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【獣医師監修】犬のダイエットの正しい方法は? 適正体重の見極め方も解説!

【獣医師監修】犬のダイエットの正しい方法は? 適正体重の見極め方も解説!

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愛犬の体型が少し丸くなってきたかもしれないと、気になり始めた飼い主の方は多いのではないでしょうか。愛犬の健康を大切に思うからこそ、今の体型のままで大丈夫なのかと心配になる方も多いはずです。

犬のダイエットは、適正体重を正しく把握し、安全なペースで進めることが大切です。本記事では、肥満かどうかを客観的に判断するための指標から、太ってしまう原因や病気のリスク、体に負担をかけない具体的なダイエットの進め方まで詳しく解説しています。獣医師への相談を前提としながら、愛犬の健康な毎日を守るための知識を深めていきましょう。

犬にダイエットが必要なのはどんな時?

白い背景で座っている太り気味のラブラドール・レトリーバー

愛犬の体型が気になり始めた飼い主の方に向けて、まずはどのような状態のときにダイエットを検討すべきなのか、全体像を整理して紹介します。

日頃のスキンシップの中で、背中や肋骨を触ったときに骨の感触がわかりにくくなったり、上から見たときにウエストのくびれがなくなっていたりする場合は、体重が増加しているサインかもしれません。また、以前より睡眠時間が長くなった、段差や階段を上りたがらないなど、日常生活の中での動作にも変化が現れることがあります。このようなちょっとした変化に気づくことが、健康管理の第一歩となります。

ダイエットが必要かもしれない主なサイン 具体的な状態の例
体型の変化 肋骨に触れにくい、ウエストのくびれがない、お腹が垂れ下がっている
運動時の様子 散歩を嫌がる、すぐに座り込む、少し動いただけで息が上がる
日常生活の変化 睡眠時間が長くなった、動きが鈍くなった、段差を上りたがらない

犬の肥満を見極める判断基準

黄色いリボンをつけた肥満気味のパグ

愛犬が肥満かどうかを客観的に判断するためには、専門的な指標を用いることがとても役立ちます。体重計の数値だけでは、犬種ごとの体格差や生まれつきの骨格の大きさ、筋肉量による違いが考慮されないため、正確な肥満度を測ることができません。ここでは、見た目や触り心地から脂肪のつき具合を評価する基準と、自宅での正しい体重測定の方法について詳しく解説します。

スコアの段階 現在の体型の状態 体型を判定する具体的な基準
BCS1 痩せすぎている 肋骨や腰椎、骨盤が外から容易に見える。脂肪はほとんどなく、くびれや吊り上がりが顕著。
BCS2 やや痩せている 背骨と肋骨に容易に触れる。上からのくびれや、お腹の吊り上がりも明瞭。
BCS3 理想的な体型 肋骨は触れるが過剰な脂肪はない。上から見るとくびれがあり、横から見るとお腹の吊り上がりが確認できる。
BCS4 やや肥満 脂肪が多いが肋骨は触れる。上からのくびれはやや見られるが、お腹の吊り上がりは不明瞭。
BCS5 明らかな肥満 厚い脂肪で肋骨が触れない。腰まわりにも脂肪がつき、くびれはなく、お腹が垂れ下がっている。

ボディコンディションスコア(BCS)で判定する

ボディコンディションスコアは、犬の見た目と触り心地から体脂肪のつき具合を9段階または5段階で評価する世界的な指標です。環境省のガイドラインでも推奨されており、特別な道具を使わずに家庭でも実践できます。

評価する際は、愛犬を立たせた状態で上から背中やウエストのくびれを確認し、次に横からお腹の吊り上がり具合を見ます。そして、両手で肋骨のあたりを優しく撫でるように触り、骨の感触を確かめます。5段階評価の場合はスコアの「3」が適正体型とされており、肋骨が適度に触れる状態で、上から見ると腰のくびれがわかり、横から見るとお腹が少し引き締まっている状態を指します。もし肋骨に触れるのが難しく、くびれが見られない場合は、スコア「4」や「5」の肥満傾向にあると考えられます。

