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車中泊グッズおすすめ20選!もしもの時でも快適に過ごすための必需品と便利アイテムを徹底紹介

車中泊グッズおすすめ20選!もしもの時でも快適に過ごすための必需品と便利アイテムを徹底紹介

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近年、アウトドアブームと多様な旅行スタイルの広がりで人気が高まっている車中泊。しかし、予期せぬ通行止めや震災など、やむをえず車中泊を強いられる状況も起こり得ます。本記事では、もしもの時の車中泊を快適にするための必須アイテムをご紹介します。

 

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車中泊の注意点

シーツの敷かれた車内
車中泊で快適・安全な時間を過ごすためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。場所の選定から体調管理、防犯対策まで、しっかりと準備をして車中泊を楽しみましょう。

車中泊が可能な場所かチェック

車中泊を計画する上で最も重要なことの一つが、車中泊が許可されている場所かどうかを確認することです。道の駅やサービスエリア(SA・PA)は、あくまで休憩施設であり、宿泊目的での利用は原則として推奨されていません。国土交通省は「『道の駅』は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」と明示しています。SA・PAにおいても、NEXCO西日本では「休憩の目的を逸脱した長時間・長期間駐車、野宿、野営又は車上生活を行うこと」を禁止行為として挙げています。

もちろん、ドライバーが交通事故防止のために仮眠を取ることは問題ありませんが、連泊などの長期滞在やキャンプのような行為はマナー違反となる可能性があります。一部の道の駅では、明確に「車中泊禁止」を掲示している場所もあります。

安心して車中泊を行いたい場合は、日本RV協会が認定する「RVパーク」の利用がおすすめです。RVパークは、快適に安心して車中泊ができる場所を提供することを目的としており、2023年には全国で300カ所以上に設置されています。RVパークの多くは、24時間利用可能なトイレ、100V電源、ごみ処理施設などが完備されています。有料ではありますが、予約をすることで確実に利用できます。事前に施設のルールを確認し、計画的に場所を選びましょう。

エンジンを切る

車中泊中は、一酸化炭素中毒のリスクや騒音トラブルを避けるため、車のエンジンは切りましょう。エンジンをかけたままにすると、排気ガスが車内に侵入し、無色無臭の一酸化炭素によって、気づかないうちに中毒症状に陥る危険性があります。特に冬場は、降雪によってマフラーが塞がれ、排気ガスが逆流しやすくなるため注意が必要です。

また、アイドリングによる騒音は、周辺住民や他の車中泊利用者の迷惑となる可能性があります。環境への配慮という点からも、エンジンを切ることが望ましいです。エンジンを切った状態での車内温度管理は必須となるため、夏場はポータブルクーラーや扇風機、涼しい場所を選ぶなどの暑さ対策を、冬場は電気毛布やシェード、風を遮れる場所を選ぶなどの寒さ対策を行いましょう。

防犯対策をする

車中泊では、防犯意識を高く持つことが大切です。まず、車を停める場所は、できるだけ人目のある明るい場所を選びましょう。サービスエリアや道の駅などでは、トイレや売店に近く、照明が届く範囲に駐車するのがおすすめです。

ドアは必ず施錠し、短時間車を離れる際も油断しないようにしましょう。窓を少し開ける場合でも、外から手が入らない程度の隙間にするか、補助ロックなどを使用すると安心です。カーテンやサンシェードで車内を見えにくくすることは、プライバシー保護と同時に、車上荒らしのリスクを減らす効果もあります。

貴重品は、外から見える場所に置かないように徹底しましょう。ダッシュボードの上や座席に放置せず、シートの下やコンソールボックス、トランク内など、見えない場所に保管してください。万が一に備えて、スマートフォンは肌身離さず持ち歩きましょう。また、すぐに発進できるよう車の進行方向に駐車し、運転席周りを整理しておくことも有効な対策です。

エコノミークラス症候群に注意

長時間同じ姿勢でいることで発症リスクが高まるエコノミークラス症候群(肺塞栓症)にも注意が必要です。食事や水分を十分に取らず、狭い車内で座ったまま寝ることは避けましょう。

