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自宅の観葉植物が伸びすぎたら剪定を!|剪定後のお手入れの方法もあわせて解説

自宅の観葉植物が伸びすぎたら剪定を!|剪定後のお手入れの方法もあわせて解説

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家のリビングや寝室に緑のいろどりを加えてくれる観葉植物は、部屋の景観を向上させます。しかし、お手入れをしないと伸びすぎたり、環境が悪いと枯れてしまうことも。

今回は、枯れないように小まめにお水や栄養を与えていて、伸びすぎてしまった観葉植物のお手入れ方法を解説していきます。

観葉植物はどこまで伸びたら「伸びすぎ」?

観葉植物はどこまで伸びたら「伸びすぎ」?

枯れないように大事に育てている観葉植物が成長してきた際に、どれくらいの大きさになったら「伸びすぎ」なのかを判断する基準はなんでしょうか?

まず挙げられるのは、置いているスペース(リビングや寝室の一角など)からはみ出しそうになった場合です。元々そのスペースに問題なく置いておけていたのに、移動の邪魔になるようであれば、お手入れの必要性が出てきます。

観葉植物の成長の仕方も様々なため、縦に伸びるものもあれば、横に枝を伸ばすものも。同じ種類の観葉植物でさえ、株ごとに同じ伸び方はしないので、見た目のバランスが悪くなったと感じた場合もお手入れの必要性が出てきます。

伸びすぎてしまった観葉植物は剪定する

伸びすぎてしまった観葉植物を剪定する(切り方やお手入れ方法)

大切に育てている観葉植物が伸びすぎてしまっているが、枝や葉っぱなどを切ってしまうのはかわいそう、と感じる方も少なからずいるでしょう。
しかし、適切な剪定をしないと植物にとっても悪影響が出てしまいます。

ここでは、なるべく植物に負荷がかからないように、適切な剪定の仕方やコツを解説していきます。

剪定の仕方

剪定の仕方

剪定する際に、まず用意するものはハサミです。剪定用に適しているハサミは

  • 剪定バサミ
  • 花切りバサミ
  • 園芸用はさみ

が挙げられます。

文房具店などで購入できるハサミは紙などの薄いものを切ることに長けているので、なるべくホームセンターなどで植物用のハサミを利用するようにしましょう。しっかりと枝を切れないと無駄に観葉植物を傷つけたり、ご自身が思わぬ怪我をすることになる可能性もあります。

ハサミを用意できたら、刃先を熱湯、もしくはアルコールなどで殺菌消毒してください。刃先にバイ菌が付着していた場合に、観葉植物の枝の切り口から雑菌が侵入してしまうことを防ぎます。

観葉植物を剪定する場所の決め方に関しては、

  1. 枯れ始めている、元気がない(下を向いてしまっている)枝
  2. 成長点の少し上のポイント

があります。
元気がない枝を切る際には、無闇に切るのではなく、観葉植物の種類に合わせて、切るポイントを見極めましょう。

成長点は、芯の真ん中あたりにある少し膨らんだ箇所を指します。新芽の成長を促す役割があるので、成長点より上を切ることで新芽の成長を阻害することなく剪定できます。

観葉植物の選定は春から夏ごろに行う

剪定時のコツと注意点

指よりも細い枝や葉の根元などを剪定する際には、さほど力は必要なく切り進められるので問題はありませんが、多少太い部分を切る際には注意が必要です。

力んだ拍子に怪我をしたり、植物を無駄に傷つけないように気を付けてください。

観葉植物の種類にもよりますが、植物の成長が盛んになる春から夏ごろに剪定を行うのがおすすめです。

梅雨の時期の剪定はとくに注意

剪定の仕方でハサミを殺菌処毒することを推奨しましたが、梅雨時期などは湿度が高く、室温が高いので、空気中にも雑菌が多く繁殖している可能性があります。剪定後の切り口から雑菌が侵入しやすい環境のため、殺菌剤などの準備をしてください。
慣れていない方は、梅雨時の剪定は避けたほうが安心です。

剪定後の切り口のケアやお手入れ方法

剪定後の切り口のケアやお手入れ方法
観葉植物を剪定し終えたら、種類によっては白い液が出てきます。この液が自然に乾くのを待ちましょう。白い液が肌に付着するとかぶれてしまう恐れもあるので、無闇に触らないようにしてください。

お部屋の環境としては、なるべく日が当たる場所に観葉植物を置いてあげてください。新芽に日を与えることで、観葉植物がより元気になります。ただし、直射日光に晒しすぎると葉が日焼けする場合があるので、レースカーテンなどで適度に日差しをさえぎるようにしてください。

水などは普段と変わらずに土が乾いたら上げる程度にし、水を与えすぎないようにしてください。

観葉植物が伸びすぎると様々な悪影響が出る

観葉植物が伸びすぎてしまうことで起こる弊害|剪定の必要性

自宅やオフィスのスペースを邪魔しない程度であれば、「伸びすぎ」を気にしないこともあるかもしれません。しかし、植物にとって剪定自体が重要な場合があります。

剪定せずに観葉植物を放っておくとどのような弊害があるのでしょうか?

病害虫が発生しやすい

葉っぱを多くつける観葉植物(パキラ、カジュマルなど)にありがちなのが、葉っぱが多すぎるために、蒸れて病害虫が発生しやすくなるケースです。

葉っぱを多くつけた状態にすると、風通しが悪く、蒸れてしまい、虫やカビなどが発生しやすくなります。

植物にとっても清潔な状態を保つためには、定期的な剪定が必要です。

植物の病害虫については以下の記事でも解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
植物の病気対策のやり方|観葉植物や家庭菜園に使える予防法・対処法を解説

栄養が行き渡らない

観葉植物に限らずですが、植物は、枝葉に均等に栄養を送ります。枯れかけた枝葉、元気がない枝葉にも同様に栄養を送り続けてしまうので、元気な枝葉に栄養が行き渡りづらくなり、全体的に栄養が行き渡らない状態になってしまう可能性があります。

そのため、不必要な部分を剪定することで、観葉植物を長く元気に育てられるようにしましょう。新芽部分に栄養が行き渡ることで、丈夫な枝葉が成長します。

観葉植物が景観の邪魔をしてしまう

観葉植物は予想通りに成長するとは限りません。縦に伸びて欲しいのに、横に伸び続けてしまうなど。そこで、しっかりと必要な枝、不必要な枝を見極めて剪定することで、観葉植物の成長を見届けつつ、理想に近い形を保つようにしましょう。日頃から観葉植物をよく観察し、愛情を持って育てることが大切です。

まとめ

景観をよくするはずの観葉植物が、かえって景観を邪魔してしまわないように、定期的なメンテナンスが必要です。大事に育てた植物の枝を切ることを躊躇ってしまうかもしれませんが、伸びすぎてしまった観葉植物にとっては、剪定が健康維持に繋がります。

枝を切ることはさほど難しい作業ではありませんが、怪我や植物を無駄に傷つけないように手順などを守って剪定してみてください。

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