コーナンTips ペット 【獣医師監修】飼いやすい犬13選|選び方のポイントとおすすめの犬種を紹介 【獣医師監修】飼いやすい犬13選|選び方のポイントとおすすめの犬種を紹介 ペット クリップボードにコピーしました 【獣医師監修】飼いやすい犬13選|選び方のポイントとおすすめの犬種を紹介 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました 犬を初めてお迎えするにあたり「飼いやすい犬種」を選びたいと考える方は多いでしょう。しかし、飼い主の生活環境やライフスタイルによって「飼いやすい」と感じるポイントは異なります。 そこで本記事では、自分のライフスタイルに合った犬種を見つけられるよう、初心者の方でも飼いやすい犬の特徴と選び方のポイントをご紹介します。 目次 飼いやすい犬ってどんな犬?性別性格被毛大きさショップにいるわんちゃんを見てみる|pet Plazaコーナン初心者におすすめの小型で飼いやすい犬4選トイプードルトイプードルの特徴と性格|しつけやお手入れなど飼い方のコツを紹介ポメラニアントイプードルの特徴と性格|しつけやお手入れなど飼い方のコツを紹介チワワ【獣医師監修】ポメラニアンの特徴と性格|飼い方・しつけのポイントを紹介キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなつきやすくて飼いやすい犬6選シーズーヨークシャー・テリア【獣医師監修】ヨークシャーテリアの性格は?特徴や飼いやすさ、飼い方のコツも紹介 ペット クリップボードにコピーしました 【獣医師監修】ヨークシャーテリアの性格は?特徴や飼いやすさ、飼い方のコツも紹介 ミニチュア・シュナウザー【獣医師監修】ミニチュアシュナウザーの性格は?特徴や基本の飼い方も解説マルチーズパピヨン【獣医師監修】パピヨンの性格は?飼い方・しつけが大事な理由を詳しく解説ゴールデン・レトリーバーお手入れが楽ちんで飼いやすい犬3選ミニチュア・ダックスフンドミニチュア・ダックスフンドの特徴|性格や飼い方のポイントを解説ビーグルフレンチブルドッグ飼いやすい犬に育てるには社会化をおこなうストレスを解消する愛情を注ぐ飼いやすい犬もお迎えしてからの育て方が大切 飼いやすい犬ってどんな犬? 犬を飼育する際に「飼いやすい」と感じるポイントは、人によって異なります。たとえば、仕事が忙しくて散歩や遊ぶ時間があまりとれない場合は「遊びや散歩の運動量が少なくても問題ない犬種」や「室内でも飼える犬種」を選ぶと、飼いやすいと感じるでしょう。 一方、ペットへの支出を抑えたい場合は、「エサ代があまりかからない犬種」や「病気にかかりにくい犬種」などが適しています。飼いやすいかどうかの基準は、個々のライフスタイルにより異なることを覚えておきましょう。 性別 犬種や個体差にもよりますが、オスは縄張り意識が強い傾向があるため、おとなしいメスのほうが人気です。 ただし、メスは値段がやや高く、去勢手術と比較しても避妊手術のほうが数万円ほど高くなります。 性格 初めて犬を飼う場合は「我慢強くておとなしい」「縄張り意識が少ない」「人懐っこくてなつきやすい」犬種がおすすめ。 そのほか、小型犬に多い「愛玩犬(あいがんけん)」や「コンパニオンドッグ」といった、家庭でペットとしてかわいがることを目的とした犬種も人に懐きやすいといわれています。ただし、性格には個体差があり、同じ犬種でも神経質で扱いにくい場合もあるでしょう。 また、どれだけ飼いやすい犬種であっても、しつけの練習なしに長時間のお留守番はできないことを覚えておいてください。 被毛 犬の被毛は長毛(種)や短毛(種)、シングルコートやダブルコートが存在し、犬種によってお手入れ方法が異なります。 被毛の特徴は以下のとおりです。 短毛種:毛の長さが3cm前後 長毛種:長い毛 シングルコート:換毛期(動物の毛が生え替わる時期)がないため毛はほとんど抜けない ダブルコート :換毛期があるため時期に入ると抜け毛の量が増える ダブルコートの犬種は換毛期に入ると毛が抜け落ちて、家中のいたるところに毛が舞い散ります。長毛種であれば毛が伸び続けるため、そこまで抜け落ちません。 また、犬の体臭の強さは、犬種によってさまざまです。