対策としては、まずこまめに水分を摂取することが重要です。トイレを心配して水分を控えるとリスクが高まるため、携帯トイレなどを準備しておくと安心です。就寝時は、足元にクッションなどを入れて足を水平に伸ばせるように工夫し、血流が悪くならないようにしましょう。定期的に車から降りて散歩をしたり、車内でも足首を回したりマッサージをしたりするなど、長時間同じ姿勢にならないように心がけてください

車中泊の必需品グッズ5選

車中泊を快適に過ごすためには、欠かせない必需品があります。初めて車中泊に挑戦する方は、まずはこの5アイテムを揃えるところから始めましょう。

マット・エアーベッド

エアーベッドの車内

車中泊で快適な睡眠を得るためには、座席シートを倒してフラットなスペースを作ることが重要です。特に倒したシートの段差を埋めるためには、インフレーターマット(空気を入れて膨らませるタイプのマット)やエアーベッドが最適です。

多くの車中泊経験者が推奨するのは、自己膨張式のマットです。空気を入れる手間が省け、デコボコした床面を均等に埋めてくれます。厚さ10cm程度あるインフレーターマットなら、段差も気にならず快眠できるでしょう。

収納時にコンパクトになるタイプを選ぶと、荷物のスペースも確保できます。

緊急時でマットやエアーベッドの用意がない場合は、シートのすき間や凸凹をタオルや衣類等で埋めて、極力フラットになるように工夫しましょう。

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寝袋(シュラフ)

緑色の寝袋

車中泊では、エンジンを切った状態で寝ることが多いため、季節に応じた寝袋(シュラフ)が必要です。特に初春や秋などの肌寒い時期には保温性の高い寝袋が最適でしょう。

シュラフには形状によって封筒型とマミー型があります。

封筒型は広げて使えて布団のような感覚で寝られ、温度調節もしやすいのが特徴で、室内での車中泊には快適さを重視する封筒型がおすすめです。

マミー型は人型に合わせた形状で、保温性が高く冬の車中泊に適しています

寝袋を選ぶときは対応可能な温度表記を確認しましょう。キャンプ場など山間部の車中泊では意外と寒さを感じることがあるため、行く予定の場所の気温に対応しているものを選ぶのがポイントです。

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Tips
シュラフはドイツ語のSchlafsack(シュラフザック)の略で、寝袋を意味します。

車用カーテン・サンシェード

サンシェードをしている車

車中泊時には、プライバシー確保と快適な睡眠環境のために、車用カーテンやサンシェードが必須です。これらは外からの視線を遮るだけでなく、夏は日差しを遮って車内温度の上昇を防ぎ、冬は保温効果をもたらします。

車種ごとに専用設計されたサンシェードを選べば、すき間なくピッタリと装着でき、高い遮光性を発揮することが特徴です。窓全体に付ける一体型のものと、2枚組で別々に取り付けるものがあります。

また、カーテンレールを使わずに簡単に装着できるマグネット式カーテンもおすすめです。保管時はコンパクトに畳めるため、常備しておくと急な車中泊の際にも役立ちます。

選ぶ際は、UVカット率や遮光性、取り付けのしやすさをチェックしましょう。

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LEDランタン

灯のついたLEDランタン

夜間の車内照明として、LEDランタンは必須アイテムです。車のルームランプだけでは照度が足りず、バッテリー消費の心配もあります。LED式は省電力で長時間使用でき、明るさ調整が可能なものも多いです。

テント内で使用するメインランタンと、トイレなどに行く際に使用する携帯用ランタンの2種類を用意するのが理想的です。携帯用はヘッドライトでも代用できます。

最近ではUSB充電式のランタンも増えており、ポータブル電源やモバイルバッテリーから充電できるタイプが便利です。

また、ガス式やガソリン式のランタンは車内では一酸化炭素中毒の危険があるので、必ずLEDタイプを選びましょう。

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タオル・ブランケット

毛布や枕などの寝具がセットされている車内

タオルやブランケットは「車中泊の魔法の道具」と呼ばれるほど多用途に活用できます。シートの段差を埋めたり、窓に吊るして目隠しにしたり、冬場の防寒対策など、様々な目的で使用可能です。

