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カメムシ対策で臭わせずに駆除するには?侵入予防から処理手順まで解説

カメムシ対策で臭わせずに駆除するには?侵入予防から処理手順まで解説

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秋口になると、ベランダの洗濯物や窓ガラスの周辺にカメムシが現れてお悩みの方は多いのではないでしょうか。カメムシは、刺激を受けると強烈な悪臭を放つため、安易に触れると手や衣類に臭いが染み付いてしまいます。ご家族と快適に過ごすためには、カメムシを不必要に刺激せずに駆除する方法や、家に寄せ付けないための工夫を知っておくことが非常に重要です。本記事では、カメムシが悪臭を放つ原因から、臭わせずに処理する具体的な手順、そして今すぐ実践できる侵入予防策までを詳しく解説します。正しい知識を身につけて、不快なカメムシ被害をしっかりと防ぎましょう。

カメムシはなぜ臭うのか?悪臭の正体と主な被害

服にくっついているカメムシのイラスト

カメムシが悪臭を放つ仕組みと、その主成分や日常生活にもたらす主な被害について解説します。

項目 詳細な内容
主な悪臭成分 トランス-2-ヘキセナールなどの不飽和アルデヒド類
分泌される部位 外敵からの刺激を感じた際に胸部や腹部の臭腺(しゅうせん)から放出
代表的な被害 洗濯物への臭いや卵の付着、皮膚の炎症、農作物の食害

臭いを放つ仕組みと分泌液の特徴

カメムシが放つ不快な臭いの正体は、「トランス-2-ヘキセナール」などを主成分とする「不飽和アルデヒド類」という化学物質です。カメムシは危険を感じるなどの外部からの刺激を受けると、胸部や腹部にある臭腺(しゅうせん)という分泌腺からこの成分を液状にして一気に放出します。この分泌液は親油性(油に溶けやすい性質)を持っているため、水では落ちにくく、布の繊維や人間の皮脂に付着・なじみやすいという特徴があります。そのため、一度成分が付着してしまうと水で洗うだけでは簡単に落とせず、しつこい残臭として長く留まり続けます

カメムシによる主な被害

カメムシがもたらす被害は単なる悪臭だけにとどまりません。日常生活で最も多いのは、干してある洗濯物に付着して強烈な臭いを残したり、衣類の裏側に大量の卵を産み付けたりする被害です。また、カメムシの分泌液が直接皮膚に触れると、強い刺激によって皮膚炎を引き起こすことがあるため注意が必要です。さらに農業の分野においても、ストロー状の口を植物に刺して栄養を吸い取るため、米に斑点ができる斑点米や果樹の品質低下といった深刻な食害被害を及ぼすことが農林水産省の報告などでも確認されています。

カメムシが発生しやすい時期と場所

網戸にくっついているカメムシのイラスト

カメムシの発生ピークとなる季節や、住宅の周辺で集まりやすい環境の条件について詳しく解説します。

発生の条件 詳細な特徴
ピークの季節 9月から11月にかけての秋口に活動が活発化
習性や好む環境 暖かく日当たりの良い場所や明るい光を強く好む
引き寄せる要因 夜間の照明、日中の白い洗濯物、庭木や雑草などの植物

9〜11月が特に要注意な理由

1年の中でも、特に9月から11月にかけての秋口はカメムシの活動が極めて活発になる時期です。これは、気温が下がり始める季節に、カメムシが寒さをしのぐための越冬場所を求めて集団で移動を始める生態を持っているからです。この時期になると、自然豊かな山林や畑から市街地へと飛来し、風雨をしのげる暖かく安全な場所を探します。その結果として、住宅の外壁やベランダ、網戸や窓のサッシの隙間などに大量のカメムシが集まってしまうケースが頻繁に発生します。

光・暖かさ・植物を好む習性

カメムシには、明るい光や特定の環境に引き寄せられるいくつかの強い習性があります。暗い夜間には蛍光灯などが発する紫外線を含む光に誘引され、室内の照明や玄関灯に集まりやすくなります。日中の暖かい時間帯には、太陽の熱を吸収した南向きの壁や白い洗濯物、さらに餌場となる庭の植物によく張り付きます。このようにベランダや窓際へ引き寄せられたカメムシは、体が非常に平べったいため、わずかな隙間から室内へと侵入します。入り込んだ後は、越冬のためにカーテンの裏や家具の隙間など、暖かく身を隠しやすい場所に静かに潜伏する傾向があります。

カメムシを臭わせない駆除方法

スプレーを使用している女性

カメムシを発見した際、刺激せずに安全に処理し、悪臭を出させないための具体的な手順を解説します。

駆除の方法 手順と特徴
ペットボトルの活用 空の容器を加工し下に落ちる習性を利用して捕獲する
ガムテープの活用 粘着面を使って素早く捕獲し、そのまま密封して処理する
専用スプレーの使用 冷却成分などで瞬時に動きを止めて臭いの発生リスクを抑えて仕留める

