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電球サイズを解説!種類の見分け方と測り方、交換時の注意点まで紹介

電球サイズを解説!種類の見分け方と測り方、交換時の注意点まで紹介

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電球が切れたとき、「どのサイズの電球を購入すればよいのかわからない」と悩んだことはありませんか?電球には様々なサイズや種類があり、適切なものを選ばないと照明器具に取り付けられず、最悪の場合は事故の原因になることもあります。事故を防ぐためには、電球のサイズや種類を知っておくことが重要です。この記事では、電球の口金サイズの種類や確認方法、測り方を解説します。

電球の口金サイズとは?基本知識を解説

木製のテーブルの上においてある電球

電球を購入する際に重要なのが「口金(くちがね)」のサイズです。口金とは、電球の根元にある金属部分のことで、照明器具のソケットにねじ込んで固定する役割をもっています。
口金のサイズの表示は、「E○○」という形式です。「E」はエジソンベース(Edison Base)の略で、○○の数字は口金の直径をミリメートル単位で示しています。
口金サイズが合わないと電球が照明器具に取り付けられないだけでなく、無理に取り付けようとすると電球の破損や漏電、火災などの危険があるため、正しいサイズを選ぶことが重要です。
照明器具によって対応する口金サイズは決まっているので、電球の交換時は必ず同じサイズの電球を選びましょう

日本で主に使われている口金サイズの種類

日本で主に使われている口金サイズ
日本の家庭で使われている電球の口金サイズは主に3種類あります。それぞれどのような場所で使われているのか、特徴を見ていきましょう。

E26(一般的な電球用)

E26は直径26mmの口金サイズで、日本の家庭で最も一般的に使われているサイズです。リビングやダイニング、寝室などのメイン照明や、玄関・トイレなどの天井照明に広く使用されています。
家電量販店やホームセンターで売られている電球の多くはこのサイズです。
口金の直径は親指の太さに近いサイズなので、定規やメジャーがない場合は参考にするといいでしょう。

電球の関連商品を見てみる

E17(小型電球やミニクリプトン電球用)

E17は直径17mmの口金サイズで、E26より一回り小さいサイズです。主にダウンライト(天井に埋め込まれた照明)や間接照明、シャンデリアなどに使用されます。
口金の直径は中指の太さに近いサイズなので、「中指の太さ≒E17」と覚えておくと便利です。E26に次いで流通量が多く、一般的な家庭では2番目によく使われるサイズといえるでしょう。

ミニクリプトン電球の商品を見てみる

E12/E11(小さな装飾用電球やハロゲン電球用)

E12とE11は直径がそれぞれ12mm、11mmの小さな口金サイズです。E12は白熱電球やLED電球の小型電球に、E11はハロゲンランプ(白熱電球の一種で、ガラス球内にハロゲンガスを封入したもの)などに使われます。
口金の直径は小指の太さに近いサイズなので、「小指の太さ≒E12/E11」と覚えておくといいでしょう。シャンデリアや常夜灯、スポットライトなどの小型の照明器具に使用されます。

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その他の口金サイズ(E14など海外規格)

日本では主にE26、E17、E12/E11が使われていますが、海外製の照明器具ではE14などのサイズが使われていることもあります。
E14はヨーロッパなどで主流のサイズです。輸入品の照明器具を使用している場合は、このようなサイズの電球が必要になることもあるので注意しましょう。

E14サイズの電球の商品を見てみる

口金サイズの確認方法4つ

電球を取り外しているシーン
電球を購入する前に、必要な口金サイズを確認しておくことが大切です。口金サイズを確認する方法は主に4つあります。

使用済み電球から確認する方法

最も簡単な方法は、交換したい使用済みの電球を確認することです。多くの電球は口金部分やガラス部分に「E26」「E17」などとサイズが表記されています。
表記がない場合でも、後述する測り方で口金の直径を測れば、どのサイズかを判断できます。
なお、電球を交換する際際は必ず電源を切った状態で取り外すようにしましょう。

