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メダカ用水草のおすすめ10選|選び方のポイントも解説

メダカ用水草のおすすめ10選|選び方のポイントも解説

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手間が比較的かからないメダカは、初めて観賞魚を飼育する方におすすめです

屋内だけではなく屋外飼育も可能で、エアーポンプ無しでも飼育できるため、初期費用を抑えられる点もメリットです。

メダカを飼育する際には、酸素の供給をおこなうために水草を入れるとよいとされています。水草を入れることで、見た目も華やかになるでしょう。

この記事では、メダカ用水草の選び方や、おすすめの種類をご紹介します。
「これから観賞魚を育ててみたい」「メダカの水槽をレベルアップさせたい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

また、メダカの飼い方は以下の記事で詳しく解説しているので、初めての方もぜひ参考にしてみてください。
メダカの飼い方|種類・水槽・水草・繁殖方法までまとめて解説

メダカに水草はなぜ必要?

メダカに水草はなぜ必要か
メダカの水槽に水草を入れる理由は、メダカの健康や生育に欠かせないものだからです。

光合成による酸素供給だけではなく、産卵場所や隠れ家としても使われます。水草を入れることで水質が浄化され、メダカが快適に過ごせます。

また、水草のなかにはメダカの非常食となるものもあります

水草の種類によって役割が異なるため、目的に合った水草を取り入れるようにしましょう。

いろいろな水草を組み合わせて、自分だけのレイアウトを楽しむこともおすすめです。水草には、水槽の見た目を華やかにする効果もあります。

ただし、水草は育ちすぎるとメダカが絡まり、水中に光が届かなくなるおそれがある点には注意してください。メダカにとって過ごしやすい環境を整えるためには、水草の適切な管理が必要です。

tips
水草は自らの栄養分とするために、フンなどに由来する水中の窒素成分を吸収するため、メダカにとって住みやすい水質の維持につながります。また、同じく窒素成分を養分とする藻類の繁殖を抑える効果があります。

メダカ用水草は大きく分けて2種類

メダカ用の水草は、大きく「水面に浮かべるタイプ」と「水の中で育つタイプ」の2種類に分けられます。

メダカを育てる状況や、どのような見た目にしたいのかで選び方が変わってきます。まずは、それぞれの特徴やメリット、注意点などを見ていきましょう。

水面に浮かべるタイプ

水に浮かべるタイプの水草は、上から見れる睡蓮鉢のような容器で育てる場合に適しています。

観賞用の水草として使えるだけではなく、外で飼育する際に鳥や猫からの目隠しになる点もメリットです。

また、メダカが卵を産みつけやすいため、繁殖させたい場合にも向いているでしょう。

ただし、水に浮かべる水草は、寒さに弱い場合が多いです。外でメダカを育てるのに適したタイプですが、冬はしっかりと寒さ対策をおこなわなければいけません。

さらに、強い光を必要とするものが多いため、日が十分に当たる場所に置くなどの工夫も大切です。
冬は水温が下がりすぎないよう、軒先などに置いておきましょう。

水中で育つタイプ

水中で育つタイプの水草は、葉の形や色などを自分好みにカスタマイズ可能です。

横から鑑賞できる水槽に適しており、さまざまな種類の水草を組み合わせることで華やかさも生まれます。

また、土にしっかりと根を張る点も、水中で育つタイプの特徴です。水流に負けずにユラユラと揺れるため、きれいな水景を維持できます。

水槽でメダカを育てるのであれば、水中で育つタイプの水草を選びましょう。

メダカ用水草の選び方

メダカ用水草の選び方
次はメダカ用水草の選び方を見ていきましょう。

メダカ用水草を選ぶ際は、「飼育場所の光量」「耐寒性」「管理の手間」の3つのポイントで判断します。具体的な水草の機能を知っておくことで、メダカに適した水草を選べます。

飼育場所の光量で選ぶ

水草は種類によって光に対する要求度が異なります。置きたい場所があらかじめ決まっているのであれば、その場所の光量に合わせて水草を選ぶ必要があります。

屋外での飼育は、放置していても基本的には十分な光量を確保できます。

一方で、屋内飼育の場合は、室内の明かりだけでは光量不足になりやすいため注意が必要です。光が弱いと、水草がきれいに育ちません。

低光量でも育ちやすい水草を選ぶか、水草用の照明を設置しましょう。水草用のLEDライトや蛍光灯を設置することで、強い光を必要とする水草でも屋内飼育が可能となります。