ペットボトルで捕獲する

市販の専用グッズを使わずに手軽に行えるのが、空のペットボトルを利用した捕獲方法です。まず、空のペットボトルの上部3分の1程度をカッターで切り離し、切り取った上部の飲み口を下に向けて、残りの下半分の胴体にすっぽりと差し込みます。カメムシは危険を感じると真下にポロリと落ちる習性があるため、壁に止まっているカメムシの真下にこの自作容器をそっと近づけます。そのまま容器の中に落とし込むことで、カメムシに刺激を与えずに捕獲でき、臭いの発生を最小限に抑えながら安全に処分することが可能です。

ガムテープで粘着させて処理する

カメムシに直接触れることなく、手早く確実に処理したい場合にはガムテープを活用する方法をおすすめします。10cmほどに切ったガムテープを用意し、カメムシの背中側から粘着面を静かに被せて貼り付けます。カメムシがテープにくっついたら、そのままテープを半分に折りたたんで、カメムシを内側に完全に閉じ込めてしまいます。この方法であれば、カメムシが分泌液を出したとしてもテープの内部に密封されるため、臭いを外に漏らさずにそのままゴミ箱へ捨てることができます。

殺虫スプレーで仕留める

確実かつ素早く駆除したい場合は、カメムシ対策専用の殺虫スプレーを使用するのが効果的です。特に、冷却成分を含んだ凍結タイプのスプレーを選べば、吹きかけた瞬間にカメムシの動きを止めることができるため、臭いを出す前に処理しやすくなります。室内で使用する際は、殺虫成分を含まないタイプを選ぶと、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使えます。ただし、壁紙やフローリングの素材によってはスプレーの成分でシミや変色を起こす可能性があるため、目立たない場所で確認してから使用してください。

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やってはいけない駆除の注意点

指で掴んでいるカメムシ

カメムシの被害をかえって悪化させてしまう、誤った対処法とその明確な理由について解説します。

避けるべき行動 発生するリスクと正しい代
素手で直接つかむ 手に強烈な臭いが移り、皮膚炎になるため道具を使う
掃除機で吸い込む 掃除機内部に臭いが残り、排気で部屋中に拡散するため避ける

素手でつかむと臭いが手に移る

カメムシを見つけたからといって、ティッシュ越しであっても素手で力強くつかむのは避けましょう。カメムシは刺激を受けると、身を守るために大量の悪臭成分を分泌します。その結果、分泌液が手や衣類に付着し、不快な臭いが残ることがあります。さらに、分泌液によって皮膚が炎症を起こすリスクもあるため、必ずペットボトルやガムテープなどを用いて直接的な接触を避けてください

掃除機で吸うと内部に臭いが残る

室内の床や壁にいるカメムシを、手軽だからといって掃除機で吸い込むのはおすすめしません。掃除機のホース内を通過する際の刺激によって、カメムシが分泌液を出すことがあります。その場合、掃除機の排気口からカメムシの悪臭が部屋に広がる可能性があります。また、掃除機のフィルターやダストボックスに強烈な臭いが染み付き、その後掃除機を使うたびに悪臭が漂うことになるため、もし吸ってしまった場合はすぐにゴミパックやフィルターを交換し、内部を拭き掃除する必要があります

カメムシを寄せ付けない予防策

窓のところにテープを貼っている

カメムシを住宅内に侵入させる前に行うことができる、場所別の効果的な予防策について解説します。

対策を行う場所 おすすめの予防策と効果
網戸や窓ガラスのサッシ 隙間テープで完全にふさぎ、侵入経路を断つ
外壁や窓枠などの周辺 市販の忌避スプレーや手作りのハッカ油を散布する
室内の照明やベランダ LED照明に変更し、洗濯物の干し方を工夫する

 

網戸・サッシの隙間をふさぐ

カメムシの侵入を防ぐ上でまず取り組みたいのは、侵入経路となる小さな隙間を見つけてふさぐことです。カメムシの体は平べったく、わずか2mm程度の隙間さえあれば簡単に室内へと入り込むことができます。まずは網戸の立て付けにゆがみがないか、窓ガラスとサッシの間に隙間が生じていないかを確認し、市販のすき間テープを貼り付けて物理的に侵入できないようにしてください。また、エアコンのドレンホースや換気扇の隙間からも侵入することがあるため、専用の防虫キャップやフィルターを取り付けることをおすすめします。

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忌避スプレーを外壁・窓枠に使う

カメムシがよく飛来する場所に、市販のカメムシ専用忌避スプレーをあらかじめ散布するのも効果的な予防法です。カメムシが越冬場所を探して活発に動き回る秋口のシーズンに入る前に、玄関のドア周りや窓枠、日当たりの良い外壁などにたっぷりと吹き付けておきます。特に、カメムシが活動を始める夕方前に散布しておくと、夜間の飛来を抑える効果が期待できます。ただし、スプレーの成分は雨や風によって徐々に流れ落ちてしまうため、天候の崩れた後や定期的なタイミングで再度散布して効果を維持してください。

