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ブルーベリーの育て方とポイント!初心者でもできる収穫までの方法

ブルーベリーの育て方とポイント!初心者でもできる収穫までの方法

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ブルーベリーは、かわいらしい花や実を付けるだけでなく収穫する楽しみもある果樹のひとつ。秋には紅葉も楽しめます。ブルーベリーは管理の手間が比較的少ない植物なので、初心者の方でも手軽に育てられます。

しかし、植える品種や本数などを間違えて植えてしまうとブルーベリーの実が付かないかもしれません。ブルーベリーの品種選びから正しい植え付け方、収穫までの育て方のポイントを紹介します。

新鮮なブルーベリーを自宅で育てて楽しみたいという方はぜひ参考にしてみてください。

ブルーベリーの基本情報

ブルーベリーの基本情報

ブルーベリーは、夏に実を付ける果樹のひとつで、プランター(鉢植え)でも育てることができ、地植えにしても大きくなりすぎずコンパクトに育てられるのが魅力です。採れたての実は鮮度や栄養価も高いため、自宅で育てるメリットが大きい果樹と言えるでしょう。

ブルーベリーの基本情報について見ていきましょう。

科名 ツツジ科
属名 スノキ属
和名 ブルーベリー、ヌマスノキ、アメリカスノキ
英名 blueberry
学名 Vaccinium spp
原産地 北アメリカ
開花期 4~5月
花色 白、ピンク
収穫時期 6~9月
耐寒性 あり(-10度~-20度)

ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属の落葉低木(低木果樹)です。北アメリカが原産で大きく2つの品種に分けられます。次にブルーベリーの種類と育て方をご紹介するので、お住まいの地域に合った品種を選ぶのがおすすめです。

ブルーベリーの種類

ブルーベリーの種類と育て方

ブルーベリーの種類と育て方について紹介します。

現在、国内で販売されているブルーベリーの品種は約100種類ほど。「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」の2つに分類されており、ハイブッシュ系の中でも「サザン・ハイブッシュ系」と「ノーザン・ハイブッシュ系」に分けられます。

ブルーベリーは品種によって耐暑性と耐寒性が異なるため、地域に合った品種選びが上手に育てるためのポイントのひとつです。

北関東~北海道までの寒い地域では「ノーザン・ハイブッシュ系」
関東〜沖縄までの暖かい地域では「サザン・ハイブッシュ系」又は、寒冷地以外で比較的環境を選ばずに栽培できる「ラビットアイ系」から選ぶと良いでしょう。

ハイブッシュ系とラビットアイ系のそれぞれの特徴と品種について紹介します。

ハイブッシュ系

ハイブッシュ系は、味が良く大玉になりやすい系統のブルーベリーです。ハイブッシュ系はさらに「ノーザン・ハイブッシュ系」と「サザン・ハイブッシュ系」に分けられます。

・ノーザン・ハイブッシュ系の特徴

  • 寒さに強いが暑さに弱いため、寒冷地での栽培がおすすめの系統。
  • 栽培地域:北関東~北海道
  • 耐寒温度:-20度
  • 代表品種:ブルークロップ、ブルーチップ、デューク、ダロウ、ウェイマウス

・サザン・ハイブッシュ系の特徴

  • やや寒さに弱く、暖かい地域での栽培がおすすめの系統。
  • 栽培地域:関東~沖縄
  • 耐寒温度:-10度
  • 代表品種:オニール、ジュエル、サンシャインブルー

ラビットアイ系

ラビットアイ系は暑さや乾燥に強く、成長も早いですが、耐寒性が低いため暖地向けの品種です。
実が熟す前に、うさぎの目のように赤く色付くことが名前の由来です。

・ラビットアイ系の特徴

  • 栽培地域:北関東~沖縄
  • 耐寒温度:-10度
  • 代表品種:ホームベル、ブライトウェル、ティフブルー

また、ラビットアイ系のブルーベリーは実を付けるための受粉を自分自身でしにくい傾向があります。ラビットアイ系を植えたい場合には、同じラビットアイ系の中から異なる品種を2本以上植えて育てるようにしましょう。

ブルーベリーは2本以上植え付けるのがポイント

ブルーベリーは通常、自家受粉には適していないため、2本以上の品種を植え付けることがポイントです。

また、2本以上植える場合には同じ系統の中から異なる品種を選ぶ必要があります。ブルーベリーを購入する際には、系統や品種名のラベルが付いている木を選ぶか、自分でラベルをつけるなどして、植え付けた後も分かるようにしておきましょう。