ブランケットは季節に合わせて選ぶと良いでしょう。夏は薄手のコットンブランケット、冬は保温性の高いフリース素材がおすすめです。

フランネル素材のUSB電気ブランケットなら、モバイルバッテリーやポータブル電源から給電でき、寒い季節にも重宝します。

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防災グッズ・緊急時用品

非常用袋
車中泊は自然の中で過ごすことも多いため、緊急時に備えた防災グッズも必須アイテムです。特に以下のものは必ず車内に備えておきましょう。

  • 救急セット: 絆創膏、消毒液、湿布など基本的な医薬品
  • モバイルバッテリー: スマートフォンの充電用
  • レスキューシート: 防寒・防暑に役立つアルミシート
  • 携帯トイレ: 緊急時のトイレ対策として
  • ロープ: 物を固定したり、非常時に役立つ
  • 工具セット: タイヤ交換や簡単な修理に

また、車中泊場所の天気予報や地図アプリをダウンロードしておくのも重要です。オフラインでも使えるアプリを事前にインストールしておくと安心でしょう。

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あると便利な車中泊グッズ6選

長期の車中泊や頻繁に利用する方は、下記の便利グッズも検討してみてください。

ネックピロー(ネッククッション)

ネックピロー

快適な車中泊には良質な睡眠が不可欠であり、枕があると快適です。ネックピローは、収納時はコンパクトになり、使うときには十分な硬さとサポート性を提供してくれます。

旅行用の空気注入式枕は荷物のスペースを取らないですが、慣れるまで首や頭の位置が安定しづらいこともあります。初めての方には、低反発素材やウレタンフォーム製の携帯枕がおすすめです。

車中泊専用の枕だけでなく、キャンプ用の枕も適しています。特に首をしっかりサポートする形状のものや、高さ調節ができるタイプは、シートの形状に合わせやすく快適です。

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アイマスク・耳栓

アイマスクと耳栓
車中泊では外部からの光や音が睡眠が取れないことがあります。そんなときにおすすめなのが、アイマスクと耳栓です。

アイマスクは立体型で目の圧迫感が少ないものや、遮光性の高い素材で作られたものがおすすめです。中でも鼻部分の隙間が少ないタイプは光の侵入を防ぎやすく重宝されます。

耳栓は個人の耳の形に合わせて選ぶことが重要です。シリコン製の耳栓は耳の形に合わせやすく、長時間使用しても痛くなりにくくなっています。遮音性の高いウレタンフォーム製のものもあり、効果的です。

最近では、ノイズキャンセリング機能を持つイヤホンなども選択肢として人気を集めています。

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ポータブル電源

机の上に置かれたポータブル電源
車中泊での電源確保にはポータブル電源が必要です。スマホやパソコンの充電はもちろん、電気毛布や扇風機などの電気機器も使用できるようになり、車中泊の快適さが格段に向上します。

ポータブル電源は容量によって価格が変わりますが、最低でも200Wh(ワットアワー)以上、できれば500Wh以上の容量があると、複数の電化製品を使用でき安心です。

最近では、高性能なポータブル電源が多く販売されており、アプリ連動で充電状況を確認できるスマートな機種も増えています。

車のシガーソケットから充電できるタイプを選べば、移動中にポータブル電源を充電しておくこともでき、便利です。

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コンパクトテーブル

テーブルなどが設置されている車内

車内で食事をするときや、作業スペースとして使える折りたたみ式のコンパクトテーブルがあると便利です。収納性が高く、使わないときはスリムに折りたためるものを選びましょう。

テーブルの高さは、車内のシートに座った状態で使いやすい高さを選ぶことがポイントです。アウトドアブランドのものは安定性と耐久性に優れているので、車中泊だけでなくピクニックなど屋外でも活用できます。

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クーラーボックス

地面に置かれたクーラーボックス

車中泊の際、食材や飲み物を保冷するためにクーラーボックスは必須アイテムです。食中毒予防のためにも、きちんと保冷機能のあるものを選びましょう。

クーラーボックスには、ハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイプは保冷性能が高く、長時間の保冷に向いています。一方、ソフトタイプは収納性に優れ、使わない時は折りたためるのが特徴です。

容量は車中泊の日数や人数によって選びましょう。20L程度のものなら、2人で2泊程度の食材と飲み物を保冷できます。

また、最近ではポータブル冷蔵庫も人気です。ポータブル電源やカーバッテリーから電源を取れば、冷蔵だけでなく冷凍も可能なモデルもあります。長期間の車中泊にはこういった電動タイプも検討する価値があるでしょう。