ハッカ油で自作忌避剤を作る

小さなお子様やペットがいるなどの理由で、市販の化学殺虫成分を含んだスプレーを使いたくない方には、ハッカ油を活用した手作りの忌避剤がおすすめです。カメムシを含む多くの虫は、ハーブ系の強い香りを嫌がる性質を持っています。作り方は簡単で、清潔なスプレーボトルに無水エタノール10mlとハッカ油20滴程度を入れて先によく混ぜ、その後に水(または精製水)90mlを加えて振り混ぜます。ハッカ油はポリスチレン製容器を溶かすため、ガラス製またはアルコール対応のスプレーボトルを使用しましょう。完成した自作の忌避スプレーを網戸やベランダの床などに定期的に吹きかけることで、爽やかな香りを保ちながらカメムシを寄せ付けにくくする効果が期待できます。

照明をLEDや暖色系に切り替える

夜間のカメムシの飛来を減らすには、室内の照明器具を見直すことが効果的です。カメムシは蛍光灯や水銀灯から放出される微弱な紫外線に強く引き寄せられるため、紫外線を含む光が外に漏れていると次々と窓辺に集まってきます。そこで、紫外線の放出量がほとんどないLED照明に切り替えることで、カメムシを視覚的に引き寄せる要因を減らすことができます。さらに、電球の色を昼白色よりもオレンジ色がかった暖色系の光に変更すると、虫が寄り付きにくくなるとされています。

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洗濯物の干し方を工夫する

洗濯物にカメムシが付着して悪臭や卵を残す被害を防ぐには、干す時間帯と取り込む際の手順を工夫する必要があります。カメムシは気温が上がり暖かくなる日中の時間帯に活発に飛び回るため、日差しが強い時間はなるべく室内に干すか、気温が下がり始める夕方前には外の洗濯物を素早く取り込むようにしてください。取り込む際には、シャツの襟の裏側やタオルのひだの間など、見えにくい場所にカメムシが隠れていないか一枚ずつ裏表をしっかりと確認し、軽く振り払ってから室内に持ち込むようにしましょう。

 

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臭いが服や手に付いてしまったら

臭い匂いのついた干した服

万が一、カメムシの悪臭が残ってしまったときに役立つ、効果的な消臭方法について解説します。

臭いが付着した部分 効果的な消臭アイテムと手順
衣類や布製品 食器用洗剤や重曹を使いもみ洗いしてからお湯で洗濯する
手や皮膚などの身体 オリーブオイルなどで成分を溶かし出してから石鹸で洗う

衣類の臭い取りに効く洗い方

お気に入りの衣類にカメムシの臭いが付いてしまった場合は、食器用洗剤や重曹を活用した洗い方が効果を発揮します。カメムシの悪臭成分は油分を含んでいるため、まずは油汚れに強い食器用洗剤を臭いのする部分に直接塗布し、優しくもみ洗いをして成分を分解させます。さらに消臭効果を高めるために、ぬるま湯に重曹を溶かしてしばらくつけ置きする手順もおすすめです。カメムシの臭い成分は熱を加えると揮発して飛びやすくなる性質があるため、手洗いの後はスチームアイロンの高温の蒸気を当てたり、お湯を使って洗濯機で洗ったりすることで、しつこい臭いを落としやすくなります。

手や皮膚に付いた際の対処法

うっかりカメムシに触れてしまい、手や皮膚に分泌液が付着してしまった際は、水やハンドソープだけでは臭いが落ちにくいことがあります。悪臭成分は親油性であるため、まずはご家庭にあるオリーブオイルやサラダ油、あるいは化粧落とし用のクレンジングオイルを臭いのする部分に数滴垂らします。指の腹を使ってくるくると優しくなじませることで、付着した臭い成分を油に溶かし出して浮かせます。その後に石鹸やボディソープを使ってしっかりと泡立てて洗い流すことで、不快な臭いを取り除きやすくなります。

まとめ

カメムシのイラスト

カメムシ対策では、悪臭を出させない駆除方法と寄せ付けないための環境づくりを並行して行うことが大切です。本記事で紹介した凍結タイプの殺虫スプレーや忌避スプレー、隙間テープ、ハッカ油、LED照明といった対策グッズは、ホームセンターの害虫対策コーナーや日用品売り場でまとめて揃えることができます。ご家庭の状況に合わせて必要なアイテムを用意し、カメムシが本格的に活動を始める秋口より前に予防策を整えておきましょう。正しい知識と適切な対策グッズを組み合わせることで、カメムシによる不快な思いを減らすことにつながります。

                                                                                                                                                                                                                                                     

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