参考:環境省「体調管理について(飼い主のためのペットフード・ガイドライン)

自宅で愛犬の体重を正しく測る

家庭で愛犬の体重を測る際は、飼い主の方が愛犬を抱っこした状態で人間用の体重計に乗り、そこから飼い主の方の体重を引き算する方法が簡単で確実です。小型犬の場合は、キッチンスケールやペット専用の体重計に乗せて直接測ることもできます。

測定するタイミングは、食後や排泄の前後で数値が変動するため、毎日同じ時間帯に測るのが理想的です。週に1回から2回ほどのペースで定期的に記録をつけることで、わずかな体重の増加にも早く気づくことができます。急な体重の変化があった場合は、病気のサインである可能性もあるため、かかりつけの動物病院に相談してください。

 

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犬が太ってしまう主な原因

上から見た2つのステンレス皿に入ったドッグフード

犬が肥満になる背景には、毎日の生活習慣や体の変化など、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。摂取カロリーと消費カロリーのバランスが崩れることが直接的な原因ですが、それに至るまでの過程にはいくつかの代表的な要因が存在します。ここでは、愛犬を太らせてしまう主な理由を項目ごとに分けて詳しく解説します。

肥満につながる主な要因 具体的な背景や理由
食事と運動のバランス フードの過剰給与、おやつの与えすぎ、運動不足
体の生理的な変化 避妊や去勢手術によるホルモンバランスの変化、加齢による基礎代謝の低下
遺伝や病気の影響 肥満になりやすい犬種の特性、甲状腺機能低下症などの内分泌疾患

フードやおやつを与えすぎている

摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余ったエネルギーが脂肪として体に蓄積され、肥満につながります。フードの袋に記載されている給与量はあくまで目安であり、愛犬の実際の運動量や代謝量に合っていないと、基準通りに与えていても太ってしまうことがあります。

また、家族の誰もが少しずつおやつを与えていたり、食事の際に人間の食べ物をおすそ分けしていたりすると、あっという間に1日の必要カロリーをオーバーしてしまいます。愛犬の喜ぶ顔を見たいという気持ちが、結果的に健康を損なう一因になる点は意識しておきたいところです。

散歩や運動が不足している

日々の運動量が減ると消費カロリーが少なくなり、肥満を招きやすくなります。とくに現代では、室内で過ごす時間が長い犬が多く、自由に走り回る機会が減っていることが肥満の一因とされています。

天候不良で散歩に行けない日が続いたり、飼い主の方が忙しくて散歩の時間が短くなったりすると、慢性的な運動不足に陥ります。十分な運動はカロリーを消費するだけでなく、筋肉量を維持して基礎代謝を保つためにも不可欠です。室内での遊びなども工夫しながら、適度な活動量を確保することが求められます。

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避妊・去勢で代謝が変わる

避妊や去勢の手術を受けると、生殖器の維持に使われていたエネルギーが不要になるため、必要なカロリー量が約3割ほど減少します。くわえて、ホルモンバランスの変化によって食欲が増進しやすくなり、活動量が落ち着く傾向にあります。

そのため、手術前と同じ量のフードを与え続けていると、体重が増加しやすくなります。手術後は体重の変化に注意を払い、食事の量や低カロリーなフードへの切り替えを検討するなど、新しい代謝のペースに合わせた細やかな管理が必要です。

加齢で基礎代謝が低下する

犬も人間と同じように、年齢を重ねるとともに筋肉量が減少し、何もしなくても消費されるエネルギーである基礎代謝が低下します。同時に、関節の痛みや体力の衰えから活動量が減るため、若い頃よりも消費カロリーが少なくなります。

シニア期に入っても成犬期と同じカロリーを摂取し続けると、肥満になりやすくなるのはこのためです。年齢に合わせたシニア用フードに切り替えたり、定期的に体重を測って食事量を見直したりするなど、ライフステージに応じた細やかな調整が大切になります。

