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余った塗料の捨て方は?一般ゴミとして捨てる方法や処分方法をケース別に解説

余った塗料の捨て方は?一般ゴミとして捨てる方法や処分方法をケース別に解説

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DIYや家の塗り替え作業後、余った塗料をどう処分すればいいのか悩んだ経験はありませんか?一般ゴミとして捨てられるのか、それとも特別な方法が必要なのか、実はあまり知られていません。

本記事では、少量から大量、未開封のものまで、余った塗料の正しい処分方法をケース別に詳しく解説します。塗料を捨てる際の注意点もしっかりと押さえて、環境に配慮した処分を行いましょう。

余った塗料は一般ゴミとして捨てられる?

余った塗料は一般ゴミとして捨てられる?

余った塗料の処分方法については、基本的に住んでいる市区町村の指示に従いましょう。

多くの自治体では、古紙やキッチンペーパーなどに塗料を塗り広げて完全に乾かし、その後燃えるゴミや一般ゴミとして捨てる方法が推奨されています。また、容器を捨てるときは中の塗料を全て出し切り、付着している塗料が完全に乾燥した状態で不燃ゴミとして処分するのが一般的です。

大量の塗料が残っている場合や、スプレー缶の塗料などは特別な処分方法が必要となることがあります。塗料を捨てる際には、住んでいる自治体のルールを必ず確認し、正しい方法で処分をしてください。

塗料の捨て方・処分方法5選

塗料の捨て方・処分方法5選

前述のとおり、塗料は市区町村で定められた方法で処分することが重要です。しかし、その方法は塗料の量や状態によって異なります。

少量の塗料から大量の塗料、未使用の塗料まで、それぞれの状況に応じた方法で処分することで、環境への影響を最小限に抑えられます。

本章では、塗料の捨て方・処分方法を5つ解説します。適切な処分方法を知り、安全で環境にやさしい処分を心がけましょう。

【少量】古紙に染み込ませて捨てる

少量の塗料の場合、一般ゴミとして安全に捨てることができます。新聞紙や包装紙などの古紙や古布、キッチンペーパーなどに塗料を染み込ませてから捨てましょう。

具体的には、フタを開けた段ボールにビニール袋をかけ、塗料が飛び散るのを防ぐための準備をします。作業中は、手に塗料が付かないように軍手を着用してください。

その後、ビニールの上に新聞紙や布を置き、塗料を少しずつ染み込ませていきます。また、ハケを使って塗り広げる方法も効果的です。

塗料がしっかりと紙や布に染み込んだら、風通しの良い場所で乾燥させます。乾燥が十分に行われていないと、触れたものを汚してしまうおそれがあるため、完全に乾くまで待つことが重要です。

【大量】塗料固化剤で固めて捨てる

大量の塗料が余ってしまった場合、古紙に染み込ませることは難しいでしょう。そこで役立つのが「塗料固化剤」です。塗料に混ぜるだけで固まるため、燃えるゴミとして簡単に処分できます。

固化剤を使って、大量の塗料を安全に処分するための具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 塗料をバケツや大きな容器に移します。
  2. その塗料に固化剤を少しずつ加えていきます。加える量は、固化剤の説明書やパッケージに記載されている指示に従ってください。
  3. 固化剤を加えたあとは、端材や割りばしなどの棒を使って塗料をよくかき混ぜます。混ぜ続けていると、塗料が固体状に変わってきます。
  4. 固まり始めた塗料は、新聞紙やビニールシートの上に広げ、十分に乾燥させます。乾燥させることで塗料がさらに固まり、取り扱いやすくなります。
  5. 乾燥した塗料を新聞紙や古布で包んだら、燃えるゴミとして捨てられます。

この捨て方を押さえることで、大量の塗料でも環境にやさしく廃棄できます。

なお、塗料固化剤の多くは水性塗料と油性塗料の両方に対応していますが、なかにはどちらか一方しか使用できないものもあるため、購入時には注意してください。

不用品回収業者に依頼する

大量の塗料を持っている場合、不用品回収業者を利用する方法も考えられます。一部の不用品回収業者は、24時間365日対応しており、急な依頼にも柔軟に対応してもらえます。