ラビットアイ系は基本的に2本以上を植えるのがおすすめですが、ハイブッシュ系の一部には1本でも実が付きやすい品種もあります。

品種選びで迷った時には、ホームセンターなどお近くの販売店へ相談してみて下さい。

Tips
市販されている実つき苗から育てる場合、1年目は受粉させなくても実がついているので、1本で育てても問題ありません。1年目の収穫後、2本目の購入を検討してみてください。

ブルーベリーの育て方

ブルーベリーは2本以上植え付けるのがポイント

ブルーベリーの育て方について、土づくりから収穫まで詳しく紹介します。

ブルーベリーは、酸性土壌を好むため植え付け前の正しい土づくりが重要なポイント。また、日当たりのいい場所を好むため、植える場所についても事前に確認しておきましょう。

比較的コンパクトに育つブルーベリーは、プランター(鉢植え)でも地植えでも育てられます。それぞれの育て方のコツについても紹介していきますので、育てる環境に合わせてチェックしてみて下さい。

育て方その1:土作り

地域に合った健康な苗木を入手したら早速植え付けていきましょう。

ブルーベリーは酸性の土を好むため、適切な土作りが健康に育てるためのポイント。一般的な植物は弱酸性〜中性の土を好むのに対してブルーベリーはやや酸性の強いPH5.0前後の土が適しています。

プランター(鉢植え)と地植えそれぞれの土作りの方法を見ていきましょう。

プランターの土作り

プランター(鉢植え)の場合は、市販されている「ブルーベリーの土」を使用するのがおすすめ。酸度が調整されているだけでなく、ブルーベリーに合わせた土の配合がされているため初心者の方でも安心して使えます。

また、ブルーベリーの土の下には鉢底石を入れ、水やりをした時の水はけを良くしておきましょう。

地植えの土作り

地植えにする場合は、植え付ける前に「PHが調整されていないピートモス」を混ぜこんで酸性の土にしておきましょう。ピートモスを混ぜこむのは、ブルーベリー1本に対して20〜30Lが目安です。

販売されているピートモスは乾燥しているため、しっかりと水分を含ませてから混ぜることがポイントです。また、ブルーベリーの根は浅く横に広がるため、土がかたい場合には周りの土もしっかり耕しておくと良いでしょう。

ピートモスが無い場合は、プランターと同じくブルーベリー用の土を使って問題ありません。

育て方その2:植え付け

ブルーベリーの植え付けは、真冬を除いた10月〜3月頃が適期。植え替えは11月又は3月に行うと良いでしょう。

ただし、北海道など寒さが厳しい地域では秋の植え付けは枯れる原因になる可能性があります。関東〜沖縄までの暖かい地域では10〜11月、北関東〜北海道までの寒冷地では2〜3月中旬頃を目安に植え付けを行うのが安心ですよ。

また、プランター(鉢植え)と地植えそれぞれの植え付けの方法とポイントを紹介します。

プランターへ植え付ける

プランター(鉢植え)で育てたい場合は、まず苗よりもひと回り大きな鉢を用意しましょう。素焼き鉢(テラコッタ)でもよく育ちますが、植え替えがしやすいのは軽くて扱いやすいプラスチック製のプランターです。

植え付けの手順は、

  1. 鉢底のネットを敷き、鉢底の石を3cmほど入れる
  2. ブルーベリーの土を入れる
  3. 根を軽くほぐした苗木を中心に置く
  4. 高さ調整をしながらすき間を埋めていく
  5. たっぷりと水やりをする

植え付けのポイントは、プランターから用土を低くしてウォータースペースを3cmほどつくること。また、植え付け後は鉢底から水がしっかり流れ出るくらいを目安にたっぷりと水やりをして苗と土のすき間を埋めます。

庭に植え付ける

庭へ植え付ける場合は、外気温などの影響をそのまま受けるため、まず植え付け時期に注意しましょう。厳しい寒さや暑さを乗り越えるためには、成長期の春にしっかり根を付けておくことが簡単に育てるためのコツです。

また、植え付ける前には「地植えの土作り」を参考に、ピートモスなどで土作りをしておきましょう。

庭へ植え付ける手順は、

  1. 深さ30cm以上、直径50cm程度の穴を掘る
  2. 根を軽くほぐした苗木を中心に置く
  3. 高さ調整をしながらすき間を埋めていく
  4. 転倒防止の支柱を立てる(根付くまでの1年目)
  5. たっぷりと水やりをする

