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3月に植える野菜13選|プランター栽培できるおすすめ野菜を紹介

3月に植える野菜13選|プランター栽培できるおすすめ野菜を紹介

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霜が降りる日もあるほど冬の寒さが続く3月。まだ野菜栽培には適さない時期に思えますが、実は3月に植えられる野菜は豊富にあります。気温が低い時期に育つ野菜は、寒さによって甘味が増すものも少なくありません。

今回は、3月に植える野菜をご紹介します。プランターで手軽に栽培できるほか、1か月未満で収穫できる野菜もあるため、ぜひ家庭菜園にチャレンジしてみてください。

3月に植える野菜|葉菜類6選

かごに入っているブロッコリーとカリフラワー、背景にプランター栽培されている植物

まずは、植えてから収穫までの期間が短い葉菜類の野菜を6つご紹介します。葉菜類は比較的小さなプランターで栽培できる点が魅力。支柱も必要ないため、初心者の方でも簡単に育てられます。

また、葉菜類は日持ちしにくい野菜が多いことも特徴です。家庭菜園で収穫したての新鮮な野菜を味わってみましょう。

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水菜

雪がぱらついて乗っている水菜

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
3月下旬~10月中旬
収穫時期
(一般地)
5〜12月上旬
旬の時期
おすすめの食べ方 サラダ、鍋料理など
日持ち・保存方法 ・キッチンペーパーで挟んで密閉容器に入れ、冷蔵室で保存すれば約10日間日持ちする
栄養素 βカロテン、ビタミンC、葉酸、鉄、食物繊維など

シャキシャキとした食感と食べやすい味わいが特徴の水菜。サラダに入れる野菜として人気があります。最近では通年流通していますが、元々は冬に旬を迎える京野菜のため、霜にあたることで風味が増し、やわらかく成長します。

生育適温は15~20℃。気温に敏感で、生育中はたっぷりの水やりが欠かせません。プランター栽培で育てると、種をまいてから約1か月半で収穫可能です。約60cmのプランターに3〜5株まとめて育てます。間引きして元気な株だけを育てますが、間引いた苗もサラダでおいしく食べられます。

草丈が20cm以上になったら収穫のタイミングです。ハサミで株元を切り取ったあと、液肥を与えれば大株に育てられます。水菜は育つほどに固くなるため、生で食べる場合は25cm以下を目安に収穫しましょう。

ほうれん草

霜があたっているほうれん草

分類 ヒユ科ホウレンソウ属
種まき時期
(一般地)
通年(適期は春と秋)
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
通年
※種まきから30~50日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期
おすすめの食べ方 ごま和え、ピーナツ和え、バター炒め、サラダ、おひたしなど
日持ち・保存方法 ・2〜3日しか日持ちしないため、早めに食べる
・ビニール袋に入れて封をせずに野菜室で立てて保存する
・さっと茹でてサランラップに包めば、冷凍保存も可能
栄養素 鉄分、βカロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、ビタミンC、ビタミンKなど

ほうれん草も霜にあたって甘味が増す野菜です。甘味のあるほうれん草は根元が赤くなり、冬のうちに収穫したほうれん草はビタミンCが豊富なのが特徴です。

ほうれん草を育てる際は、日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。2〜3粒ずつ種をまいたら、水をたっぷりと与えて発芽を待ちます。生育適温は15〜20℃。3〜5日で発芽し、草丈が20cmを超えたら収穫可能です。

 

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コマツナ

ビニールの上に並んでいるコマツナ

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
通年(適期は春と秋)
※品種によって異なる
旬の時期
おすすめの食べ方 ・おひたし、汁の実、炒め物、和物、鍋料理など
・さっと茹でてサラダ感覚で食べてもおいしい
日持ち・保存方法 ・1〜2日で傷み始めるため早めに食べる
・全体を湿らせてから新聞紙とビニール袋で包み、根を下にして野菜室で保存
・さっと茹でて水気を切り、カットすれば冷凍保存も可能
栄養素 ビタミンK、ビタミンC、カロテン、カルシウム、鉄分、葉酸など

