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DIYで使う塗料の種類を徹底解説!水性塗料と油性塗料の違いと選び方

DIYで使う塗料の種類を徹底解説!水性塗料と油性塗料の違いと選び方

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近年では、インターネットやSNS、メディアなどを参考に、初心者でも手軽に楽しめるDIYですが、家具や小物の塗装に悩んだ経験はありませんか。ホームセンターや通販サイトでは、さまざまな種類の塗料が販売されています。そのため、種類ごとの特性を知り、用途に合った塗料を選ぶことが大切です。

本記事では、DIYで使う塗料の種類や水性塗料と油性塗料の違い、選び方のポイントについて詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。

塗料の種類一覧

塗料の種類一覧?

DIYで使う塗料には、主に以下のような種類があります。

塗料の種類 特徴
水性多用途塗料 屋内・屋外の様々な箇所で使用できる水性塗料
油性多用途塗料 屋内・屋外の様々な箇所で使用できる油性塗料
鉄部用塗料 鉄製のフェンスや手すり等の塗装に使われる
さび止め塗料 金属部分に塗装すると腐食を防止することができる
浴室・内壁用塗料 耐水性や防カビ効果を持ち、屋内壁の塗装に適している
外壁・ブロック用塗料 耐候性が高いため、外壁やブロック塀等の塗装に適している
木部保護塗料(防虫・防腐塗料) 防虫剤・防腐剤・防カビ剤が配合されているため、ウッドデッキやラティスなど屋外で使用する木材の塗装に適している
トタン屋根用塗料 耐候性が高く、塗ったときにタレにくいので、トタン屋根の塗装に適している
かわら用塗料 防水性や耐候性が高いため、屋根瓦の塗装に適している
屋上防水塗料 防水性が高く、傾斜のない屋根(屋上)の塗装に適している
コンクリート床用塗料 防水性や耐摩耗性が高く、ベランダなどのコンクリート床の塗装に適している
蛍光塗料 塗装した箇所が発光するため、目立たせたい標識の塗装や美術品、フィギュア等の塗装に適している。
黒板塗料 塗装した箇所が黒板のようになり、チョークで文字が書けるようになる
シルバー塗料 塗装した箇所が金属光沢を持つようになる
耐熱塗料 熱による劣化に対して耐性を持つため、ストーブや調理器具の塗装に使用できる
道路線引き塗料 耐候性や耐摩耗性に優れるため、駐車場やテニスコート、工場の床などのライン引きに適している。
ニス 透明性のある塗膜で下地を覆うために使われる
オイルステイン 木材に浸透し、木目を活かした仕上がりするために使われる。塗装後の表面に塗膜を形成しない
オイルフィニッシュ 乾性油(乾燥すると硬化する性質の油)を配合した塗料。木材に浸透し、乾燥すると硬化して塗膜を形成する
ワックス・蜜蝋 乾性油を配合した塗料。木材に浸透せず、表面を薄くコーティングするように着色する
柿渋 日本古来の天然着色剤で、防水性や抗菌性を持つ
スプレー(エアゾール塗料) ガス封入式のスプレー缶に入った塗料

また後述しますが、塗料には水性と油性の違いや、つや有りとつや無しの違いなど様々な分類があるため、用途に応じて選ぶ必要があります。まずは代表的な塗料について詳しく解説します。

水性多用途塗料

水性多用途塗料は、木材はもちろん金属や発泡スチロール、コンクリートにも塗装できる非常に汎用性の高い塗料です。DIYで使用する際は、特殊な用途で使用しない限り、迷ったら水性多用途を選んでおけば間違いありません。

複数の箇所の塗装をひとつの塗料で統一したい場合にも活躍します。
水性多用途塗料を見てみる

油性多用途塗料

油性多用途塗料は、水性多用途塗料と同様に汎用性の高い塗料です。顔料を有機溶剤で薄めて作られているので、独特の臭いがあり、屋内での作業には適しません。水性と比べて薄め液が揮発しやすいため、塗りムラの少ない均等な塗膜を作ることができます。
油性多用途塗料を見てみる

