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9月に植える花おすすめ15選!初心者でも簡単、秋から春まで楽しむコツ

9月に植える花おすすめ15選!初心者でも簡単、秋から春まで楽しむコツ

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夏の暑さが和らぎ、過ごしやすい気候となる9月は、ガーデニングを始めるのにぴったりの季節です。「何か新しい花を植えてみたいけれど、何を選んだらいいかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、9月に植えるのにおすすめの花の種類や育て方の基本、さらにはおしゃれな寄せ植えのコツまで詳しくご紹介します。初心者の方でも気軽に始められる花を中心に選びましたので、ぜひ参考にして、秋からのガーデニングライフをスタートさせてみませんか。

9月の気候とガーデニングのポイント

9月は夏から秋へと季節が移り変わる時期です。ガーデニングを成功させるためには、この時期特有の気候を理解し、適切な準備と対策を行うことが大切になります。

9月の気候の特徴とは?

9月は、上旬はまだ残暑が厳しい日もありますが、中旬以降になると徐々に気温が下がり始め、秋らしい過ごしやすい日も増えてきます。平均気温は地域によって異なりますが、一般的には夏のような猛暑日は少なくなり、日照時間も少しずつ短くなっていくことが特徴です。また、秋雨前線の影響や台風シーズンでもあるため、降水量が多くなることもあります。日中と朝晩の気温差が大きくなるのもこの時期ならではです。

秋に花を植えるメリットは何か?

秋に花を植えることには、たくさんのメリットがあります。まず、春に比べて気温が穏やかなため、植物の植え付け後の根付きが良く、ゆっくりと成長させることができることです。また、夏に比べて病害虫の発生が少なくなるため、管理がしやすくなります。さらに、秋に植え付けた花の中には、冬を越えて春に美しい花を咲かせるものも多く、長く楽しむことが可能です。ガーデニング初心者の方にとっても、秋は植物を育て始めるのに適した季節と言えるでしょう。

9月のガーデニングで注意することは?

9月のガーデニングで特に注意したいのは、残暑と台風です。まだ暑さが残る日は、水切れに注意し、必要であれば日よけ対策をしましょう。また、台風シーズンでもあるため、鉢植えの花は室内に避難させる、地植えの花は支柱を立てるなどの対策が必要です。雨が続くと土が過湿状態になりやすいため、水はけの良い土壌環境を保ちましょう。植え付け時期については、暑さが落ち着いた中旬以降がおすすめです。

9月に植えるのにおすすめの花10選【初心者向け】

秋のガーデニングシーズン到来です。ここでは、初心者の方でも育てやすく、9月に植えるのにぴったりな花を10種類厳選してご紹介します。それぞれの花の魅力や育て方のポイントを押さえて、お気に入りの花を見つけてみましょう。

花の名前 耐寒性 主な開花時期 特徴
パンジー・ビオラ 強い 10月下旬〜5月中旬 花色豊富、開花期間が長い
ナデシコ 強い 4月~8月
※四季咲き性品種あり
可憐な花姿、比較的育てやすい
キンギョソウ 強い 4月~6月※ほぼ周年開花 金魚のようなユニークな花形
スイートアリッサム 【一年草】
弱い
【多年草】
普通
【一年草】
2月下旬~6月上旬
9月下旬~12月上旬
【多年草】
周年
甘い香り、カーペット状に広がる
アメジストセージ
(メキシカンブッシュセージ)
強い 8月~11月 ベルベットのような質感の萼(がく)
ケイトウ 弱い 7~11月 トサカのようなユニークな花穂、鮮やかな色
ポットマム(洋菊) 強い 9~11月 秋の代表的な花、様々な花形や色がある
ランタナ やや弱い 5~11月 花色が変化する、育てやすい
コスモス 弱い 6月~11月 繊細な茎、様々な色がある
キバナコスモス 弱い 6月~10月 鮮やかな黄色やオレンジの花びら