庭へ植え付ける時は、根が付くまでの1年目は風で倒れないように支柱を立てると安心です。また、乾燥を防ぐためにバークチップなどで覆うと見た目もおしゃれになりますよ。

育て方その3:肥料

肥料を与える3つのタイミングと理由について見ていきましょう。

  • 植え付け時に与える「元肥」は、苗木を植え付ける時に与える肥料。化成肥料に加えて堆肥や有機肥料を与えます。
  • 成長期に与える「追肥」は、「芽出し肥」とも言われ収穫前に与える肥料。5〜6月を目安に化成肥料を与えます。
  • 収穫後に与える「お礼肥」は、実に養分を取られた後の弱った木に与える肥料。収穫を終えてから9月までを目安に化成肥料を与えます。

ブルーベリーは肥料がなくても育ちますが、おいしい実をたくさん収穫するためには栄養も大切。ただし、ブルーベリーは肥料を与え過ぎる「栄養過多に弱い」です。肥料は与えすぎに注意し、用量を守って与えましょう。

また、通常の肥料を与えると土の酸度が変わってしまうことがあるので、ブルーベリー専用の肥料を与えてください。

育て方その4:水やり

ブルーベリーは、乾燥に弱い性質がある一方で湿った環境では根腐れを起こしやすい特徴があります。また、成長期の春〜夏は水を欲しがりますが、休眠期である秋〜冬は水のやりすぎに注意しましょう。

プランター(鉢植え)と地植えでは水やりの頻度が異なるため、それぞれのポイントを紹介します。

プランターへの水やり

プランター(鉢植え)の水やりは、「土が乾いたらたっぷり」が基本。春〜夏の成長期は気温も高く土が乾燥しやすいため、毎朝1回を目安に水やりをしていきましょう。

夏の時期は、夕方にも確認して乾いていれば水やりをします。秋〜冬の休眠期は徐々に水やりを減らしていき、土が乾いたら与えるようにしましょう。

地植えへの水やり

地植えの水やりは、根が付いてしまえば与える必要はありません。ただし、植えたばかりでまだ根付いていない期間は、毎日の水管理が大切。水やりをする時には、表面だけでなくしっかりと土に染み込むようにたっぷり与えるのがポイントです。

厳しい暑さの夏は朝と夕方にも土が乾いていないか確認してあげましょう。また、秋には水やりが不要な日も増えてきますが、冬の12月や2月の雪が少ない時期は乾燥に注意して下さい。

地植えの場合根付いてしまえば2年目からの水やりは必要ありませんが、雨が降らない夏場など乾燥が気になる場合には涼しい時間帯に水やりをし、バークチップなどを敷いて乾燥を防ぐと良いでしょう。

育て方その5:摘心

ブルーベリーの収穫量を増やすための作業に「摘心」があります。摘心とは、枝先を切り取り、わき芽を出して枝の本数を増やす方法です。枝の本数が増えればブルーベリーの花もより多く付き、収穫量アップにつながります。

摘心の時期は5〜6月が適期。7月以降に行うと、既に翌年の花芽が形成されている部分を切り取ることになるため注意しましょう。

摘心の手順は、

  1. 20cm以上伸びている緑色の新しい枝先を選定する
  2. 枝先から1/3ほどを切り取る(※残る枝の1番上の脇芽が株の外側(外芽)であることを確認する)

敵心をして残した枝の1番上の芽が伸びて枝になっていくため、株全体のバランスが悪くならないかをイメージすることがコツです。

育て方その6:人工授粉

おいしい実を付けるためには、花が咲いた後に「受粉」することが大切。しかし、ブルーベリーは自分で受粉をする「自家受粉」が苦手な性質を持っています。

実付きが悪い場合には「人工授粉」をして確実に受粉させていきましょう。人工授粉の方法は、トレーに採取した花粉を筆などに付け、別の花へ付けることで受粉ができます。ただし、ラビットアイは自家受粉で実を付けることが難しいので、2本立てで育てましょう。

ブルーベリーは品種によって実の付きやすさも異なります。1本でも実が付きやすい品種を選んだり、2本以上を一緒に植えたりすることで解決できる場合もあります。

育て方その7:剪定

ブルーベリーの剪定は休眠期の12〜2月が適期。剪定を行うことで、収穫量を増やすことにつながります。

剪定のポイントは、株全体の日当たりをよくすること。また、風通しがよくなるように整えてあげることです。古くなった枝、細い枝、上に伸びすぎた枝、横に広がりすぎた枝、絡み枝、などを切り取っていきましょう。

また、夏の6〜8月も剪定が可能です。根元から出ている小さな枝(ひこばえ)や実が付かなくなった古い枝や新芽が出なかった枝(枯れ枝)を切り取っていきましょう。

わさわさと葉が茂っている時期は、剪定をしたくなりますがブルーベリーの翌年の花芽が形成されるのは8〜9月頃です。7月以降に剪定をする際には、翌年の花芽を切り取ってしまわないように注意しましょう。