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太りやすい犬種の傾向を知る

遺伝的な特性として、食欲が旺盛であったり、皮下脂肪を蓄えやすい体質であったりするため、肥満になりやすい犬種が存在します。代表的な犬種としては、ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ミニチュア・ダックスフンド、ビーグル、パグ、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどが挙げられます。

これらの犬種は、少しの運動不足やカロリー過多がそのまま体重増加に結びつきやすいため、子犬の頃から徹底した体重管理と食事のコントロールを行うことが大切です。

病気が隠れている場合もある

食事や運動に気をつけているにもかかわらず急激に体重が増えたり、異常に水を飲んでおしっこをしたりする場合は、病気が原因で太っている可能性があります。

たとえば、甲状腺ホルモンの分泌が低下して代謝が落ちる「甲状腺機能低下症」や、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されてお腹が膨らむ「クッシング症候群」などが代表的です。これらの病気は単なる肥満と見間違えられやすいため、ダイエットを始める前に動物病院で血液検査などの健康診断を受け、病気が隠れていないか確認することが大切です。

犬の肥満が招く病気のリスク

屋外の地面に横たわる太った茶色の犬

肥満は単に見た目が丸くなるだけでなく、寿命や生活の質にも影響を及ぼす可能性がある、さまざまな不調の引き金といわれています。体重が重くなることで体中に大きな負担がかかり、さまざまな合併症を引き起こす危険性が高まります。ここでは、肥満を放置した場合に愛犬の体にどのような健康リスクが生じるのかを詳しく解説します。

肥満が影響を及ぼす主な身体の部位 引き起こされる可能性のある病気や症状
関節や骨格 変形性関節症、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼の悪化
循環器や呼吸器 心臓への負担増加、気管虚脱、呼吸困難や熱中症リスク
内分泌や代謝 糖尿病、脂肪肝、すい炎

関節や骨に負担がかかる

体重が増加すると、体を支える四肢の関節や背骨に過度な負担がかかり続けます。その結果、関節の軟骨がすり減って痛みが生じる「変形性関節症」や、背骨のクッションが飛び出してしまう「椎間板ヘルニア」を発症しやすくなります。

小型犬に多い膝のお皿が外れる「膝蓋骨脱臼(通称:パテラ)」も、肥満によって症状が悪化する傾向があります。痛みによって動くのが億劫になると、さらに運動不足になって太ってしまう悪循環に陥りやすいため、適正体重を維持して関節を守ることが大切です。

心臓や呼吸器に影響が出る

体に脂肪がたくさんつくと、それだけ多くの血液を全身に送り出さなければならないため、心臓への負担が大きく増します。また、首回りや胸郭の周囲に脂肪がつくと、気管が圧迫されて呼吸がしづらくなります。

とくに短頭種と呼ばれる鼻の短い犬種では、ただでさえ呼吸が苦手なため、肥満によって熱中症のリスクも跳ね上がります。少し歩いただけで息が荒くなったり、苦しそうにゼーゼーと呼吸をしたりする場合は、呼吸器に深刻な影響が出ているサインです。

なお、ガチョウの鳴き声のような「ガーガー」という特徴的な咳が見られる場合は、肥満も悪化要因となる気管虚脱の可能性があるため、早めに動物病院を受診しましょう。

糖尿病など内分泌の病気を招く

肥満になると、血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなる「インスリン抵抗性」が生じ、糖尿病の発症リスクも高まります。犬の糖尿病は、インスリンを分泌する膵臓の細胞が壊れて起こるI型が多いとされていますが、肥満によるインスリン抵抗性は病態を悪化させ、糖尿病の管理を難しくする要因になります。一度発症すると完治が難しく、生涯にわたるインスリン注射と食事療法が求められることの多い病気です。

さらに、肝臓に脂肪が蓄積する「脂肪肝」や、激しい腹痛や嘔吐を伴う「すい炎」を引き起こす原因にもなります。内臓に負担をかけ続けると、命に関わる事態につながる恐れもあるため、早めの体重管理で予防に努めることが望まれます。