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Tips
クーラーボックスを使う際は、必ず保冷剤を併用しましょう。保冷剤の量はクーラーボックスの容量の1/4が目安ですが、あまり入れすぎると食材が入らないため、凍らせたペットボトル飲料等で代用するのもおすすめです。冷気は下に溜まる性質があるため、保冷剤は上部に入れるといいでしょう。

車内収納グッズ

車内のドア側についている収納、小物入れ
限られた車内スペースを有効活用するためには、効率的な収納グッズが不可欠です。適切な収納グッズを使うことで、必要なものをすぐに取り出せる快適な空間を作ることができます。

車内収納に便利なアイテムには以下のようなものがあります:

  • シートバックポケット: 座席の背もたれに取り付けて小物を整理
  • 天井ネット: 頭上空間を活用できる収納ネット
  • ドアポケットオーガナイザー: ドアの内側に設置して小物を整理
  • ハンギングバッグ: フックなどに吊るしてスペースを有効活用
  • 折りたたみコンテナボックス: 使わない時はコンパクトに収納可能

これらを組み合わせて使うことで、衣類や食材などを整理整頓できます。特に頭上や壁面のスペースを活用する収納グッズは、就寝スペースを確保する上で便利です。

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Tips
突っ張り棒やカラビナ(開閉式の金属リング)があれば、天井部分から物を吊るすことができて便利です。

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季節別おすすめ車中泊グッズ9選

扇風機やランタンなどの快適グッズが複数取り付けられた車内
車中泊の快適さは季節によって大きく左右されます。夏は暑さ対策、冬は寒さ対策が必要になるため、それぞれの季節に適したグッズをみていきましょう。

夏の車中泊グッズ

暑い季節の車中泊では、熱中症予防と快適な睡眠環境の確保が重要です。以下の5つのアイテムは、夏の車中泊を快適にしてくれます。

ポータブル扇風機

手で持つタイプの扇風機
夏の車中泊では、エンジンを切った状態での暑さ対策が大きな課題です。ポータブル扇風機は車内の空気を循環させ、むし暑さを和らげる効果があります。

選ぶポイントは以下の通りです:

  • 電源タイプ: USB充電式や電池式など、使用環境に合わせて選ぶ
  • 稼働時間: 一晩中使用することを考慮すると、8時間以上稼働するものが理想的
  • 風量調節: 複数の風量設定ができるものがおすすめ
  • 静音性: 睡眠中に使用するため、静かなものを選ぶ
  • クリップ式かスタンド式か: 設置場所に応じて選択する

最近の機種では、折りたたみ可能なタイプや、リズム風・おやすみ風などの機能を搭載したモデルも増えています。

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防虫ネット・網戸

防虫ネット
夏の車中泊では、換気のために窓を開けたいものの、虫の侵入が気になります。そこで役立つのが車用の防虫ネットや網戸です。

網戸を選ぶポイントは以下の通りです:

  • サイズ: 車の窓のサイズに合ったものを選ぶ
  • 装着方法: マグネット式や吸盤式など、取り付けやすいものを選ぶ
  • 網目の細かさ: 小さな虫も通さない細かい網目のものがおすすめ
  • 収納性: 使わない時にコンパクトに収納できるもの

特に人気なのは、ドア側の窓に取り付ける伸縮性のあるメッシュタイプです。これがあれば、蚊やブヨなどの虫を気にせず、涼しい風を取り入れながら快適に過ごせます。

ポータブルクーラー

近年注目を集めているのが、持ち運び可能なポータブルクーラーです。車内の温度を下げ、夏の車中泊を格段に快適にしてくれます。

ただし、使用にはいくつか注意点があります:

  • 電力消費: 大容量のポータブル電源が必要
  • 設置スペース: 排熱ダクトや排水ホースのためのスペースが必要
  • 冷却効果: 小型のものは効果が限定的なことも

最近では省電力で効率の良いモデルも増えているので、車中泊の頻度が高く、夏場の使用が多い方は検討する価値があるでしょう。特に小型で軽量なタイプは、持ち運びやすさも魅力です。

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UVカットグッズ

車内UVカットアイテム
夏の車中泊では、日差しによる車内温度の上昇と紫外線対策が重要です。UVカット機能を持つグッズを活用することで、より快適な環境を作ることができます。

