茎が10cm以上残るように切り取る
  2. 花を下向きにして1~2本ずつ麻紐などで縛る
  3. 風通しが良く、直射日光が当たらない場所に吊るす
  4. 1~2週間ほど吊るして乾燥させる

風通しの良い場所に吊るし、なるべく早く乾燥させることがポイントです。花束にしたい場合でも、1〜2本ずつに分けて吊るすと、より乾燥しやすくなりますよ。

ハンギング法はとても簡単な方法ですが、「色あせが起こりやすい」「キレイな色を保ちづらい」といったデメリットがあります。そのため、スターチスやヘリクリサムなど、もともと乾燥している花を選ぶのがおすすめです。

その2:水に生けたまま自然乾燥「ドライインウォーター法」

ドライインウォーター法は、少量の水と共に花瓶に生けた花を少しずつ乾燥させる方法。テーブルなどに飾りながら乾燥させることで、ふんわりと丸い花の状態を保ちやすくなります。

ドライインウォーター法の手順は以下のとおりです。

  1. 1~5cm程の水を入れた花瓶に花材を挿す
  2. 風通しが良く、直射日光に当たらない場所に置く
  3. 1~2週間ほどかけて少しずつ水を蒸発させる(※水替えは不要)

ドライインウォーター法のコツは、花が密集しないように花瓶に挿すこと。また、茎が柔らかいと花が曲がりやすいため、正しい花材選びも欠かせません。

ふんわりとした花の形を残しやすいドライインウォーター法は、あじさいやかすみ草などに向いているでしょう。

その3:乾燥剤で乾燥「シリカゲル法」

シリカゲル法は、「シリカゲル」という乾燥剤を使って植物を乾燥させる方法です。専用の乾燥剤を使うことで、花の鮮やかな色と立体的な形が残りやすくなります。

シリカゲル法の手順は以下のとおりです。

  1. 花の首から2cmほど下で切り取る
  2. タッパーなどの密閉できる容器にシリカゲルを1cmほど敷く
  3. スプーンやピンセットを使い、花やグリーンが重ならないように並べる
  4. 花が隠れる程度にシリカゲルを追加する
  5. 容器の蓋を閉めて、1週間ほどかけて乾燥させる

シリカゲル法のコツは、形が崩れる前の新鮮な花材を使うこと。

バラなどの立体的な花に向いている方法ですが、咲き終わりに近いバラを使用すると花びらが崩れやすくなります。花が開く少し前のつぼみのバラも、かわいらしく仕上がるのでおすすめですよ。

シリカゲル法ではさまざまな花をドライフラワーにできますが、花全体をシリカゲルで覆えるサイズにするために、茎を長く残せないデメリットがあります。また、空気に触れると褐色化しやすいため、レジンやハーバリウムなどの花材作りに使用するといいでしょう。

シリカゲルは、ホームセンターの園芸コーナーで「ドライフラワー用の乾燥材」などの名称で販売されています。

その4:溶液を使う「グリセリン法」

グリセリン法は、「グリセリン溶液」を使って花を生花に近い状態にすることで、花の美しさを保ちながら長期保存する方法です。花びらが柔らかく、色あせしにくい状態を保てるメリットがあります。

グリセリン法には「グリセリンにそのまま浸ける方法」と「花にグリセリンを吸い上げさせる方法」の2つがあります。
それぞれの手順は以下のとおりです。

    【グリセリンにそのまま浸ける方法】

  1. グリセリンと熱湯を1:3の割合で混ぜ、グリセリン溶液を作る
  2. 冷ました溶液を入れた容器に木の実や葉などの花材を浸ける
  3. ラップなどで蓋をして、1週間ほど浸しておく
  4. 取り出した花材のグリセリン溶液を拭き取る

グリセリンにそのまま浸ける方法は、葉や木の実に向いています。

    【花にグリセリンを吸い上げさせる方法】

  1. グリセリンと熱湯を1:3の割合で混ぜ、グリセリン溶液を作る
  2. 冷ました溶液を入れた容器にドライフラワーにしたい花を挿す
  3. 冷蔵庫などの冷暗所に入れる
  4. 茎がグリセリン溶液を吸い上げて花びらの表面に出るまでそのままにする

花にグリセリンを吸い上げさせる方法は、花本来の姿を残しながらドライフラワーにできるのが特徴です。しかし、うまくグリセリンが吸い上げられずに失敗してしまうケースもあります。

成功させるためには、なるべく新鮮で茎がしっかりしている花を選ぶことが大切です。また、グリセリンに挿す前には茎を斜めに切って、吸い上げやすくしておくといいでしょう。花を直接グリセリン溶液に浸すと腐ってしまうので注意してください。

グリセリンは、ホームセンターの薬品売り場などで購入することができます。

ドライフラワーを作りやすい花やグリーン

ドライフラワーを作りやすい花やグリーン

ドライフラワーとは、水分を失って乾燥した花や草のこと。そのため、植物本来の水分量が少ないほどドライフラワーになりやすい特徴があります。

また、花だけではなく葉っぱなどのグリーンも入れると、飾り方のバリエーションが増えてより楽しめますよ。ドライフラワーを作りやすい花やグリーンをみていきましょう。

作りやすい花やグリーン

ドライフラワーを作りやすい花やグリーンをご紹介します。花材は自宅で育てる楽しみもありますが、いろいろな種類が欲しい場合は、ホームセンターや花屋で切花を購入してもいいでしょう。

    【ドライフラワーを作りやすい花】

  • かすみ草
  • スターチス
  • ラベンダー
  • 千日紅(せんにちこう)
  • あじさい
  • バラ
  • 帝王貝細工(ヘリクリサム)
  • 花かんざし
  • プロテア
    【ドライフラワーを作りやすいグリーン】

