コーナンTips DIY 結露対策はすぐできる!6つの方法とおすすめの防止グッズを紹介 結露対策はすぐできる!6つの方法とおすすめの防止グッズを紹介 DIY クリップボードにコピーしました 結露対策はすぐできる!6つの方法とおすすめの防止グッズを紹介 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 冬になると、窓や壁にびっしりと発生する結露。結露はただの水滴と思われがちですが、放置するとカビやダニの原因となるほか、住まいの寿命を縮めるリスクもあります。 本記事では、結露が起こる原因や放置してはいけない理由を詳しく解説します。さらに、今すぐ簡単にできる結露対策6選や、グッズを使う方法もご紹介しますので、ぜひ取り入れて快適な住まいを実現してください。 目次 結露対策のための基礎知識結露のメカニズム発生しやすい場所結露対策ですぐできる6つの方法換気をこまめにするサーキュレーターで冬の暖房効率アップ!電気代節約効果を計算して解説洗濯物は浴室で干す暖房機器を見直す冬は室内温度を20℃に設定する除湿器を設置する観葉植物・水槽の場所を見直すおすすめの結露対策グッズ断熱シート結露防止スプレー結露吸水シート・テープ結露取りワイパーすのこ除湿剤簡易内窓結露対策に効果的なリフォーム結露対策をしないことのリスクカビやダニが増殖する住まいの寿命が縮まる早めの結露対策で安全快適な住まいに! 結露対策のための基礎知識 結露対策を効果的に行うために、まずは結露についての基礎知識を理解しておきましょう。結露のメカニズムと、発生しやすい場所について解説します。 結露のメカニズム 窓ガラスやサッシ、壁などに結露が発生する理由は、水蒸気を多く含む暖かい室内の空気が、外気によって冷えた窓などで冷やされ、飽和水蒸気量を超えるためです。 飽和水蒸気量とは、空気中に存在できる水蒸気の量で、気温が高いほど飽和水蒸気量は多くなり、逆に気温が下がるほど少なくなります。多くの水蒸気を含んだ室内の空気が冷やされると、飽和水蒸気量が下がることで、余分な水蒸気が水へと変わります。これが、結露の発生するメカニズムです。 冬場に結露が起こりやすくなるのは、冷たい外気によって窓や壁の温度が下がり、飽和水蒸気量が低下することが原因です。室内の水分を多く含んだ高温の空気が、冷やされた窓や壁に触れて冷やされて結露が発生します。 また、結露は夏場にも発生する可能性があります。夏場は外気が高温多湿となるため、エアコンで冷えた部屋の中に外気が入ることが原因です。 発生しやすい場所 家の中で結露が発生しやすい場所は以下のとおりです。 窓ガラスやサッシ 押し入れやクローゼット 家具の裏側 窓ガラスやサッシは、部屋の中の空気と外気を隔てているため、温度差が生じやすい場所です。たくさん窓が設置されている部屋は、それだけ結露が発生しやすくなります。 押し入れやクローゼットの中、家具の裏側も空気がたまって湿気がこもりやすいため、結露が多く見られます。 結露対策ですぐできる6つの方法 結露を放置すると、私たちの健康や住まいに大きな影響を及ぼすおそれがあります。 とくに、多くのマンションで採用されているコンクリートは、木造に比べて熱伝導率が高く、外気の冷たさが建材に伝わりやすいため、結露によるカビの発生リスクが高まります。 本章では、そうした不安を解消するため、今すぐ実践できる基本の結露対策をご紹介します。 換気をこまめにする 室内外の温度差が大きいほど、窓ガラスやその周辺に結露が発生しやすくなります。そこで、こまめに換気をして室内外の温度差をできるだけ抑え、室内の湿度が上がりにくい環境をつくることが効果的です。 寒い冬場は換気を怠りがちですが、最低でも1時間に1回は換気をおこなうのが理想です。1回に5〜10分程度、家の中の窓を2カ所以上開けて空気の通り道を作りましょう。 また、換気扇やサーキュレーターを使用して室内の空気を循環させることで、効率良く換気をおこなえます。結露を抑えるためのポイントは、サーキュレーターを窓周辺に向けることです。湿気がたまりやすい窓辺の空気を循環させて、部屋全体の温度ムラを解消しましょう。 これにより、結露の発生が大幅に減少するうえ、冬場でも足元が冷えにくくなり快適に過ごせます。 関連記事 サーキュレーターで冬の暖房効率アップ!電気代節約効果を計算して解説 洗濯物は浴室で干す 冬に部屋干しをすると、湿度が上昇して結露が発生しやすくなります。濡れた洗濯物からの水分が室内の空気に含まれ、その湿った空気が冷たい窓ガラスに触れることが原因です。 結露を避けるための対策として、洗濯物はリビングや窓付近ではなく、浴室に干しましょう。