パンジー・ビオラ

咲いているパンジー・ビオラ

パンジーとビオラは、秋から春までの長い期間、私たちの目を楽しませてくれる人気の花です。花の色や模様が非常に豊富で、単色植えでも寄せ植えでも主役になれる存在感を持ちます。寒さに強く育てやすいので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。日当たりの良い場所を好み、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。次々と花を咲かせるためには、咲き終わった花がらをこまめに摘むことがポイントです。

 

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ナデシコ

咲いているナデシコ

ナデシコは、可憐な花姿と種類の豊富さが魅力の花です。四季咲き性の品種を選べば、春と秋の二度楽しむことができます。耐寒性があり比較的丈夫なので、初心者でも育てやすいでしょう。日当たりの良い場所と水はけの良い土を好みます。過湿を嫌うため、水のやりすぎには注意が必要です。花が終わったら花茎ごと切り戻すと、次の花が咲きやすくなります。

キンギョソウ

咲いているキンギョソウ

キンギョソウは、その名の通り金魚のようなユニークで可愛らしい花を穂状に咲かせます。花色も赤、ピンク、黄色、オレンジ、白など多彩で、春と秋が開花期です。日当たりと風通しの良い場所を好み、水はけの良い土で育てましょう。比較的手間がかからず育てやすいですが、高温多湿が弱点です。花が終わった穂を切り戻すことで、脇芽が伸びて再び花を咲かせることがあります。

スイートアリッサム

咲いているスイートアリッサム

スイートアリッサムは、小さな花がカーペット状に広がり、甘い香りを漂わせるのが特徴です。主に白や紫、ピンクの花を咲かせ、寄せ植えの縁取りやハンギングバスケットにもよく利用されます。日当たりの良い場所を好みますが、高温多湿にはやや弱いため、夏越しは難しい場合が多いです。9月中旬以降に種をまくか苗を植え付けると、秋から翌春まで長く花を楽しめます。比較的乾燥に強く、丈夫なので初心者にもおすすめです。

アメジストセージ(メキシカンブッシュセージ)

咲いているアメジストセージ(メキシカンブッシュセージ)

アメジストセージは、秋に紫色の美しい花穂を多数つける人気の宿根草です。ベルベットのような質感の萼(がく)が特徴で、長く観賞できます。日当たりと水はけの良い場所を好み、乾燥気味に育てます。

ケイトウ

咲いているケイトウ

ケイトウは漢字で「鶏頭」と書くように、鶏のトサカや羽毛のような、個性的で鮮やかな花穂が目を引く植物です。花の色は赤、ピンク、黄色、オレンジなど暖色系が中心で、秋の花壇を明るく彩ってくれます。日当たりが良く、水はけの良い場所を好む植物で、夏の暑さには強いですが、寒さには弱いため、一年草として扱われることが多いです。花に水がかかると傷みやすいので、株元に水やりをするようにしましょう。

ポットマム(キク)

咲いているポットマム(キク)

ポットマムは、鉢植え用に改良された洋菊の総称で、秋のガーデニングには欠かせない存在です。花の形や色が非常に多様で、一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど様々な種類があります。日が短くなると花芽をつける短日植物です。日当たりの良い場所を好み、水はけの良い土で育てましょう。秋になると自然に開花しますが、咲き終わった花をこまめに摘むことで、長く花を楽しめます。

ランタナ

咲いているランタナ

ランタナは、小さな花が集まって手毬のように咲き、開花が進むにつれて花色が変わっていくユニークな植物です。春から秋までと開花期間が非常に長く、丈夫で育てやすいと言われています。日当たりの良い場所を好み、乾燥にも比較的強いです。ただし、寒さにはやや弱いため、冬越しには霜よけなどの対策が必要な場合があります。剪定にも強く、樹形を整えやすいのも魅力です。

コスモス

咲いているコスモス

コスモスは、秋の風物詩として親しまれ、風にそよぐ可憐な花を咲かせます。花色はピンク、白、赤などがあり、主に夏から秋にかけてが開花期です。本来は短日植物ですが、近年では日長に影響されずに咲く品種も多く流通しています。日当たりと水はけの良い場所を好み、やや乾燥気味の土壌で育てましょう。比較的丈夫で、種からでも育てやすいですが、草丈が高くなると倒れやすいのが注意点です。草丈が50cmほどになったら支柱を立てるといいでしょう。

