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猫よけに適した植物は?ハーブ栽培で庭や畑を守ろう

猫よけに適した植物は?ハーブ栽培で庭や畑を守ろう

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庭や畑で花や野菜を育てるとき、気になるのが虫や動物の存在。とくに猫は一度その場所を気に入ると、長く居座ってしまいがちです。そこで本記事では、大事な花や野菜を守るために、猫が苦手な植物である「ハーブ」の栽培と、その他の主な猫よけ対策について紹介します。

ハーブ栽培を楽しみながら、猫を傷つけることなく手軽に理想の環境作りができるのでおすすめです。

猫が庭や畑を好む理由

家庭菜園などに猫が!猫が畑などを好む理由
猫は縄張り意識が強くて行動範囲も狭いので、一度居心地の良い場所と決めたら離れません。天気の良い日であれば、日向ぼっこやトイレをしながら気ままに過ごす姿が見られるでしょう。

とくに、やわらかい土・砂・芝生などが揃う場所はくつろぐ環境として最適。また、基本的に人やほかの動物が居ないので、静かに過ごすことができるのも嬉しいポイントです。
そのため、猫にとって庭や畑のような場所は、日常的な居場所として非常にぴったりな場所といえます。

猫よけ用に育てられる植物|家庭菜園でハーブを栽培

猫よけ用に育てられる植物|家庭菜園でハーブなどを栽培
大事な花や野菜を育てる場所では、なるべく目立たないアイテムや方法を利用して猫よけをしたいと考える方が多いでしょう。そこで紹介したい方法が「猫が苦手な植物の栽培」です。

とくにおすすめなのは、猫にとって不快に感じる匂いが多いと言われているハーブ。庭や畑の一角で栽培を楽しみつつ、手軽に猫よけを試してみてはいかがでしょうか。

ローズマリー

ローズマリー
非常に香りが強いため料理の臭み消しとしてもよく用いられる「ローズマリー」は、猫がとくに嫌がるハーブのひとつです。成長すると花を咲かせたり料理に使うことができたりと、栽培そのものも楽しみやすく、初心者にも育てやすい品種。植える場所は日当たりや風通しの良い場所を選び、湿気を避けるようにしてください。

また、初めての方は種ではなく苗の状態から育てるとスムーズに栽培を楽しむことができるでしょう。

ゼラニウム

ゼラニウム
強烈な香りを放つ「ゼラニウム」は、虫よけとしても効果があると言われています。

開花期が3月から12月頃までと、長い期間美しい花を楽しめる点が魅力です。過度な湿気に気を付ければ、あとは比較的育てやすいためハーブ栽培の初心者にもおすすめ。真夏は西日の当たらない場所、梅雨時期には軒下など、適切な環境を選んであげることで順調に育ちます。

 

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レモングラス

レモングラス
「レモングラス」はハーブティーや料理にもよく使われる、人気の高いハーブです。5月頃に苗が出回るようになるため、栽培を考えている方はこのタイミングを逃さないようにしましょう。

熱帯地域が原産であるため寒さに弱く、冬場の気温は5度以上を維持しながら育てなければいけません。また、鉢植えで育てる際には適度な水やりやハーブ用の肥料が必要ですが、地植えの場合は水や肥料はほとんど不要と、植え方次第で育て方が異なるのも特徴です。

どくだみ

どくだみ
とにかく豊富に栽培したいと考える方には「どくだみ」がぴったりです。日当たりや風通しによって草丈や葉の大きさなどは差が出るものの、場所を選ばずにどんな環境でもよく育ち、とにかくよく増えます。庭や畑に直接植える場合は水やりや肥料もほとんど必要がなく、病気や害虫の被害も少ないハーブであるため育てやすさも抜群です。

しかし、放っておくと増えすぎてしまう可能性があるので、定期的に間引きや株分けなどを行うようにしましょう。

バラ

バラ
ハーブではありませんが「バラ」の栽培も猫よけへの効果が期待できます。
バラがもつ無数のトゲは猫よけのアイテムとして紹介した「トゲのついたシート」に近い役割を果たすため、猫が近寄りにくい環境を作ることができるでしょう。植える場所を工夫すれば、猫よけをしながら庭や畑のレイアウトも楽しめます。

また、何より開花時には美しく色鮮やかな花を見ることができるので、万が一猫よけの効果を実感できなくても育てる価値が高くておすすめです。

 

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タイム

タイム
豊富な品種がある「タイム」も、猫が苦手とするハーブと言われています。

開花期や育て方は種類によって異なるので、栽培時には事前に育て方をよく確認するようにしましょう。比較的乾燥した気候を好むため、日当たりや風通しがよく水はけの良い場所を選んで育ててください。鉢植えでは、生育促進のため定期的に肥料を与える必要があります。また、高温多湿になりやすい夏の時期はとくに様子を気に掛け、花がら取りや刈り込みを行うのがポイントです。

