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うさぎのエサの種類と与え方は?初心者向けに基本的なポイントを解説

うさぎのエサの種類と与え方は?初心者向けに基本的なポイントを解説

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これからうさぎを飼う予定の方は、うさぎのエサの種類を把握しておきましょう。

うさぎのエサにはさまざまな種類があり、主食やおやつ、サプリメントなど役割が異なります。

本記事では、うさぎのエサの与え方や種類、おすすめのエサなどを紹介します。また、うさぎに与えてはいけない食材についてもまとめました。何を買えばよいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

うさぎが健康に過ごしていけるよう、エサの与え方や注意点をしっかりと把握しておきましょう。

うさぎのエサの与え方

うさぎのエサの与え方
うさぎは草食動物のため、牧草を多く食べます。牧草には繊維質が豊富に含まれており、うさぎの主食として最適です

しかし、うさぎも人間と同じで、牧草だけを食べていても健康な体を維持することはできません。そのため、牧草のほかに栄養補助食やおやつを与えて、健康的な体づくりを補助してあげることが大切です。

また、エサは乾燥したものだけではなく、生の野菜などを与えるのもよいでしょう。エサも重要ですが、うさぎは水をたくさん飲む動物のため、水を切らさないように注意してください

エサの量と与える回数

うさぎに与えるエサの量は、牧草を食べたいだけ十分に与え、ペレットフード(小型の固形フード)やおやつを少量与えるのが適切です。生後半年頃までの成長期は食べる量を制限せず、栄養を十分に摂れるようにしてください。

成長期には野菜や果物などさまざまな種類の食材を与えることで、大人になってからも食事のバリエーションを増やせます。また、子どもの頃からうさぎが好むエサを見つけておけば、食欲がなくなってしまったときに困らないでしょう

また、うさぎは牧草よりもペレットフードを好む場合が多いですが、ペレットフードを与えすぎると牧草の食いつきが悪くなり、肥満にもつながります。

生後半年ごろまでは一日当たり体重の5%を目安にペレットフードを与え、生後半年から1年の間にペレットフードの量を減らします。1歳を超えてからは体重の1~3%程度がペレットフードの適切な量とされています。

食事の回数は、1日に2回程度が適切です。活発になりやすい夕方から夜と、明け方ごろに与えるとよいでしょう。できるだけうさぎの生活パターンに合わせて与えるのがベストです。

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うさぎのエサ・おやつの種類

うさぎのエサ・おやつの種類
次に、うさぎのエサやおやつの具体的な種類について解説します。エサやおやつとして与えられるのは、主に5つです。

それぞれ位置づけや含まれる栄養素などが異なるため、購入する前に確認しておきましょう。

牧草

牧草は、ウサギの主食となるエサです。食物繊維が豊富で消化管の働きを助けるほか、咀嚼を通じて歯並びを維持する効果もあります。主にイネ科のチモシー牧草と、マメ科のアルファルファ牧草に分けられます。

一般的に、成長期に与えるエサとしてはマメ科のアルファルファ牧草が適していますが、アルファルファはチモシーに比べて高カロリーであるため、大人のウサギにはチモシーを与えるのがおすすめです。

アルファルファからチモシーへ急に切り替えると、うさぎが食べてくれないこともあるので、成長期のうちから少量のチモシーを混ぜ込んでおくとよいでしょう。

ペレットフード

ペレットフードは、固形の総合栄養食です。うさぎが必要とする栄養が含まれているため、牧草だけではなくペレットフードも必ず与えましょう。

うさぎ用のペレットフードにはさまざまな商品があるため、年齢や品種などに合わせて購入してください。

ペットショップでは、ペレットフードを与えられていることがほとんどです。いきなりエサの種類を変えると、警戒して食べなかったり、お腹の調子を崩したりするおそれがあるため、飼い始めはペットショップで与えていたものと同じフードを与えましょう

