コーナンTips 園芸 パンジーが咲く季節は冬?開花の時期と上手な育て方を詳しく解説 パンジーが咲く季節は冬?開花の時期と上手な育て方を詳しく解説 園芸 クリップボードにコピーしました パンジーが咲く季節は冬?開花の時期と上手な育て方を詳しく解説 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました かわいらしい見た目と豊富な花色が魅力的なパンジーは、冬の花壇には欠かせない草花のひとつ。開花期間が長く、秋から翌年の春まで楽しめます。 この記事では、パンジーの流通時期や開花のタイミング、そして上手な育て方について詳しく解説します。 パンジーは毎年新しい品種が出るほど人気の花で、秋にはさまざまな花色のパンジーがお店に並び始めます。とても育てやすく、初めてのガーデニングにもおすすめの花ですよ。 お気に入りのパンジーを育てて、花壇やお庭に彩りを与えていきましょう。 目次 パンジーが販売される季節苗の販売時期種の販売時期パンジーが開花する季節パンジーの上手な育て方育て方その1:植え方と場所育て方その2:水やり育て方その3:肥料育て方その4:花がら摘み育て方その5:種の収穫パンジーの育てるときの注意点と対策対策その1:病気と害虫ガーデニングの害虫対策!初心者でも簡単にできる方法を紹介対策その2:鳥パンジーに関するQ&AQ1:パンジーとビオラの違いは?Q2:パンジーの花言葉は?パンジーは季節をまたいで花を楽しめる パンジーが販売される季節 パンジーは、秋から冬にかけての寒い季節に流通する草花です。パンジーの苗は10月頃から入手できます。また、パンジーの種は通年販売されますが、種まきは8月後半から9月ごろに行います。 ガーデニングが初めての方であれば苗から育てる方が簡単ですが、種の流通量も多いため、栽培に慣れてきたらお気に入りの品種を種から育てる楽しみ方もおすすめです。苗と種それぞれの販売時期について見ていきましょう。 苗の販売時期 一般的に、パンジーの苗は10月頃から出回り始め、寒さが厳しくなる1月頃まで販売されますが、たくさんの花を咲かせる3月頃までは店頭に並んでいることもあるでしょう。 人気の品種や珍しい品種など、たくさんの種類から選びたい場合には秋の購入がおすすめです。夏の花壇の入れ替え時期なので、秋はほかの草花の流通量も多く、クリスマスに向けた寄せ植えなど、パンジーにあわせる草花の選択肢も広がりますよ。 種の販売時期 パンジーの種は年間を通じて販売されてます。種まきの時期は、一般的には夏の終わりの8月後半〜9月頃までです。夏の暑さが過ぎ、涼しくなってから種をまくといいでしょう。 パンジーは寒さに強い性質を持っていますが、寒さに耐えられるように秋の間にしっかりと成長させておくことも大切です。種をまく際には、必ず種袋に記載されている地域別の種まき時期を確認しましょう。 パンジーが開花する季節 パンジーは、秋から翌年の春まで花が咲く、開花期間がとても長い草花です。苗がもっとも多く流通する秋は、夏の暑さから解放された気候がパンジーに適しているため、夏の花との入れ替えでパンジーを選ばれる方も多いでしょう。 寒さにも強いパンジーは、庭や鉢植えなどさまざまな場所に植えて楽しめることも魅力です。ただし、極端な寒冷地では苗が凍って枯れてしまうこともあります。 春になって気温が上がり始めると、花数も多くなっていきますが、冬でもキレイな花を楽しみたいのであれば移動させやすい鉢植えがおすすめ。日当たりが良く、霜に当たらない屋根下などに置くと、よりたくさんの花を楽しめるでしょう。 パンジーの上手な育て方 パンジーは、花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットなどでも人気の高い花です。丈夫で育てやすく、種類も豊富なので、初心者から上級者まで多くのガーデナーに愛されています。 