鉄部用塗料

鉄部用の塗装は、門扉やフェンス・ベランダの手すり・トタンなど、屋外の鉄製品に対して、酸性雨・排気ガス・塩害などへの耐候性を持った塗料です。

鉄部用の油性塗料は、サビ対策に特化しており、サビの上から直接塗れるタイプや、サビ止め効果の高い下塗り専用塗料などがあります。

鉄部用の塗料を選ぶ際は、耐久性や仕上がりの美しさを重視して、塗装する場所や目的に応じた塗料を選びましょう。
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さび止め塗料

さび止め用の塗料は、金属の表面に皮膜を形成し、さびの原因となる水や酵素を遮断・除去することでさびや腐食を防ぎます。

サビ止め塗料は、塗装する形状によってスプレーや液体などを使い分けることが大切です。また、どれだけの耐久性があるのかを確認し、必要な分量を購入しましょう。
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浴室・内壁用塗料

浴室・内壁用塗料は、耐水性や防カビ効果を持ち、屋内壁の塗装に適した塗料です。砂壁や漆喰壁に塗装することもできますが、先にシーラーを塗ったほうがきれいに仕上がります。

外壁・ブロック用塗料

外壁・ブロック用塗料は耐候性が高く、屋外の壁を塗装する際に使用する塗料です。

広い面積を塗装するのはハードルが高く感じるかもしれませんが、適切に塗装することができれば塗装業者に依頼するよりも費用を押さえることができるので、ぜひ外壁塗装に挑戦してみてください。
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木部保護塗料(防虫・防腐塗料)

木部保護塗料はウッドデッキやラティスなど屋外で使用する木材の塗装に使う塗料です。防虫剤・防腐剤・防カビ剤が配合されているため、木材の劣化を抑え、長持ちさせることができます。
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トタン屋根用塗料

トタンはサビやすいため、トタン屋根用の塗料はサビ止め効果が高く、紫外線や雨風に強い性質を持っています。また、トタンの表面は滑りやすいので、塗料がしっかりと付着するように作られています。

トタン屋根用塗料は、配合されている樹脂の種類により、アクリル系とウレタン系に分けることができます。アクリルトタン用は未塗装のトタンやサビが出始めたトタンに、ウレタントタン用はカラートタンやサビの進行が激しいトタンに適しています。
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かわら用塗料

かわら用の塗料は、酸性雨・塩害・汚染に強く、防水性や耐久性に優れています。かわら用塗料を選ぶ際は、耐久性や耐候性を確認し、長期間持続するものを選ぶことが推奨されます。

さらに、家の外観やかわらの色調にマッチする色を選び、色褪せしにくいものを優先するといいでしょう。
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屋上防水塗料

屋上防水塗料は防水性が高く、傾斜のない屋根(屋上)の塗装に適した塗料です。マンションや学校などの屋上を塗装する際に使用されます。

基本的に専門業者が使用する塗料ですが、補修程度であればDIYでもおこなうことができます。
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コンクリート床用塗料

コンクリート床用塗料は、防水性や耐摩耗性が高く、ベランダやガレージなどのコンクリート床の塗装に適した塗料です。
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黒板塗料

黒板塗料は、塗るだけでさまざまな物や場所を黒板に変えられる塗料です。塗った直後は光沢がありますが、乾燥すると非常にマットな質感になります。仕上げ材としても、空間の印象を変えるアクセントとしても活用できます。

塗装中に塗料が垂れやすいため、必ず周囲の養生を行ってください。また、刺激の強い塗料のため、肌に触れないよう注意が必要です。

シルバー塗料

シルバー塗料は、美しい銀白色で光や熱を反射し、耐久性と耐食性に優れている点が特徴です。塗装した面は金属光沢を持っています。
光や熱の反射により、対象物の保護や冷却効果が期待できます。多くの金属材料に適用可能で、とくに屋外鉄部や非鉄金属部に適しています。

一方、コンクリート・モルタルには塗装することができません。
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耐熱塗料

耐熱塗料は、耐熱性に優れた材料で作られている塗料です。一般的な塗料の耐熱温度が約70〜100°Cであるのに対して、耐熱塗料の耐熱温度は約600°Cもあります。

使用されている顔料によって耐熱温度が異なるため、使用する場所の温度を確認し、適切に選択する必要があります。
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道路線引き塗料

道路線引き塗料は、 駐車場・店舗・倉庫・工場・テニスコートなどのアスファルト面やコンクリート面のライン引きに使用できる塗料です。密着が良く、耐摩耗性に優れています。乾燥しやすく、耐候性が高いことも特徴です。