コマツナはアクが少なく、さまざまな料理に合わせられる野菜です。茹でたり炒めたり、調理方法によって異なる食感や風味を楽しめます。

コマツナは種まきから約1か月半で収穫できるのが魅力。生育適温は20℃前後ですが、寒さに強く低温を好みます。

プランターで育てる場合は、40cm以上のものを用意して種をまきます。間引きをして元気な株だけを育て、草丈が20〜25cmになったら収穫しましょう。成長しすぎるとアクが増えるため、収穫タイミングを逃さないことが大切です。

カリフラワー

カリフラワー

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
・春まき:2月中旬~3月中旬
・夏まき:7月中下旬
※品種によって異なる
苗の植え付け時期
(一般地)
春まき:3月下旬〜4月上旬
夏まき:8月中旬~9月中旬
収穫時期
(一般地)
春まき:6月
夏まき:11月中旬~12月中旬
旬の時期
おすすめの食べ方 ・グラタン、スープ、フリッター、ピクルスなど
・硬めに茹でてマヨネーズを和えてもおいしい
日持ち・保存方法 ・1〜2日しか日持ちしないため早めに食べる
・硬めに茹でれば冷蔵庫で3〜4日保存可能
・冷凍すれば1か月日持ちする
栄養素 ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB6、葉酸、食物繊維など

クセが少なく、硬い歯応えが魅力のカリフラワー。現在は可食部が白いホワイトカリフラワーが多く流通しています。調理する際は、アクを抜くために下茹でしてから使いましょう。茹でたら酢やレモン汁を加えると、黄色に変色せずきれいに仕上がります。

育てる際は幅60cm以上、深さ25cm以上のプランターを用意してください。茎が太く、葉が5〜6枚付いた健康な苗から育てるのがおすすめ。15〜20cmの株間を開けて植え付け、やや日当たりの良い場所で育てます。半日陰でも生育可能です。

可食部の白い部分が約12cmに育ったら収穫のタイミング。判断が難しい場合は、つぼみが固く締まっているかを確認してみてください。一度しか収穫できないため、収穫後は根を抜き取ります。

ブロッコリー

日にあたっているブロッコリーと大きな葉

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
・冬春まき:1~3月
・夏まき:7~8月
※品種によって異なる
苗の植え付け時期
(一般地)
・冬春まき:3月中旬〜4月中旬
・夏まき:8月下旬〜9月中旬
収穫時期
(一般地)
・冬春まき:4~7月
・夏まき:9〜翌3月
旬の時期
おすすめの食べ方 サラダ、スープ、味噌汁、温野菜など
日持ち・保存方法 ・7〜10日間日持ちする
・洗わずビニール袋に入れて冷蔵室で保存
・さっと茹でれば冷凍保存も可能
栄養素 カロテン、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、食物繊維、鉄分など

ブロッコリーは栄養価が高いことで人気の緑黄色野菜です。よく見かけるブロッコリーは頂花蕾型(ちょうからいがた)と呼ばれる品種。発芽後3日ほどで収穫すると、ブロッコリー・スプラウトとして楽しめます。

幅60cm以上、深さ25cm以上のプランターに苗を植え付けましょう。日向〜半日陰になる場所で育てるのがおすすめです。ブロッコリーは害虫が付きやすいため、不織布や防虫ネットで覆って害虫対策をする必要があります。

可食部が12cmほどに育てば収穫可能です。一番上にある頂花蕾の収穫後に追肥すれば、わき芽が伸びて側花蕾(そくからい)を収穫できるようになります。側花蕾は頂花蕾より小さく育つため、収穫タイミングを逃さないようにしましょう。

 

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キャベツ

栽培されているキャベツ

分類 アブラナ科アブラナ属
苗の植え付け時期
(一般地)
・春まき:2月~3月
・夏まき:8月~9月
・秋まき:11月
収穫時期
(一般地)
・春まき:6月~7月
・夏まき:11月~12月
・秋まき:4月~5月
旬の時期 ・春まき:夏
・夏まき:秋
・秋まき:春
おすすめの食べ方 サラダ、煮込み、酢漬けなど
日持ち・保存方法 ・涼しい時期は新聞紙に包んで冷暗所に保存可能
・カットしたら湿らせた新聞紙で包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存
栄養素 ビタミンB1、ビタミンC、葉酸、鉄、食物繊維、カルシウムなど