不用品回収業者を利用するメリットは、処分の手間が省けることです。
ただし、出張引き取りの費用がかかります。そのため、塗料だけではなく、ほかの不用品も一緒に処分する場合に依頼するのがおすすめです。

未開封ならフリマアプリなどで譲る

未開封の塗料であれば、フリマアプリを活用してほかの人に譲る方法が考えられます。フリマアプリを利用するメリットは、余った塗料を有効活用しつつ、収入も得られる点です。直接手渡しできるサービスを利用すれば、送料を気にせずに取引ができます。

一方、取引の際にトラブルが起こったり、商品が思ったよりも早く売れなかったりするおそれもあるため注意が必要です。また、塗料の品質や内容を正確に記載しなければならず、出品する手間がかかります。

フリマアプリを利用する際は、出品ルールをよく確認し、安心して利用できるサービスを選ぶことが大切です。

スプレーに塗料が余った場合

スプレー缶に塗料が余ってしまった場合、そのまま捨てるのは危険です。一般的な処分方法として、まず「ガス抜き」をおこなうことが推奨されています。

ガス抜きとは、スプレー缶内のガスを放出する方法です。これにより、缶内の圧力が下がり、安全に処分できるようになります。

市販のスプレー缶塗料には基本的に「ガス抜きキャップ」と呼ばれる、ガスを出し切るためのキャップが装着されています。ガス抜きキャップを利用し、周りに飛び散らないように注意してガス抜きを行いましょう。ガス抜きの際は、風通しの良い屋外で行うことと、火気を遠ざけることが重要です。

ガス抜きが完了したあとは、スプレー缶を乾燥させてから自治体のルールに則って捨てましょう。ここまで、一般的な5つの塗料の捨て方・処分方法について解説しました。

余った塗料を捨てる際の注意点

余った塗料を捨てる際の注意点

塗料の使用後、余った塗料の処分方法に頭を悩ませる方は多いでしょう。しかし、適切な処分方法を知らないまま行動すると、環境や健康に悪影響を及ぼす危険性があります。

塗料を捨てる際には、多くの注意点が存在します。特に、排水口への流し込みや乾燥・換気不足には気をつけなければなりません。

本章では、塗料を安全に処分するための重要なポイントを詳しく解説します。

塗料をそのまま排水口に流すのはNG

塗料をそのまま排水口に流すことは、絶対にしてはいけません。なぜなら、塗料が配管の内部で固まると、さまざまな水道トラブルを引き起こすおそれがあるからです。

また、塗料には人体に有害な物質が含まれていることもあり、環境への影響も懸念されます。油性・水性にかかわらず、排水口に直接塗料を流すことは避けてください。

塗料は十分に乾燥させてから捨てる

塗料を捨てる際の基本ルールは、必ず十分に乾燥させることです。液体状の塗料をそのままゴミとして出してしまうと、収集車内で漏れ出し、収集車が汚れてしまうおそれがあります。

また、液体の塗料は火が付きやすく、火事の原因となるリスクもあるため、燃えるゴミとして出す際は特に注意が必要です。塗料を捨てる前には、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させましょう。

塗料の処理は換気のよい場所でおこなう

塗料やペンキには、特有の強い匂いや有害物質が含まれている場合があります。これらの物質を長時間吸い込むことで、頭痛や吐き気、目の刺激などの症状を引き起こす危険性があります。

特に、密閉された空間での作業は、健康被害につながりやすいため注意してください。塗料を処理する際は、基本的に屋外で作業しましょう。屋内作業をする場合は、必ず十分な換気を行うことが重要です。

また、長時間の作業は避け、定期的に休憩を取ることも必要です。健康を守るためにも、換気を十分におこないながら、安全に塗料を処理しましょう。

塗料はルールを守って正しく処分しよう!

塗料はルールを守って正しく処分しよう!

塗料を適切な方法で処分することは、環境保護や安全確保において重要です。少量であっても、排水口への流し込みは絶対にしてはいけません。

塗料の量や状況に合わせた正しい捨て方と、自治体のルールをしっかりと守り、環境と安全に配慮しながら処分しましょう。

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