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キャットフードの基本は総合栄養食!正しい選び方と猫の食いつき対処法

キャットフードの基本は総合栄養食!正しい選び方と猫の食いつき対処法

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店頭にたくさん並んでいるキャットフードですが、愛猫にとって最適なものを選んであげたいですよね。

大切な家族である猫の健康を維持し、毎日を楽しく過ごすためにもキャットフード選びは重要です

キャットフードは、猫に必要な栄養素をバランスよく摂取するための総合栄養食が基本ですが、副食(おかず)やおやつとして与えられる種類も豊富にあります。

この記事では、キャットフードの正しい選び方から、猫の体形や年齢に応じた切り替え方法、食いつきが悪いときのアレンジ方法までご紹介します。

キャットフードの主食は総合栄養食!正しい選び方

キャットフードを食べる猫
キャットフードは、大きく「総合栄養食」「その他目的食」「おやつやご褒美用」「療法食」の4つに分けられます。

さまざまな種類がありますが、毎日の主食となるのは「総合栄養食」です。総合栄養食を基本に、体調や運動量に合わせておかずやおやつなどを取り入れましょう。

キャットフードの正しい選び方や、与える際に注意すべきポイントを解説します。

主食は総合栄養食

総合栄養食とは、猫の活動に必要な栄養素がバランスよく含まれているキャットフードです。

毎日の健康を維持するのに欠かせないフードであるため、主食として与えましょう

また、水分も十分にとれるよう、新鮮な水と一緒に与えることが大切です。

その他目的食

その他の目的食としては、食欲増進などの目的で与える「副食・おかずタイプ」があります。

主食の食いつきが悪いときに、栄養成分やカロリー補給などの目的で与えます。ただし、主食の補完として与えるものなので、目的食ばかりにならないよう注意が必要です

総合栄養食と副食タイプの違いは、キャットフードのパッケージに記載されている表示で確認できます。見た目が似ているものもあるため、必ずキャットフードの種類を確認してから購入しましょう。

おやつやご褒美用

愛猫とのコミュニケーションや、しつけのご褒美の手段として与えられるのが「おやつ・ご褒美用」のキャットフードです。スナックや魚肉ソーセージなどの加工品、ササミを乾燥させたものなどさまざまな種類があります。

ただし、おやつの与え過ぎには注意しなければなりません。栄養が偏ってしまうほか、カロリーが高いものが多く肥満の原因にもなります。与える量は猫の年齢にもよりますが、1日に必要なカロリーの10~20%程度に抑えるのが理想です

ご褒美用は、猫が欲しがるとついあげたくなってしまうかもしれません。家族全員で1日に与える量を決めておくなど、猫が健康を維持できるようにしっかりと管理してあげましょう。

治癒に適した療法食

特定の疾患や疾病に必要な栄養やカロリーを補給する目的で与えるのが「療法食」です。たとえば、猫が便秘になったときに効果的な、食物繊維を含むサプリメントなどが挙げられます。獣医師の指導の下で与えてください。

猫は言葉や表情でうまく伝えられないため、体調不良かどうかの判断が難しいケースも少なくありません。

「食事を食べなくなった」「元気がない」「肥満が気になる」など、愛猫の変化に気づいたら、獣医師の指示に従って適切なキャットフードに切り替えましょう

キャットフードはドライが基本

キャットフードはドライが基本
キャットフードには、乾燥している「ドライフード」と、やわらかい「ウェットフード」があります。どちらも総合栄養食として与えられますが、基本はドライフードです

ドライフードとウェットフードでは、1日に与える量が異なります。同じ栄養を摂取するために必要となる量は、ウェットフードのほうが多くなります。

ドライフードとウェットフードを組み合わせて与えるなど、食べるスピードや猫の様子を見ながら適切な量を調節してあげましょう。

また、ドライフードとウェットフードの中間に位置する「ソフトドライ」や「セミモイスト」のキャットフードもあります。

ドライフードのメリット

ドライフードは、水分含有量が10%程度のものを指します。カリカリとした食感が特徴のキャットフードです。

味気のない印象があるかもしれませんが、ドライフードにはさまざまな原材料が使われており、猫が好む味や風味がついているものも多くあります。粒の大きさや形もさまざまで、愛猫の好みや年齢に合わせて豊富なバリエーションから選べます。