同時に浴室内の換気もおこなうと乾燥が早まり、ほかの部屋の湿度も上がりにくくなります。 暖房機器を見直す 冬の寒さをしのぐために欠かせない暖房機器ですが、選び方によっては結露の原因となることがあります。 とくに、石油ストーブやガスファンヒーターは注意が必要です。燃焼する際に大量の水蒸気を発生させるため、その水蒸気が冷えた窓ガラスなどに触れることで結露ができやすくなります。 結露を最小限に抑えるためには、エアコンやハロゲンヒーターなどの電気式の暖房機器を使用するのがおすすめです。燃焼を伴わず、水蒸気をほとんど発生させません。さらに、エアコンは除湿機能も備えており、適切な湿度に保てます。 冬は室内温度を20℃に設定する 冬は快適に過ごすために、室内の暖房を高めに設定する人が多く見られますが、室温が高いほど空気中に存在できる水分の量が増えるため、窓や壁で冷やされたときに結露が発生しやすくなります。 そのため、結露対策として、室温の設定は20℃を目安とし、必要以上に部屋の温度を上げないことがおすすめです。冬の室温設定を適切におこなうことで、室内外の温度差を適切に保ち、結露の発生を抑えられます。 除湿器を設置する 冬の時期は乾燥対策で加湿器を設置するイメージがありますが、結露がよく発生する部屋では、加湿器よりも除湿器の設置がおすすめです。 結露は室内の湿度が高いほど屋内外の気温差が小さい場合でも発生する可能性があります。適正な室内の湿度は40~60%といわれているため、それよりも高い湿度であれば必要に応じて除湿器の使用も検討しましょう。 Tips 【参考】結露の発生条件(断熱材など結露対策を行っていない場合) 湿度50%の場合 湿度80%の場合 室温10℃のとき、屋外気温0℃ 室温10℃のとき、屋外気温7℃ 室温15℃のとき、屋外気温5℃ 室温15℃のとき、屋外気温12℃ 観葉植物・水槽の場所を見直す 観葉植物は、光合成の過程で水蒸気を放出するため、水槽と同様に部屋の湿度を上げる可能性があります。とくに、窓や壁際に置いている場合、湿度の上昇により結露が発生しやすくなるため、置き場所を見直しましょう。 観葉植物や水槽は窓際に置かず、換気扇の近くやドア付近など、空気が入れ替わりやすい場所に配置することで湿度の上昇を抑えられます。 おすすめの結露対策グッズ 結露は窓ガラスやサッシのほか、押し入れやクローゼット、家具の裏側など、さまざまな場所で発生します。結露が発生しやすい箇所では、基本の対策だけでは十分に結露を防止できないこともあるでしょう。 結露がとくに気になる箇所には、断熱シートや結露防止スプレーといった結露対策グッズを取り入れるのがおすすめです。ここでは、100円ショップやホームセンターで購入できるグッズを使用した、結露対策のアイデアをご紹介します。 断熱シート 「窓用断熱シート」は、外の冷気が屋内に伝わるのを防ぐことで結露を抑制します。窓のサイズに合わせてカットし、貼り付けるだけで簡単に結露対策ができるためとても便利です。 ご自宅にあるスプレーボトルで窓に水をスプレーし、そのまま貼り付けられるものもあります。 また、普段は断熱シートを貼り付けたままにしておいて、掃除や来客前にさっと外すという使い方も可能です。外の冷気が屋内に伝わるのを防ぐことで、結露を抑制しながら暖房の効率も上げてくれるため、節電にも役立つお得なグッズといえるでしょう。 そのほか、100円ショップ均などで手に入るエアーキャップ(プチプチ)も、窓全体に貼ることで断熱シートとして使えます。窓の大きさによっては100円ショップ均よりもホームセンターで購入したほうが経済的なこともあるため、購入前にチェックしてみましょう。 ▶断熱シートの商品を見てみる 結露防止スプレー 結露防止スプレーは、水滴を小さく抑え、結露独特の水だれを防いでくれます。 防カビ効果も含んだスプレーであれば、窓のパッキンやレースカーテンのカビ予防にも効果が期待でき一石二鳥です。 ただし、結露防止スプレーの持続効果は1カ月程度で、定期的にスプレーを吹きかける必要があります。見た目をスッキリとさせたいときはスプレーで対策し、効果を高めたいときは断熱シートや結露吸収テープと併用するなど、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。 ▶結露防止スプレーの商品を見てみる 結露吸水シート・テープ 結露吸水シート・テープは、窓の下部に流れ落ちてきた水滴を吸収するグッズです。 窓の下にたまりがちな結露を吸収し、窓のサッシ部分の床や壁を守ります。窓ガラスに貼るタイプとサッシに貼るタイプがあるため、対策したい箇所に合わせて選びましょう。 