柑橘類

柑橘類
忌避剤にもよく使われている「柑橘類」は、猫にとってとくに刺激が強く敏感に反応しやすい匂いです。広い敷地で猫よけをする場合には、忌避剤や柑橘の匂いを加えた水を撒く方法のほかに、実際にみかんやレモンなどを栽培する方法もあります。

立派に育てることができれば、美味しく食べられてお得感のある猫よけ方法のひとつ。実や皮から漂う匂いに反応するため、栽培が難しい場合は皮を細かくちぎって設置しておくだけでも良いでしょう。

Tips
柑橘類の皮に含まれるリモネンは、猫の肝臓では分解することができず、猫にとって有害な物質です。そのため、猫は柑橘類の臭いを本能的に避ける傾向があります。

 

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その他の主な猫よけ対策

その他の主な猫よけ対策
植物以外で庭や畑に猫が近寄らないようにするためには、まず忌避剤や囲いなどを利用する方法があります。猫よけに役立つアイテムは、ホームセンターや自宅にあるもので簡単に揃えることが可能です。

手軽に試せるものから挑戦し、様子を見てみてはいかがでしょうか。もちろん猫への安全性が高くて傷つけることのない方法ばかりなので、安心してください。

忌避剤を利用する

「忌避剤」とは、虫や動物などを近づけたくないときに使う薬剤のことです。ホームセンターやスーパーなどで手軽に購入できる既製品から、自然物や植物を利用して自作するものまで、忌避剤にもさまざまな種類があります。

対象の生き物によって有効な成分は異なるので、使用する際にはしっかり確認をするようにしましょう。今回は、猫への効果が期待できるものに注目して解説していくので、忌避剤の選び方や作り方の参考にしてみてください。

ホームセンターで購入できるもの

猫への効果が期待できる市販の忌避剤は、主にペットショップやホームセンター・薬局などで購入することができます。とくに、ホームセンターにて園芸用肥料として販売されている「木酢液」や「竹酢液」などが、一番手軽に手に取りやすい商品なのでおすすめです。

猫は刺激性が強い匂いを嫌う傾向にあります。そのため、猫が住みついているエリアや近づいてほしくない場所に忌避剤をスプレーをしたり、液を染み込ませたスポンジや布を設置したりしましょう。ただし、忌避剤は雨や風などの影響を受けやすいため、定期的な散布・交換が必要となります。匂いがするところを「嫌な場所」と認識するまで、何度も繰り返して忌避剤を利用することが重要です。

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自然物や植物

自然物や植物
自然物や植物など、身近なものを利用して忌避剤を手作りすることもできます。家庭にある「食用酢」を薄めて市販の忌避剤のように利用したり「ニンニク」や「唐辛子」などの匂いが強いものを細かく刻んでネットに吊るしたりと、使える素材は豊富。「コショウ」や「カレー粉」などの香辛料も猫によっては苦手と感じるのでおすすめです。

また、みかんやレモンなどの「柑橘類」の皮や香りも効果が期待できます。

長期間同じ方法を続けると猫が匂いに慣れてしまう可能性があるので、時折匂いの種類を変えながら工夫して実践すると長持ちしやすくなります。

囲いや猫が嫌がる構造にする

囲いや猫が嫌がる構造にする
囲いや障害物などを設置して、猫が近寄れない環境を作る方法もおすすめです。ホームセンターや園芸店などで購入できる「トゲのついたシート」や「金網・柵」を利用して庭や畑の周りを囲う方法などは、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

ほかにも、猫の苦手なものとして有名な「水」や「炭粉」などを撒くのも方法のひとつです。踏んだときの感触や音が苦手とされる「アルミホイル」を敷いてみたり「大きな石」や「割り箸」などを組み合わせて障害物を増やしたりと、工夫次第で多くの方法があります。

誰もが一度は耳にしたことがある「水を入れたペットボトル」の設置は、火災の原因となり危険なのでやめましょう。

猫の追い払い方

工夫を凝らしてさまざまな対策を行っても、どうしても猫が寄ってきてしまうこともあるでしょう。その場合は、一時的に猫に警戒心を与えて追い払う方法があります。

まず手軽に試せるのは、猫の苦手な「水」をホースや水鉄砲・センサー感知式の散水機などを利用して近くに撒く方法です。その際、柑橘類をはじめとした猫の苦手な匂いを含ませるとより効果が期待できます。なるべく気付かれないように、さらに猫の身体に直接水を当ててしまわないように気を付けてください。
また、近づくたびにブザーの音や超音波を発生させる器具も、猫によっては効果があります。

植物を植物で守る(まとめ)

本記事では、手塩にかけた花や野菜を守るため、猫が近寄りにくい環境作りの方法を紹介してきました。お店や自宅にあるもので手軽に試せる便利アイテムや追い払い方など、さまざまな方法がありましたが、今回とくにおすすめしたいのは猫が苦手とする植物の栽培です。

植物を守るために植物を育てることで庭や畑も賑やかになり、新たな栽培の楽しさを知ることもできるでしょう。気になるハーブや植物があれば、ぜひ一度栽培に挑戦してみてください。

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