また、ドライフードは、乾燥しているため長期間の保存が可能です。家を1日中留守にするときなど、器に入れたままにしても傷みにくいのが特徴です。効率的に栄養補給ができ、毎日の基本の食事として最適です。

ただし、ドライフードでは食事から水分を摂取することが難しいため、必ずフードとは別で水を与えるようにしてください

ウェットフードのメリット

ウェットフードは、水分含有量が75%程度のキャットフードで、缶やレトルトパウチなどに入っています。風味がよくて食べやすく、香りも高いため、ウェットフードのほうが猫の食いつきがよくなる傾向があります

ウェットフードには総合栄養食のほか、副食(おかず)としてもさまざまな種類があります。

素材本来の形や食感が残っている「フレークタイプ」、柔らかく食べやすい「ペーストタイプ」、だしやうまみが入った「スープタイプ」などバリエーションが豊富です。

しかし、ウェットフードは、嗜好性の高さから猫が喜んで食べてくれるため、つい与えすぎてしまうことがあります。適切な給与量を守らないと、肥満につながりかねません

ドライフードに混ぜて与える、1日1回にとどめるなど、愛猫のストレスにならない程度にルールを決めましょう。

キャットフードは原材料をチェックして選ぶ

キャットフードは原材料をチェックして選ぶ
大切な愛猫には、人間と同じように安全で体によいものを与えたいですよね。キャットフードを選ぶときは、原材料を必ずチェックしましょう。

粗悪な原料が使われているキャットフードは、愛猫の健康や成長に悪影響を及ぼすおそれがあります

愛猫に長く健康で過ごしてもらうためにも、パッケージをしっかりと確認し、安心して与えられるキャットフードを選びましょう。

動物性タンパク質が主原料

猫は肉食動物のため、総合栄養食として与えるキャットフードは「動物性タンパク質」が主原料のものを選びましょう

キャットフードのラベル表示には、「原材料の使用割合が多い順に記載する」というルールがあります。

そのため、原材料の上位に動物性タンパク質をとれる肉や魚の表示があるかを確認してください。チキンやサーモン、鴨肉のように、具体的な食材の名前が明記されているものが安心です

また、キャットフードには、品質劣化を防止するための保存料や、風味をよくするための香料など、添加物が使用されているものが多くあります。

愛猫に与えるものとして不安に感じる添加物ですが、日本で製造・販売されているキャットフードは、「ペットフード安全法」によって安全性が確保されています。

キャットフードの選び方は猫の体重と年齢がポイント

キャットフードの選び方は猫の体重と年齢がポイント
愛猫の体重や年齢に合わせてキャットフードを選ぶことも大切です。人とは成長スピードが大きく異なり、小さく可愛い子猫も1年であっという間に成猫になります。