キバナコスモス

咲いているキバナコスモス

キバナコスモスは、コスモスによく似ていますが、より野性的で暑さや乾燥に強いのが特徴です。鮮やかな黄色やオレンジ色の花を、夏から秋にかけて長期間咲かせます。日当たりと風通しの良い場所を好み、やせた土地でも元気に育つのです。非常に丈夫で育てやすく、初心者にもおすすめできます。こぼれ種でもよく増え、手間をかけずに楽しめるでしょう。

9月に植える花を選ぶ際のポイント

ガーデニングしている女性

ここでは、9月に植える花を選ぶ際に押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。これらのポイントを参考に、ご自宅の環境や好みに合った花を選びましょう。

耐寒性を確認する

秋に植える花の多くは冬を越して春にも花を咲かせますが、そのためにはある程度の耐寒性が求められます。特に冬の寒さが厳しい地域では、選ぶ花の耐寒性が重要になるでしょう。「耐寒性あり」「やや弱い」「弱い」など、品種によって耐寒性の度合いは異なります。植えようとしている花が、お住まいの地域の冬の寒さに耐えられるかどうかを事前に確認しましょう。耐寒性が低い場合は、鉢植えにして冬場は室内に取り込むなどの対策を検討する必要があります。

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開花時期を考慮する

花によって開花時期は様々です。秋にすぐに咲き始めるもの、冬に咲くもの、春に花を咲かせるものなどがあります。「いつ頃花を楽しみたいか」を考えて花を選ぶと良いでしょう。また、複数の種類の花を植える場合は、それぞれの開花時期をずらすことで、長期間にわたって花壇や寄せ植えを楽しむ「開花リレー」を作ることもできます。花の少ない時期にも彩りを与えてくれる花を選ぶのもおすすめです。

育てる場所の日当たりをチェックする

植物が生育するためには光合成が不可欠であり、そのためには適切な日照時間が求められます。しかし、花の種類によって好む日照条件は異なるものです。一日中よく日が当たる場所を好む花もあれば、半日陰のような柔らかい光を好む花も見られます。ご自宅の庭やベランダの日当たりの状況を事前に確認し、それに合った花を選ぶことが大切です。日当たりが悪い場所に日なたを好む花を植えても、花つきが悪くなったり、生育不良になったりする可能性があります。

育てやすさで選ぶ

特にガーデニング初心者の方や、忙しくてあまり手間をかけられないという方には、育てやすい花を選ぶのがおすすめです。病害虫に強く、特別な手入れをしなくても元気に育つ品種はたくさんあります。「初心者向け」と記載されている花や、比較的乾燥に強く水やりの頻度が少なくても大丈夫な花などを選ぶと、気軽にガーデニングを始められるでしょう。育てやすい花から始めて、徐々にステップアップしていくのも楽しいものです。

9月に植える花の育て方基本ステップ

複数の鉢に植えられた様々な植物
お気に入りの花を選んだら、次は実際に植え付けと育て方の基本を学びましょう。ここでは、種まきや苗の植え付けから、日々の管理まで、基本的な5つのステップに分けて解説します。これらのステップを押さえて、美しい花を咲かせましょう。

手順1:土の準備をする

植物を元気に育てるためには、良い土壌環境が不可欠です。基本的には水はけが良く、かつ適度に保水性のある土が理想となります。市販の草花用培養土を利用すると手軽で安心です。地植えの場合は、植え付け場所をよく耕し、腐葉土や堆肥を混ぜ込んで土壌改良を行いましょう。鉢植えの場合は、鉢底に鉢底石を敷いて水はけを良くし、新しい培養土を使用します。