結露が気になってきたら、対策として手軽に取り入れやすいグッズのため、可愛い柄付きを選んで気分を変えてみるのもおすすめです。窓のサイズに合わせてハサミでカットでき、小さい窓の結露対策にも便利に使えます。 結露吸水シートがない場合は、新聞紙で代用するのもアイデアの一つです。新聞紙を窓のサッシのレールに挟んでおくだけで、結露をしっかりと吸収してくれます。すでに窓に結露が付いている場合は、直接新聞紙を貼り付けて結露を吸わせる方法も効果的です。 ▶結露吸水テープの商品を見てみる 結露取りワイパー 結露取りワイパーは、発生した結露を効率良くふき取るためのグッズです。結露だけではなく、浴室の水滴を取る際にも活用できます。 結露がびっしりと付いている場合には、結露取りワイパーを使うのがおすすめです。雑巾だけで拭き取ろうとすると、何回も雑巾を絞らなければなりません。結露取りワイパーで水滴をとっておけば、仕上げの窓拭きもスムーズにおこなえるでしょう。 ▶結露取りワイパーの商品を見てみる すのこ クローゼットや押入れなどに結露が発生すると、衣類や布団にダメージを与えるおそれがあるため注意が必要です。 収納物の下にすのこを置いておくと、空気が通ることで湿気対策になり、結露も付きにくくなります。なかでも桐のすのこは、湿気を吸収しやすく、軽くて取り扱いも簡単なためおすすめです。衣替えや掃除のタイミングで、すのこを敷いて対策しましょう。 ▶すのこの商品を見てみる 除湿剤 結露が気になるところに据え置き型の除湿剤を置いておくと、より効果的な結露対策が可能です。下駄箱や押し入れに入れておけば、大切な靴や衣類を湿気から守れます。 湿気がこもったような臭いが気になる場合には、除菌・消臭機能が備わっている除湿剤がおすすめです。空間の湿気を取り除き、結露対策を万全にして快適なお部屋づくりを進めていきましょう。 ▶除湿剤の商品を見てみる 簡易内窓 簡易内窓(二重窓)の設置も有効な結露対策です。通常の窓の室内側に、もう一枚の窓を新たに設置することで、室内側の窓に冷たい外気が当たらなくなるため、結露の発生防止につながります。 自分で取り付けが可能なキットを購入すれば、リフォームを依頼するよりも費用を抑えられます。 ▶簡易内窓の商品を見てみる 結露対策に効果的なリフォーム 結露を根本的に解決したい方は、結露対策のリフォームをおこなうのがおすすめです。代表的な例として、窓に内窓を付ける方法があります。内窓は「二重窓」とも呼ばれ、窓を二重にすることで屋内側の窓に冷気が伝わるのを防ぎます。 リフォームを検討する際は、お近くのホームセンターなどに設置されている窓口で相談するか、インターネットから問い合わせるといいでしょう。 ▶リフォームのお問い合わせ・お見積もりはこちら 結露対策をしないことのリスク 結露が窓や壁に発生したとき、単なる水滴だと思って放置してしまう方もいるでしょう。 しかし、結露を放置すると、健康に影響を及ぼすおそれがあります。また、建材や壁紙を傷め、建物の寿命にも影響しかねません。 ここでは、結露を放置することの危険性について詳しく解説します。 カビやダニが増殖する カビやダニは、湿度が70%以上のジメジメとした環境で増殖しやすくなります。カビやダニを放置すると、ぜん息やアトピーなどを発症するリスクが高まるため注意が必要です。 窓ガラスや窓枠に黒い点々が見られたら「黒カビ」を疑いましょう。黒カビは、素材の奥に深く根を張る性質を持っており、一度発生すると簡単には落とせません。専用の漂白剤などで除去しなければ、どんどん繁殖してカーテンや家具にも付着することがあります。 また、カビが繁殖した状態で窓を開け閉めすると、カビの胞子が部屋中に広がるおそれがあるため、見つけ次第除去しましょう。 住まいの寿命が縮まる 結露が発生すると、壁紙や壁、床などの材料が湿気を吸収します。この湿気が長期間続くと、内部の木材や断熱材が腐食し、劣化につながります。 とくに、木材は湿気に弱く、結露による湿気が原因で腐食しやすいため注意が必要です。また、断熱材が湿ってしまうと、性能が低下し、住まいの断熱効果が損なわれるおそれもあります。 早めの結露対策で安全快適な住まいに! 結露は、放置するとカビやダニを発生させ、家具の寿命を縮めるだけではなく、家族の健康にも害を及ぼす危険性があります。こまめな換気や適切な暖房機器の選択によって湿度をコントロールして、結露の発生をできるだけ防ぎましょう。 結露対策は、黒カビの予防やアレルギー対策としても家族を守る大切な取り組みです。自分に合った対策を取り入れて、快適な生活空間を目指してください。 結露対策の関連商品を見てみる
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