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スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点

スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点

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スキレットは料理の幅を広げてくれる便利なツールですが、そのメリットを最大限に活かすためには、適切な使い方やお手入れが欠かせません。

本記事では、スキレットの使用前後のお手入れ方法や、おすすめの料理、スキレットを長く愛用するためのポイントを解説します。

初めてスキレットを購入した方や、長く使っているけれど正しいお手入れ方法を知らない方は、ぜひ参考にしてください。

正しい知識を身につけることで、スキレット料理の可能性が無限大に広がり、毎日の食卓がより豊かになるでしょう。

スキレットとは?

スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点

スキレットとは、鋳鉄などの金属で作られた厚手のフライパンのことです。熱伝導や蓄熱性に優れ、熱がゆっくりと均一に食材へ伝わるため、ふっくらとした美味しい料理を作れます。

キャンプなどのアウトドアシーンで活躍するほか、家庭での使用も可能です。デザイン性が高いため、テーブルにそのまま出してもおしゃれな食卓になるでしょう。

基本的な使い方は通常のフライパンと同じですが、焼く・煮る・蒸す・揚げる・オーブン料理など、1つでさまざまな料理に活用できます。

Tips
スキレットは元々イギリスで使用されていた、脚付きの鋳物フライパンを指す言葉です。
暖炉などの火で加熱して使用されていました。

【使い始め】スキレットのお手入れ方法

スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点
スキレットは機能性と耐久性に優れた人気の調理器具ですが、長く愛用するためには適切なお手入れが必要です。

ここでは、スキレットを使う前のお手入れ方法をご紹介します。洗い方やシーズニングなどの手順を把握して、スキレットをより快適かつ効果的に使っていきましょう。

1.スキレットを洗う

スキレットは鋳鉄製であることから、サビやすい素材です。そのため、購入時にはサビ止めが塗布されています。

使用する前には、スキレットをしっかりと洗って、サビ止めを取り除きましょう

たわしやスポンジを使用してスキレットをこすり洗いしたあと、お湯でよく洗い流してください。

2.空焚きして水分を飛ばす

洗浄後は、スキレットに残った水分を完全に取り除くために空焚きをします。
水分を拭き取ったあと、強火で熱して白い煙が出るまで加熱しましょう。

3.食用油を薄く塗り込む

空焚きをして水分を飛ばしたら、食用油を薄く塗り込む「シーズニング」をおこないます。
油を染み込ませたキッチンペーパーで、スキレットの内側と外側をまんべんなく塗り、火にかけて3分程度加熱します。

4.一度冷まして油を塗り直す

加熱したスキレットを一度冷まして、再び油を薄く塗り直します。このプロセスを繰り返すことで、スキレットの表面に油膜が形成され、焦げ付きの防止につながります。

5.くず野菜を炒める

スキレットでくず野菜を炒めましょう。これにより、油がより均一になじみ、スキレットの表面がより滑らかになります。

6.残った油を拭いて空焚きする

最後に、残った油をキッチンペーパーで拭き取り、再度空焚きをして水分を飛ばします。これにより、スキレットは次回の使用時まできれいに保たれます​。

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【使用後】スキレットのお手入れ方法

スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点
スキレットは丈夫で耐久性の高い道具ですが、使用後も適切なお手入れをしないとサビや焦げ付きが発生し、寿命が縮まってしまうおそれがあります。

スキレットを使用したあとのお手入れ方法を見ていきましょう。

1.ぬるま湯で洗う

スキレットを使ったあとは、洗剤を使わずにお湯またはぬるま湯で洗いましょう。

洗剤を使うと、スキレットの表面についたシーズニング(油膜)が取れてしまい、サビの発生につながるおそれがあります。

スキレットをぬるま湯に浸し、柔らかいスポンジや布で優しく汚れを拭き取りましょう。ただし、固く焦げ付いた汚れがある場合は、洗剤とたわしを使っても構いません。

2.水気を拭いて火にかける

ぬるま湯で洗ったら、キッチンペーパーや布でスキレットの水気をよく拭き取ります。

その後、火にかけて水分を完全に飛ばし、白い煙が出るまで強火で熱しましょう。水分を飛ばすことでサビの発生を防げます。

3.油を塗布して保管する

スキレットが冷めたら、サビ止め用の油を少量取り、キッチンペーパーに染み込ませてから、スキレットの内外全体に薄く塗布します。

可能であれば、油を塗布したあと、スキレットをオーブンで焼いてさらにシーズニングを強化するといいでしょう​。

最後に、スキレットを湿気から守るために新聞紙などに包み、ほかの鍋やフライパンと重ねないようにして保管します。

Tips
スキレットは基本的に鉄製品ですが、アルミで製造されたスキレットも販売されています。
アルミスキレットは鉄製のスキレットと比べて軽量で持ち運びやすいので、アウトドアでの使用にも適しています。また、鉄製のスキレットと異なりフッ素加工を施してあるため、シーズニングは不要です。
価格も鉄製と比べて安価なので、はじめてスキレットを購入する方にもおすすめです。

スキレットを使う際の注意点

スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点
スキレットは加熱した状態のまま食器として使用することができますが、やけどやテーブルの焦げ付きに十分注意する必要があります。以下でスキレットを使う際の注意点を解説するので、ぜひ参考にして、安全にスキレットを使用してください。