しかし、パンジーを育てる際には、押さえておきたいポイントもあります。適切な置き場所や水やり方法、肥料の与え方など、しっかりとした知識があれば、より簡単にたくさんの花を咲かせることができますよ。 パンジーの上手な育て方をご紹介します。 育て方その1:植え方と場所 パンジーは、日当たりと水はけの良い場所を好みます。日照時間が短いと花付きが悪くなるので、1日4時間以上の日光を確保できる場所で育てましょう。 パンジーを植える主な手順は以下のとおりです。 植える前に黄色になっている葉や枯れた花は取り除く 鉢植え(プランター)の場合は、鉢底石を入れて水はけを良くしておく 草花用の培養土を入れた鉢又は花壇に植え付ける たっぷりと水やりをする ポイントは、パンジーが成長した姿をイメージしながら植えること。植えるときには直径10cmほどのパンジーですが、成長すると大きくなるので、株間は10〜20cm程度あけて植え付けましょう。 乾燥や寒さが厳しくなる冬場は、マルチング(腐葉土などを土の表面に敷くこと)をおこなうと凍結などの被害を抑えることができます。 育て方その2:水やり パンジーの水やりは、鉢植えと庭植えの場合で異なります。 鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたら水が鉢底から流れ出るまでしっかりと水やりをしましょう。ただし、水を与えすぎると根腐れの原因となるので注意してください。 庭植えの場合は、植え付け時にたっぷりの水を与えたら、基本的にはその後の水やりは不要です。しかし、土が乾燥して葉がしおれてきてしまったら、水やりをしてあげましょう。 冬の時期は土が乾きづらいので、土の湿り具合を確認しながら水やりをすることがポイントです。また、寒い日の水やりは、夕方を避けて天気の良い朝~日中におこないましょう。 育て方その3:肥料 パンジーは、種をまいて花が咲いたら、1年以内に枯れていく「一年草」と呼ばれる草花。寿命が短い1年草は、より多くの子孫を残すために、種(花)を多く付けようとする性質があります。 花を咲かせると体力を消耗するため、栄養となる肥料を与えてパンジーの花をより多く咲かせていきましょう。 肥料を与えるタイミングは、基本的に以下の2回です。 元肥(もとごえ):植え付け時に、土に化成肥料を混ぜこみます 追肥(おいごえ・ついひ):春の成長した株に「置き肥」または「液肥」を与えます 肥料は与えすぎると肥料やけを起こすおそれがあるので、用量を守って与えましょう。 育て方その4:花がら摘み 次々と花を咲かせるパンジーは、花がら摘みをすることもうまく育てるためのポイントです。植物は、花よりも種に優先的に栄養が運ばれます。そのため、種ができる前に枯れた花を摘むことで次の花が咲きやすくなり、株の寿命も長くなります。 花がしおれてきたら、なるべく早く花がら摘みをしてあげましょう。花の下についている花茎ごと根元から摘み取るようにおこなってください。 花が終わると花びらがくしゃっとした見た目になりますが、初めての場合はつぼみと見間違えることがあるため注意しましょう。 育て方その5:種の収穫 パンジーを増やすときは、種を収穫してみましょう。種を収穫したい場合は、終わりかけの花をそのままにしておきます。 パンジーは1個の花からでも十分な数の種を収穫することが可能です。そのため、種採り用に数本を残してほかの花を摘み取ることで、よりしっかりとした種を収穫できます。 ただし、品種にもよりますが、収穫した種は親と同じ花色が出るとは限りません。花色は開花するまでの楽しみにして育てるのがいいでしょう。 Tips パンジーの種は、成熟しきるとさやからはじけ飛んでしまいます。さやが開く前に実を採集して、袋などに入れておきましょう。 パンジーの育てるときの注意点と対策 パンジーは、植えっぱなしでも育てられる、とても丈夫な花です。しかし、生育環境が悪いと元気がなくなることもあります。 