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手順2:種まきまたは苗を植え付ける

花の種類によって、種からでも簡単に育てられるものと、苗からの方が育てやすいものがあります。種から育てる場合は、種の袋に記載されているまき時期や方法を守りましょう。一般的には、育苗ポットに種をまき、ある程度大きくなったら定植します。苗から育てる場合は、根鉢を崩さないように優しくポットから取り出し、準備した土に植え付けましょう。植え付け後は、根と土が密着するように軽く押さえ、たっぷりと水を与えます。

手順3:水やりをする

水やりは、植物の生育に欠かせない重要な作業です。「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与える」ことが基本となります。ただし、水のやりすぎは根腐れの原因になるため注意が必要です。特に秋は気温が下がり始め、土の乾き具合も夏とは変わってきます。植物の種類や生育状況、季節、天候などを考慮しながら、水やりの頻度や量を調整しましょう。

手順4:肥料を与える

植物が元気に成長し、美しい花をたくさん咲かせるためには、適切な時期に適切な量の肥料を与えることが大切です。植え付け時には、ゆっくりと効果が持続する緩効性化成肥料を元肥として土に混ぜ込みます。生育期や開花期には、速効性のある液体肥料や固形肥料を追肥として与えると効果的です。ただし、肥料の与えすぎは逆効果になることもあるため、製品の指示に従い、適量を守りましょう。

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手順5:花がら摘み・切り戻しをする

咲き終わった花(花がら)をそのままにしておくと、種を作るために養分が使われてしまい、次の花が咲きにくくなったり、株が弱ったりする原因になります。花がらはこまめに摘み取りましょう。また、草姿が乱れたり、花つきが悪くなったりした場合には、切り戻しを行うと効果的です。適切な位置で茎を切り詰めることで、新しい芽の発生を促し、再び美しい花を咲かせることができます。

秋の寄せ植えをおしゃれに楽しむコツ

おしゃれに様々な巣類のお花が植えられた鉢

一鉢の中に複数の植物を植え込む寄せ植えは、秋のガーデニングの楽しみの一つです。センス良くまとめるには、ちょっとしたコツがあります。

秋らしい色合いの花を選ぶ

秋の寄せ植えには、やはり秋を感じさせる色合いの花を取り入れたいものです。例えば、ボルドー、ワインレッド、オレンジ、ブラウン、テラコッタといった深みのある暖色系や、パープル、アンティークピンクなどのくすんだ色合いの花は、しっとりとした秋の雰囲気を演出してくれます。また、シックなブロンズ色やシルバーリーフなど、葉の色で秋らしさを表現するのも素敵です。季節感を意識した色選びで、ぐっとおしゃれな印象になります

葉物(カラーリーフ)を取り入れる

寄せ植えをより魅力的に見せるためには、花だけでなく葉物(カラーリーフ)を上手に使うのがポイントです。例えば、銅葉のヒューケラや、白い斑入りのハツユキカズラ、シルバーリーフのシロタエギクなどは、花の色を引き立てたり、寄せ植え全体に奥行きや変化を与えたりする効果があります。葉の色や形、質感のバリエーションを意識して選んでみましょう。

高低差や質感の異なる植物を組み合わせる

寄せ植えに立体感とリズムを生み出すためには、高低差や質感の異なる植物を組み合わせることが大切です。背の高い植物を後方に、中くらいの高さの植物を中間に、そして手前には垂れ下がるような植物や低い植物を配置すると、バランスの取れた美しいシルエットになります。また、花の形や葉の質感が異なるものを組み合わせることで、単調にならず、動きのある豊かな表情の寄せ植えを作ることが可能です。例えば、穂状に咲く花と丸い花、光沢のある葉とマットな質感の葉などをミックスしてみましょう。

まとめ

ガーデニング中の女性

9月に植える花は、秋の涼しい気候の中でゆっくりと育ち、冬から春にかけて美しい花を咲かせてくれます。初心者でも育てやすい品種がたくさんありますので、この記事で紹介した花の種類や育て方のポイントを参考に、ぜひ秋のガーデニングに挑戦してみてください。お気に入りの花で庭やベランダを彩り、豊かな時間を過ごしましょう。

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