コーナンTips レジャー キャンプでブヨ対策は必要?被害に遭わないための対策と刺されたときの対処法 キャンプでブヨ対策は必要?被害に遭わないための対策と刺されたときの対処法 レジャー クリップボードにコピーしました キャンプでブヨ対策は必要?被害に遭わないための対策と刺されたときの対処法 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました キャンプなどのアウトドアレジャーで虫はつきもの。しかし、虫刺されによるトラブルを避け、快適に過ごすためにも虫対策は欠かせません。 暖かい季節になるとさまざまな虫が活発に動き出しますが、なかでも厄介なのが「ブヨ」です。蚊に刺されないための対策はしていても、ブヨ対策を見落としてしまっている方は多いのではないでしょうか。 ブヨに刺されるとかゆみや腫れが生じ、炎症がひどいと跡やしこりが残る場合があります。せっかくの楽しいキャンプが台無しになってしまうおそれがあるため、正しいブヨ対策の方法を把握しておきましょう。 本記事では、ブヨの基礎知識やキャンプでのブヨ対策、刺されてしまったときの対処法を解説します。虫よけに効果的なハッカ油スプレーの作り方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 目次 キャンプでのブヨ対策は必要?害虫ブヨ(ブユ)の生態ブヨの生息地・活動期ブヨに刺された際の症状キャンプ場で被害に遭わないためのブヨ対策肌の露出を控える虫除けスプレーをこまめにつける虫除けグッズを使うブヨに刺されたときの対処法患部を洗い流すステロイド配合の薬を塗布するかゆくても掻かないように我慢する症状が長時間良くならない場合は病院を受診するブヨ対策に効果的!ハッカ油スプレーの作り方ハッカ油スプレーの材料ハッカ油スプレーの作り方の手順ブヨ対策を万全にして安全にキャンプを楽しもう! キャンプでのブヨ対策は必要? 春~秋にキャンプをする場合はブヨ対策が必要です。ハエのような見た目をしており、刺されたときの症状は蚊に似ているブヨですが、人によっては症状が強くでる場合があります。 適切な対策を講じるために、ブヨの生態や生息地、刺されたときの症状を確認しておきましょう。 害虫ブヨ(ブユ)の生態 害虫であるブヨは、別名ブユとも呼ばれます。小さいハエのような見た目をしており、体長は2~4mm程度、春~秋にかけて血を吸い、産卵をおこないます。 日本には60~70種類ほどのブヨが生息しているといわれていますが、人間を吸血するのは主に「キタオオブユ」「アシマダラブユ」「ニッポンヤマブユ」です。血を吸うのはメスのみで、音を立てずに近づいてきて、ノコギリのような形をした口で皮膚を噛み切ります。 刺されている最中は痛みやかゆみといった違和感がないため、刺されていることに気づかないケースが多いでしょう。また、ブヨは飛んでいる際の羽の音が聞こえにくいという特徴もあるため、近づかれる前に対策しておくことが大切です。 Tips 害虫としてのブヨと蚊の大きな違いは、生息範囲と羽音の有無です。 ブヨは繁殖のために清潔な水を必要とすることから主に山間部などに生息しますが、蚊の幼虫であるボウフラはブヨと比べて水質への耐性が強いため、都市部にも多く生息しています。 また、蚊は「プーン」という特徴的な羽音がする一方で、ブヨは羽音が小さく、人間のそばを飛んでいても気付きにくいのが特徴です。 ブヨの生息地・活動期 ブヨは、主に高原や山間部の渓流沿いに生息しています。キャンプなどのアウトドアレジャーをおこなう場所に多く生息しているため、キャンプでブヨ対策を怠ると刺される可能性が高いでしょう。 3月~10月頃に発生し、梅雨入りをしてから9月まではとくに活動が活発になるとされています。また、気温が20℃前後になると活発に動き回る傾向があり、夏場は気温が低くなる朝と夕方頃に注意が必要です。 ブヨに刺された際の症状 ブヨに刺されたとき、違和感や異常をすぐに感じることはほとんどありません。半日~1日が経つと、かゆみや腫れ、赤みが目立つようになります。 