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【初心者向け】洗車を手洗いでするには?正しいやり方と必要な道具を紹介

【初心者向け】洗車を手洗いでするには?正しいやり方と必要な道具を紹介

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手洗い洗車は自分で汚れを確認できるため、隅々までキレイにできて、洗い残しも防げるメリットがあります。時間と手間がかかる点はデメリットですが、一度道具を揃えてしまえば繰り返し使えるため、毎回洗車機で洗うよりも経済的といえるでしょう。

しかし、初めて車を購入した方や今まで洗車機を使っていた方のなかには「手洗い洗車にはどんな道具が必要なの?」「手洗い洗車の正しい手順が知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

本記事では、手洗い洗車に必要な道具や効率的におこなうための手順を詳しく解説します。さらに、キレイに洗うためのコツもまとめました。自宅で愛車を洗いたい方は、ぜひ参考にしてください。

手洗い洗車に必要な道具

洗車用ホースと車

まずは、必要な道具を揃えましょう。基本の手洗い洗車道具は次の5つです。

  • ホース
  • カーシャンプー
  • スポンジ2個
  • バケツ
  • 拭き上げ用クロス2枚

いずれもカーセンターやホームセンターで購入できますが、種類がたくさんあるため、迷う方もいるかもしれません。

以下では、各アイテムの特徴や選び方のポイントについて解説します。

ホース

ホースは、車についた砂やホコリをシャンプー前に落としたり、シャンプーを洗い流したりするときに使うアイテム。バケツでいちいち水をかけていては効率が悪いため、ホースで洗い流すことをおすすめします。

自宅で洗車する際に使うホースは、園芸用のものを使うケースが大半です。一方で「長さが足りなくて車まで届かない」「水の勢いが弱くて汚れが落ちない」といった悩みも少なくありません。

また、ホースの種類によっては、巻き取りや収納に手間がかかることがあります。スムーズに汚れを落とすためにも、洗車に向いたホースリール(ホースを巻き取るための器具)を持っておくといいでしょう。

なお、ホースリールには次の2つのタイプがあります。

  • 据え置きタイプ…庭やガレージの蛇口につなぎ、そのまま外に放置できるタイプ。カバー付きのボックスタイプであれば紫外線や雨風が直接ホースに当たらず、劣化しづらいです。
  • コンパクトタイプ…スリムな形状で軽く、持ち運びがしやすいタイプ。狭い場所の洗車に向いています。

ホースリールの商品を見てみる

以上を踏まえたうえで、洗車に適したホース選びのポイントは、まず長さに余裕があることです。蛇口から車まで届く長さがないと、十分に水をかけられません。すすぎ残しの原因になるおそれもあるため、十分な長さのあるホースを選びましょう。

軽普通車であれば、最低15~20mあるものがおすすめです。ただし、長すぎても水の勢いが弱くなってしまうため注意してください。

Tips
ホースの長さは蛇口から車までの距離に加え、「車一周分の長さ+2m」を目安とするといいでしょう。

また、水の出方を変えられるノズルがついたホースも便利です。ノズルがあれば、水圧で汚れを落としたり、全体的に水をかけたりと、より効率的に洗車ができます。

ノズルが付属していない場合でも、コネクターを使って後付けで取り付けられます。

散水ノズルの商品を見てみる

散水コネクターの商品を見てみる

カーシャンプー

カーシャンプーは、車の汚れを落とすアイテム。シャンプー泡は、摩擦によって生じるボディの洗車傷をつきにくくする効果もあります。

カーセンターやホームセンターでは、さまざまな種類の洗車用シャンプーが販売されています。「どのカーシャンプーが自分の車に合うかわからない」「適当に選んだカーシャンプーで洗ったら、ボディに細かい傷ができた」という方もいるかもしれません。

カーシャンプー選びのポイントは、ワックス成分や研磨剤が入っていない、ボディ(塗装面)にやさしい中性タイプのシャンプーを選ぶことです。汚れ具合によっては、ワックス成分や研磨剤が入っているカーシャンプーのほうが高い効果を得られますが、手洗い洗車初心者には扱いやすいものがおすすめです。

また、泡立ちが良いシャンプーを選ぶことも大切です。先述したとおり、カーシャンプーの泡はスポンジとボディの間でクッションの役割をしてくれるため、泡立ちが良いほうがスポンジをこすることで生じる細かな傷を効果的に防げます。

