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結露対策12選!結露の仕組みとアイテムを使う結露防止アイデアも紹介

結露対策12選!結露の仕組みとアイテムを使う結露防止アイデアも紹介

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冬の季節、窓や壁に結露が発生するのを見かけたことはありませんか。結露はただの水滴と思われがちですが、放置するとカビやダニの原因となるほか、住まいの寿命を縮めるリスクもあります。

本記事では、結露が起こる原因や放置してはいけない理由を詳しく解説します。さらに、今すぐ簡単にできる結露対策5選や、アイテムを使う結露対策もご紹介しますので、ぜひ取り入れて快適な住まいを実現してください。

結露は飽和水蒸気量の変化によって発生する

結露が起こる原因は飽和水蒸気量が変化すること

窓ガラスやサッシ、壁などに結露が発生する理由は、水蒸気を多く含む暖かい室内の空気が、外気によって冷えた窓などで冷やされ、飽和水蒸気量を超えてしまうためです。

飽和水蒸気量とは、空気中に存在できる水蒸気の量で、気温が高いほど飽和水蒸気量は多くなり、逆に気温が下がるほど少なくなります。
多くの水蒸気を含んだ室内の空気が冷やされると、飽和水蒸気量が下がることで、余分な水蒸気が水へと変わります。これが、結露の発生するメカニズムです。

冬場に結露が起こりやすくなるのは、冷たい外気によって窓や壁の温度が下がり、飽和水蒸気量が低下することが原因です。
室内の水分を多く含んだ高温の空気が、冷やされた窓や壁に触れて冷やされることで結露が発生します。

また、結露は夏場にも発生します。夏場は外気が高温多湿になるため、エアコンで冷えた部屋の中に外気が入ると結露が発生します。

結露をそのまま放置してはいけない理由

結露をそのまま放置してはいけない理由

結露が窓や壁に発生したとき、単なる水滴だと思って放置してしまう方もいるでしょう。

しかし、結露を放置すると、カビやダニが繁殖し、ぜん息やアトピー、シックハウス症候群などの症状を引き起こすおそれがあります。また、建材や壁紙を傷め、建物の寿命にも影響を及ぼすため注意が必要です。

本章では、結露を放置することの危険性について詳しく解説します。

カビやダニが増殖する

カビやダニは、湿度が70%以上のジメジメとした環境で増殖しやすくなります。カビやダニを放置すると、ぜん息やアトピーなどを発症するリスクがあるため十分な注意が必要です。

窓ガラスや窓枠に黒い点々が見られたら、「黒カビ」を疑いましょう。黒カビは、素材の奥に深く根を張る性質を持っており、一度発生すると簡単には落とせません。専用の漂白剤などで除去しなければ、どんどん繁殖してカーテンや家具にも付着することがあります。

また、カビが繁殖した状態で窓を開け閉めすると、カビの胞子が部屋中に広がるおそれがあるため、カビはなるべく見つけ次第除去するようにしましょう。

住まいの寿命が縮まる

結露が発生すると、壁紙や壁、床などの材料が湿気を吸収します。この湿気が長期間続くと、内部の木材や断熱材が腐食し、劣化につながります。

とくに、木材は湿気に弱く、結露による湿気が原因で腐食しやすいため注意が必要です。また、断熱材が湿ってしまうと、性能が低下し、住まいの断熱効果が損なわれるおそれもあります。

このように、結露を放置すると建物の寿命が縮まったり、多くの修繕費用が発生したりするリスクがあるので、しっかりと結露対策をおこないましょう。

今すぐできる基本の結露対策5選

今すぐできる基本の結露対策5選

結露を放置すると、私たちの健康や住まいに大きな影響を及ぼすことがわかりました。

とくに、多くのマンションで採用されているコンクリートは、木造に比べて熱伝導率が高いので、外気の冷たさが建材に伝わりやすいため結露が起こりやすく、カビが生えるリスクが高まります。

本章では、そうした不安を解消するため、今すぐ実践できる基本の結露対策をご紹介します。

こまめに換気をする

室内外の温度差が大きいほど、窓ガラスやその周辺に結露が発生しやすくなります。そこで、こまめに換気をして室内外の温度差をできるだけ抑え、室内の湿度が上がりにくい環境をつくることが効果的です。

