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ロープの結び方を画像付きで解説!|キャンプやアウトドアで役立つ簡単なロープワーク

ロープの結び方を画像付きで解説!|キャンプやアウトドアで役立つ簡単なロープワーク

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ロープの結び方を応用して、強度や用途に応じた様々な使い方を実践することを、ロープワークと呼びます。対象物にロープをくくり付けて固定するだけでなく、結び目を作って引っ掛けたり、自由自在に移動できる結び目を作ったりなど、さまざまな方法があります。今回は基本的なロープワークをご紹介します。

ロープワークとは?

ロープワークとは?

ロープワークとはロープの機能を駆使した扱い方の総称です。ロープにはさまざまな結び方があり、一つひとつの結び方に名前が付いています。ほどけにくい結び方を習得すれば、日常生活からアウトドアシーンまで、様々な場面で活用できます。

また、キャンプでテントを張ったり、ハンモックを下げたり、大きな道具をまとめたりなど、道具の代用品としてロープが使えるのもポイント。もちろん、古紙を縛る、家庭菜園で苗を支えるなど、日常生活でも活躍します。結び方を応用してあらゆることにロープを活用できるのがロープワークの魅力です。

キャンプやアウトドアなどで役立つロープの結び方

キャンプやアウトドアで活躍する代表的なロープの結び方は、もやい結び・自在結び・ひと結び・中間者結び・まき結び・八の字結び・ブレイクスヒッチなどがあります。ご紹介する結び方は基本的なモノばかりですが、活用シーンの多さや強度は結び方によってさまざま。用途にあったロープワークを身につけましょう。

もやい結び

もやい結びは船舶を扱うために生まれた結び方です。英語ではボーラインノットと呼ばれています。非常に頑丈な仕組みを持ちながら、素早く結んだり解いたりできるのが特徴です。ロープワークのなかでは定番の結び方。活用できるシーンが多いのもポイントです。

まずはロープで輪を作り、輪に先端のロープを通します。通したロープを終端側ロープの下にくぐらせ、再び輪に戻します。輪に通したロープが抜けないように、結び目をきつく固定して完成。手順が少なく簡単なので、初心者にもおすすめの結び方です。キャンプでも活躍します。

自在結び(トートラインヒッチ)

自在結び(トートラインヒッチ)はロープの張り具合を簡単に調節できる結び方で、張り縄結びとも呼ばれています。テントやタープの設営に利用できます。張り具合を調節する際は、ロープにできた結び目を使います。自在金具付きのロープが無くても張り具合を調節できるのがメリットです。道具が用意できない、万が一の時にも役立ちます。

まずはロープで輪を作り、先端のロープを終端側ロープの下にくぐらせます。ロープの先端を輪に上から通して結び目をきつく調節します。再度手順を繰り返して結び目をもうひとつ作りますが、1つ目の結び目から10cmほど下に作るのがポイントです。

先端のロープを終端側ロープの下にくぐらせ、できた輪に先端ロープを上から通します。もう一度輪に先端ロープを通したら、結び目の外側で終端側ロープに巻きつけるようにして結びます。結び目を締めて完成です。

ひと結び

アウトドア以外に手芸用としても使えるのがひと結びです。簡単にできる結び方で、強度はやや弱め。仮止めしたり、別の結び方の補強用などで使われています。複数本あるロープを1本にまとめる方法としても活用できる結び方です。

物に引っ掛ける際のひと結びは、引っ掛けたロープの先端を終端側ロープに巻きつけるだけで完成。ロープをまとめるひと結びはロープの先端を終端側ロープにひと回しして、結び目を作って完成です。ロープ1本でひと結びをすると、ロープのほつれを止めるとめ結びになります。

中間者結び(バタフライノット)

バタフライノットとも呼ばれる中間者結びは、実用性に優れたロープワークです。ロープの中間に輪を作ります。強度に優れており、キャンプや登山、クライミングをはじめとするアウトドアシーンで大活躍。手や腕にロープを巻き付けて結び目を作るのがコツです。

まずは、利き手の逆側にロープをかけ、ロープの先端を手の裏側から表側に向かって2回巻きつけます。手の平から指の先に向かって巻くのがポイント。手の平のロープが3重になったら、真ん中のロープを向かって左側のロープに、真ん中のロープが上、左側のロープが下になるようにスライドさせます。

左側に残った終端側のロープを持ち、上から向かって一番右に移動させます。右に移動させたロープを左2本の下にくぐらせるようにして、左端に移動させて結び目は完成です。崩さないように結び目を手から外して、輪を残しながら両端の結び目を締めます。