キャベツも品種が豊富な野菜のひとつ。大きさによって甘さは異なりますが、プランター栽培では育てやすい小玉のボール型を選ぶのがおすすめです

幅60cm以上で深めのプランターに、株間を30cm以上開けて育てます。初心者の方は苗から栽培するのがおすすめですが、種から育てる場合は、発芽適温の15〜25℃を意識してみてください。ポットまきにすると発芽しやすくなります。

生育適温は15〜20℃。収穫まで3か月以上かかるため、生育適温になりそうな収穫月を見込んで苗を植え付けることがポイントです。球の上部を触って固く締まっていれば収穫できます。

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3月に植える野菜|根菜類5選

木箱に入っている並んでいるダイコンとニンジンとカブ

続いて、根の部分を食べる根菜類の野菜をご紹介します。主役は根ですが、鮮度が高い根菜類であれば葉もおいしく食べられます。野菜の種類によっては、葉により多くの栄養が含まれているため、調理方法を工夫してみてください。

ニンジン

白い背景に、並んでいる複数のニンジン

分類 セリ科ニンジン属
種まき時期
(一般地)
・春まき:2月下旬〜4月上旬
・夏まき:6〜8月中旬
・秋まき:8月下旬~9月
・冬まき:12月~2月中旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
・春まき:6月〜7月
・夏まき:9月下旬〜10月
・秋まき:2月~4月上旬
・冬まき:4月~7月上旬
※種まきから約110~130日で収穫(品種によって異なる)
旬の時期 西洋ニンジン
・春夏ニンジン:4~7月
・秋ニンジン:8~10月
・冬ニンジン:11~3月
東洋ニンジン:11~2月
おすすめの食べ方 サラダ、スープ、炊き込みご飯、炒め物、煮物、鍋料理など
日持ち・保存方法 ・冷蔵で1か月保存可能
・水気のある箇所から痛み始めるため、水気をふいてビニール袋に入れて野菜室で保存
・冬場は冷暗所で保存可能
栄養素 βカロテン、カリウム、ビタミンB6、ビタミンC、葉酸、食物繊維など

アフガニスタンが原産のニンジンは、βカロテンを豊富に含む野菜です。βカロテンは、油と一緒に調理することで摂取しやすくなります。油でニンジンの甘味も増すため、炒めものに活用するといいでしょう。

ニンジンは日当たりと水はけが良い環境を好みます。おすすめのプランターは幅60cm、深さ20cm以上の深型タイプ。株間を10cmほど開けて植え付けます。発芽するまではたっぷりと水やりをおこない、発芽後は土の表面が乾いたときに水を与えます。

土から見える根の部分が4〜5cmまで育ったら、引き抜いて収穫してください。

 

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ダイコン

土の上に並んでいる複数のダイコン

分類 アブラナ科ダイコン属
種まき時期
(一般地)
春まき:3~4月
夏まき:6~7月
秋まき:8月下旬~10月上旬
冬まき:12月下旬~2月中旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
春まき:6〜7月上旬
夏まき:8~9月
秋まき:11~3月
冬まき:4月上旬~5月下旬
※種まきから約20~100日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 通年(品種によって異なる)
おすすめの食べ方 【上の部分】おろし、煮物、サラダなど
【下の部分】漬物、炒め物、切り干しなど
日持ち・保存方法 葉と根を切り分けて保存する
【根】
・カット前のものは10〜14日保存可能
・カット後はラップで包んで7日ほど保存できる
【葉】
・2〜3日しか日持ちしないため早めに食べる
・ラップに包んでビニール袋に入れて野菜室で保存する
栄養素 ビタミンC、カルシウム、葉酸、ジアスターゼなど

ピラミッド建設の際に食されていたというダイコン。夏は北海道産や東北産、秋は千葉県産、冬は神奈川県産など、地方品種が多く旬の時期もそれぞれ異なります。根だけではなく、葉の部分にも栄養が豊富に含まれるため、自家栽培したダイコンは葉も味わってみてください。

3月に育てるダイコンの種は、春まきが得意な品種を選びましょう。深さ60cm以上の大型プランターに種をまき、発芽を待ちます。発芽したら2度間引きして、元気な株だけを育てます。根が倒れないように、株元には土をしっかりと寄せるのがポイントです。

可食部になる根が土から見え、太さが6〜7cmになったら収穫します。根元を掴んで一気に引き抜いて収穫しますが、無理に引き抜いて折れたり傷をつけたりしないように注意が必要です。