寒い冬場は換気を怠りがちになりますが、最低でも1時間に1回は換気をおこなうのが理想です。1回に5~10分程度、家の中の窓を2カ所以上開けて空気の通り道を作りましょう。

また、換気扇やサーキュレーターを使用して室内の空気を循環させることで、効率良く換気をおこなえます。結露を抑えるためのポイントは、サーキュレーターを窓周辺に向けることです。湿気が溜まりやすい窓辺の空気を循環させて、部屋全体の温度ムラを解消しましょう。

これにより、結露の発生が大幅に減少するうえ、冬場でも足元が冷えにくくなり快適に過ごせます。

洗濯物は浴室で干す

冬に部屋干しをすると、湿度が上昇して結露が発生しやすくなります。濡れた洗濯物からの水分が室内の空気に含まれ、その湿った空気が冷たい窓ガラスに触れることが原因です。

結露を避けるための対策として、洗濯物はリビングや窓付近ではなく、浴室に干しましょう。同時に浴室内の換気もおこなうと乾燥が早まり、ほかの部屋の湿度も上がりにくくなります。

暖房機器を見直す

冬の寒さをしのぐために欠かせない暖房機器ですが、選び方によっては結露の原因となることがあります。

とくに、石油ストーブやガスファンヒーターは注意が必要です。燃焼する際に大量の水蒸気を発生させるので、その水蒸気が冷えた窓ガラスなどに触れることで結露ができやすくなります。

結露を最小限に抑えるためには、エアコンやハロゲンヒーターなどの電気式の暖房機器がおすすめです。燃焼を伴わず、水蒸気をほとんど発生させません。さらに、エアコンは除湿機能も備えており、適切な湿度に保てます。

観葉植物は空気が入れ替わりやすい場所に置く

観葉植物は、光合成の過程で水蒸気を放出し、部屋の湿度を上げる可能性があります。とくに、窓や壁際に観葉植物を置いている場合、湿度の上昇により結露が発生しやすくなるので、置き場所を見直しましょう。

観葉植物は窓際に置かず、換気扇の近くやドア付近など、空気が入れ替わりやすい場所に配置することで湿度の上昇を抑えられます。

冬は室内温度を20℃に設定する

冬は快適に過ごすために、室内の暖房を高めに設定する人が多く見られますが、室温が高いほど空気中に存在できる水分の量が増えるため、窓や壁で冷やされたときに結露が発生しやすくなります。

そのため、結露対策として、室温の設定は20℃を目安とし、必要以上に部屋の温度を上げないことがおすすめです。冬の室温設定を適切におこなうことで、室内外の温度差を適切に保ち、結露の発生を抑えられます。

アイテムを使う結露対策7選

アイテムを使う結露対策7選

結露は窓ガラスやサッシのほか、押し入れやクローゼット、家具の裏側など、さまざまな場所で発生します。これらの特に結露が発生しやすい箇所では、基本の対策だけでは十分に結露を防止することができないこともあるでしょう。

そんなときのために、断熱シートや結露防止スプレーといった、様々な結露対策アイテムが市販されています。結露が気になる箇所には100円ショップやホームセンターで購入できる結露対策アイテムを使用して、しっかり対策をしましょう。

結露対策アイテムの商品を見てみる

断熱シートを使う


「窓用断熱シート」は外の冷気が屋内に伝わるのを防ぐことで結露を抑制します。簡単に窓に貼り付けることができるのでとても便利です。
水だけで貼れるものもあり、ご自宅にあるスプレーボトルなどで、窓に水をスプレーしてそのまま貼り付ける事ができるので窓のサイズに合わせてハサミでカットし、ご自宅の窓に気軽に貼り付け可能です。
普段は貼り付けたままにしておいて結露対策しつつ、お掃除や来客前にさっと外すという使い方も窓用断熱シートならできます。
外の冷気が屋内に伝わるのを防ぐことで結露を抑制しながら暖房の効率もあげてくれるので、節電にも役立つお得なアイテムと言えるでしょう。

断熱シートの商品を見てみる

結露防止スプレーを使う


結露防止スプレーを使うと、結露した水滴を小さく抑えてくれるので、結露独特の水だれを防いでくれます。
防カビ効果も含んだスプレーであれば、窓のパッキンやレースカーテンのカビ予防にも効果が期待でき一石二鳥です。
しかし、1ヶ月程度は効果が持続しますが、定期的にスプレーを吹きかける必要があるので、見た目をスッキリさせたい時はスプレーで対策し、効果を高めたい時は断熱シートや結露吸収テープと併用するなど、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。