ホームセンターなどで販売しており、初心者でも使用できるので、かすれたラインの補修をDIYでおこなうことができます。
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ニス

ニスは、透明または半透明の塗料で、木材の保護や美化を目的として使用されます。顔料の配合されたニスもあるので、着色に用いることも可能です。

木の質感や木目を生かしつつ、表面を樹脂の塗膜で保護することができます。刷毛で簡単に塗ることができ種類も豊富なので、初心者にもおすすめの塗料です。
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オイルステイン

オイルステインは、木材に浸透し、木目を活かしながら素材に色をつける塗料です。

木の自然な風合いを保ちつつ、色を変えられるのがメリットです。色移りしやすいというデメリットがあるので、オイルステインを塗装した後は上から透明のニスを塗装するようにしてください。
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オイルフィニッシュ

オイルフィニッシュは、乾性油と呼ばれる乾燥すると硬化する性質の油を配合した塗料です。木材に浸透して着色しますが、塗膜を形成しないオイルステインとは異なり、乾燥すると硬化して塗膜を形成します。ヴィンテージ風の塗装におすすめの塗料です。

オイルフィニッシュのメリットは、オイルステインの上からニスを塗装するのと近い効果を、一つの塗料で得られることです。ただし、ニスよりも塗膜の耐久性が劣るというデメリットがあります。
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ワックス・蜜蝋

ワックスや蜜蝋は、オイルフィニッシュと同様に乾性油を配合した塗料です。主に木材の塗装に使用され、木目を活かして着色することができます。

オイルフィニッシュと異なり木材に浸透せず、表面を薄くコーティングするように着色するのが特徴です。ワックスや蜜蝋のメリットは、ニスよりも木本来の質感を活かした自然な仕上がりになることです。ただし、ニスよりも塗膜の耐久性が劣るというデメリットがあります。
ワックス・蜜蝋を見てみる

柿渋

柿渋は、渋柿と呼ばれる熟していない柿の果汁を発酵させて作られた塗料です。日本では平安時代ごろから塗装に使用されていたといわれています。

柿渋のメリットは、防水性や防腐性に優れており、天然素材なので仕上がりに独特の味わいがあることです。臭いが強いというデメリットがあるので、苦手な方は使用を控えることをおすすめします。
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スプレー(エアゾール塗料)

スプレー(エアゾール塗料)は、刷毛やローラーなどを使わず、塗料を直接吹きつけて使うため、塗りムラが出にくく片づけも簡単です。

刷毛やローラーでは塗りにくい凹凸面にも塗装しやすいのがメリットです。ただし、周囲に飛び散りやすいというデメリットがあるので、基本的に屋外で作業するのがおすすめです。
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水性塗料と油性塗料の違い

水性塗料と油性塗料の違い?

水性塗料と油性塗料は、うすめ液の種類が違います。水性塗料は顔料・樹脂・添加剤といった原料を水で希釈して作られた塗料で、油性塗料は有機溶剤で希釈して作られた塗料です。

本章では、水性塗料と油性塗料それぞれの特性や用途を詳しく解説していきます。

水性塗料とは

水性塗料とは、塗料の希釈剤として水が使用されるタイプの塗料です。

とくに初心者がDIYで塗装作業をおこなう際には、扱いやすさや臭いの少なさから、水性塗料の使用がおすすめです。

水性塗料は、完全に乾燥する前であれば水で洗い流せるというメリットがあります。また油性塗料よりも臭いが少なく、屋内での使用にも適しています。
デメリットとして、油性塗料よりも乾燥が遅いため、微細なほこりが付くなどして塗装面が乱れやすくなります。

油性塗料とは

油性塗料とは、塗料の希釈剤として水ではなく有機溶剤が使われている塗料です。揮発性が高い有機溶剤を使用しており、特有の強い臭いがあるため、基本的に室内での使用は避け、換気の良い場所で使用しましょう。

劣化した下地への塗装に適しており、耐久性や仕上がりの美しさから、多くの場面で利用することができます。デメリットとして、保管時に容器が密閉されていないと固化しやすいため、丁寧に扱う必要があります。

また、油性塗料の溶剤はペイントうすめ液とラッカーうすめ液の2種類あり、ラッカー系塗料には必ずラッカーうすめ液を使わなければなりません。ラッカーうすめ液は溶解力が強く、乾燥が早いのが特徴です。ペイントうすめ液をラッカー系塗料に入れると、塗料が分離して使用できなくなるので注意してください。