照明器具や説明書から確認する方法

照明器具本体や取扱説明書にも、対応する口金サイズが記載されていることが多いです。照明器具によっては、シェード(傘状の覆い)の内側など目立たない場所に表記されている場合もあるので、よく確認してみましょう。
「口金E26」「口金サイズ26mm」などと表記されていることが多いです。

商品パッケージから確認する方法

照明器具や電球を購入した際のパッケージにも口金サイズは記載されています。
パッケージには、口金サイズだけでなく明るさや色温度(光の色の暖かさ・冷たさを表す単位)、消費電力なども記載されているので、同じ仕様の電球を購入したい場合にも便利です。
電球本体にサイズの表記がない場合には、パッケージを捨てずに保管しておくと、交換時に役立ちます。

サイズ表記がない場合の対処法

上記の方法でもサイズが分からない場合は、照明器具のソケット部分や口金を直接測ってサイズを確認しましょう。
また、電球が複数ある照明器具であれば、他の場所に付いている電球のサイズを確認するという方法もあります。同じ照明器具であれば、基本的にすべて同じサイズの口金が使われていると考えていいでしょう。

電球の種類とそれぞれの特徴

複数の電球
電球には大きく分けて3種類あります。それぞれの特徴を理解して、用途に合った電球を選びましょう。

電球の種類 特徴 光色 寿命
白熱球 電気代が高い、調光機能対応可、温かい光 暖色 1,000~2,000時間
LED 電気代非常に安い(白熱球の1/8)、環境に優しい 昼白色
電球色
40,000時間
電球型蛍光灯 電気代安い(白熱球の1/4)、一部調光対応 昼白色
電球色
昼光色
6,000~10,000時間

白熱電球の特徴とメリット・デメリット

白熱電球は、フィラメント(細い金属線)に電流を流して発光させる最も古くからある電球です。

メリット:

  • 価格が比較的安い
  • 光の色が自然で暖かみがある
  • 調光器(明るさを調節する装置)に対応している
  • スイッチを入れると瞬時に明るくなる

デメリット:

  • 消費電力が大きい(電気代が高い)
  • 寿命が短い(約1,000〜2,000時間)
  • 発熱量が多い

白熱電球は省エネ政策により生産が減少しており、徐々にLED電球などに置き換わってきています。

LED電球の特徴とメリット・デメリット

LED電球は、発光ダイオード(LED: Light Emitting Diode)を使用した電球です。現在最も普及しています。

メリット:

  • 消費電力が少ない(電気代が安い)
  • 寿命が非常に長い(約40,000時間)
  • 発熱量が少なく安全
  • さまざまな色温度や形状がある

デメリット:

  • 初期投資コストが比較的高い
  • 一部の調光器には対応していないものがある

長期的に見ると電気代の節約になるため、現在は多くの家庭でLED電球が使われています。

LED電球の商品を見てみる

電球型蛍光灯の特徴とメリット・デメリット

電球型蛍光灯は、蛍光管(紫外線を発生させ、それを蛍光体に当てて可視光に変換する仕組み)を電球の形状にしたもので、白熱電球とLED電球の中間的な存在です。

メリット:

  • 白熱電球より消費電力が少ない
  • 白熱電球より寿命が長い(約6,000〜10,000時間)
  • LED電球より価格が比較的安いことがある

デメリット:

  • 点灯直後は暗く、徐々に明るくなる
  • 頻繁なオンオフで寿命が短くなる
  • 水銀を含むため廃棄時に注意が必要
  • LED電球の普及により減少傾向

現在は効率と寿命の面でLED電球に劣るため、新規購入よりも既存の電球型蛍光灯の交換用として販売されることが多いです。LED電球への置き換えが進み、市場からは徐々に減少しています。

Tips
「水銀に関する水俣条約」により、2027年末までに水銀を含んだ蛍光灯の製造および輸出入が禁止となります。

電球型蛍光灯の商品を見てみる

LED電球の選び方

黒背景の上に豆電球
LED電球を選ぶ際には、口金サイズ以外にも注目すべきポイントがいくつかあります。ここでは、LED電球選びで重要な3つのポイントをみていきましょう。