カーシャンプーの商品を見てみる

スポンジ2個

洗車スポンジは、カーシャンプーでボディを洗うときに欠かせないアイテム。水とシャンプーをしっかりと含んで泡立てることで、ボディに付着した汚れを落とします。ボディ用とタイヤホイール用、別々に用意しましょう。泥や鉄粉汚れを落としたタイヤホイール用のスポンジでボディを洗うと、傷がつくおそれがあるためです。

洗車スポンジ選びで多い失敗例が、洗車傷がついてしまうことや、天井などの細かい部分が洗いにくいことです。そのため洗車スポンジは、柔らかい素材で作られたものを選びましょう。硬いものを使うと、ボディを傷つけてしまいかねません。なお、洗車スポンジの代表的な素材は以下の4つです。

  • ウレタンスポンジ…「ポリウレタンフォーム」という合成樹脂が原料。一般的に広く売られており、食器用スポンジもこの素材でできています。硬さが高密度・中密度・ソフトの3つに分かれており、洗車には中密度やソフトが適しています。
  • PVAスポンジ…「ポリビニルアルコール」という合成樹脂が原料。90%以上は気泡で出来ており、乾燥した状態では硬く、水を含むと柔らかくなるという特徴があります。吸水性に優れているため、拭き上げにもおすすめです。
  • マイクロファイバースポンジ…マイクロファイバーは極細の合成繊維で作られており、非常に柔らかく、傷をつけにくい素材です。高い吸水性と保水性を持ち、効率的に汚れを落とすことができます。また、静電気の作用で細かいホコリも吸着するため、きめ細かな洗車が可能です。
  • セルローススポンジ…セルロースは植物由来の天然素材で、環境にやさしい選択肢です。高い吸水性と保水性を持ち、大量の水とカーシャンプーを含むことができます。柔らかく弾力性があるため、ボディを傷つけるリスクが低く、細かい部分も洗いやすいのが特徴です。

スポンジと比べるとやや高価ではありますが、羊毛でできたムートングローブ(ムートンミット)と呼ばれる洗車グッズもあります。肌触りが非常に良く、ボディに与えるダメージが上の2つよりも格段に少ないため、愛車を常にキレイな状態に保ちたい場合におすすめです。

それぞれの特徴や適したシーンを考慮しつつ、自分の手にフィットするものを選びましょう。

洗車スポンジの商品を見てみる

バケツ

バケツは、洗車中や洗車後、汚れたタオルをすすぎ洗いするときに活躍するアイテムです。また、カーシャンプーを水で希釈し、泡立てるときにも使います。

洗車用のバケツでよくある悩みが、サイズが小さいためにカーシャンプーが足りなくなることや、泡立てにくいことです。

そのため、洗車用のバケツは、水が10リットル以上入るものがおすすめです。

バケツの商品を見てみる

拭き上げ用クロス2枚

拭き上げ用クロス(タオル)は、カーシャンプーを洗い流したあと、ボディやホイールを拭き上げるときに使います。濡れた状態のまま放置すると、水滴の跡が残ってしまうため、拭き上げ用クロスでしっかりと拭き、水気を残さないことが大切です。

拭き上げ用クロスを選ぶポイントは、柔らかい素材でできており、吸水性の高いものであること。拭き上げの工程は、クロスが直接ボディに触れることで摩擦による傷がつきやすいためです。少ない回数で拭き上げられる洗車専用のクロスがおすすめです。洗車専用のクロスの主な素材にはセーム革やマイクロファイバー、PVAなどがあります。