  • ユーカリ
  • ヒペリカム(葉と実)
  • ルスカス
  • マグノリアリーフ
  • ローズマリー

また、ボリュームのあるドライフラワーを作りたいときは、ミモザ、スモークツリー、パンパスグラスもおすすめです。ドライフラワーの飾り方や飾る場所をイメージしながら選ぶといいでしょう。

ただし、ドライフラワーに向いているグリーンでも、小さなものは少しの衝撃でパラパラと葉が落ちてしまうことがあるので注意してください。

作りにくい花やグリーン

ドライフラワーを作りにくい花やグリーンの特徴は、水分量が多いこと。たとえば、水辺に咲く花や湿潤を好む植物は、キレイなドライフラワーに仕上がりにくいので避けたほうがいいでしょう。

    【ドライフラワーを作りにくい花やグリーン】

  • ユリ
  • ダリア
  • カーネーション
  • チューリップ
  • ポトス

どの植物もドライフラワーにすることはできますが、乾燥までに時間がかかるうえに、発色も悪くなってしまいます。

ただし、ハンギング法では難しいパンジーやクレマチスでも、シリカゲル法であればキレイに残せるという場合もあります。花束をもらうなど好きな花が手
に入ったときは、まず数本を試してみるとドライフラワーを飾る楽しさが広がるでしょう。

ドライフラワーのおしゃれな飾り方

ドライフラワーのおしゃれな飾り方

ドライフラワーは水やりの必要がなく、手入れがとても簡単です。お気に入りのドライフラワーアレンジを、室内のインテリアとして飾ってみましょう。

飾り方のポイントは、なるべく直射日光の当たらない乾燥した場所に飾ること。ただし、エアコンや扇風機の風が当たる場所はドライフラワーが崩れやすくなるため注意してください。

また、劣化した花から下に落ちることがあるため、吊るして飾りたい場合は掃除のしやすい場所がおすすめです。花の種類や飾る環境にもよりますが、劣化が進んだドライフラワーは1年を目安に取り替えましょう。

ドライフラワーをおしゃれに飾るアレンジ方法を4つご紹介します。

飾り方その1:花瓶に挿す

飾り方その1:花瓶に挿す

ドライフラワーは花束やアレンジメントを作るのに人気ですが、花瓶に1本挿すだけでも素敵なインテリアになります。

花瓶に挿す飾り方は、茎がしっかり残っているドライフラワーに向いています。花瓶を選んだら、花が割れないように優しくカットしながら花瓶の大きさに合わせて挿していきましょう。

ドライフラワーは生花に比べると落ち着いた印象を与えるので、「アンティーク調」の花瓶やインテリアとの相性は抜群です。また、水が不要であることから、お洒落な小物入れなど花瓶以外の入れ物に挿して楽しむのもおすすめですよ。

飾り方その2:ボトルに入れる

飾り方その2:ボトルに入れる

ボトルに入れる飾り方は、茎が短い花や木の実などに向いています。ボトルは、透明なガラス瓶やワインボトルでもいいでしょう。初めての場合や、お子さんと一緒に作るときには、口の広い容器を使うと作りやすくおすすめです。

ピンセットを使い、空き口からドライフラワーを優しく詰め込んでいきましょう。同じ花を詰めるのもかわいいですし、ボトルの底に砂や小石を入れて、小さな世界を演出するのも素敵です。

近年人気の「ハーバリウム」は、ボトルに入れたドライフラワーにオイルを入れて花を長持ちさせる方法で、細かい花やグリーンをキレイに飾ることができます。ラッピングをしてプレゼントにしても喜ばれるでしょう。

飾り方その3:ガーランドにする

飾り方その3:ガーランドにする

ガーランドとは、同じ長さに切ったドライフラワーをつなぎ合わせた飾り方のこと。壁や天井、テーブルや椅子の背もたれ、ドアノブや窓枠など、さまざまな場所に飾ることができます。

花を下向きに吊るすため、ハンギング法で作ったドライフラワーのアレンジとしても人気です。横に垂れるように吊るした麻紐などに木製クリップで止めるだけで、簡単におしゃれに仕上がります。

違う花を1本ずつ飾ったり、小さな花束を飾ったり、シンメトリー風に飾ったりする方法もおすすめです。また、ボトルや鳥かごに入れてから吊るすのもよいでしょう。誕生日などの記念日に壁に飾れば、素敵な思い出の写真を残せます。

飾り方その4:スワッグにする

飾り方その4:スワッグにする

スワッグとは、ドイツ語で「壁飾り」のことです。花束のようにドライフラワーを束ねて飾る方法で、大きめの花やグリーンを飾るのに適しています。

また、スワッグは季節に応じてデザインを変えることもおすすめ。春には優しい色合いの花を、秋〜冬には落ちついた花材を麻布でくるむと暖かさを演出できるでしょう。

ドライフラワーの作り方は簡単!早速挑戦してみよう

ドライフラワーの作り方は簡単!早速挑戦してみよう

自宅でも簡単にできるドライフラワーの作り方から、おしゃれな飾り方のアレンジまでご紹介しました。

ドライフラワー作りは、花やグリーンを乾燥させて長く楽しむための方法です。成功させるコツは、水分量が少ない新鮮な花やグリーンを選ぶこと。また、シリカゲルなどの乾燥剤を使えば、ドライフラワーにできる花は意外と多くあります。

好きな花が手に入ったら、ぜひドライフラワー作りにチャレンジしてみてください。オリジナルのドライフラワーを作って、お気に入りのインテリアとして飾ってみましょう。

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