コーナンTips DIY DIYに欠かせないスライドレールとは?種類や選び方、取り付け方法を解説 DIYに欠かせないスライドレールとは?種類や選び方、取り付け方法を解説 DIY クリップボードにコピーしました DIYに欠かせないスライドレールとは?種類や選び方、取り付け方法を解説 この記事をシェアする! クリップボードにコピーしました スライドレールは、家具や棚などに取り付けることで、簡単にスライド式の引き出しを設置できる金具です。ホームセンターなどで購入でき、DIYのアイテムとして幅広く活用されています。 スライドレールにはいくつかの種類があり、機能や耐荷重などが異なるため、取り付けたい場所や収納物に合わせて選ぶことが重要です。 本記事では、スライドレールの種類や、選び方のポイント、基本的な取り付け方法について解説します。スライドレールを使ったDIYのアイデアも紹介していますので、ぜひ参考にして、自分好みの収納づくりに挑戦してみてください。 目次 スライドレールとはスライドレールの種類ローラー式メリットデメリットべアリング式メリットデメリットスライドレールの素材スライドレールのクリープ現象とはスライドレールの選び方機能で選ぶレールの長さを決めるレールの耐荷重で選ぶ取り付け位置で選ぶスライドレールの基本の取り付け方取り付け位置に印を付けるスライドレールをネジで固定する引き出しをはめて完成スライドレールを使ったDIYアイデア集炊飯器用のスライドテーブルを取り付け引き出しでデッドスペースを有効活用ワークスペースをDIYスライドレールを使ってDIYを楽しもう! スライドレールとは スライドレールとは、引き出しの側面や底板に取り付けることで、スムーズな開閉を可能にする金具です。 スライドレールを使えば、キッチンラックやパソコンデスクなど、さまざまな家具にスライド式の引き出しやテーブルを設置できます。 スライドレールは、基本的にレールとレールを滑らせる部品(ベアリングやローラー)が組み合わさって構成されており、家具本体に取り付けるアウターレールと、引き出しに取り付けるインナーレールがあります。 スライドレールの種類 スライドレールにはさまざまな種類があり、なかでもよく使用されるのが「ローラー式」と「ベアリング式」の2種類です。 それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握して、目的に合ったスライドレールを探してみてください。 ローラー式 ローラー式のスライドレールは、その名のとおりローラーが付いたタイプのレールです。ローラーが滑ることで、スムーズな動きを実現しています。 家具の引き出しや棚のスライドに多く用いられているため、馴染みがある方も多いでしょう。 メリット ローラーによってスムーズな開閉が可能となるため、引き出しや棚をストレスなく使用できます。 また、ローラー式のスライドレールは比較的安価で気軽に取り入れられる点もメリットです。 さらに、引き出しの取り外しが可能なため、清掃やメンテナンスも容易におこなえます。 デメリット ローラー式のスライドレールは、耐荷重がべアリング式に比べて劣ります。そのため、引き出しに物を詰め込みすぎると、レールが破損してしまう危険があります。 収納物がそこまで多くない場合や、小さめの引き出しに適しているでしょう。 べアリング式 べアリング式のスライドレールは、開閉時の摩擦を少なくするボールベアリングというパーツを使用しており、高い耐荷重性と滑らかな動きが特徴です。 強固な作りであるため、重い物を収納する引き出しや棚、大型の家具などに適しているでしょう。 また、ロック機能、プッシュオープン機能、ソフトクローズ機能などの便利な機能が付いている製品もあり、プロの職人さんにも好まれています。 メリット べアリング式のスライドレールは、初心者でも比較的簡単に取り付けが可能です。また、耐久性に優れ、力を入れなくてもスムーズに開閉できます。 引き出しの開閉幅は2段引き(3/4スライド)タイプや、3段引き(完全スライド)タイプがあります。 3段引き(完全スライド)タイプであれば、最後まで引き出せる点もメリットです。 デメリット 耐久性があり機能も豊富な分、ローラー式に比べて価格が高い傾向があります。 しかし、優れた耐久性と機能の多さを考慮すれば、コストパフォーマンスは悪くないといえるでしょう。 スライドレールの素材 スライドレールはスチールやアルミ、ステンレスなどの金属を素材とするものと、プラスチックを素材とするものがあります。また、ローラー式スライドレールのローラー部分は基本的に樹脂を素材として作られています。プラスチック製のスライドレールは耐久性や耐荷重が小さくなるデメリットがありますが、価格が安いというメリットがあるので、軽いものを収納する机の引き出しを作るときなどに使用するのがおすすめです。