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11月に植える花10選|初心者向けで寄せ植えに最適な種類を紹介

11月に植える花10選|初心者向けで寄せ植えに最適な種類を紹介

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冬は寂しくなりがちな花壇。そんな花壇を飾る、冬の花があることをご存じでしょうか。耐寒性があり、厳しい寒さに耐えられる花も、春〜秋と同じように花壇を色鮮やかに彩ります。

本記事では、冬から春先まで楽しめる植物のなかから、11月の植え付けに最適な花をご紹介します。冬の花壇は開花時期や咲き方が異なる花を組み合わせることが、きれいに見せるコツ。ぜひお気に入りの花を見つけてみてください。

11月に植える花|おすすめ10選を紹介

11月に植える花|おすすめ10選を紹介
11月に植える花は、主に冬から春にかけて開花時期を迎えます。初心者の方におすすめなのは、耐寒性に優れており、冬越しの手間がかからない強い花です。

今回ご紹介する花は、花壇に地植えするだけではなく、プランターを使った栽培も楽しめます。11種類の花をチェックして、ぜひ冬の花壇・プランター作りにチャレンジしてみてください。

ビオラ(パンジー)

ビオラ(パンジー)
ビオラ(パンジー) は秋から春にかけて長く咲く、寒さに強い花です。パンジーは花が大きく5cm以上あるもの、ビオラは花が小さく4cm以下であるものを指します。しかし、最近では交配が複雑な園芸品種の登場により、区別しにくくなっています。

開花時期は10月下旬〜5月中旬。色とりどりの花色で寂しさを感じさせる冬の花壇を鮮やかに飾ります。一年草のため一年毎に植え付ける必要がありますが、開花期間が長いため初心者の方にもおすすめです。

ビオラ(パンジー) の苗はホームセンターなどで10月から3月にかけて販売されますが、寒さが本格化する10下旬~12月中旬までに植え付けるのがコツ。曇っていて、風の弱い日に植え付けをおこないましょう。20〜25cmほどの間隔をあけながら、苗ポットよりも大きめの穴を掘って植え付けます。植え付け後は水をたっぷりと与えてください。

原産地 ヨーロッパ
形態 一年草
草丈 10〜30cm
花色 白・赤・ピンク・オレンジ・黄・青・紫・茶・黒・複色
植え付け時期(苗) 10月下旬〜12月中旬
開花期 10月下旬〜5月中旬

 

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クロッカス

クロッカス
細長く独特な花を咲かせるクロッカス。植えたら4〜5年楽しめる多年草です。
草丈は5~10cmほどと低いものの、存在感のある大ぶりの花びらが花壇を彩ります。芝生との相性も良く、より自然で魅力的な庭に演出することができます。
また厳しい寒さや霜にも負けない耐寒性と、夏期は休眠してしのぐ強い耐暑性を兼ね備えており、初心者でも育てやすいでしょう。

クロッカスは大きく分けて春咲種と秋咲種がありますが、11月に植え付けるのに適しているのは春咲き種です。クロッカスの球根2個分の間隔を保ちながら植え付けます。見栄えを重視する場合は、間隔をあけず浅めに植えましょう。

原産地 地中海沿岸地方・小アジア
形態 多年草
草丈 5〜10cm
花色 白・黄・紫・複色
植え付け時期(球根) 【春咲き種】10〜11月
【秋咲き種】8~9月
開花期 【春咲き種】2〜4月
【秋咲き種】10月中旬〜11月中旬
(開花期間は1〜2週間)

ネメシア

ネメシア
ネメシアは色鮮やかな花を咲かせます。種類はさまざまで、赤・黄・青・白などの鮮やかな花を咲かせるのは、古くからなじみのある一年草の品種です。約-3℃までの耐寒性があり、夏越しができて2〜3年楽しめる宿根草のネメシアも新たに登場しています。宿根草のネメシアは、ピンク・青・白の花を咲かせます。

Tips
宿根草とは多年草の一種です。生育期が終わると地上部分の葉や茎は枯れるものの、地中部分の根や球根は枯れずに休眠し、翌年の生育期に再び花を咲かせます。

一年草の品種と多年草の品種から作られたネメシアは、カラフルで大輪の花を咲かせるのが特徴。品種改良されたものでも基本的に耐暑性は弱いため、一年草として気軽に育てるのがおすすめです。