皮脂が多いと皮膚の雑菌が繁殖しやすくなり、結果的に臭いの原因となります。したがって、定期的にシャンプーをおこなうなどして体臭ケアが欠かせません。 短毛種の犬種は被毛が少ないためお手入れしやすく、体臭を抑えられます。ただし、大型犬のシャンプーは大変なため、初心者の方はトリミングの手間が少なく手入れも楽な小型犬がおすすめです。 大きさ 大型犬は広い飼育スペースが必要となります。集合住宅にお住まいの方は、十分な飼育スペースを確保できないおそれがあるため、室内犬として中型犬や小型犬を選ぶと安心でしょう。 同じ小型犬であっても、運動量が多い犬種と少ない犬種がいます。運動量が多い犬種は、小型犬であっても室内だけでの運動や軽い散歩で済ませてしまうと大きなストレスになるため注意してください。室内犬で運動量が多い犬種を検討する際は、散歩できる環境や近隣にドッグランがあるかなども事前に確認しましょう。 また、運動量の少ない犬種であっても、日々の散歩は必須です。犬のサイズによって必要な運動量は異なり、小型犬であるほど少ない傾向があります。 犬のサイズ別の散歩時間と回数の目安は以下のとおりです。 犬のサイズ 時間(1回) 回数(1日) 大型犬 30〜60分 2回 中型犬 20〜40分 2回 小型犬 15〜30分 1〜2回 上記はあくまで一般的な目安であり、大型犬でも走ることが苦手な子はいます。逆に、小型犬であっても常に体力が有り余っている子も多いでしょう。適切な散歩時間や運動量を知るために、まずは30分程度の散歩から始め、徐々に調節していってください。 関連サイト ショップにいるわんちゃんを見てみる|pet Plazaコーナン 初心者におすすめの小型で飼いやすい犬4選 犬の飼育においては毎日の散歩が欠かせませんが、初めて犬を飼う方にとって、その時間を十分確保するのはハードルが高いと感じることもあるでしょう。大型犬では1日あたり1~2時間程度必要な散歩時間ですが、小型犬ではその半分ほどの時間で済みます。ここでは、散歩の時間が比較的短くて済む、初心者でも飼いやすい小型の犬種を紹介します。 トイプードル ポメラニアン チワワ キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル トイプードル トイプードルは日本でもっとも多く飼育されている犬種です。好奇心旺盛で人懐っこい性格のため、長年ペットとして愛されています。 運動能力が高くて賢いことから、現代でも嘱託(しょくたく)警察犬(犯罪捜査などで警察活動をサポートするよう訓練された犬)やアニマルアシステッドセラピー犬(介護施設などで人の精神治療をサポートする犬)として活躍しています。 被毛はシングルコートで、抜け毛が少ない犬種です。 関連記事 トイプードルの特徴と性格|しつけやお手入れなど飼い方のコツを紹介 ポメラニアン ポメラニアンは活発に遊びまわり好奇心旺盛で、飼い主に忠実な甘えん坊です。ペットの飼育が初めての方にもおすすめの犬種です。被毛はダブルコートで毛にボリュームがあるため、ブラッシングは丁寧におこないましょう。 関連記事 トイプードルの特徴と性格|しつけやお手入れなど飼い方のコツを紹介 チワワ うるうるとした瞳と小さな顔が特徴的なチワワ。小型犬のなかでも「超小型犬」といわれるほどに身体が小さい犬種です。チワワは運動量が少ないため、室内遊びだけでも問題ありません。 ただし、少々甘えん坊でわがままな一面もあることから、子犬のうちからしっかりとしつけていく必要があります。被毛はシングルコートとダブルコートの両方が存在するため、特徴によってブラシを使い分けましょう。 関連記事 【獣医師監修】ポメラニアンの特徴と性格|飼い方・しつけのポイントを紹介 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル 優しい表情が印象的なキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。社交的で柔軟性があるほか、無駄吠え(むだぼえ)も少なく、飼い主のライフスタイルや性格に合わせられる点が大きな魅力です。愛情深い性格のため、十分なスキンシップをとるように心がけましょう。 