明るさ(ルーメン、W数相当)の選び方

ルーメン参考表

LED電球の明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表され、この数値が大きいほど明るくなります。

また、多くのLED電球のパッケージには、同等の明るさの白熱電球のワット数(W数相当)も表示されており、「40W形相当」と表記されているLED電球は、40Wの白熱電球と同程度の明るさです。

一般的な用途における明るさの目安は以下の通りです:

  • 40W形相当(約485lm):トイレや廊下などの小さな空間
  • 60W形相当(約810lm):寝室や書斎など
  • 100W形相当(約1,520lm):リビングやダイニングなど広い空間

部屋の広さや用途に合わせて適切な明るさの電球を選ぶことが大切です。

光色(電球色、昼白色、昼光色など)と用途

光色のグラデーション図

LED電球には様々な光の色(色温度)があり、用途によって使い分けると効果的です。
主な光色は以下の3種類です:

電球色(2,700〜3,000K):

  • 従来の白熱電球に近い、温かみのあるオレンジがかった光
  • リラックスしたい空間(リビングや寝室など)に適している

電球色のLED電球の商品を見てみる

昼白色(5,000K前後):

  • 太陽光に近い、自然でクリアな白色光
  • 料理や作業をする場所(キッチンや洗面所など)に適している

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昼光色(6,000〜6,500K):

  • 青みがかった、くっきりとした白色光
  • 細かい作業や集中したい場所(書斎やホームオフィスなど)に適している

空間の雰囲気や目的に合わせて、適切な光色を選ぶとより快適に過ごせます。

昼光色のLED電球の商品を見てみる

配光タイプ(全方向、広配光)と適した場所

配光タイプ図(全方向、広配光)

LED電球の配光タイプは、光の広がり方を示します。主な配光タイプとその特徴は以下の通りです:

全方向タイプ(配光角約260°):

  • 白熱電球に近い光の広がり
  • あらゆる照明器具に適している
  • シェードがある照明器具におすすめ

全方向タイプのLED電球の商品を見てみる

広配光タイプ(配光角約180°):

  • 広範囲を均等に明るく照らす
  • ダウンライトや玄関などに適している
  • 四隅まで明るく照らしたい場所におすすめ

広配光タイプのLED電球の商品を見てみる

下方向タイプ(配光角約120〜140°):

  • 真下を強く照らす
  • スポットライトやダウンライトに適している
  • 手元や足元を明るく照らしたい場所におすすめ

下方向タイプのLED電球の商品を見てみる

照明器具のタイプや使用する場所に合わせて、適切な配光タイプを選ぶことで、効果的な照明環境を作ることができます。

電球交換時の注意点

電球を取り替えている

電球の交換は日常的な作業ですが、安全に行うためにいくつかの注意点があります。電気を扱う作業なので、しっかりと安全対策を行いましょう。

電源を落としてから交換する

電球交換時は必ず照明のスイッチを切り、可能であればブレーカーも落としてから行いましょう。 通電状態での交換は感電や漏電の危険があります。
また、使用していた電球は熱くなっている可能性があるため、十分に冷めてから交換作業を行ってください。特に白熱電球は高温になるので注意が必要です。
高所の電球を交換する際は、安定した台や脚立を使用し、転落事故に注意しましょう。また、濡れた手での交換も避けてください。

照明器具の上限W数に注意する

照明器具には、使用できる電球の上限W数(ワット数)が設定されています。この上限を超える電球を使用すると、照明器具の過熱や火災の原因になるため、必ず照明器具の仕様に合った電球を選びましょう。
例えば、「最大60Wまで」と表示されている照明器具に100Wの白熱電球を取り付けると危険です。LED電球の場合は消費電力が少ないため問題になることは少ないですが、念のため確認しておきましょう。