調理の際は手袋を付ける

スキレットは取っ手の部分まで金属でできているため、調理の際は非常に高温になります。
やけどを防ぐため、使用時は手袋を着用しましょう。
また、スキレット用の取っ手カバーも市販されており、デザイン性が良いのでそちらを使用するのもおすすめです。
手袋やカバーを用意できない場合はタオルで代用もできますが、加熱部が手に触れないように十分に注意してください。

テーブルに置く際は鍋敷きを敷く

スキレットを加熱状態のままテーブルに置く際は、必ず鍋敷きを敷きましょう。
そのままテーブルに置くと、焦げ付いて痕が残ってしまいます。

スキレットの活用アイデア・おすすめ料理

スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点
スキレットは、焼き物からオーブン料理、煮込み・炊き込み料理、粉物料理まで、何でもこなせる優秀な調理器具です。スキレットひとつで、さまざまな料理を手軽に楽しむことができます。

スキレットを活用したおすすめのレシピをご紹介します。

焼き物料理

スキレットは、均一に熱を伝えられる点がメリットで、とくに焼き物料理に適しています。

  • スキレットステーキ:
    美味しいスキレットステーキを作るには、まずステーキ肉を室温に戻し、両面に塩とコショウを振ります。
    スキレットを高温に熱したら、油を少量加えてステーキ肉を両面約3~4分焼き、お好みの焼き加減になるまで調節してください。
  • 野菜のグリル:
    スキレットを使って、ピーマンやズッキーニ、エリンギなどの野菜を簡単にグリルすることができます。
    野菜にオリーブオイル、塩、コショウを加え、中火で焼きましょう。
  • オーブン料理

    スキレットはオーブン料理にも適しており、とくにパンを作るのに適したサイズと形状を持っています。

  • コーンブレッド:
    スキレットでコーンブレッドを作ると、外側がカリカリで中がふんわりとした食感になります。
    余熱したスキレットに、コーンミール、砂糖、重曹、卵、牛乳などを混ぜ合わせた生地を塗り、オーブンに入れて表面がキツネ色になるまで15分ほど焼きましょう。
  • フリッタータ:
    フリッタータはスキレットで作るキッシュのような料理で、簡単で栄養価が高い点が魅力です。卵、野菜、チーズを混ぜてスキレットに注ぎ、オーブンで焼きます。
  • 煮込み・炊き込み料理

    スキレットは、蓋をすることで鍋やダッチオーブンのように使えるため、煮込み・炊き込み料理にも最適です。

  • チーズリゾット:
    スキレットにごはんと水を入れて強火で炊き始め、具材やチーズを加えて混ぜるだけの手軽なレシピです。
    チーズはとろけるタイプのものを使うと、よりクリーミーに仕上がりますよ。
  • プルコギ:
    スキレットに牛肉や玉ねぎを入れて甘辛く味付けし、強火で焼きます。濃い目の味付けで、おつまみやごはんのおかずに最適です。
  • 粉物料理

    スキレットは高温で焼けるため、粉物料理も外はカリッと中はふんわりの食感を楽しめます。

  • フワフワパンケーキ:
    スキレットに小麦粉や卵などを混ぜた生地を流し入れて弱火で焼き始め、ふくらんだら裏返してさらに焼くだけの簡単レシピです。
    生地はホイップクリームや牛乳で調整して好みの厚さにできます。
  • ホットケーキミックスのピザ:
    スキレットにホットケーキミックスで作った生地を敷き詰めて弱火で焼き始め、具材やチーズをのせればピザの完成です。
    具材はお好みでアレンジしてみてください。
  • スキレットを長く使うためのポイント

    スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点
    ここでは、スキレットをお手入れするうえでのポイントを3つご紹介します。適切な対策をおこない、スキレットを長持ちさせましょう。

    焦げ付き対策をする

    スキレットは熱伝導に優れていますが、その性質上、油が少なかったり火力が強すぎたりすると食材が焦げ付くことがあります。

    焦げ付きを防ぐためには、適量の油を使用し、強火でしっかりと熱することが重要です。

    また、食材を加える前にスキレットが十分に熱くなっていることを確認しましょう。

    料理を入れたまま放置しない

    料理を作ったあと、スキレットに料理を入れたまま放置すると、サビの発生につながります。

    使用後はすぐに洗うことで、スキレットを清潔に保ち、長持ちさせることが可能です。

    洗ったあとは、十分に乾燥させてから保管することも忘れないようにしましょう。

    ひどい汚れはクレンザーとたわしで落とす

    焦げ付きや汚れがひどくなった場合は、スキレットを強火で加熱してサビを炭化させ、クレンザーとたわしを使って落としてください。

    ただし、力任せにこすると、スキレットの表面を傷つけてしまいます。優しく円を描くように洗いましょう。

    スキレットの使い方をマスターしよう!

    スキレットの使い方|使用前・使用後のお手入れ方法と長く使うための注意点
    スキレットは、熱伝導や蓄熱性に優れており、さまざまな料理に活用できます。しかし、スキレットを長く使うためには、使用前後のお手入れが欠かせません。

    適切な方法で洗ったり、油を塗ったりして、焦げ付きやサビを防ぐ対策をおこなうことで、スキレットの性能を維持し、美味しい料理を楽しめるようになります。

    本記事でご紹介したスキレットの使い方やお手入れ方法、おすすめ料理などを参考にして、スキレットの魅力を存分に味わいましょう。

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