被毛はダブルコートの長毛で、抜け毛が多い犬種です。トリミングに通うほどではありませんが、ブラッシングは毎日おこないましょう。 なつきやすくて飼いやすい犬6選 個体差はありますが、一般的になつきやすい犬はしつけもしやすいと言われています。ここでは、なつきやすくて飼いやすい犬種を紹介します。 シーズー ヨークシャー・テリア ミニチュア・シュナウザー マルチーズ パピヨン ゴールデン・レトリーバー シーズー 細くて美しい毛並みが特徴のシーズー。マイペースですが人懐っこく、友好的で賢い性格のため、室内飼いペットとして人気があります。協調性もあり、多頭飼いや小さなお子さんのいるご家庭におすすめです。しかし、少々プライドが高い一面もあるため、問題行動を起こさないよう子犬のうちからしっかりとしつけていくことが大切です。 シーズーはダブルコートの犬種のなかでは、比較的抜け毛が少ないことで知られています。 ヨークシャー・テリア 「動く宝石」と呼ばれるほどに美しい毛並みをもつヨークシャー・テリア。運動量が少ない犬種のため、室内飼い向けです。 ただし、勇敢で怖いもの知らずな性格をしており、知らない相手にも吠えてしまうことがあります。したがって、子犬のうちからしっかりとしつけていくことが大切です。シングルコートのため、抜け毛は多くありません。 関連記事 【獣医師監修】ヨークシャーテリアの性格は?特徴や飼いやすさ、飼い方のコツも紹介 ペット クリップボードにコピーしました 【獣医師監修】ヨークシャーテリアの性格は?特徴や飼いやすさ、飼い方のコツも紹介 ミニチュア・シュナウザー おじいちゃんのような眉毛とヒゲが特徴のミニチュア・シュナウザー。遊び好きで物おじしない性格のため、初めて会った犬に対してもけんか腰の態度で接することがあります。しかし、飼い主に対してはとても忠実で、物覚えが良く聡明な一面があります。 被毛はダブルコートで、オーバーコートがワイヤーのように硬い犬種です。ダブルコートでありながら換毛期がないため、抜け毛の量は比較的少ないです。 関連記事 【獣医師監修】ミニチュアシュナウザーの性格は?特徴や基本の飼い方も解説 マルチーズ ふわふわな毛に包まれたぬいぐるみのようなマルチーズ。温厚で飼い主に対して従順な性格をしており、室内飼い向けです。 シングルコートで抜け毛は比較的少ないものの、長毛で毛玉になりやすいため、日ごろからブラッシングをしっかりとおこなってください。また、定期的にトリミングにも通いましょう。 パピヨン 優雅で品のある見た目のパピヨン。昔はフランスの上流階級で番犬として飼われていた背景があるため、現代でもたくさん吠える傾向があります。しかし、子犬のうちからしっかりとしつければ、無駄吠えを軽減することが可能です。パピヨンは活発に遊び回ることが好きなため、お散歩はもちろん、家でもたくさん遊ぶように心がけましょう。 被毛はシングルコートで、抜け毛が少ない犬種です。しかし、毛が一定の長さまで伸びるとそれ以上は伸びてこないため、同じシングルコートのマルチーズなどと比べると、抜け毛はやや多く感じるでしょう。 関連記事 【獣医師監修】パピヨンの性格は?飼い方・しつけが大事な理由を詳しく解説 ゴールデン・レトリーバー 人懐っこい大型犬として有名なゴールデン・レトリーバー。がっしりとした身体にきれいに輝く毛並みが印象的な犬種です。温厚で愛情深い性格で、神経質な態度をとることはまずありません。場の空気を読むことも得意なため、子犬や小型犬にもやさしく接する寛容さがあります。 また、学習能力に優れていることから、盲導犬や災害救助犬としても活躍しています。ゴールデン・レトリーバーは運動が好きなため、ドッグランやアウトドアなどを一緒に楽しみたい方におすすめ。お散歩時間や運動時間をしっかりと設けましょう。 被毛はダブルコートで、換毛期に入ると抜け毛が多くなります。 お手入れが楽ちんで飼いやすい犬3選 犬を飼う際は、ブラッシング・目ヤニ取り・耳掃除・歯磨き・爪切りなどは基本的にどの犬種でも必要なお手入れです。ここでは、短毛でトリミング不要なお手入れが楽ちんで飼いやすい犬を紹介します。 ミニチュア・ダックスフンド ビーグル フレンチブルドッグ ミニチュア・ダックスフンド 長い胴体と短い手足が特徴のミニチュア・ダックスフンド。