適切な締め付け方

電球の取り付け方も重要です。きつく締めすぎると、ソケットが破損したり、次回の交換時に取り外しにくくなったりします。 逆に緩すぎると、接触不良や落下の原因になりますので要注意です。
電球が自然に止まるところまで回して取り付け、無理な力を加えないようにしましょう。

LED電球への交換時の注意事項

白熱電球からLED電球に交換する際は、以下の点に注意してください:

  1. 対応器具の確認:調光機能付きの照明器具の場合、調光対応のLED電球を選ぶことが必要です。対応していないLED電球を使用すると、ちらつきや点灯しない、寿命が短くなるなどの問題が生じる可能性があります。
  2. サイズの確認:LED電球は白熱電球より形状や大きさが異なる場合があります。照明器具に収まるサイズかどうか確認しましょう。特に、照明器具のカバーやシェードがある場合は、LED電球が物理的に収まるかどうか確認することが重要です。
  3. 密閉型器具の確認:浴室や洗面所などの密閉型照明器具に使用する場合は、密閉型器具対応のLED電球を選びましょう。密閉型器具は熱がこもりやすいため、対応していないLED電球を使用すると故障の原因になります。
  4. 屋外使用の確認:玄関灯や外灯には、屋外使用可能なLED電球を選びましょう。屋外用のLED電球は防水・防塵性能が高く、温度変化にも強い設計になっています。

適切なLED電球を選ぶことで、長期間安全に使用できます。

 

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電球の表記の見方

電球のパッケージや本体には、多くの情報が記載されており、これらの表記を正しく理解することで、自分に合った電球を選ぶことができます。

型番や記号の意味

電球の型番には、その電球の特性を示す記号が含まれていることがあります。主な記号の意味は以下の通りです:

  • L:一般的な白熱電球(ナス型)
  • G:ボール型電球
  • R:レフ電球(反射鏡付き)
  • LDA:LED電球(一般電球タイプ)
  • LDG:LED電球(ボール型)
  • LDR:LED電球(レフ電球タイプ)

これらの記号に続いて、消費電力や色温度などを示す数字や記号が続きます。メーカーによって表記方法が異なる場合もありますが、基本的な意味を理解しておくと、電球選びの参考になるでしょう。

白熱電球の表記

白熱電球の表記には、主に以下の情報が含まれています:

  • 消費電力(W):40W、60W、100Wなど
  • 口金サイズ:E26、E17など
  • 形状:一般電球、ボール電球など
  • 表面処理:クリア、フロスト(曇り)など

例えば「LW100V54WL/W」という表記は、100Vで54Wの白熱電球(L)で、白色加工(W)されていることを示しています。

LED電球の表記

LED電球の表記には、より多くの情報が含まれています:

  • 消費電力(W):7W、9Wなど
  • 明るさ(lm):810lm、1520lmなど
  • 色温度(K):2700K、5000Kなど
  • 口金サイズ:E26、E17など
  • 形状:一般電球形、ボール形など
  • 配光タイプ:全方向、広配光など

例えば「LDA7N-G/60W」という表記は、60W形相当の明るさを持つLED電球で、昼白色(N)、広配光タイプ(G)であることを示しています。

その他知っておくと便利な表記

電球のパッケージには、他にも以下のような情報が記載されていることがあります:

  • 定格寿命:40,000時間など
  • 演色性(Ra):Ra80、Ra90など(数値が高いほど自然な色合いを再現)
  • 調光対応:調光器での明るさ調整に対応しているか
  • 密閉形器具対応:密閉された照明器具での使用が可能か
  • 屋外使用:屋外での使用が可能か

これらの表記を理解することで、用途に合った最適な電球を選ぶことができます。

まとめ

暗めの部屋でオレンジ色の光を放つ温かくオシャレな電球

電球を選ぶ際には、適切な口金サイズを選ぶことが最も重要です。口金サイズの確認方法としては、使用済み電球の確認、直接測定する方法が一般的です。また、電球交換時には必ず電源を切ってから作業を行いましょう。正しい知識を持って電球を選ぶことで、適切な明るさと色合いの照明環境を作れます。

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