コーナンTips ペット 【獣医師監修】ヨークシャーテリアの性格は?特徴や飼いやすさ、飼い方のコツも紹介 【獣医師監修】ヨークシャーテリアの性格は?特徴や飼いやすさ、飼い方のコツも紹介 ペット クリップボードにコピーしました 【獣医師監修】ヨークシャーテリアの性格は?特徴や飼いやすさ、飼い方のコツも紹介 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 「ヨークシャーテリア」は、被毛のカットやアレンジの種類が幅広く、キュートにもエレガントにもなる魅力たっぷりな犬種です。名前を略して「ヨーキー」とも呼ばれ、老若男女問わず多くの人に愛され続けています。 本記事では、ヨークシャーテリアに関する基本的な情報をはじめ、性別による性格の違い、飼い方のコツなどを解説します。ヨーキーに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。 目次 ヨークシャーテリアはどんな犬?ヨークシャーテリアのルーツヨークシャーテリアの特徴ヨークシャーテリアの寿命とかかりやすい病気ヨークシャーテリアの飼いやすさ飼いやすい犬13選|選び方のポイントとおすすめの犬種を紹介ヨークシャーテリアの性格甘えん坊でスキンシップ好き活発でエネルギッシュ勇敢で気が強い一面も性別ごとの性格の違いオスの性格・特徴メスの性格・特徴ヨークシャーテリアの飼い方のコツ小さいうちから信頼関係を築くこまめにブラッシングをする転落による骨折に注意するヨークシャーテリアの性格をよく知ってお迎えしよう!犬を飼うときに必要なものリスト|部屋にお迎えする準備と注意点 ヨークシャーテリアはどんな犬? まずは、ヨークシャーテリアが歩んできた歴史や基本的な特徴、飼いやすさなどをご紹介します。これからヨーキーをお迎えしたいと考えている方は、一度目を通してみてください。 ヨークシャーテリアのルーツ ヨークシャーテリアは、もともとイギリスのヨークシャー州にて倉庫や工場などのネズミを追い払うための犬として活躍していました。「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャ・テリア」という名前がつけられていたものの、長い名前はなかなか定着せず、いつしか現在の「ヨークシャーテリア」という名に落ち着いたとされています。 昔は身体が大きくて被毛もボサボサと乱れていましたが、品種改良を繰り返すうちに今のように美しい被毛を持つ小柄な姿へと変化していきました。 ヨークシャーテリアの特徴 ヨークシャーテリアの最大の特徴は、光沢があってまるで絹のような美しい被毛です。華やかな見た目は「動く宝石」や「歩く宝石」とも呼ばれており、一般層から富裕層まで幅広い家庭で愛されてきました。 子犬のころは黒や茶を中心とした毛色ですが、成長とともに白や銀の光沢のある毛が増え、やがて美しいグラデーションが完成します。毛の長さやアレンジによってさまざまな雰囲気を楽しめるため、非常に個性が出しやすい犬種といえるでしょう。 ヨークシャーテリアの寿命とかかりやすい病気 ヨークシャーテリアは、犬のなかでは長生きする犬種で、平均寿命は約15年です。20年以上生きることも珍しくなく、長い時間を一緒に過ごせます。 ただし、生活環境や病気の有無などによって寿命は大きく変わるため、適切な飼育環境を整え、ケガや病気には十分注意して過ごしましょう。以下は、ヨークシャーテリアがかかりやすい病気です。ぜひお迎えする前に、理解を深めておいてください。 膿皮症/細菌性皮膚炎 細菌感染により、脱毛や皮膚のかゆみ・湿疹といった症状が見られる病気。 シャンプーや抗菌作用のある外用薬などを用いて予防・治療を行う。 