Tips
セーム革には羊や鹿などの皮をなめした天然革のものと、合成繊維で作られた人工革のものがあります。

なお、拭き上げ用クロスもスポンジ同様、ボディ用とタイヤホイール用に2つ用意しましょう。タイヤホイールを拭いたクロスでボディを拭くと、傷がつくおそれがあります。

洗車用クロスの関連商品を見てみる

【初心者向け】手洗い洗車の正しいやり方

スポンジで車を洗っている画像

ここからは、初心者でも簡単にできる手洗い洗車のやり方を、順を追ってご紹介します。おおまかな工程と目安時間は、以下のとおりです。

  1. ホースで流す…約10分
  2. カーシャンプーで洗う…約50分
  3. クロスで拭く…約30分

この3ステップに沿って、詳しく見ていきましょう。

1.水でボディの汚れを落とす

まず、ホースでボディに付着した砂や泥、ホコリを洗い流します。水の勢いでしっかりと汚れを落とすことが重要です。

水で洗い流さずにいきなりシャンプーをすると、砂や泥でボディと塗装面を傷つけてしまうため、必ず先に水で洗い流しましょう。

以下の順番に洗い流すと、汚れがしっかりと落ちます。

  1. 車の屋根
  2. 窓ガラス
  3. ボンネット
  4. ドア

頑固な汚れには、高圧洗浄機などが便利です。

2.カーシャンプーを泡立てる

次に、カーシャンプーを泡立てます。手順は以下のとおりです。

  1. シャンプー液をバケツに入れる(量と水の配分は商品の説明書に従ってください)
  2. バケツの中に、強めの水圧で円を描くように水を入れて泡立てる

先述したとおり、泡はボディとスポンジの間でクッションの役割をします。そのため、きめの細かいクリーミーな泡を作ることが大切です。

Tips
蓄圧式の洗車クリーナーがあれば簡単に泡で洗浄することができます。水と洗剤を混合し、ポンプで圧力をかけてきめ細かい泡を噴霧するため、手洗いよりもスピーディかつ優しく洗車できます。

 

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【やってみた!】電動蓄圧式洗車クリーナー!手洗いよりスピーディーで、手軽に洗車できます♪

3.泡をつけたスポンジでボディを洗う

まずは、ボディから洗います。スポンジに泡をたっぷりとつけて、ボディにのせましょう。ムラなく洗うためのコツは、一方向にスポンジを動かすことです。

カーシャンプーをつけなおすときは、一度スポンジを水で洗い、砂やホコリを落としてからにしてください。

この工程は、汚れを浮き上がらせることが目的であるため、泡をたっぷりとつけていれば、ゴシゴシと強くこする必要はありません。

Tips
窓ガラスを洗う際は、下記の手順でおこなうといいでしょう。

1.カーシャンプーで汚れを落としてマイクロファイバークロスで拭き上げる
2.油膜取り剤をスポンジに適量取り、油汚れを取り除く
3.水で油膜取り剤を洗い流し、マイクロファイバーでクロスで乾拭きする
4.撥水剤をムラなく均一に塗布して乾燥させる

油膜取りをしてから撥水剤を塗布することで油汚れがつきにくくなります。また撥水剤の持ちも良くなります。
撥水剤を塗布してから油膜取りをしてしまうと、撥水剤が剥がれてしまいますので注意しましょう。

油膜取りの商品を見てみる

撥水剤の商品を見てみる

4.タイヤホイールを洗う

次に、タイヤホイールを洗います。タイヤホイールもボディと同様、まず砂や泥などの目立つ汚れを水の勢いで洗い流します。

その後、タイヤホイール用のスポンジにシャンプーをたっぷりとつけ、残った汚れを浮かせましょう。

Tips
洗車の基本的な手順は「上から下」ですが、タイヤやホイールがひどく汚れている場合は先に洗っておきましょう。汚れているタイヤやホイールを後回しにしてしまうと、汚れがボディに飛び散り、二度手間になってしまう可能性があります。

5.泡を水で洗い流す

泡で洗い終わったら、ホースを使って水で洗い流しましょう。

シャンプーをする前に水をかけたときと同様に、屋根、窓ガラス、ボンネット、ドアの順に上から下へと順番に流していけば、泡が残らず効率的に流せます。

すすぎ残しがあると、その部分がシミになったり、汚れも一緒にこびりついたりするおそれがあるため、泡が乾く前に、手早く洗い流しましょう

6.クロスで素早く拭き上げる

最後にタオルを使ってボディに残った水気を拭き上げます。ボディの上から下へ、水分が乾いてしまう前に一気に拭き上げましょう。クロスが汚れたら、その都度洗ってください。