犬のダイエットで押さえたい注意点

メジャーで胴回りを測られているパグ

ダイエットを始めるにあたり、飼い主の方が焦って無理な計画を立ててしまうことは、愛犬の健康をかえって損なう危険な行為です。安全かつ確実に適正体重を目指すためには、いくつかの重要な前提条件を知っておく必要があります。ここでは、減量を始める前に心に留めておくべき注意点と、理想的なペースについて解説します。

ダイエットを成功させるための心がけ 避けるべき間違った行動
獣医師に相談して計画を立てる ネットの情報だけで自己流の減量をする
徐々に体重を落とすペースを守る 食事を極端に減らして短期間で痩せさせる
減量後も食事量や運動量を維持する 目標達成後に元の生活習慣に戻してしまう

急激な減量は避ける

早く痩せさせたいからといって、極端に食事の量を減らしたり、急に激しい運動をさせたりすることは避けましょう。急激な減量は筋肉量の低下を招き、結果として基礎代謝が落ちて痩せにくい体質を作ってしまいます

また、栄養不足による免疫力の低下や、内臓への負担による体調不良を引き起こす恐れもあります。人間にとっては数キロの減量でも、体の小さな犬にとっては大幅な体重の減少に相当することを理解し、慎重に進める必要があります。

週1〜1.5%を目安に減量する

犬の体に負担をかけない理想的な減量ペースは、1週間あたり現在の体重の約1~1.5%を減らす程度とされています。たとえば、体重が10kgの犬であれば、1週間に100~150gを減らす計算です。

これ以上の早いペースで体重が落ちている場合は、筋肉が落ちているか、必要な栄養が足りていない可能性があります。ゆっくりと時間をかけて健康的に脂肪を落としていくことが、安全なダイエットの基本です。

自己流をやめ獣医に相談する

愛犬のダイエットには、肥満の背景に病気が隠れていないかの見極めや、体質・年齢に合った減量幅の判断など、獣医学的な知識が役立ちます。ネットや書籍の情報だけを頼りに自己流で進めると、栄養バランスの崩れによる不調や、隠れた病気の見逃しにつながる恐れがあります。

また、愛犬の性格や生活環境まで踏まえて減量計画を組み立てるには、飼い主だけでは判断が難しい場面も少なくありません。獣医師という伴走者がいることで、途中で不安や疑問が出てきたときにも軌道修正がしやすくなり、飼い主自身も安心してダイエットを続けやすくなります。

ダイエット後のリバウンドを防ぐ

目標の体重に到達したからといって、以前の食事量や生活習慣に戻してしまえば、あっという間に元の体重にリバウンドしてしまいます。ダイエットを終えた後も適正体重を維持するためには、消費カロリーと摂取カロリーの釣り合いがとれた新しい生活を続けることが必要です。

定期的な体重測定とボディコンディションスコアの確認を習慣にし、少しでも体重が増え始めたらすぐに食事の量や運動量を見直すようにしてください。一生涯の健康管理として捉えることが、再発防止の鍵となります。

犬のダイエットの進め方

テーブルの上でメジャーを当てられているヨークシャー・テリア

愛犬の減量を成功させるためには、思いつきで食事を減らすのではなく、明確な手順に沿って計画的に進めることが大切です。事前の準備から具体的な計画づくりまで、正しいステップを踏むことで、無理なく安全に継続することができます。ここでは、動物病院での相談から始まる具体的なダイエットの進め方を紹介します。

ダイエット計画のステップ 実施する内容
手順1 獣医に肥満度を相談する 健康診断、肥満の原因究明、病気の有無の確認
手順2 適正体重と目標を決める 骨格に合った理想体重の設定、月ごとの減量目標の作成
手順3 1日の適正カロリーを知る 目標体重に基づいた一日に必要な摂取カロリーの計算
手順4 食事と運動の計画を立てる ダイエット用フードの選定、無理のない運動メニューの作成

手順1 獣医に肥満度を相談する

ダイエットの第一歩は、かかりつけの動物病院を受診し、獣医師に愛犬の肥満度を判定してもらうことです。診察では、体重測定とボディコンディションスコアの評価を行い、必要に応じて血液検査などで甲状腺機能低下症やクッシング症候群といった太りやすくなる病気が隠れていないかを調べます。