パンジーに付きやすい害虫や季節ごとの対策についてご紹介します。また、パンジーは鳥のエサになってしまうこともあるため、鳥に狙われやすい場所で育てる場合には鳥対策もしていきましょう。 対策その1:病気と害虫 パンジーは病害虫に強い草花ですが、、蒸れや肥料の与え過ぎで株が弱ると、アブラムシなどの病害虫が好む環境になってしまいます。季節に応じた対策をおこない、病害虫により強いパンジーを育てていきましょう。 季節ごとの病害虫対策は以下のとおりです。 秋:植え付ける際には周りの植物との間隔を十分に取り、アブラムシ対策として粒状の殺虫剤(オルトランなど)を与える 春:茎が伸びすぎている、または株の中の葉が黄色く蒸れていたら切り戻しをおこない、株の風通しと日当たりを良くする また、開花時期を通してこまめに花がら摘みをすると、病害虫に強い元気なパンジーになりますよ。 病気や害虫の症状を見つけたら、なるべく早く取り除き、殺虫剤などを散布します。ただし、病気になったらほかの植物にうつる前に撤去し、新しい草花へ入れ替えることも検討しましょう。 関連記事 ガーデニングの害虫対策!初心者でも簡単にできる方法を紹介 対策その2:鳥 寒い冬の季節には、ヒヨドリやメジロなどの鳥たちが食べるものが少なくなり、ベランダや屋上に咲いた花びらを食べに来ることがあります。一度鳥に見つかってしまうと、何度も食べにくる可能性が高いので、対策をしていきましょう。 鳥対策には、防鳥ネットや防鳥テープを使用する方法があります。また、CDなど光るものや、風で音が鳴るものを設置したり、かかしのようなものを置いたりすると、鳥が嫌がって近づかなくなります。 ▶鳥対策の商品を見てみる パンジーに関するQ&A 花色だけではなく、咲き方も豊富なパンジーはスミレ科の植物。よく似た花との見分け方や、育てるときに気になる花言葉など、パンジーのよくある質問にお答えします。 Q1:パンジーとビオラの違いは? パンジーとよく似ている花に「ビオラ」があります。店頭で並ぶ時期も同じで、「どっちがパンジーなんだろう?」と疑問に思うかもしれません。 パンジーとビオラはどちらもスミレ科の一年草。名前は異なりますが、学術的には同じ植物です。 パンジーとビオラはよく似た見た目ですが、花の大きさで区別できます。パンジーの花は約5cm以上で存在感があります。一方、ビオラは約4cm以下で小さい花が密集して咲く姿がかわいらしい印象です。 どちらも育て方は一緒なので、この記事で紹介している内容はビオラにも当てはまります。 Q2:パンジーの花言葉は? パンジー全体の花言葉は「もの思い」「私を思って」です。 ちなみにパンジーという名前は、フランス語の「パンセ(思い・考え)」が由来です。花を咲かせている姿が、人が考えごとをしながらうつむいているように見えることから名付けられました。 また、パンジーには色別の花言葉もあります。 黄色:つつましい幸せ、田舎の喜び 白色:温順 紫色:思慮深い アプリコット色:天真爛漫 贈り物として購入する際には、花言葉をチェックしながら最適な花色のパンジーを選んでみてもいいですね。 パンジーは季節をまたいで花を楽しめる 冬の寒さにも強いパンジーの開花時期や育て方、季節ごとの対策などについて解説しました。 パンジーは、秋から翌年の春にかけて、長い期間花を楽しませてくれます。育てる際には、日当たりと風通しの良い場所に置き、適切な肥料を与えましょう。そして、花が終わったら、花がら摘みや切り戻しをすることで、より多くの花を咲かせてくれます。 パンジーは古くからある花のひとつですが、毎年のように新しい品種が登場するほど根強い人気があります。パンジーがもっとも多く流通する秋には、ぜひお気に入りの花色を探してみてくださいね。 パンジー・ビオラの関連商品を見てみる
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