人気のタグ

コーナンTips

ペット

カブトムシの餌の交換頻度は?|タイミングとゼリーの与え方を解説

カブトムシの餌の交換頻度は?|タイミングとゼリーの与え方を解説

Featured Image
クリップボードにコピーしました
         

夏に飼育する昆虫として、絶大な人気を誇る「カブトムシ」。健康で長生きさせるためには、どのように餌を与えていけばよいのでしょうか。

本記事では、カブトムシに与える餌の種類や交換頻度、与え方のコツについて詳しく解説しています。

カブトムシの餌の種類

カブトムシの餌の種類
カブトムシに与える主な餌は以下の3つです。

  • 昆虫ゼリー
  • 野菜や果物
  • 手作りの餌

それぞれの特徴や注意点を理解し、適切な餌を選びましょう。

昆虫ゼリー

昆虫ゼリー
カブトムシの餌のなかで、もっともおすすめしたいのが「昆虫ゼリー」です。昆虫ゼリーはカブトムシの健康を維持するために開発された餌のため、栄養バランスに優れており、カブトムシが食べやすい風味もつけられています。

また、果物や野菜と違って腐りにくい点も昆虫ゼリーの大きなメリットです。とくに、カブトムシの飼育は夏におこなうため、果物や野菜は腐敗しやすく早めの交換が必要ですが、腐りにくい昆虫ゼリーの場合はその心配がほとんどありません。

容器ごと取り換えればよく、交換が簡単であるほか、水分量が適切に調整されているため、液だれして飼育ケースが汚れる心配も不要です。昆虫ゼリーには、黒糖タイプや高たんぱくタイプなどがあり、どの種類を与えても問題ありません。

野菜・果物

カブトムシの餌として、野菜や果物を与えることもできます。ただし、水分が多い野菜・果物は、餌として与えるのは控えましょう。

水分量が多い餌を与えると、カブトムシがお腹を壊して排泄物が水っぽくなったり、おしっこの量が増えたりして、飼育ケースを清潔に保てなくなるおそれがあります。

野菜ではトウモロコシ、果物ではバナナやリンゴが、水分量が程よくておすすめです。とくにバナナは水分量が少なく飼育ケースが汚れにくいほか、栄養も高いため人気の餌です。

カブトムシの餌として野菜・果物を与える際には、腐敗していないかどうかのチェックをこまめにおこなうと同時に、コバエ対策もしておきましょう。

手づくりの餌

手づくりの餌
カブトムシの餌となる樹液を手作りすることもできます。用意するものは以下のとおりです。

  • 水1カップ
  • 黒砂糖100g
  • はちみつ大さじ2杯分
  • 焼酎1/2カップ

黒砂糖と水を鍋で火にかけ、どろどろになるまで熱し、用意しておいたはちみつと焼酎を加えれば手作り樹液の完成です。脱脂綿に含ませて与えたり、ゼラチンを加えてゼリー状に固めて与えたりする方法があります。

ただし、この手作り餌は昆虫ゼリーや野菜・果物などと比べて栄養が偏りやすい点に注意が必要です。メインの餌ではなく、簡単に作れる餌の代用品として覚えておくとよいでしょう。

カブトムシに与えてはいけない餌

カブトムシに与えてはいけない餌
健康を維持しながらカブトムシを長生きさせていくためには、与える餌に気を配る必要があります。先述したように、水分を多量に含んでいる野菜・果物は、カブトムシには与えてはいけないことを覚えておきましょう。具体的には、スイカやキュウリ、トマト、メロンなどは餌として適切ではありません。水分のとり過ぎになるほか、栄養価も低くなってしまいます。

また、カブトムシにはちみつをそのまま与えることも避けましょう。糖分が高いはちみつを食べると、口周りや体内で固まってしまい、体調不良の原因となります。最悪の場合は死に至ることもあるため注意してください。水で薄めたはちみつであれば、脱脂綿に湿らせてときどき与えることができます。

カブトムシの餌を交換する頻度

カブトムシの餌を交換する頻度
カブトムシの餌を交換する頻度は、どの程度が適切なのでしょうか。餌を交換する基本的なタイミングや目安についてみていきましょう。

基本的なタイミング

昆虫ゼリーには、16g前後のものから30gを超える内容量のものまで、さまざまなラインナップがあります。基本的には、ゼリーがなくなる前のタイミングで交換します。餌の減り方を定期的にチェックして、餌を切らさないように注意しましょう。

餌がまだ残っている場合でも、コバエが湧くようになったらすぐに交換してください。飼育ケースを常に清潔に保つことが大切です。 野菜や果物であれば、腐ってしまう前に交換する必要があります。とくに、食品が傷みやすい夏場は注意して見守りましょう。