受診の際は、普段与えているフードの銘柄と量、おやつの種類と頻度、家族の誰がどれくらい食べ物を与えているか、1日の散歩時間や運動量などをメモにまとめて持参すると、原因の分析がスムーズになります。現状を正確に共有できることが、この後の目標体重の設定やカロリー計算(手順2〜3)の精度を高めることにつながります。

手順2 適正体重と目標を決める

現在の状態が把握できたら、次は愛犬にとっての理想的な適正体重を設定します。これは単なる平均体重ではなく、その子自身の骨格や筋肉量に合わせた無理のない数値です。

そして、その適正体重に到達するまでの期間と、1週間あるいは1ヶ月単位での減量目標を具体的に定めます。先述の減量ペースを踏まえて、数ヶ月から半年以上の長期的な視野に立った余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。

手順3 1日の適正カロリーを知る

目標体重が決まると、その体重に達するため、あるいは維持するために1日に摂取すべきカロリー量が計算できます。動物病院では、安静時に必要なエネルギー量をベースに、活動量や減量目的に応じた係数を掛け合わせて必要カロリーを算出してもらえます。

この1日の適正カロリーは、主食のフードだけでなく、おやつやトッピングなど口に入るすべての食べ物を含めた総量です。この数値をきちんと守ることが、ダイエットを計画通りに進めるための大切なポイントです。

手順4 食事と運動の計画を立てる

計算された適正カロリーをもとに、具体的な食事のメニューと運動の計画を立てます。カロリーを制限しつつ必要な栄養素を確保するためには、自己流で普段のフードを減らすのではなく、獣医師が推奨する減量用の療法食を取り入れるのが安全です。

同時に、愛犬の年齢や関節の状態を考慮し、体に負担をかけない運動内容を考えます。食事管理と適度な運動を組み合わせ、毎日無理なく続けられる生活リズムを作ることが、成功に近づくポイントとされています。

ダイエット中の食事管理のコツ

室内で食器からごはんを食べるゴールデン・レトリーバー

ダイエット期間中、愛犬にひもじい思いをさせることなく減量を進めるためには、食事の与え方に工夫が必要です。摂取カロリーを抑えながらも満足感を高める方法を取り入れることで、ストレスなく食事管理を続けることができます。ここでは、満腹感を保ちながら減量するための食事の工夫や、おやつの適量について詳しく解説します。

食事管理を成功させるコツ 具体的な工夫の内容
ダイエット用フードへの変更 カロリーが低く栄養バランスが整った減量用療法食を選ぶ
食事の回数を分ける 1日の総量は変えずに、3回から4回に小分けにして与える
おやつのルールを決める 1日の総カロリーの1割以内に収め、細かくちぎって与える

ダイエット用フードへ切り替える

普段のフードの量を減らすだけのダイエットは、必要なビタミンやミネラルなどの栄養素まで不足してしまう危険があります。また、食事の量が目に見えて減るため、愛犬が空腹に耐えきれずストレスを抱えやすくなります。

そこで役立つのが、カロリー密度を低く抑えつつ、満腹感を得やすい食物繊維や質の高いタンパク質を豊富に含んだダイエット用の療法食です。獣医師と相談しながら愛犬の体質に合ったフードを選び、数日かけて少しずつ切り替えていくのが効果的です。

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食事の回数を分けて与える

1日に与える食事の総量は変えずに、食事の回数を1日3回から4回に小分けにして与えるのも有効な方法です。食事と食事の間隔が短くなることで、空腹を感じる時間が減り、胃腸への負担も軽減されます。

また、こまめに食事をとることで血糖値の急激な上昇や低下を防ぐ効果も期待できます。早食いをしてしまう犬の場合は、食べるのに時間がかかる知育玩具を利用したり、凹凸のある専用の食器を使ったりすることで、満腹感を得やすくする工夫もおすすめです。