育て方その8:収穫

ブルーベリーの収穫時期は、ハイブッシュ系が6〜7月、ラビットアイ系が7〜8月と品種により異なります。同じ系統の中で収穫時期を少しずらして品種を選ぶのも良いでしょう。収穫の目安は、見た目が濃い青色になってから5日程度。実を軽く引っ張ってみてすぐに離れたら完熟した証拠です。

ブルーベリーは栄養価が高い果実としても知られています。自家栽培できれば自分で収穫したフレッシュなブルーベリーを食べる喜びを味わえますよ。

ブルーベリーを挿し木で増やす方法

ブルーベリーを増やす方法

ブルーベリーの増やし方は「挿し木」が一般的です。挿し木の枝は、剪定で切った枝の中から太くて真っすぐに伸びているものを選びましょう。

ブルーベリーの挿し木の手順は、

  1. 花芽が付いた部分を切り10cmほどの挿し木をつくる
  2. 土に入れる根元の部分を斜めに切る
  3. 平鉢に鉢底石とピートモスを入れた土をつくる
  4. 5cm間隔で葉芽が2カ所くらい隠れる深さに挿す

1本ずつ育てたいという場合は、ポットにピートモスと鹿沼土を混ぜた土に1本ずつ挿しても良いでしょう。挿し木をした後は、半日陰におき低温と過湿に注意しながら管理をします。

1ヶ月ほどで新芽が出てきたら挿し木が成功した合図。新芽が出た後、発根までは3ヶ月ほどかかるため挿し木を不用意に触らないように根が出るまで見守ってあげましょう。

ブルーベリーの害虫・鳥・病気対策

ブルーベリーの害虫・鳥・病気対策

ブルーベリーは病害虫にかかりにくく強健な性質です。しかし、病害虫にかかると木が弱り、花が付かなくなるなど収穫を楽しめない可能性があります。

健康的に育ったブルーベリーは病害虫にかかりにくくなりますが、せっかくの実が全て鳥に食べられてしまうことも。ブルーベリーの収穫を楽しむための対策をしていきましょう。

害虫対策

ブルーベリーに付く害虫は、コガネムシ、コウモリガ、ハマキムシ、カイガラムシ、シンクイムシ、イラガなど。これらの害虫は、ブルーベリーの枝や葉、実を食べてしまいます。

害虫を見つけたらなるべく早く取り除きましょう。殺虫剤をまくと実にも付いてしまい、その年は食べられなくなってしまうため、害虫の大量発生を未然に防ぐことが大切です。

害虫が寄り付く原因は、ブルーベリーの実の甘い匂いと湿気の2つ。

ブルーベリーの実が落ちたら取り除き、株の根元は雑草を抜いてスッキリとさせておくことがポイントです。また、冬と夏の剪定で不要な枝を取り除いて風通しを良くして害虫が好む環境にならないように対策しておきましょう。

鳥対策

甘いブルーベリーの実は、鳥も大好きです。ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、カラスなどがブルーベリーの実を目当てに飛んでくることがあります。

鳥から守るための対策としては防鳥ネットが基本。ネットの網目は小さな鳥も入れないように2cm以下のサイズを選びます。実が付き始めたら支柱を立てて防鳥ネットを張り、鳥が侵入しないように対策しておきましょう。

病気対策

ブルーベリーの病気には、灰色かび病、マミーベリー、枝枯れ病、などがあります。病気を見つけたら周りに広がらないようになるべく早く切除し、殺菌剤を散布しましょう。

水はけは悪くないか、枝や葉が混み合っていないか、植える場所の風通しが悪くないか、などを確認してみましょう。健康的に育ったブルーベリーは、病気にも強くなります。剪定や肥料を行い、元気なブルーベリーに育てていきましょう。

ブルーベリーの育て方は簡単!ポイントをおさえて収穫を楽しもう

ブルーベリーの育て方は簡単!ポイントをおさえて収穫を楽しもう

ブルーベリーの品種や育て方、収穫するまでについて紹介しました。ブルーベリーは、初心者の方にも簡単に育てられるおいしい果樹です。

地域に合った品種を選び、ブルーベリーに合った土作りが簡単に育てるためのポイント。適切な植え付け、手入れを行うことで、おいしいブルーベリーを毎年収穫できるでしょう。

ぜひ、自宅の庭やベランダでブルーベリーの栽培に挑戦してみて下さい。フレッシュで甘酸っぱい実を味わえる喜びは格別です。ブルーベリーの入荷時期や品種選びについては、お近くの店舗までお気軽にご相談ください。

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