おすすめのUVカットグッズには以下のようなものがあります:

  • UVカットフィルム: 窓に貼るタイプで、紫外線と熱を遮断
  • UVカットシェード: 遮光性と紫外線カット機能を兼ね備えたサンシェード
  • UVカットカーテン: 車内用の紫外線をカットするカーテン

これらのアイテムは、日中の車内温度上昇を抑える効果もあるため、朝方までの睡眠の質向上にも寄与します。また、長時間駐車する際の車内装備の劣化防止にも役立つでしょう。

冷感グッズ

冷感グッズ
夏の熱帯夜に快適な睡眠をとるために、冷感素材を使用したグッズも効果的です。特に就寝時の暑さ対策として役立ちます。

おすすめの冷感グッズには以下のようなものがあります:

  • 冷感シーツ・枕カバー: 接触冷感素材で作られた寝具
  • 冷感タオル: 水で濡らして首や頭に巻くことで体温を下げる
  • 冷感マット: 寝袋の下に敷いて使用する接触冷感マット
  • 保冷剤ポケット付きグッズ: 保冷剤を入れて使用するグッズ

これらを組み合わせることで、エアコンなしでも比較的快適に過ごすことができます。特に気温が下がる深夜から朝方にかけての睡眠の質を向上させるのに効果的です。

 

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冬の車中泊グッズ

冬の車中泊最大の課題は、エンジンを切った状態での寒さへの対応です。寒い季節でも快適に過ごせるよう、以下の5つのアイテムを活用しましょう。

電気毛布

電気毛布
冬の車中泊の強い味方となるのが電気毛布です。ホットカーペットと比較して消費電力が少なく、サイズもコンパクトなため、車中泊に役立ちます。

電気毛布を選ぶポイントは以下の通りです:

  • 電源タイプ: 12V車載用やUSB給電タイプなど、使用環境に合わせて選ぶ
  • サイズ: 一人用や二人用など、必要に応じたサイズを選ぶ
  • 消費電力: ポータブル電源の容量に合わせて選ぶ
  • 温度調節: 複数の温度設定ができるものが便利
  • 素材: 肌触りの良いフランネル素材などがおすすめ

USB電気毛布ならモバイルバッテリーからも給電でき、専用のポケットが付いているモデルもあります。寝袋の下に敷いたり、膝や肩にかけたりと、様々な使い方が可能です。

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湯たんぽ

冬の車中泊で、エンジンを切った車内でも暖かく過ごすための頼れるアイテムが、昔ながらの湯たんぽです。燃料や電気を使わずに朝まで暖かさが持続するのが魅力で、安全かつ経済的に車内を暖めるのに役立ちます。

湯たんぽを選ぶ際のポイントは以下の通りです:

  • 素材: プラスチック製、金属製、陶器製などがあります。プラスチック製は手軽で扱いやすく、金属製は直火にかけられるものも。陶器製は保温性が非常に高いのが特徴です。それぞれのメリットや用途に合わせて選びましょう。
  • 保温力: 素材やサイズによって保温力は異なります。特に陶器製はゆっくりと冷めていくため、朝まで暖かさを保ちやすいとされています。
  • 安全性: 低温やけどを防ぐため、必ず専用の袋や厚手のタオルで包んで使用しましょう。お湯の量を守り、蓋がしっかり閉まっているか確認することも大切です。
  • 手軽さ: お湯を沸かして入れるだけで使えるシンプルさが魅力です。

湯たんぽは、寝袋の中に入れたり、足元に置いたりすることで、効果的に体を温めることができます。お湯を入れる際には、満水にせず少し空間を残すことで、お湯漏れのリスクを減らせる場合もあります(特に陶器製など)。他の防寒具と組み合わせることで、さらに快適な車中泊が実現できます。

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断熱シート

断熱シート
車内の熱を逃さないためには、断熱対策が重要です。断熱シートは車の窓や床に敷くことで、外部との熱交換を抑制し、車内の温度を維持するのに役立ちます。

断熱シートの種類と効果は以下のとおりです:

  • 窓用断熱シート: 窓からの熱の出入りを防ぐ
  • 床用断熱マット: 車の床からの冷気を遮断
  • アルミ断熱シート: 反射による断熱効果を発揮

特に窓は熱が逃げやすい部分なので、窓全体をカバーできる断熱性の高いサンシェードを使用すると効果的です。100円ショップで手に入るアルミシートも、マットの下に敷くことで断熱効果を高められます。