毛質は3種類あり、毛質によって性格が異なるといわれています。ロングコートの毛質は温厚でおとなしい性格、ワイヤーコートの毛質は活発で頑固な性格、スムースコートの毛質は警戒心が強く吠え癖があり、明るい性格をしている子が多いようです。 ミニチュア・ダックスフンドは元気で運動好きなため、たくさん遊んだりお散歩に連れて行ったりしましょう。被毛はダブルコートで、換毛期に入ると抜け毛が増える犬種です。 関連記事 ミニチュア・ダックスフンドの特徴|性格や飼い方のポイントを解説 ビーグル ビーグルは人懐っこくて甘えん坊な性格をしており、一人でのお留守番が苦手です。飼い主が留守の間にいたずらして吠えることがあるため、留守番のトレーニングをしっかりとおこないましょう。 また、ビーグルは社交性があり、初めて会った人や犬に対してもフレンドリーに接します。しかし、なかには人や音に反応して吠えるビーグルもいます。まずは吠える理由を確かめ、対象物に対しての刺激に慣らすトレーニングをしていけば改善も可能です。活発で遊ぶことが大好きな子が多く、小さなお子さんの遊び相手になってくれるでしょう。 被毛はダブルコートで短毛のため、換毛期に関わらず頻繁に毛が抜け落ちます。 フレンチブルドッグ フレンチブルドッグは明るくてひょうきんな性格をしています。それでいて愛情深い一面もあるため、人や犬に対して友好的です。しかし、闘犬気質がまったくないわけではなく、お手入れされると嫌がって攻撃的になる子もいます。 フレンチブルドッグは嚙む力が強く、一度獲物を捕らえたらなかなか離しません。したがって、子犬のうちから噛み癖をしっかりと直していく必要があります。被毛は基本的にダブルコートが多く、硬くて短い毛をしている犬種です。 飼いやすい犬に育てるには 飼いやすい犬に育てるには、家族としてお迎えしてからの飼育環境も大切です。不安やストレスの多い環境であれば、おとなしい犬種であっても吠えたり攻撃的になったりしかねません。愛犬が人間の社会にうまく適応できるよう、社会化をおこなう・ストレスを解消する・愛情を注ぐなど、日ごろのお世話にも気を配りましょう。 社会化をおこなう 一般的に子犬の社会化期は生後3〜13週齢程度とされています。この時期から人間の生活音に慣れさせておくと、成犬後も過剰な警戒心を抱くことなく成長してくれます。家族としてお迎えしたら、少しずつ行動範囲を広げていき、さまざまな体験をさせてみましょう。 ストレスを解消する 犬にとって飼い主との時間は、ストレスを解消するためにとても大切です。ライフスタイルの関係で留守番させることが多い場合でも、散歩に連れて行く・室内で愛犬と遊ぶ・お手入れを丁寧におこなうなどのスキンシップを大切にしてください。居心地の良い環境づくりや、愛犬の健康・精神状態に気を配ることが大切です。 愛情を注ぐ 犬は飼い主から褒められることが大好きなため、怒るよりも褒めて伸ばすしつけが効果的です。怒ってつけてばかりいると、飼い主に対して萎縮して臆病になり、おとなしい性格の犬種であっても、噛んだり吠えたりしやすくなります。 たくさんの愛情を注ぐことで、犬は飼い主から愛されている・守られていると感じます。したがって、お家が安心できる場所だと思ってもらえるように信頼関係を築くと、穏やかな性格の愛犬へと育てることにつながるでしょう。 飼いやすい犬もお迎えしてからの育て方が大切 飼いやすい犬の選び方とおすすめの犬種についてご紹介しました。飼いやすい犬の基準は個々のライフスタイルによって異なります。そのため、犬の特徴と自身の生活がマッチするかどうかを確認しましょう。 飼いやすい犬に育てるには、家族として迎え入れてからの社会化も大切です。愛犬が1日でも長く健康に生きられるよう、大切にお世話してくださいね。 ショップにいるワンちゃんを見てみる この記事を監修した人 小松 智彦 獣医師。北海道大学大学院獣医学研究科卒。 20年以上獣医師・研究者として勤務する傍ら、学術論文や業界誌への執筆も多数経験。また幼少期からたくさんの動物を飼育してきたことから飼い主に寄り添える動物博士として活躍中。
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