慢性腎臓病(腎不全含む) 腎臓の機能が低下し、ステージの進行とともに多飲多尿や食欲低下、嘔吐などの症状が見られる。 発症した場合は完治が難しく、食事療法や薬物療法によって進行を遅らせる。 膝蓋骨(亜)脱臼(パテラ) 膝蓋骨が脱臼し、歩行や日常生活に影響が出る。 小型犬に発症しやすく、鎮痛剤や手術にて治療を行う。 急性膵炎 突然発症して進行する膵臓の炎症。 嘔吐や下痢、食欲不振などが見られる。 ヨークシャーテリアの飼いやすさ 狩猟本能が強いヨークシャーテリアは、やや気が強い一面を持っています。そのため、犬を飼うのが初めての方にとっては、しつけが難しいと感じるかもしれません。また、とても活発で運動が大好きな子が多いため、散歩をしたり遊んだりと、十分に身体を動かす時間も必要です。 初心者向けではないものの、根気強く向き合ってしつけをしたり、一緒に楽しく遊んだりできる人にとっては非常に飼いやすくておすすめです。 関連記事 飼いやすい犬13選|選び方のポイントとおすすめの犬種を紹介 ヨークシャーテリアの性格 ヨークシャーテリアには、狩猟犬の名残である勇敢で気が強い性格の持ち主以外にも、甘えん坊な子や、活発で元気いっぱいな子が多い傾向があります。 一緒に生活していくなかで愛犬をよく観察して、どのような性格タイプなのかを理解すると、より愛犬に合う遊び方や育て方がわかるでしょう。 甘えん坊でスキンシップ好き 飼い主さんのことを慕い、一度信頼すると甘えて身体をくっつけたり抱っこをせがんだりする子が多く見られます。スキンシップをとるのが大好きなため、愛犬が甘えてきたら、たっぷりと構ってあげましょう。 触れ合う時間が少ないと、すねてしまうこともあるため注意してください。 活発でエネルギッシュ 身体を動かすことが大好きな子が多い点も、ヨークシャーテリアの魅力です。とにかくエネルギッシュなため、愛犬が活発なタイプである場合には、毎日十分に散歩や運動をしてあげましょう。 一緒に遊ぶ時間は愛犬にとってストレス発散になるだけではなく、飼い主さんとのスキンシップにもつながります。 勇敢で気が強い一面も もともとネズミを追いかける役割を担っていたヨークシャーテリアは、どんなものにもまっすぐに立ち向かう勇敢さを持っています。気が強く、知らない人や動物に向かって吠えたり威嚇したりすることもあるため、来客時や散歩のときには注意が必要です。 家族としてお迎えしたら、早めにしつけを実施して、愛犬の無駄吠えや威嚇行為を軽減しておきましょう。 性別ごとの性格の違い ヨークシャーテリアの性格は、性別によっても多少異なります。オスとメス、それぞれの性格や特徴を理解して、自分や家族の生活スタイルに合う子をお迎えしましょう。 オスの性格・特徴 ヨークシャーテリアのオスは、メスと比較すると活発な性格の持ち主が多いです。子犬時代はもちろん、成犬になってからも身体を動かすのが大好きで、いくつになっても飼い主さんとの散歩や遊びを喜んでくれるでしょう。 愛犬と存分に遊びたい方は、オスのヨークシャーテリアがおすすめです。 しかし、オスの場合は「マーキング」や「マウンティング」への対策が必須となるため、家族としてお迎えした際には早めにしつけや去勢手術を検討してください。 メスの性格・特徴 メスは、オスと同じように活発な子が多いものの、加齢とともにだんだんと落ち着いてくる傾向があります。子犬のころは元気に遊ぶ時間を満喫して、やがては一緒に落ち着いた暮らしを送りたいと考える方には、メスのヨークシャーテリアがぴったりでしょう。 メスの場合は、オスのようにマーキングやマウンティングの心配は不要ですが「ヒート(生理)」が年に2回訪れるため注意が必要です。出血で汚れてしまったり、愛犬の情緒が不安定になったりと、ヒート中には気を配る点が多くあります。