植え付け時期は春と秋が適しています。プランター栽培であれば6〜8号鉢がおすすめ。多年草の宿根ネメシアをプランターで育てる際は、年に1回、春もしくは秋に一回り大きな鉢に植え替えましょう。

原産地 南アフリカ
形態 一年草・多年草
草丈 10〜40cm
花色 赤・黄・青・白・ピンク
植え付け時期(苗) 3〜4月下旬
9〜11月下旬
開花期 10〜6月下旬

クリスマスローズ

クリスマスローズ
クリスマスローズは交雑を重ねてできた園芸種の花です。人気のある多年草で、多くの品種が常緑性を持ち、一年を通して楽しめます。もともとは濁った花色で、花弁も均一な形ではないものがほとんどでした。しかし最近では、鮮やかな花色や形の整った花弁の品種が登場しています。

クリスマスローズには、無茎種、有茎種、中間種の3タイプがあります。無茎種は、葉が出る茎と花が咲く茎が根元から別々に伸びる植物です。市場に流通しているクリスマスローズの多くは無茎種で、太く丈夫な根を持つのが特徴です。

育てやすく強健な品種が多いため、初心者にもおすすめ。開花期間が長く、ほかの花よりも早く咲き始めて花壇を彩ります。

植え付けは10〜3月まで可能ですが、10〜12月が最適です。地植えとして花壇に植えても、鉢植えとしてプランターに植えてもきれいに咲きます。生育が早いため、毎年植え替えてもよいでしょう。

原産地 なし(園芸種)
形態 多年草
草丈 10〜50cm
花色 白・ピンク・黄・緑・紫・茶・黒・複色
植え付け時期(苗) 10〜3月下旬
開花期 1〜3月

スノーフレーク

スノーフレーク
白い花びらと、花びらの先端にある緑色の斑点模様が特徴のスノーフレーク。スズランのような花にスイセンのような葉をもつため、鈴蘭水仙(スズランスイセン)とも呼ばれます。かわいらしい見た目が魅力で、多年草のため繰り返し楽しめます。

おすすめの植え付け時期は9〜11月。この時期に球根を植えれば、3月中旬から開花し始めます。群生させるとよりきれいに花壇を彩ります。密植しすぎると生育が悪くなるため、球根の植え付け間隔は10cmほど開けると良いでしょう。

原産地 中央ヨーロッパ・地中海沿岸
形態 多年草
草丈 20〜45cm
花色
植え付け時期(球根) 9月中旬〜11月下旬
開花期 3月中旬〜4月中旬

ムスカリ

ムスカリ
ムスカリはブドウの房によく似た、縦に連なる小花を咲かせる花です。代表的な花色は青紫色で、鮮やかな花が花壇を彩ります。花壇の引き立て役として使われることが多く、まとめて植えるとよりきれいに見えます。多年草で、植えたままでも繰り返し楽しめる点が魅力です。

植え付け時の間隔は、咲いたときの見せ方によって変えましょう。同じ場所で咲かせ続ける場合は、ムスカリの球根2個分の間隔をあけて植えます。カーペットのようにまとめて咲かせる場合は、できるだけ間隔をあけないように植えてください。植え付け時期を遅くすると、コンパクトに咲かせられます。

原産地 地中海沿岸地方・西アジア
形態 多年草
草丈 10〜30cm
花色 青紫・白・黄・ピンク
植え付け時期(球根) 10〜12月中旬
開花期 3〜5月中旬

チューリップ

チューリップ
筒状の花がかわいい人気の花です。品種は5000種を超え、花の形や咲き方も品種によってさまざま。チューリップは球根植物のため、植え付けからしばらくは変化が見られませんが、1月ごろから芽が出始め、3月下旬~5月下旬にかけて1~2週間ほど開花します。

最適な植え付け時期は10月中旬〜11月中旬。地植えの場合は、球根1〜2個分の間隔をあけて植えると翌年に球根が取れます。咲いたときの見栄えを重視する場合や、プランターに植える場合は間隔をあけずに密集させるのがおすすめ。根を傷つけないように、丁寧に植えるのがポイントです。