交換の目安

交換の目安は、昆虫ゼリーで3〜4日に一度です。昆虫ゼリーの内容量を選ぶ際には、これを基準にして考えるといいでしょう。カブトムシの場合、16g前後のゼリーであれば1日で食べきることもあります。30gで1~2日、60gで4日~1週間程度が目安です。ただし、食べるスピードには個体差があるため、こまめにチェックしてみてください。

昆虫ゼリーがたくさん残っている状態でも、暑い夏の時期は少なくとも1週間以内には交換しましょう。それ以上の期間置いておくと、コバエが湧きやすくなったり、ゼリーが土まみれになって食べられない状態になったりするおそれがあります。

カブトムシの餌の与え方

カブトムシの餌の与え方
カブトムシに与える餌の種類や、交換する頻度は非常に大切ですが、餌の与え方にも一工夫加えることで、カブトムシにとってより快適な飼育環境をつくり出せます。

以下の4つの方法を実践してみましょう。

  • 食べやすくする
  • 餌台を設置する
  • 産卵時期の餌
  • 長期外出するときの餌

食べやすくする

ただ餌を与えるのではなく、カブトムシが食べやすいように工夫してあげることが大切です。昆虫ゼリーの容器は、少し深めになっているものもあり、開封して間もないころは問題なくても、最後のほうになると食べるのに苦労することがあります。

できるだけ口が広く作られている容器の昆虫ゼリーを購入するか、容器をカットして食べやすいようにしてあげるといいでしょう。最近では、専用のゼリーカッターなども販売されており、簡単に昆虫ゼリーのカットをおこなえます。

餌台を設置

広めの飼育ケースを使用している場合は、餌台の設置もおすすめです。餌台があれば、ゼリーがこぼれてケースが汚れるトラブルを防げるため、清潔な状態を保ちやすくなります。

また、餌台があると、とまり木の代わりとなってカブトムシが不必要にひっくり返るのを防ぐことが可能です。カブトムシは、ひっくり返るとすぐには起き上がれずに体力だけを消耗してしまうおそれがあります。疲れて死に至るケースもあるため、ひっくり返りにくく、万が一ひっくり返ってもすぐに起き上がれる環境を整えてあげましょう。

また、ゼリー容器の縁に、カブトムシの前足のかぎ爪部分が引っかかって取れるというアクシデントも、餌台を設置しておけば防ぎやすくなります。

産卵時期の餌

カブトムシの産卵時期は7〜8月で、メスは20〜30個程度の卵を産みます。この産卵時期には、タンパク質配合のゼリーを与えてください。カブトムシは、交尾前後や産卵期に多くのタンパク質を必要とします。

タンパク質が十分補給できていないと、産卵した卵や幼虫、ときにはオスを食べてしまうおそれがあります。産卵時期に十分な栄養補給ができるよう、餌の種類を適切に選びましょう。

長期外出するときの餌

長期外出する際にも、餌の与え方を工夫する必要があります。餌を切らしてしまわないように、ゼリーを何個か余分に入れておいたり、日持ちするリンゴなどを入れておいたりするのも良い方法です。どのくらいの期間の外出になるかを見極めて、カブトムシが定期的に栄養補給できるような環境を整えましょう。

カブトムシが餌を食べないときの原因と対策

カブトムシが餌を食べないときの原因と対策
カブトムシが餌をほとんど食べてくれず、心配になることもあるでしょう。カブトムシが餌を食べなくなった場合、いくつかの原因が考えられます。

一つは、餌がカブトムシの好みではないからです。昆虫ゼリーはどれも同じように見えますが、味に違いがあり、個体によっては好みに合わないものもあります。いくつか違う種類の昆虫ゼリーを与えて、食いつきをチェックしてみましょう。

寿命が近づいているときも、カブトムシは徐々に餌を食べなくなります。成虫になって1~3か月ほどが寿命といわれているため、時期が当てはまる場合はこれが原因かもしれません。また、カブトムシは夜行性で、昼間はあまり餌を食べず休んでいることがほとんどです。この場合は、こちらが見ているときに食べていないだけで、夜にきちんと食事をしているため心配はいりません。

カブトムシの飼育は餌が大切!交換頻度を確認してみよう

カブトムシの飼育は餌が大切!交換頻度を確認してみよう
子供たちにとても人気の高い「カブトムシ」。上手に飼育するためには、与える餌に気を配ることが大切です。どのような種類の餌を与えるのか、餌の交換頻度はどのくらいにすべきなのかを事前に確認し、カブトムシの飼育を家族全員で楽しんでいきましょう。

 

関連記事

カブトムシの幼虫の上手な育て方!失敗しない飼育方法を徹底解説

 

関連記事

カブトムシの飼い方|成虫の飼育環境のつくり方と注意点を紹介

関連記事 今話題の人気記事!

同じカテゴリから記事を探す

カブトムシ昆虫