床用断熱シートを見てみる

Tips
冬の車中泊は結露も発生するため、窓用断熱シートと併用して結露吸水テープもあると安心です。

 

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冬用寝袋(シュラフ)

シュラフ
冬の車中泊には、通常の寝袋ではなく、冬用の保温性に優れた寝袋が必要です。冬用寝袋は、内部の暖かい空気を効率良く保持する設計になっています。

冬用寝袋を選ぶポイントは以下の通りです:

  • 形状: 保温性が高いマミー型がおすすめ
  • 温度表記: マイナス温度(-5℃以下)に対応したもの
  • 中綿: ダウンや中空糸など保温性の高い素材を使用したもの
  • 裏地: 熱を反射するアルミ蒸着加工があるとさらに暖かい

また、寝袋の効果を最大限に発揮するためには、マットも重要です。R値(断熱指数)の高いマットを選ぶことで、地面からの冷気を遮断し、より暖かく過ごせます。

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車中泊グッズの選び方3つのポイント

初心者マークが表示されるスマホを持つ手

車中泊グッズを選ぶ際は、いくつかのポイントを押さえることで、より快適な車中泊環境を作ることができます。ここでは、車中泊グッズを選ぶ際の3つの重要なポイントをみていきましょう。

車のサイズに合わせる

車中泊グッズを選ぶ際には、まず自分の車のサイズを正確に把握することが重要です。特にマットやベッドキットなどは、車種によって適合サイズが異なります。

車内のサイズを測る際のポイントは以下の通りです:

  • フラットスペースの長さと幅: シートを倒した状態で測定
  • 高さ: 寝姿勢で頭上に十分なスペースがあるか確認
  • 段差: シート間の段差の有無と高さを確認

軽自動車やコンパクトカーの場合は、コンパクトなギアを選ぶことが必要です。SUVやミニバンなら比較的広いスペースを活用できるので、快適性を重視したアイテムを選べます。

また、フルフラットにできる車種かどうかによっても、必要なマットの種類が異なりますので、段差がある場合は、それを埋められる厚みのあるマットを選びましょう。

季節に合わせたグッズを選ぶ

車中泊は、季節によって必要なグッズが大きく異なります。特に温度管理に関わるアイテムは、季節を考慮して選びましょう

季節別に重要なアイテムは以下の通りです。

  • ポータブル扇風機
  • 防虫ネット
  • 日よけサンシェード
  • 冷感グッズ
  • オールシーズン用の寝袋(シュラフ)
春・秋
  • 薄手のブランケット
  • レイヤリング(重ね着)できる服装
  • 電気毛布
  • 湯たんぽ
  • 断熱シート
  • 冬用寝袋(シュラフ)

また、春や秋は日中と夜間の温度差が大きいため、調節可能なアイテムを選ぶと便利です。真夏や真冬には、それぞれの気候に特化した専用グッズを用意することで、快適さが格段に向上します。

電源の確保を考える

車中泊で電気製品を使用する際に重要なのが電源の確保です。電源の種類や容量によって、使用できるグッズも変わってきます。

電源確保の主な方法は以下の通りです:

  • ポータブル電源: 容量に応じた電気製品を使用可能
  • 車載インバーター: 車のバッテリーから電源を取る方法
  • ソーラーパネル: 太陽光で充電する環境に優しい方法
  • 予備バッテリー: スマホなど小型機器の充電用

ポータブル電源を選ぶ際は、使用したい電気製品の消費電力(W数)と使用時間を考慮し、適切な容量(Wh)のものを選びましょう。例えば、電気毛布(約50W)を8時間使用する場合は、400Wh以上の容量があると安心です。

また、車載インバーターを使用する場合は、エンジンをかけながらでないとバッテリー上がりの危険性があるため、注意が必要です。長時間の使用には向いていません。

 

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車中泊グッズに関するよくある質問

車内から足を伸ばして見る綺麗な景色の山と湖

ここでは、初心者の方からよく寄せられる疑問に答えていきます。

車中泊の寝床の作り方は?