まき結び

まき結びは棒状の道具にロープを固定するための結び方です。シンプルな構造で好きな位置に結べるので、登山やキャンプで木にロープを縛りたい時などに役立ちます。ロープが緩みにくいのもポイント。また、薪を束ねる用途にも適しています。

上からロープを通せる物であれば、先に輪を作って通すのが簡単です。2個の輪を作り、輪がクロスできたら、くくり付けたい物に通してきつく締めて完成です。

先端がない物にくくり付ける場合は手前から奥側に向かってロープをかけ、先端のロープを結び目の上に返して、クロスするようにもう一度ロープを巻きつけます。先端のロープを結び目の下から上に通して、きつく結べば完成です。

八の字結び(エイトノット)

八の字結びは名前の通り、結び目が八の字に見える結び方のこと。ロープにコブ状の結び目を作るための結び方です。比較的大きな結び目ができるので、タープのストッパーに便利。登山やクライミングに役立つロープワークです。

輪を作って、輪を回転させるのが簡単な方法。まずは先端のロープが上に来るようにして輪を作ります。先端のロープを抑えながら反時計回りにひねります。抑えておいた先端のロープを輪の下から上にくぐらせるようにして通し、きつく締めて完成です。

ブレイクスヒッチ

ブレイクスヒッチは活躍シーンが多い便利な結び方です。信頼性が高く、結び目がきれいにできるのも魅力。例えばキャンプでは、ハンモックを張るときに使えます。また、ロープを緩めれば結び目が移動でき、ロープが引っ張られているときは結び目が固定できるのもポイントです。

ブレイクスヒッチは終端側ロープに先端のロープを4回巻きつけて作ります。上から下に巻きつけて、先端のロープを結び目の中に通し、初めに巻き付けた部分の中央から外に出して完成です。一見複雑そうですが、仕組みと手順がわかれば初心者にもおすすめのロープワークです。

家庭でも使えるロープの結び方

アウトドアだけでなく、日常生活でも活躍するのがロープワークの魅力。キノ字結びやかます結びなど、古紙をまとめたり、荷物を縛ったりする際に便利な結び方をご紹介します。

キの字結び

キノ字結びは結び目がカタカナのキに似ていることが名前の由来。新聞紙や古紙、雑誌などをまとめてゴミに出す際には、ほどけにくく運搬中にも崩れにくい結び方として活躍します。運搬のしやすさを利用して、不揃いのダンボールをまとめる際にも便利です。

まずはまとめたい物の下にロープを通します。まとめたい物の長辺の3分の1を目安に結び目を作るのがポイントです。続いて下から引き上げたロープを中央で交差させ、終端ロープは奥側へ、先端ロープは手前側に残します。

終端ロープを長辺方向に一周させ、短いロープに当たったら再び交差させます。交差させたら終端ロープを短辺側に一周させて、先端ロープと結んで完成です。

かます結び

かます結びも古紙をまとめる、荷物をまとめるのに便利な結び方。藁筵(わらむしろ)を2つに折って作る、かますを縛ることに使われていたのが名前の由来です。結び目の強度が高いうえに、解きたいときにはすぐに解けるのが魅力。習得しやすいロープワークです。

まずは結びたい物にロープを何重か巻きつけて引き締めます。先端ロープを上に出して輪を作り、終端側のロープを輪の上から、全てのロープの下にくぐらせます。輪の中には通さず、ロープが重なっている部分の下を通すのがポイントです。

下にくぐらせた終端側のロープを輪に通し、結び目をきつく締めて完成です。結び目を角に作ると結び目の強度が上がります。(上の画像は見やすいように中央で結んでいます)

ロープがなくても練習できる?練習方法

ロープがなくても練習できる?練習方法

ロープワークは専用のロープが無くても、身近にあるもので代用して練習できます。代用品として使用できるのが、コンビニやスーパーで貰うレジ袋です。レジ袋をロープワークの練習用にするときはレジ袋を細長く折りたたんだり、ねじったりして紐状に加工します。

例えば加工した状態でもやい結びにする習慣を付ければ、自然ともやい結びが習得できます。ほかのロープワークも同様です。収納しやすく、ロープワークも身に着けられるので一石二鳥です。手順を確認しなくても手が自然と動くまで身につけておくと、いざというときに役立ちます。

まとめ

体に染みつくまで覚えておくと、アウトドアシーンだけでなく日常生活でも役立つのがロープワークの魅力。普段から結び方を練習しておくと、ロープの種類や対象物が変わっても手早く対応できます。ロープワークにはさまざまな種類があるので、自分にとって便利そうなロープワークを習得してみてください。

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