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結露吸水シート・テープを使う


結露吸水シート・テープは、窓の下部に貼ることで、流れ落ちてきた結露を吸収することができるアイテムです。窓の下に溜まりがちな流れ落ちてきた結露を吸収し、窓のサッシ部分の床や壁を水滴から守ることができます。窓ガラスに貼るタイプとサッシに貼るタイプのものがあるので、対策したい箇所にあわせて選ぶことができます。
結露が気になってきたら、対策として手軽に取り入れやすいアイテムなので、可愛い柄付きを選んで気分を変えてみるのもいいでしょう。
こちらも窓のサイズに合わせてハサミでカットできるので、お家の小さい窓に対策したい時にも便利に使えます。

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結露取りワイパーを使う


結露取りワイパーは、発生した結露を効率よくふき取るためのアイテムです。結露だけでなく、浴室の水滴を取る際にも活用することができます。
結露が沢山付いている場合には、結露取りワイパーを使うのがおすすめです。
雑巾だけで拭き取ろうとすると、何回も雑巾を絞らなければならず、面倒な思いをされる方も多いはずです。
水滴を一生懸命雑巾で拭き取る前に、結露取りワイパーを使うと綺麗に水滴が沢山取れてとても気持ちが良いものです。
その後、仕上げに窓拭きをすると窓に付いた水分が少なくなっているので快適に拭くことができます。

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すのこを使う


冬になると色々なところに結露が発生してきます。
クローゼットや押入れなども要注意です。気がつくと衣類や布団が湿っている・・・なんていうのは避けたいところです。
収納物の下にすのこを置いておくと、空気が通ることで湿気対策になり、結露もつきにくくなります。
特に桐のすのこは、より湿気を吸収しやすく、軽くて取り扱いも簡単なのでおすすめです。
衣替えやお掃除のタイミングで、すのこを引いて対策をすることをおすすめします。

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除湿剤を使う


据え置き型の除湿剤を活用することで、より効果的な結露対策を実施できます。結露の気になるところに、据え置き型の除湿剤を置いておくと良いでしょう。
下駄箱や押し入れにも入れておくことで大切な靴や衣類を湿気から守ることができます。
除菌・消臭機能が備わっているものもあるので、湿気がこもったような匂いが気になるという場合にも効果的です。
空間の湿気を取り除き、結露対策を万全にして快適なお部屋づくりを進めていきましょう。
除湿剤の商品を見てみる

Tips
湿気は下にたまる性質があるので、除湿剤は押し入れやクローゼットの下側に置く方が効果的です。一般的なサイズの押し入れであれば2~3個の除湿剤を下段のすみに置いておけば、効率的に除湿効果を得ることができます。

簡易内窓を使う

簡易内窓(二重窓)の設置は有効な結露対策であり、自分で取付するためのキットが販売されています。
通常の窓の室内側にもう一枚の窓を新たに設置することで、室内側の窓に冷たい外気が当たらなくなるため、結露の発生を防止することができます。
DIYで取付できるので、リフォームを依頼するよりも費用を節約することができます。

簡易内窓の商品を見てみる

結露対策のリフォーム

結露対策のリフォーム

結露を根本的に解決したい方は、結露対策のリフォームを行うのがおすすめです。代表的な例として、窓に内窓を付ける方法があります。内窓は「二重窓」とも呼ばれており、窓を二重にすることで屋内側の窓に冷気が伝わるのを防ぎます。
リフォームを検討する際は、お近くのホームセンターなどに設置されている窓口や、インターネットからお問い合わせすることができます。

リフォームのお問い合わせ・お見積もりはこちら

早めの結露対策で安全快適な住まいに!

早めの結露対策で安全快適な住まいに!

結露は、放置するとカビやダニを発生させ、家具の寿命を縮めるだけではなく、家族の健康にも害を及ぼす危険性があります。こまめな換気や適切な暖房機器の選択によって湿度をコントロールして、結露の発生をできるだけ防ぎましょう。

結露対策は、黒カビの予防やアレルギー対策としても家族を守る大切な取り組みです。自分に合った対策を取り入れて、快適な生活空間を目指してください。

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