車中泊の寝床は、車のタイプによって作り方が異なります。基本的な方法は以下の通りです:

  1. シートアレンジ: 後部座席を倒す、または取り外して平らなスペースを作る
  2. 段差の解消: シートの間に生じる段差をクッションや専用パーツで埋める
  3. マットの設置: エアマットやウレタンマットなどを敷いて快適さを確保
  4. 寝具の準備: シュラフや毛布を用意する

広いスペースがある車種では、専用のベッドキットを使うとさらに快適な寝床を作れることが可能です。軽自動車やコンパクトカーでは、運転席と助手席の間にボードを渡して寝床を拡張する方法もあります。

また、タイプ別の寝床作りのポイントは以下の通りです:

セダン・コンパクトカー
  • 後部座席を倒し、フロントシートとの段差を埋める
  • 身長に合わせた寝方を工夫する
ミニバン・SUV
  • シートアレンジでフラットスペースを作る
  • サイズに合ったマットを用意する
軽自動車
  • 狭いスペースを最大限活用するコンパクトマットを使用
  • シートアレンジに工夫が必要

車中泊グッズの収納のコツは?

車中泊グッズをコンパクトに収納するコツは、まず「多機能性」と「収納性」を重視したアイテム選びから始まります。以下は具体的な収納のコツのご紹介です。

  1. 折りたたみ式やコンパクト収納できるグッズを選ぶ: チェアやテーブル、調理器具など
  2. 入れ子式の調理器具を活用: 鍋やボウルなどが重ねて収納できるもの
  3. 車内の空間を立体的に使う: 天井ネットや壁面収納を活用
  4. 整理ボックスの活用: 小物をカテゴリーごとに分類して収納
  5. 真空圧縮袋の活用: 衣類や寝具を圧縮して容積を減らす

また、車内のデッドスペースを有効活用することも重要です。シート下やドアポケット、センターコンソールなど、あらゆる空間を収納に活用しましょう。

使用頻度が高いものは取り出しやすい場所に、そうでないものは奥に収納するなど、目的に合わせた配置も効率的な収納のポイントです。

車中泊グッズはどこで買うのがおすすめ?

車中泊グッズは様々な場所で購入することができますが、それぞれメリット・デメリットがあります。主な購入先は以下の通りです:

ホームセンター
  • 実物を確認できる
  • 比較的リーズナブルな価格
  • 基本的なグッズは一通り揃う
アウトドアショップ
  • 専門的なアドバイスが受けられる
  • 高品質なグッズが揃っている
  • 価格は比較的高め
カー用品店
  • 車種に合わせたアドバイスが受けられる
  • 車専用のグッズが豊富
  • 車内収納グッズが充実
オンラインショップ
  • 品揃えが豊富
  • 口コミやレビューを参考にできる
  • 価格比較がしやすい
100円ショップ
  • コスパの良いグッズが手に入る
  • 小物類が充実
  • 気軽に試せる

初めて車中泊グッズを揃える場合は、実物を見て選べるホームセンターやアウトドアショップがおすすめです。

車中泊で何人まで寝られる?

車中泊で快適に過ごせる人数は、車種と車内のスペースによって大きく異なります。一般的な目安は以下の通りです:

軽自動車 1〜2人
※背の高い人は1人が限界の場合も
コンパクトカー・セダン 1〜2人
ステーションワゴン 2〜3人
ミニバン・SUV 2〜4人
※車種と座席アレンジによる
キャンピングカー 2〜6人
※モデルによって異なる

ただし、これはあくまで「寝ることができる」人数であり、快適に過ごせる人数はこれより少なくなることが多いです。特に初めての車中泊では、余裕を持った人数設定をすることをおすすめします。

また、子供と大人では必要なスペースが異なるため、家族での車中泊を計画する場合は、子供の年齢や体格も考慮することが必要です。

快適な車中泊を実現するためには、一人あたり少なくとも横幅50cm、長さ170cm程度のスペースを確保できるといいでしょう。

まとめ

車中泊に適した改造がされている車内

車中泊は、レジャーとして楽しむだけでなく、万が一の事態に備える上でも非常に有効な手段です。今回ご紹介した注意点や必須アイテムを参考に準備を整えることで、予期せぬ状況でも安心して過ごせるでしょう。いつ訪れるか分からない「もしも」の時に備え、賢く、そして安全に車中泊を活用してください。

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