耐寒性で選ぶ

水草は、さまざまな環境下で生育しています。そのため、「寒さに強い水草」と「寒さに弱い水草」があります。とくに、屋外でメダカを飼育する場合は、水草の耐寒性をしっかりと確認しましょう。

熱帯地方が原産の水草は、日本の冬の寒さに耐えられずに枯れてしまうおそれがあるため要注意です。

また、屋内で育てていても、冬場に窓の近くに水槽を置いていると、水温が低くなることもあります。寒さに強い水草を選ぶほか、窓際を避ける、水槽用ヒーターを設置するなどの対策をおこない、適切な水温を保ちましょう。

管理の手間で選ぶ

メダカ用水草の種類によっては、管理に手間がかかります。水草は育つ速度がそれぞれ異なり、成長が早いと水面を覆いつくし、ほかの水草に光が当たらなくなります。

また、水草が密集しすぎるとメダカが水草に絡まるおそれもあるため、安全にメダカを飼育したいのであれば管理が必要です。成長スピードの早い水草は、間引きをしたり、短くカットしたりするなど定期的にお手入れしましょう。

管理の手間を最小限にしたいのであれば、成長がゆるやかな水草を選ぶのがおすすめです。

ただし、成長がゆるやかな水草はコケが生えやすいため、定期的にコケを取り除く必要があります。メダカと混泳できるエビや貝などのコケ取り生体も一緒に飼育することで、水槽がコケだらけになってしまうことを防止できます

メダカ用水草のおすすめ5選|水に浮かべるタイプ

メダカ用水草のおすすめ5選|水に浮かべるタイプ
水に浮かべるタイプの水草では「ホテイアオイ」「アマゾンフロッグピット」「ウォーターポピー」「睡蓮」「オオサンショウモ」の5つがおすすめです。

水に浮かべる水草の多くは屋外に適していますが、屋内で育てられるものもあります。それぞれの種類の特徴や適した環境について解説します。

ホテイアオイ


ホテイアオイは、メダカ用水草として非常に有名な水草です。根をしっかりと伸ばす浮草で、メダカが卵を産みつけやすいため、メダカを増やしたい人に適しています。

また、卵をつけたまま別の容器に移動することもできます。成魚と稚魚を分けて飼育したい人にも人気があります。

日当たりのよい屋外での使用がおすすめですが、冬場は寒さに耐えられず枯れてしまいます。枯らさずに冬越しさせたいのであれば、冬の間だけ屋内に移動させましょう。

アマゾンフロッグピット

アマゾンフロッグピット
アマゾンフロッグピットは、カエルが乗りそうなコロンと丸い葉が特徴の水草です。葉の大きさは直径1〜3cm程度のため、小さい容器でメダカを育てる場合に適しています。

メダカが卵をつけやすく、産卵用としてもおすすめです。水に浮かべておくだけで栄養を吸収し、根が下に伸びていきます。

水質浄化が早い水草ですが、根が伸びすぎるとメダカが絡まることもあるため、定期的に根を切っておきましょう

育て方としては、明るさが重要なポイントです。十分な光量さえ確保できれば、屋外と屋内のどちらでも育てられます。

ウォーターポピー

ウォーターポピーは、大きな葉が特徴的な水草です。黄色の可愛い花が咲くため、水槽に彩りをもたせたい場合に適しています。

水に浮かべると葉だけが見え、水中に根を張ります。大きな葉が日陰を作り出すため、太陽光によって水温が上がりすぎることを防止できる点もメリットです。

ウォーターポピーは一定量の光を必要とするため、屋外での飼育がおすすめです。屋内飼育も可能ですが、専用の照明を用意しましょう。

また、ウォーターポピーは寒さに弱いデメリットがあります。屋外飼育では冬場に一度枯れたようになりますが、暖かくなると再度茂り始めます。

睡蓮

睡蓮(スイレン)は、華やかで綺麗な花が咲く水草です。花の色はさまざまで、広がるように育てることで鑑賞性が高まります。

適度に目隠しとして使えるため、鳥や猫から大切なメダカを守る効果もあります。

日光を好むため、屋外飼育におすすめです。ただし熱帯性の睡蓮は寒さに弱いため、冬場は屋内で日の当たる場所に置く必要があります。温帯性の睡蓮は寒さに強いため、冬場も屋外で育てることができますが、凍らないように気を付けてください。

オオサンショウモ

オオサンショウモ
オオサンショウモは卵型の葉が谷折りに重なった、ユニークな見た目の水草です。成長した葉は折り目が深く、葉が波打った特徴的な姿をしています。また、メダカの非常食にもなります。