おやつは1日の1割までにする

ダイエット中であっても、愛犬とのコミュニケーションやご褒美としてのおやつを完全に無くす必要はありません。ただし、おやつから摂取するカロリーは、1日の適正カロリーの1割以内に収めるというルールを徹底してください。

カロリーの高いクッキーやジャーキーは避け、茹でたキャベツやにんじんなどの野菜、あるいは低カロリーなダイエット専用のおやつを選ぶと安心です。与える際は、一つをなるべく細かくちぎって回数を増やすことで、カロリーを抑えながらも満足感を与えることができます。

犬用おやつ|ホームセンターコーナンの通販サイト

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ダイエット中の運動管理のコツ

ハーネスをつけて屋外を散歩するミニチュア・ダックスフンド

食事管理と並行して適度な運動を取り入れることは、筋肉の維持やカロリー消費の面でも役立ちます。ただし、肥満状態の犬に急に激しい運動をさせると関節や心臓に負担がかかるため、日常の延長で無理なく活動量を増やす工夫が求められます。ここでは、散歩や室内での遊びを通じて、安全に運動量を確保する方法を解説します。

運動を取り入れる際の工夫 体への負担を減らすポイント
散歩の質を高める 距離よりも時間を少しずつ延ばし、歩くペースに変化をつける
室内遊びを取り入れる 滑りにくいマットを敷き、宝探しゲームなどで動く機会を増やす

散歩の時間を少しずつ伸ばす

無理のない範囲で、日々の散歩の時間や頻度を少しずつ増やしていくことから始めます。休日に長時間歩かせるよりも、毎日の散歩時間5分から10分程度長くする方が、関節への負担が少なく継続しやすいです。

いつものルートに緩やかな坂道を加えたり、少し早歩きをする区間を作ったりすることで、適度な負荷をかけることができます。ただし、息が極端に荒くなったり、歩くのを嫌がったりした場合はすぐに休憩し、愛犬のペースに合わせて進めることが大切です。

室内遊びを取り入れる

天候が悪い日や散歩の時間が取れない場合は、室内での遊びを工夫して運動量を確保します。お気に入りのおもちゃを隠して探させる宝探しゲームや、フードを詰めた知育玩具を転がして遊ばせる方法などは、頭を使いながら体を動かせるためカロリー消費に役立ちます。

室内で遊ばせる際は、関節を痛めないように必ず滑り止めのマットなどを敷き、安全な環境を整えてください。飼い主の方が積極的に関わることで、愛犬も楽しみながら体を動かすことができます。

犬のダイエットでよくある質問

砂浜に伏せている太り気味のラブラドール・レトリーバー

ダイエットに取り組む中で、飼い主の方が抱きやすい疑問や不安にまとめて回答します。知識として事前に知っておくことで、思うように体重が減らないときでも焦らずに対処できるようになります。

どのくらいの期間で痩せるのか

安全な減量ペースを守ると、目標体重によっては数ヶ月から半年、場合によっては1年以上かかることも珍しくありません。長期戦になることをあらかじめ理解し、毎日の体重の変化に一喜一憂せず、焦らずにじっくりと取り組む姿勢が成功につながります。

頑張っても痩せない原因は?

食事の量を量り、運動もさせているのに体重が減らない場合は、どこかでカロリー計算に狂いが生じている可能性があります。よくあるケースとして、家族の誰かがこっそりおやつを与えていたり、拾い食いをしていたりすることが挙げられます。

また、年齢とともに基礎代謝が落ちているのに、若い頃と同じ基準でカロリーを計算している場合も痩せにくくなります。どうしても減量が進まないときは、一度動物病院に相談し、病気が隠れていないかの確認を含めて計画を見直してもらうことが確実です。

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まとめ

体重計に乗ってメジャーで測られているウェルシュ・コーギー

愛犬のダイエットは、適正体重を正しく把握し、獣医師と相談しながら体に負担のないペースで進めることが何よりも大切です。食事管理と適度な運動を無理なく日常に取り入れ、長期的な視点で体重管理を継続してください。愛犬と一日でも長く健康で幸せな時間を過ごすために、今日からできる小さな工夫を始めてみましょう。

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