原産地 中央アジア〜北アフリカ
形態 多年草
草丈 10〜70cm
花色 白・赤・ピンク・オレンジ・黄・緑・紫・黒・複色
植え付け時期(球根) 10月中旬〜12月中旬
開花期 3月下旬〜5月下旬
(開花期間は1〜2週間)

 

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スイセン

スイセン
スイセンは地中海沿岸地域を中心に、日本でも一部の品種が自生する花です。1万種を超える品種があり、ラッパズイセン・八重咲きスイセン・房咲きスイセン・口紅スイセンなどが代表品種として知られています。

開花期も品種によって大きく異なり、好みに応じて選び分けられることが特徴。土に植えるだけではなく、水耕栽培も可能です。

最適な植え付け時期は秋。大きな球根は約20cm、小〜中サイズの球根は10〜15cmの間隔をあけて植えましょう。地植えとプランター栽培、どちらも可能ですが、地植えであれば3年間植えたままでもきれいな花を楽しめます。

原産地 地中海沿岸地域(主にイベリア半島)
形態 多年草
草丈 10〜50cm
花色 白・オレンジ・黄・複色
植え付け時期(球根) 9月下旬〜11月下旬
開花期 11月中旬〜4月

アネモネ

アネモネ
古くから親しまれているアネモネ。とくにヨーロッパでのなじみが深く、原産地では冬に自生し、夏は地上を枯らせて球根として夏越しするのが特徴。日本で咲くアネモネも、秋に芽を出し、春の早いうちから花を咲かせます。

植え付け場所は、水はけと日当たりの良いところがおすすめ。適切な環境で育てれば、プランターに植えたままでも繰り返し花を楽しめます。

乾燥した状態の球根を植え付ける際は事前に給水処理をしておきましょう。水で湿らせた砂やバーミキュライトに球根の尖った部分を下にして浅めに埋め、1週間ほど冷蔵庫の野菜室(5~10℃)に安置し、ゆっくり給水させます。直接水に入れてしまうと、球根が水を吸い上げすぎて腐ってしまうことがあるので注意しましょう。気温が下がる11月以降は乾燥したままでも植え付けることができます。植え付け時も球根の尖った方を下にして、湿らせた土に浅めに土をかけます。形がいびつで上下がわからない場合は、球根を横向きに植え付けると良いでしょう。

原産地 ヨーロッパ南部〜地中海東部沿岸地域
形態 多年草
草丈 15〜50cm
花色 白・赤・ピンク・青・紫・複色
植え付け時期(球根) 10〜12月下旬
開花期 2〜5月

ヒヤシンス

ヒヤシンス
春先の花壇を飾る花として定番なのが、ヒヤシンスです。縦に密集して咲く花と、存在感のある厚い葉とのバランスが良く、ヒヤシンスを植えるだけでボリュームのある花壇に仕上がります。強い香りをもつことも特徴です。

園芸品種の花色は豊富で、大きな球根では1〜2本の茎が出て、それぞれに花をつけます。また、土に植えるだけでなく、水耕栽培もおすすめ。植え付け時はヒヤシンスの球根2個分の間隔をあけましょう。地植えにする場合は、球根2個分の深さを意識します。プランター栽培の場合は、地表からすぐの深さに植えましょう。

原産地 ギリシャ・シリア・小アジア
形態 多年草
草丈 約20cm
花色 白・赤・ピンク・黄・青・紫
植え付け時期(球根) 10〜11月下旬
開花期 3〜4月

11月に植える花の寄せ植えもおすすめ

11月に植える花の寄せ植えもおすすめ
11月の寄せ植えでは、草花と春咲き球根の組み合わせが大切です。草花を手前側に、春咲き球根を奥に植えると、ダブルデッカーという寄せ植えが完成します。

晩秋から冬まではパンジーやビオラなどの草花を、春先は球根から芽を出して開花した色とりどりの花を楽しめます。

11月に花を植えて秋から春まで楽しもう

11月に花を植えて秋から春まで楽しもう
道端の植物も枯れて寂しさを見せる冬ですが、花のなかには寒さの厳しい環境下でも元気に咲き誇る品種があります。秋の暮れから冬の間まで、長期間にわたって花を楽しめる草花と、春先に芽を出す球根植物を組み合わせれば、春の訪れを身近に感じられるでしょう。色の組み合わせや花の形など、好みの花を見つけてぜひ11月の植え付けにチャレンジしてみてください。

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