徐々に症状が悪化していくほか、ブヨは蚊と比べて腫れやかゆみが強くなる傾向があるため、病院へ行く方も少なくありません。また、患部をかきむしると色素沈着やしこりが残るおそれもあります。 キャンプ場で被害に遭わないためのブヨ対策 ブヨの生態や活動する時期がわかったところで、次は被害に遭わないためのブヨ対策についてみていきましょう。 キャンプ場でできる主なブヨ対策は以下の3つです。 肌の露出を控える 虫よけスプレーをこまめにつける 虫除けグッズを使う ブヨに刺されると、人によってはキャンプを続けられないほど症状が強くでる場合もあるため、刺される前に対策をしておくことが重要です。それぞれの対策について詳しく解説していきます。 肌の露出を控える まずは、肌の露出を控えるようにしましょう。とくに、足元はブヨに狙われやすい部分です。短いズボンを着用していると刺されるリスクが高まるため、肌が露出しない長ズボンの着用をおすすめします。 また、靴下とズボンの隙間を刺されることがあるため、長めの靴下を履いて隙間を作らないようにしてください。 腕もできるだけ露出を控えたほうが安心です。夏場や気温の高い季節であっても、薄手の上着を着用して対策をおこないましょう。 夏でもキャンプ場は朝方や夕方頃になると気温が下がりやすくなるため、長袖や長ズボンを持っていれば、ブヨ対策だけではなく防寒にも役立ちますよ。 虫除けスプレーをこまめにつける 肌の露出を控えていても被害に遭う可能性はあります。また、夏場はどうしても半袖を着たいという方も多いでしょう。 そこで、露出部分に虫除けスプレーを使って対策をしておいてください。虫除けスプレーは効果の持続時間が限られているほか、水がついたり汗をかいたりすると流れ落ちてしまうため、こまめにつけなおすことが大切です。 ただし、すべての虫除けスプレーがブヨ対策に効果を発揮するわけではありません。購入前には、ブヨに対して効果があるのかどうかを必ず確認しておきましょう。 また、虫が嫌がるメントール成分を配合した「ハッカ油スプレー」もおすすめです。ハッカ油には防虫や殺菌、消臭効果があるほか、夏に涼しさをもたらしてくれるアイテムとしても役立ちます。 天然成分由来であるため、肌が弱い方や小さなお子さんなど、市販の虫除けスプレーを使用することが心配な方でも使いやすいでしょう。香りが薄れないよう、1~2時間に一度はつけなおすと効果的です。 ハッカ油スプレーは簡単に自作できます。のちほど詳しい作り方を解説しますので、ぜひ参考にしてください。 虫除けグッズを使う 虫除けスプレーとあわせて、虫除けに有効なグッズを取り入れることもおすすめです。 虫対策グッズとしては、以下のようなアイテムが挙げられます。 防虫線香 殺虫剤 メッシュタープ 虫除け機能付きランタン 虫除けキャンドル とくに、ブヨが発生しやすいとされている朝方や夕方に使用するといいでしょう。 蚊やアブの対策に使う通常の蚊取り線香ではブヨに対して効果が薄い場合があるため、ブヨ専用の忌避剤を使うことをおすすめします。 虫よけグッズを見てみる ブヨに刺されたときの対処法 ブヨ対策をしっかりとおこなっていても、刺されてしまうことがあります。 万が一ブヨに刺されてしまったら、以下の手順で対処してください。 患部を洗い流す ステロイド配合の薬を塗布する かゆくても掻かないように我慢する 症状が長時間良くならない場合は病院を受診する ステップごとに詳しくポイントを解説していきます。 患部を洗い流す ブヨに刺されて症状が出るのは、刺されたときに注入される唾液が原因です。アレルギー反応によって腫れやかゆみが生じるため、刺されていることがわかったら、すぐに患部を洗い流してください。 ブヨの唾液を洗い流すことで症状の悪化を防げます。水道が近くにない場合は、ペットボトルに入った水で洗い流しても問題ありません。 ステロイド配合の薬を塗布する 赤みや腫れ、かゆみが強くでている場合は、ステロイドが配合されている薬を患部に塗布しましょう。 ただし、ステロイド配合の塗り薬であればどれでもいいわけではありません。