つやあり塗料とつや消し塗料の違い

つや有り塗料とつや消し塗料の仕上がりを比較した画像
つやあり塗料とつや消し塗料の違いは、表面の光沢の有無です。つやあり塗料が乾燥すると、塗膜が平滑になるので光沢が出ますが、つや消し塗料には塗膜を細かい凸凹にするための薬剤が入っているため、光沢のないマットな仕上がりになります。
上記の画像は、同じメーカー製で同じ色のつや消し塗料とつや有り塗料をそれぞれ塗装した際の様子です。左側がつや消し塗料、右側がつや有り塗料で塗装してあります。
仕上がりのイメージ次第でどちらかを選んでみてください。

注意点として、つや消し塗料は表面が荒れていることから汚れやススを吸着しやすいため、屋外の汚れやすい箇所には不向きです。

下塗り剤とは

下塗り剤とは

下塗り剤とは、塗装工事で最初に壁や屋根などに塗る塗料です。塗料の乗りにくい下地にぬり、塗装できる状態に整える役割があります。また、塗装の仕上がりをより美しく、長持ちさせる効果もあります。

仕上げに塗る塗料とは違って、下塗り剤は乳白色や透明な色をしており、主要なものとしてシーラー・プライマー・サーフェーサーの3種類があります。
それぞれの下塗り剤の特徴や使用方法を解説します。

シーラー

シーラーは、塗装する箇所の素材が塗料を吸収してしまうのを防ぐための下塗り材です。語源は英語の​seal(ふさぐ)が語源​で、多孔質材料の穴をふさぐ役割があります。

上塗り塗料の色ムラを防ぎ、塗装面の密着性を高める効果があり、美しく耐久性の高い外壁塗装には不可欠の下塗り剤です。

プライマー

プライマーとは、塗料を塗る際に最初に塗る下塗り剤の総称です。金属のような平滑な下地に多く使われます。下地材と上塗り材の密着性の向上、サビ止め、下地の強化などの効果があります

サーフェーサー

サーフェイサーは厳密には下塗りではなく中塗りにあたり、下塗りと上塗りの間に塗っておくことで、上塗りする塗料の仕上がりをより美しくするために用いられます。

サーフェーサーを使うと、下塗り材では隠しきれない凹凸をカバーし、塗装面の仕上がりを平滑で美しくすることができます。

下塗り剤を見てみる

塗装を補助するもの

塗装を補助するもの

続いて、塗装を補助するアイテムである「はくり剤」「との粉」「パテ」について解説します。それぞれの役割や使い方を知ることで、DIY作業がさらに楽しく、満足できる仕上がりになるでしょう。

はくり剤

はくり剤は、金属やガラス、プラスチックなどの表面に付着した塗装や塗膜、接着剤などを剥がす薬剤です。水系、アルコール系、塩素系などの種類があります。主に塗装前の下地処理や、塗装用具の洗浄に使用されます。

人の手で塗装や塗膜を剥がすのに比べて労力がかからず、素材を傷つける心配がないというメリットがあります。
塗料のはくり剤を見てみる

との粉

との粉(とのこ)は漢字では「​砥の粉」​と書き、砥石から出る粉を焼いて細かい粉末状にしたものです。家具の仕上げや、木製品の着色・目止めのほか、漆器などの塗り下地としても利用されます。

との粉を使って木材の細かな穴を埋めることで、表面が平らになり、塗料などの吸い込みを抑える効果があります。わずかな隙間にも入り込み凹凸を埋められるため、との粉を使うことで表面が平滑になり、美しい仕上がりになります。
との粉を見てみる

パテ

パテは柔らかい紙粘土のような材料で、壁や板の凹凸やひび割れ、溝を埋めるために使用されます。放置すると乾いて固まる特性があり、塗装面を平滑にして仕上がりを美しくすることができます。

DIYにおける塗料の選び方

DIYにおける塗料の選び方

塗装作業はDIYの楽しみの一つですが、塗料の選び方次第で仕上がりが大きく変わってきます。ここではDIYで使用する適切な塗料の選び方を解説します。

用途・素材で選ぶ

塗料の選び方の基本は、用途・素材に適した塗料を選ぶことです。例えば鉄製のフェンスに色を付けたいときは鉄部用塗料を選んだり、駐車場の薄くなったラインを引き直したいときは道路線引塗料を選ぶなど、何のために何の素材に対して塗装するのかを確認して、最適な塗料を選びましょう。