カブ

土の上に並んでいる複数のカブ

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期 ・春まき:3月下旬~5月中旬
・秋まき:8月中旬~12月下旬
・冬まき:1月下旬~3月中旬
※品種によって異なる
収穫時期 ・春まき:5月中旬~6月中旬
・秋まき:9月下旬~3月上旬
・冬まき:3月下旬~5月上旬
※種まきから50日~100日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 春、晩秋~冬
おすすめの食べ方 【根】サラダ、酢の物など
【葉】味噌汁、塩漬け、炒め物など
日持ち・保存方法 葉と根を切り分けて保存する
【根】
・キッチンペーパーで包みビニール袋に入れて野菜室で1週間保存できる
【葉】
・約3日しか日持ちしないため早めに食べる
・湿らせたキッチンペーパーで包んで立てて保存する
※カットしてビニール袋に入れれば冷凍庫で1か月保存可能
栄養素 ビタミンC、カルシウム、カリウム、葉酸、食物繊維など

日本では弥生時代から栽培されているカブは地方品種が豊富で、国内だけでも約80の品種が存在します。根の部分にも栄養が含まれていますが、ビタミン類やカルシウム、カリウムなどは葉に多く含まれます。甘味が強く、アクが少ないため、下茹でせずに使える点も特徴です。

幅60cm以上、深さ15cm程度のプランターに、10〜20cmの間隔を開けて種をまきます。1〜2回間引きして、根が大きく育つようにしましょう。発芽後の水やりは土の表面が乾いたタイミングがベストです。

収穫までの期間は小カブが50日ほど、大カブが60〜100日ほどです。土を少し掘って根を確認し、根の直径が10cm程度になったら引き抜いて収穫します。

ジャガイモ

土の上に山積みになっているジャガイモ

分類 ナス科ナス属
苗の植え付け時期
(一般地)
春植え:2月下旬〜4月上旬
秋植え:8月下旬~9月上旬
収穫時期
(一般地)
春植え:5月上旬〜7月上旬
秋植え:11月上旬~12月中旬
旬の時期 春~初夏、秋
おすすめの食べ方 サラダ、肉じゃが、コロッケ、カレーライス、シチューなど
日持ち・保存方法 ・2〜3ヶ月保存できる
・光が当たると味が落ちるため、新聞紙に包んで冷暗所で保存する
栄養素 ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6、カリウム、食物繊維など

和名で馬鈴薯(ばれいしょ)とも呼ばれるジャガイモ。日本では、男爵イモやメークインが代表的な品種として知られています。品種によって風味が異なるため、料理に合わせて使い分けるとおいしく食べられます。

ジャガイモは種イモを植え付けて栽培します。購入する際は、病原菌に感染していない検査済みの種イモを選びましょう。幅60cm以上のプランターを用意し、10cmの深さに株間を20cm開けて植えるのがポイントです。

草丈が10cmまで成長したら、元気な芽を2〜3本残してかき取ります。植え付けてから約3か月経ったら収穫時期です。傷つけないようスコップで丁寧に掘り出して収穫します。

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ゴボウ

木のかごの中に入っている、複数のゴボウ

分類 キク科ゴボウ属
種まき時期
(一般地)
【長根種】
春まき:3月中旬~5月上旬
秋まき:9月下旬~10月下旬
【短根種】
春夏まき:3月中旬~9月上旬
収穫時期
(一般地)
【長根種】
春まき:9月中旬~翌2月
秋まき:翌6月中旬~8月下旬
【短根種】
春夏まき:6月~12月
旬の時期 秋、冬
おすすめの食べ方 きんぴら、サラダ、炒め物、煮物など
日持ち・保存方法 ・乾燥すると硬くなるため、新聞紙で包んで冷暗所で保存
・傷がなければ約2週間保存できる
・洗いごぼうはラップで包んで、2〜3日で使い切る
栄養素 ビタミンE、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、食物繊維など

和食には欠かせないゴボウですが、野菜として根付いているのは日本特有の文化です。関西のおせち料理では、黒豆や数の子と並んで、縁起の良い食材とされています。

家庭菜園で人気なのは、根の長さが40cm以下のサラダごぼう、若い葉と根を収穫する葉ごぼうなどといった短根種です。長根種は通常100cmまで根を伸ばしますが、短根種を選べば30〜50cmほどのプランターで育てられます