ブヨの症状に対しては効きにくいものもあるため、成分や効果などを確認してから購入してください。 また、ステロイド外用薬には、ステロイドのみが配合されているもの以外に、かゆみ止めや抗生物質(化膿止め)が含まれているタイプもあります。 赤みや腫れなどの炎症を起こしている場合は、ステロイドのみが含まれているものを使用しましょう。かゆみも強くでている場合は、かゆみ止めが含まれている外用薬を選ぶと効果的です。 症状がひどい場合は自己判断をせずに薬局・薬店で相談のうえ、適切な薬を処方してもらってください。 かゆくても掻かないように我慢する 強いかゆみを感じても、できるだけ掻かないようにしてください。 刺されたところを掻いてしまうと、かゆみが増したり、症状が悪化したりするおそれがあります。炎症がひどくなれば、色素沈着やしこりが残ってしまいかねません。傷口を広げないためにも、できるだけ我慢することが大切です。 どうしても掻くことを我慢できない場合は、患部を服で隠したり、絆創膏を貼ったりして対策してください。 症状が長時間良くならない場合は病院を受診する 上記の対策をおこなっても症状が良くならない場合は、毒を中和させるために患部を温めたり、冷やしたりするのも効果的です。 刺された直後であれば、43度以上のお湯で温めると、毒を中和させることができます。また、かゆみや腫れ、赤みがなかなか引かない場合は、保冷剤などで冷やしてみてください。 これらの対処法を試しても症状がおさまらなければ、医療機関で受診して医師の指示に従ってください。 ブヨ対策に効果的!ハッカ油スプレーの作り方 虫除けに効果的なグッズであるハッカ油スプレーの作り方をご紹介します。 清涼感のあるハッカ油を肌につけることで、体感温度を下げる効果も期待できます。とくに、首筋や腕、脇などに塗布すると、夏場でも汗をかきづらくなりますよ。 材料さえ用意すれば自宅で簡単に作ることができるため、ぜひ挑戦してみてください。 ハッカ油スプレーの材料 ハッカ油スプレーを作るために必要な材料は以下のとおりです。 【ハッカ油スプレー100ml分の材料】 無水エタノール 10ml ハッカ油 20~40滴 精製水(無ければ水道水でも可 90ml お好みのスプレー容器 1本(100ml) ハッカ油の量は、お好みで調節して問題ありません。また、ここでは100ml分のハッカ油スプレーの材料を記載しましたが、使用する人数や頻度に合わせて量を変更してもいいでしょう。 なお、ハッカ油にはリモネンと呼ばれる成分が入っており、ポリスチレン(PS)を溶かす性質があります。そのため、ハッカ油スプレーを入れる容器は、ポリエチレン(PE)製やガラス製のものを選んでください。 ハッカ油スプレーの作り方の手順 ハッカ油スプレーの作り方の手順は以下のとおりです。 無水エタノールとハッカ油をよく混ぜ合わせ、スプレー容器に移す。 精製水を加える。 スプレー容器をしっかりと振って混ぜ合わせたら完成。 簡単に作れるうえ、材料もホームセンターなどで手軽に購入できるため、アウトドア好きの方はぜひ試してみてください。キャンプだけではなく、マスクに吹きかけたり、掃除に使用したりと、さまざまな用途に使用できますよ。 なお、ハッカ油スプレーは劣化を防ぐためにも、直射日光が当たらない場所で保管することが大切です。手作りのハッカ油スプレーは、1週間を目安に使い切りましょう。 ブヨ対策を万全にして安全にキャンプを楽しもう! ブヨに刺されてしまうと、せっかくのキャンプを存分に楽しむことができません。肌の露出を控えたり、虫除けスプレーや虫除けグッズを取り入れたりして対策を講じましょう。 万が一刺されてしまっても、適切に対処すれば症状の悪化を防げます。すぐに患部を洗い流すほか、ステロイド配合の薬を事前に用意しておくと安心です。 ブヨ対策をしっかりとおこなって、より快適なアウトドアライフを楽しみましょう。 ブヨ対策の関連商品を見てみる
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