そのため、繁殖を考えていない場合には、早めに避妊手術を受けさせてあげるのがおすすめです。オスからのアプローチを予防することにつながり、外出時の行動範囲も広がりますよ。 ヨークシャーテリアの飼い方のコツ ヨークシャーテリアの「飼い方」は、基本的にはほかの犬種と変わりません。お別れのときに後悔しないよう、正しいお手入れを続け、愛犬も飼い主さんも幸せに暮らせる工夫をしましょう。ヨークシャーテリアと生活するうえで、とくに押さえておきたいコツをいくつかご紹介します。 小さいうちから信頼関係を築く 持ち前の気の強さから、ヨークシャーテリアのなかにはよく吠えたり威嚇したりする子が多くいます。吠え癖をはじめとした問題行動は、一緒に暮らす飼い主さんや家族はもちろん、ほかの犬や人と触れ合うときにトラブルとなるおそれがあるため、しつけをしっかりとすることが大切です。 愛犬が小さいうちからしつけを実施して、飼い主さんとの「信頼関係」を築きましょう。飼い主さんが頼りになるリーダーになると、愛犬も安心して暮らすことができ、ストレスの軽減にもつながります。 おやつやおもちゃなどのご褒美を豊富に用意して、愛犬に合う方法を探しながら根気強くしつけを続けてみてください。ヨークシャーテリアはもともと知能が高い犬種のため、しつけの方法次第ではとてもおりこうさんになりますよ。 こまめにブラッシングをする ヨークシャーテリアの最大の特徴である美しい被毛を維持するためには、こまめなブラッシングが欠かせません。とくに、被毛を長く伸ばす場合、毛が絡まったり毛玉ができて肌トラブルが発生したりするおそれがあるため、しっかりとお手入れをしましょう。 毎日ブラッシングすることが大変な場合は、定期的にトリミングをして毛を短くカットしてあげるのもおすすめです。夏場などの暑い時期には、思い切ってサマーカットに挑戦し、涼しげな愛犬の姿を楽しんでみてもいいでしょう。 ▶ブラシ・コームの商品を見てみる ▶ペット用のシャンプー・リンスの商品を見てみる Tips ヨークシャーテリアは他の犬種と比べると皮脂の分泌が多い傾向があります。 特に夏場は皮脂が出やすいため、シャンプーは2週間に1回程度を目安におこなうと良いでしょう。 転落による骨折に注意する 小型犬に分類されるヨークシャーテリアは、とても華奢な身体をしており、落下などの衝撃には注意が必要です。高いところから落ちたり、派手に転んだりしてしまうと骨折する可能性が高いため、遊ぶときや散歩時には十分に気をつけましょう。 愛犬が暮らすスペースには、すべらないようにフロアマットを敷いたり、高いところに登れないようにしたりと、室内環境の工夫も大切です。骨折のほかにパテラ(膝蓋骨脱臼)にもなりやすい犬種のため、危険を予測して早めに対策してください。 ヨークシャーテリアの性格をよく知ってお迎えしよう! 気が強くて元気いっぱいなため、少し手がかかるヨークシャーテリアですが、性格をよく理解してしつけをすれば、誰でも安心して飼うことができます。楽しく遊んで身体を動かしたり、美しい毛並みをケアしてあげたりと、多くの時間を一緒に過ごして思い出を増やせるでしょう。 本記事でヨークシャーテリアの性格や特徴について理解を深め、ぜひ家族としてお迎えしてみてください。 関連記事 犬を飼うときに必要なものリスト|部屋にお迎えする準備と注意点 現在ショップにいるヨークシャーテリアを見てみる この記事を監修した人 小松 智彦 獣医師。北海道大学大学院獣医学研究科卒。 20年以上獣医師・研究者として勤務する傍ら、学術論文や業界誌への執筆も多数経験。また幼少期からたくさんの動物を飼育してきたことから飼い主に寄り添える動物博士として活躍中。
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