カーシャンプーをつけるときと同様、クロスを一方向に滑らせるように拭くことがポイントです。傷がつきにくくなるほか、効率的に拭き上げることができます。

また、力を入れてゴシゴシとこすると、塗装面を傷めてしまうため、やさしく拭くことも大切です。

タイヤホイールも、あらかじめ用意したタイヤホイール用のクロスでやさしく拭き上げましょう。

手洗い洗車で愛車をキレイにするコツ

車内を掃除している画像

愛車をさらにキレイにするためには、洗車する日の天気や頻度も考慮する必要があります。

最後に、手洗い洗車で愛車をキレイにする3つのコツをご紹介します。

日差しや風が強い日は避ける

洗車は、日差しや風が弱い曇りの日におこないましょう。

「快晴のときにしたほうが、ボディが乾いて拭き上げの手間もかからないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、日差しが強い晴れの日は洗車には向きません。なぜなら、ボディの温度が上昇することで、水やカーシャンプーがすぐに乾いてしまい、シミや色ムラが生じやすくなるためです。この状態でコーティング剤やワックスを塗ると、傷がつく原因にもなります。

また、風の強い日も避けましょう。せっかく汚れを洗い落としても、風が砂やホコリを運んでくると、またすぐに汚れてしまうばかりか、すり傷がついてしまうおそれもあります。そのため、洗車は日差しと風が強くない、穏やかな天気の日がベストです。

ただし、夏場は曇りでも気温が高いため、ボディが熱くなる可能性があります。そこで、午前中や夕方以降の涼しい時間帯におこなうのがおすすめです。一日を通して暑い場合は、部分ごとにカーシャンプーとすすぎを繰り返しながら進めるといいでしょう。

室内の清掃も同時におこなう

愛車をよりキレイにしたいなら、洗車と同時に車内の清掃もおこないましょう。車内には、砂や泥、ホコリのほかにも、食べこぼしなどが落ちていることがあり、思っている以上に汚れています。

まずはフロアマットを取り外し、マットの下にたまったゴミを取り除いてから、掃除機でシートについている細かいゴミを吸い取ります。面と背もたれなどの隙間にもゴミやホコリがたまっていることがあるため、ここも丁寧に掃除してください。ドリンクホルダーやドアポケットに入り込んだゴミも捨てましょう。

フロアマットは、叩いて細かいホコリを落とし、可能であれば水洗いもしておくとよりキレイになります。ただし、水洗いした場合は、カビやニオイが発生しないよう、日光にさらして完全に乾かすことが大切です。

室内を掃除したら、最後に固く絞ったタオルで水拭きします。とくに、直接触れるハンドルやシフトノブなどは念入りに拭きましょう。シートも同様に拭いていきますが、布製のシートは雑菌やニオイがつきやすいため、水分を吸わせないように拭いてください。消臭効果や雑菌効果のあるシート用の洗剤があると、安心して使えるでしょう。

1カ月に1回を目安に洗車する

洗車の頻度にルールはありませんが、1カ月に1回を目安にするといいでしょう。ただし、いつも屋外に駐車している場合は汚れやすいため、この限りではありません。汚れがついたときに洗うことをおすすめします。

また、以下の場合は、できるだけ早めに洗車しましょう。

  • 雪道を走行し、塗装面や金属部品のサビにつながる融雪剤がついたとき
  • 海の近くを走行して塩がついたとき
  • 鳥のフンや虫の死骸がついたとき
  • 花粉や黄砂で汚れたとき

とくに、鳥のフンはそのまま放置すると固まって落としにくくなるため、気づいたらすぐに洗いましょう。固まってしまった場合は、水やお湯で柔らかくしたあと、専用クリーナーや中性洗剤で洗い落としてみてください。

手洗い洗車で愛車をピカピカに!

車を拭き上げている画像
手洗い洗車は、必要な道具を揃えたうえで、風や日差しが弱い日におこなうことが大切です。

まずは、ホースで砂や泥、ホコリをしっかりと洗い流し、泡をたっぷりつけたスポンジでボディとタイヤホイールの汚れを浮かせましょう。すすぎ残しがないよう泡を水で洗い流し、クロスでやさしく、かつ手早く拭き上げたら完了です。

頻度は1カ月に1回が目安。よりキレイにするためには、室内の清掃をおこなうことも効果的です。

手洗い洗車は、手順やコツさえ覚えれば、自宅でも簡単かつスムーズに進められます。本記事を参考にぜひ手洗い洗車を実践して、愛車をピカピカにしてくださいね。

 

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