深さが30〜50cm以上のプランターに、15〜20cmの間隔を開けて種をまきます。ごぼうの種は硬く発芽しにくいため、発芽するまではたっぷりと水を与えることが栽培のコツです。根の直径が2cmを超えたら、ゆっくり引き抜いて栽培します。

3月に植える野菜|豆類2選

敷かれた布と、その上にある皿に入ったスナップエンドウ

鮮やかな緑色で料理を彩る豆類。寒さに弱い品種が多いものの、防寒対策をしっかりとおこなえば、初夏を迎えるころに収穫できます。発芽後はつるを伸ばすため、プランターと一緒に1〜2mの支柱も用意しておきましょう。

絹さやエンドウ

収穫前の絹さやエンドウ

分類 マメ科エンドウ属
種まき時期
(一般地)
春まき:2~3月中旬
夏まき:8月中旬~8月下旬
秋まき:10月中旬~11月下旬
収穫時期
(一般地)
春まき:5~7月上旬
夏まき:10~11月
秋まき:4~7月上旬
旬の時期 春、初夏
おすすめの食べ方 汁の実、煮浸し、卵とじ、五目ご飯、甘煮、和物など
日持ち・保存方法 ・日持ちしないため早めに食べる
・キッチンペーパーで包んでからビニール袋に入れれば、冷蔵室で1〜2日保存可能
・硬めに茹でて冷凍保存もおすすめ
栄養素 βカロテン、ビタミンC、ビタミンK、グルタミン酸など

シャキシャキの食感と鮮やかな緑色が特徴のサヤエンドウ。品種はさまざまですが、スーパーでよく見かけるのは絹さやエンドウです。さやエンドウには旨味成分のグルタミン酸が豊富に含まれ、食べると旨味や甘味を感じられます。

3月に植える絹さやエンドウは春まきの品種を選びましょう。春まきの品種は耐寒性に優れており、早くから収穫できます。

株間を20〜25cmほど開けて、2cmの深さに種をまきます。芽が出たら2mほどの支柱を立てて、つるを絡ませましょう。このとき、防虫ネットをかけておくのがおすすめです。

スナップエンドウ

収穫前のスナップエンドウ

分類 マメ科エンドウ属
種まき時期
(一般地)
春まき:2~3月中旬
夏まき:8月中旬~8月下旬
秋まき:10月中旬~11月下旬
収穫時期
(一般地)
春まき:5~7月上旬
夏まき:10~11月
秋まき:翌4~7月上旬
旬の時期 春、初夏
おすすめの食べ方 和物、サラダ、煮物、天ぷらなど
日持ち・保存方法 ・冷蔵庫で1週間保存できる
・キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れる
※下茹でにしてから密封できる袋に入れれば、冷凍庫で1か月保存できる
栄養素 ビタミンC、ビタミンK、葉酸、食物繊維など

豆とサヤのおいしさを丸ごと楽しめるのがスナップエンドウの特徴です。成長してもやわらかく、グリーンピースの甘さとシャキシャキの食感を味わえます。料理を彩るスナップエンドウは、短めに茹でて鮮やかな緑色を残すことがポイントです。

幅30cm、深さ30cmほどのプランターに土を入れ、3cmほどの深さに種をまきます。発芽後は支柱を立てて、つるを上に伸ばします。わらを敷いたり不織布をかけたりして、防寒対策もおこないましょう。実が十分に成長したら収穫時期です。

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3月に植える野菜は初心者も育てやすい

プランター栽培されているほうれん草の若芽

3月に植えられる野菜は耐寒性に優れているものの、温度管理が欠かせません。発芽適温や生育適温を意識しないと、発芽しなかったり、収穫できる大きさに成長しなかったりするおそれがあります。

日当たりの良い場所や室内など、状況に応じて育てる場所を移動できることがプランター栽培の魅力です。寒さに弱い野菜を育てる場合は、不織布で覆って防寒対策もしっかりとおこないましょう。

なかには、寒さにあたることでさらに甘くなる野菜もあります。新鮮な野菜でしかできない食べ方を楽しめるのは家庭菜園ならでは。ぜひ3月の野菜栽培にチャレンジしてみてください。

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