また、猫の種類によっても成猫の大きさはさまざまです。最適なキャットフードを選ぶためにも、体型や成長段階ごとに必要な量やカロリーを把握しておきましょう。

痩せすぎや太りすぎを防ぐ

健康を維持するためには、「痩せすぎ」も「太りすぎ」も防ぐ必要があります。まずは愛猫の体型をチェックしてみましょう

猫の体型にも評価基準があり、大きく5段階に分けられます。以下を参考にしながら確認し、体の大きさに合わせてキャットフードの量を調節してください。

痩せている

痩せている状態の猫
肋骨や腰椎、骨盤などがはっきりと見えている状態です。脂肪がほとんどないため首が細く、上から見ると腰が深くくびれています。

また、腹部が大きく吊り上がっており、脇腹のひだには脂肪がないか、ひだ自体がありません。

やや痩せている

やや痩せている状態の猫
薄い脂肪はありますが、背骨と肋骨に容易に触れます。腰のくびれがわかり、横から見て腹部の吊り上がりもわずかにあります。

標準的

標準体型の猫
肋骨には触れられるものの、見た目ではほとんど確認できない状態です。

上から見ると、肋骨の後ろに腰のくびれがわずかにあります。腹部がやや吊り上がっており、脇腹にひだが存在します。

やや肥満気味

やや肥満気味の状態の猫
脂肪が多くついていますが、肋骨には触れます。腰のくびれはほとんどなく、腹部の吊り上がりはやや丸くなっている状態です。

脇腹のひだは脂肪で垂れ下がっており、歩くと揺れるのを確認できます。

肥満

肥満状態の猫
肋骨や背骨が厚い脂肪に覆われており、触ることは困難です。腰のくびれはほとんどありません。

腹部が垂れ下がっており、歩くと脇腹のひだが大きく揺れます。

猫の成長と適切なフード

猫の成長段階は、大きく「子猫」「成猫」「老猫」に分けられます。

キャットフードの種類によって摂取できるカロリーが異なるため、パッケージに記載のグラム量を参考に与えましょう。また、キャットフードのほかに、新鮮な水を体重1kgあたり1日50mlを目安に与えてください。

基本的には、愛猫の成長に合わせてキャットフードを選びますが、切り替えるタイミングとして避妊・去勢手術後も挙げられます。多くの場合、手術後は活動量が減り、消費カロリーも減ってしまうからです。

避妊・去勢手術をおこなう際は、前後の体重の差を確認しましょう。体重が増加している場合は、キャットフードのカロリーを制限するか、避妊・去勢用のフードに切り替えます。

フードを切り替える方法

キャットフードの切り替えは、一度におこなうと愛猫が警戒して食べなくなることがあります。また、消化器系に負担がかかり、体調不良の原因にもなりかねません

そのため、1〜2週間ほどかけてゆっくりと切り替えていく必要があります。最初は今までのフードに新しいフードを少しだけ混ぜ、徐々に割合を多くしていきましょう。

また、なるべく同じ器を使用することで、愛猫の恐怖心やストレスを軽減できる可能性があります。

キャットフードの食いつきが悪いときはあげ方を変える

キャットフードの食いつきが悪いときはあげ方を変える
いつもと同じキャットフードなのに、愛猫が突然食べなくなった経験はないでしょうか。

キャットフードの食いつきが悪い原因はさまざまですが、必ずしも体調不良や病気が影響しているとは限りません

猫も人と同じように、食に対してこだわりを持っている子も多くいます。元気なのにごはんを食べてくれないときは、与え方を工夫してみましょう。

キャットフードは種類が豊富なため、さまざまなアレンジを加えられます。工夫次第で愛猫のストレスが減り、喜んで食事をしてくれるようになるかもしれません。

フードのアレンジ方法

キャットフードの与え方を変えたいときは、以下のような工夫をしてみましょう。

  • 違う味のフードを混ぜて味替えしてみる
  • キャットフードを人肌程度に温めて出してあげる
  • ドライフードが多い場合は、ウェットフードも与えてみる

ドライフードは留守中でも置きっぱなしにできて便利ですが、長時間放置すると風味が落ちてしまうことがあります。なかなか食べてくれないときは、ウェットフードも適度に取り入れてみてください。

また、老猫になると頭を下に傾けることが困難になってくるため、食べやすいように器の高さを調節してあげるのもおすすめです。

キャットフードの食いつきが悪い原因としては、ストレスや老化による認知症なども考えられます。食べない日が続いたり、愛猫の様子がいつもと違ったりする場合は、早めに獣医師に相談して適切な処置をおこないましょう。

キャットフードの選び方まとめ

キャットフードの選び方まとめ
キャットフードの選び方について、今回の記事でご紹介したポイントをまとめます。

  • 総合栄養食を主食として与える
  • 基本的にドライフードを与える
  • 体重と年齢に合わせて選ぶ
  • 食いつきが悪いときはあげ方を変える

以上のポイントを参考に、愛猫が喜んでくれるかどうかを観察しながらキャットフードを選んでみてください。

大切な家族である愛猫には、毎日おいしく食事をして健康で過ごしてもらいたいですよね。

いろいろなアレンジを試しながら、愛猫にとって楽しめる食習慣をつくってあげてください。

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