日光を好みますが、寒さに弱いので冬場の飼育には向いていません。

成長が早く、自然繁殖でどんどん増えていくため、メダカや他の水草の育成を妨げないように、定期的な間引きが必要です。

明るい場所であれば、屋内でも屋外でも育てることができます。

メダカ用水草のおすすめ5選|水中で育つタイプ

メダカ用水草のおすすめ5選|水中で育つタイプ
水中で育つタイプでは、「アヌビアス・ナナ」「アナカリス」「マツモ」「カボンバ」「ウォータークローバー」の5つがおすすめです。

水中で育つタイプはレイアウトを楽しめるメリットがあり、組み合わせ次第で水槽の雰囲気が大きく変わります。それぞれの特徴をチェックして、飼育環境や好みに合った水草を取り入れましょう。

アヌビアス・ナナ


アヌビアス・ナナは、屋内でも枯れにくく、成長が緩やかなため管理の手間が少ない水草です。強い光のない場所でも丈夫に育ちます。

メダカの隠れ家となる大きな葉が特徴ですが、小型の品種のため圧迫感はありません。レイアウト用の水草としても役立つでしょう。

アヌビアス・ナナは、底床に植え込めるほか、流木に根を張ることもできます。ただし、成長が遅いため、コケが生えやすいデメリットがあります

コケが気になる場合は、エビなどのコケ取り生体の導入がおすすめです。コケは、スポンジを使って優しく落とすこともできます。

アナカリス

アナカリス
アナカリスは丈夫で初心者にも育てやすい水草として知られています。理科の授業で細胞観察の実験などに使われる「オオカナダモ」と同じ植物です。
耐寒性に優れているため、1年を通して使いやすい水草です。太陽光を必要とせず、室内の明かりだけでも十分育ちます。

底床に植えこむ方法のほか、浮かべたり沈めたりしておくだけでも育成が可能です。水槽のサイズに合わせて、好みの長さにカットして育てることができます。

アナカリスは南米アルゼンチン原産の水草ですが、生命力が強く、日本の川や湖でも自生しています。光量によって葉の色が変化するため、照明を取り入れれば色の変化を楽しめるでしょう。また、条件次第で水上に白い花を咲かせることもあります。

マツモ

マツモ
マツモは、根を張らずに水中を漂う水草です。育成の難易度が比較的低いほか、水質浄化能力が高くメダカとの相性もよいため、初心者向けといえます。

盆栽を感じさせる細い葉が特徴で、和の要素を取り入れたい場合に適しているでしょう。

ただし、マツモは光量不足と急激な水温の変化に敏感です。そのため、屋内飼育では照明を使用する、水替え時に水温が急激に変わらないようにするなどの対策をおこなってください。

また、マツモは浮遊性の水草ですが、水草用の重りを巻いてから沈めてレイアウトすることもできます。

カボンバ


カボンバは、水中に立つ美しい見た目が印象的な水草です。鑑賞用の水草として人気が高く、水流に合わせてユラユラと揺れるため、さわやかさを感じさせます。

カボンバは、底床に植えこむタイプの水草です。水質浄化能力が高いほか、葉が密集していて卵を産みつけやすいため、メダカとの相性もよいでしょう。

初心者にも育てやすい丈夫な水草として知られています。

ウォータークローバー

ウォータークローバーは、葉がすべて四つ葉の水草です。かわいらしい見た目なので、鑑賞用として人気があります。

葉を水面に浮かべられる水草ですが、水中に沈めて育てることも可能です。水流によってユラユラと揺れ、ほかの水草や流木を引き立てます。

小さい水草のため、底床に植える際はしっかりと根付くように工夫してください。また、ウォータークローバーは株分けによって増殖させやすいことも特徴です。

メダカに適した水草で飼育を楽しもう!


光合成によって酸素を供給する水草は、メダカが快適に過ごすために大切な存在です。また、メダカの隠れ場所になる、きれいな水景が楽しめるなどのメリットもあります。

水草の種類によって、必要な光量や耐寒性、管理の手間などが異なるため、メダカの飼育環境に適した水草を選ぶことが大切です。忙しくてあまり手入れに時間をかけられない人や、長期間家を空けることが多い人は、管理の手間が少ない水草を選ぶと安心でしょう。

また、メダカにもさまざまな種類があるため、メダカの種類に合わせて水草を選ぶのもおすすめです。水草のなかには、きれいな花が咲く種類もあり、華やかさをプラスできます。いろいろな種類の水草を組み合わせて、メダカの飼育を楽しんでみてはいかがでしょうか。

メダカの飼い方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
メダカの飼い方|種類・水槽・水草・繁殖方法までまとめて解説

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