この記事で紹介した一覧をみれば、それぞれの用途・素材に合う塗料を簡単に見つけることができます。また、塗装する箇所の下地が乱れてたり、発泡性の外壁などに塗装したい場合は、下塗り剤や補助用品も活用しましょう。

作業環境で選ぶ

塗料を選ぶときは、作業する場所や季節などの環境も考慮する必要があります。例えば気温の低い冬に屋外で作業する場合、乾燥に時間がかかって塗膜が乱れやすいため、水性塗料の使用は適しません。

同じく梅雨の時期や雨の日など、湿度が高い環境で作業するときも、水性塗料の使用は適しません。一般的に、気温が5度を下回る環境と、湿度が85%を上回る環境では、水性塗料の使用は適さないとされています。

これらの作業環境で塗装をおこなうときは、短時間で乾燥する油性塗料を選ぶようにしましょう。

また、屋内や換気の悪い場所で作業する場合、油性塗料の使用は避けましょう。揮発した油性塗料の溶剤は強い臭気を発しており、頭痛やめまいなどの症状を引き起こす危険があります。このような作業環境では、水性の塗料を選んでみてください。

仕上がりのイメージで選ぶ

塗料を選ぶ際には、素材や用途に合った種類であることはもちろんですが、仕上がりのイメージも重要なポイントです。たとえば、木製品を塗装する場合、木目を活かした自然な仕上がりにしたいか、木目を隠して無機質な仕上がりにしたいかで、選ぶべき塗料は異なります。

希望するイメージに合わせて適切な塗料を選ぶことで、より理想的な仕上がりになるでしょう。

DIYで木材を綺麗に塗装するポイント

DIYで木材を綺麗に塗装するポイント

DIYで木材の塗装を美しく仕上げるためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。本章では、塗装作業をスムーズに進めるための養生、質の良い道具の選び方、そして木材の研磨方法をご紹介します。

塗装前に周りを養生する

DIYでの塗装前には、周囲をしっかりと養生しておきましょう。養生とは、塗装したい場所の周りをマスキングテープやシートで覆って保護する作業のことです。

養生作業により、予期せぬ塗料の飛散や、意図しない場所への塗料の付着を防ぐことができ、綺麗な仕上がりになります。

良質な道具をそろえる

塗装作業において、塗料の選び方はもちろん大切ですが、適切な道具を選ぶことも重要です。とくに、ブラシやコテバケ、ローラーなどの基本的な塗装道具は、品質にこだわることで作業効率や仕上がりの質が大きく変わります。

安価な道具では塗りにくいほか、ブラシの毛が抜けてしまうなどのトラブルが生じることもあります。良質な道具を選び、スムーズな作業と美しい仕上がりを目指しましょう。

塗る前に木材を研磨する

塗装前の木材の研磨は、美しい仕上がりを追求するうえで欠かせない工程です。紙やすりやサンドペーパーを使用して、木材の表面を滑らかにすることで、塗料が均一に伸び、ムラなく仕上がります。

また、研磨する際は、強く研ぎすぎると木材を傷つけてしまうおそれがあるので、木目の方向に沿ってやさしく研ぐことがポイントです。丁寧な研磨作業によって、塗装後の仕上がりが一段と良くなり、長持ちする塗装面を実現できます。
木材塗装のやり方は以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
DIYの木材塗装のやり方は?塗料の選び方と塗装手順、失敗しないためのポイント

適切な塗料を選んでDIYに挑戦しよう!

適切な塗料を選んでDIYに挑戦しよう!

DIYで使用する塗料には、合成樹脂塗料から特殊塗料まで多くの種類があります。種類ごとにメリットとデメリットがあるため、用途や仕上がりのイメージに合わせて最適な塗料を選ぶことが大切です。

とくに、水性塗料と油性塗料の違いを理解し、それぞれの特性を活かすことで、理想の仕上がりを追求できます。
また、塗装をおこなう際には、下塗り剤や塗装補助道具もうまく活用すると、より綺麗な仕上がりになるでしょう。

本記事を参考に、自分だけの素敵なDIY作品を作り上げてみてください。

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