また、ペレットフードには豊富な栄養が含まれているため、一日分の量を一度にまとめて与えず、2回に分けて与えるようにしてください。

野菜

うさぎにとって野菜は、おやつの位置づけです。野菜を好んで食べるうさぎは多いですが、あくまでもおやつなので与えすぎには注意しましょう

野菜を与えすぎると、うさぎに必要な牧草やペレットフードを食べなくなる可能性があるためです。

また、生の野菜を与えると、飲む水の量が減る傾向があります。生野菜には水分が多く含まれているため、飲水量が減ってしまっても問題ありません。

果物

野菜同様、果物もおやつの位置づけです。果物を好んで食べるうさぎは多いですが、こちらも与えすぎには注意しなければなりません。

また、果物は消化器官への負担が大きいエサのため、小さいうさぎには与えないでください。果物を与える場合は、生後3〜4カ月を過ぎてからにしましょう

糖分の多い果物は、肥満や虫歯の原因にもなるエサなので、様子を見ながら少しずつ与えることがおすすめです。

うさぎ用として売られているサプリメントは、補助食の位置づけです。成長期向けのものや、妊娠育児中のものなどさまざまな種類があるため、目的に合ったサプリメントを選びましょう

なかでも、うさぎの健康維持に役立つのが乳酸菌系のサプリメントです。お腹の調子を整えるほか、毛球症(口から摂取した毛が胃や腸などの消化管内にたまってしまう病気)の対策としても効果が期待できます。

ただし、ペレットフードや牧草を十分に食べていれば、基本的にはサプリメントは必要ありません。体調を見ながら、不足している栄養を補えるサプリメントを取り入れてください。

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うさぎに与えてOKなエサとNGなエサ一覧

ここまで、うさぎに与えるエサの種類を紹介してきましたが、なかには与えてはいけない食材も存在します。とくに、野菜と果物は注意が必要です。

おやつとして野菜と果物を与える場合は、うさぎが食べてよいものと危険なものを事前に把握しておきましょう

うさぎが食べてもよい野菜・果物

うさぎに与えてもよい野菜・果物には多くの種類がありますが、代表的な食材を以下にまとめました。

野菜 キャベツ、小松菜、レタス、春菊、大根の葉、白菜などの葉野菜、にんじん、きゅうり、アスパラガス、ピーマンなど
果物 リンゴ、洋ナシ、パパイヤ、パイナップル、いちご、ラズベリー、マンゴー、メロン、バナナ、無加糖のドライフルーツ、桃、干し柿など

これらの食材は、基本的には与えて問題ありません。ただし、うさぎにとって農薬は危険なものなので、有機栽培のものを選ぶか、与える前にしっかりと洗いましょう。

表面の水分を拭き取り、1時間前には冷蔵庫から取り出しておくのがおすすめです。

冷えたものを与えると、お腹を壊してしまうおそれがあります。また、葉物以外は、食べやすくするために外側を剥くとよいでしょう。

うさぎが食べてはいけない野菜・果物

うさぎが食べてはいけない食材と、その理由は以下のとおりです。

いも類 じゃがいもには、ソラニンと呼ばれる成分が含まれています。芽と皮に多く含まれており、消化器系の病気の原因になることがあるため注意が必要です。
ネギ類 ネギ全般は、うさぎには絶対に与えてはいけません。赤血球を破壊する成分が含まれているためです。また、ネギの辛み成分はアレルギーの原因にもなります。
豆はタンパク質が高く消化が悪いため、うさぎには適しません。生の豆がよくないとされていますが、加熱してもお腹を壊しやすい野菜です。
穀類 クッキーやパンなど、穀類が含まれるものは与えないようにしてください。穀類にはでんぷんが多く、腸の中で異常発酵を引き起こすおそれがあります。
ほうれん草 ほうれん草には、カルシウムの一種であるシュウ酸が含まれています。結石の原因となる成分のため、できるだけ避けましょう。
アボカド アボカドには、ベルジンと呼ばれる成分が含まれています。中毒性のある成分で、アボカドに含まれる油も、うさぎには危険です。

人間が食べられるものであっても、うさぎが食べると病気の原因になる可能性があります。上記のほかにも、ニラや落花生、トマトの葉なども与えないようにしてください。

正しいエサやりでうさぎを健康に!

うさぎも人間同様、さまざまなエサを与えることで栄養をバランスよく補給できます。

小さいころから種類の違うエサを与えれば、好きなものと嫌いなものを見つけやすくなるほか、エサに慣らす効果も期待できます。

ただし、大人になったうさぎへのエサの与えすぎには注意が必要です。本記事で解説した正しいエサやりの方法を把握して、大切なペットの健康を守りましょう。

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