一方で、ステンレス製のスライドレールは価格が高いというデメリットがありますが、耐久性に優れ錆びにくいというメリットがあるため、重いものを収納する箇所やキッチンなどの水回りでの使用に最適です。 スライドレールのクリープ現象とは スライドレールが本来開閉できる幅よりも狭い範囲でしか動かなくなってしまうことをクリープ現象と呼びます。 クリープ現象は、スライドレール内のボールが徐々に偏ってしまうことで発生します。 スライドレールが平行に取りついていない場合や、スライドレールを途中までしか開かずに使用した場合などに発生しやすくなるので注意しましょう。 クリープ現象が発生した場合は、ゆっくりと力をかけて強制的に全開まで引き出すことで、また動かせるようになります。 スライドレールの選び方 スライドレールの種類について理解したところで、どのように選べばよいのでしょうか。 スライドレールを選ぶ際に押さえておきたいポイントを4つ紹介します。 機能で選ぶ スライドレールには、ロック機能やソフトクローズ機能、プッシュオープン機能など、さまざまなオプション機能が付属しています。スライドレールを選ぶ際には、必要な機能が備わっているかをチェックしましょう。 ロック機能は、スライドレールを固定できる機能です。移動や掃除の際に、引き出しが意図せず開いたり閉じたりすることを防げます。 ▶ロック機能付きのスライドレールの商品を見てみる ソフトクローズ機能は、油圧装置により、引き出しが静かに閉じて衝撃や騒音を抑えます。食器等の割れ物を扱うキッチン棚などに適しています。 ▶ソフトクローズ機能付きのスライドレールの商品を見てみる プッシュオープン機能は、通常取手を引いて開閉するところを、前板を押すだけで開けるようにする機能です。取手が不要となり、家具がスマートな見た目に仕上がります。 ▶プッシュオープン機能付きのスライドレールの商品を見てみる これらの機能を活用することで、引き出しや棚の利便性・デザイン性が大きく向上するため、ぜひホームセンターなどで実際に触れてみてください。 レールの長さを決める スライドレールの長さは、取り付けたい箇所の奥行の長さに最も近く、かつ奥行の長さよりも短くなるものを選んでください。 取り付けたい箇所の奥行と合わせることで、可動範囲を最大限に生かすことができます。 レールの耐荷重で選ぶ スライドレールには耐荷重があり、基準以上の荷重をかけるとレールが歪んでしまうおそれがあります。 そのため、購入する前には、何を収納したいのかを明確にして、耐荷重を確認しておくことが重要です。 耐荷重性があるほど価格も高くなる傾向があります。予算と収納物に合わせて選ぶとよいでしょう。 なお、通常スライドレールの耐荷重は2本1セットで使用して耐えられる荷重として表記されています。 取り付け位置で選ぶ 取り付け位置もスライドレール選びの重要なポイントです。 側付け式、底引き式など、取り付け位置によって使い勝手が異なります。 最も一般的なのは側付け式で、引き出し両側面の真ん中付近に取り付けます。広く普及しており、一般的な家具やキッチン収納に使用されています。 底引き式は、引き出しの底面にレールを取り付ける形式です。引き出したときにレールが見えないため、見た目をすっきりさせたい場合や、引き出しの幅を最大限に活用したい場合に適しています。 ただし、底面にしかレールがないため、他の形式と比べると、耐荷重が低くなる点には注意してください。 スライドレールの基本の取り付け方 ここからは、スライドレールの基本的な取り付け方について解説します。 取り付け位置に印を付ける まず、スライドレールの取り付け位置に印を付けます。 スライドレールを取り付ける棚と、引き出しの両方に印を付けてください。 取り付け位置がずれると引き出しがスムーズに開閉しなくなるため、もっとも注意したい作業です。 定規や水平器を使って正確に計測してから印を付けましょう。 スライドレールをネジで固定する 次に、スライドレールをネジで固定します。 このとき、いきなりネジで穴を開けず、事前に小さなドリルなどで下穴を開けておくと、板が割れてしまうトラブルを防げます。 固定する際は、レールがずれないようにしっかりと支えてから印に合わせてネジを締めましょう。 また、ネジの頭がレールの表面よりも高くならないように注意してください。 ネジの頭がレールの表面よりも高いと、引き出しを開閉した際に、棚の内側を傷つけてしまうおそれがあります。 引き出しをはめて完成 最後に、スライドレールを重ねるように引き出しをはめれば完成です。 引き出しがスムーズに動くか開閉を繰り返し、スライドレールが正しく取り付けられていることを確認しましょう。 スライドレールを使ったDIYアイデア集 ここまで、スライドレールの選び方や取り付け方について解説してきました。 では、実際にスライドレールを使って、さまざまなDIYに挑戦してみましょう。スライドレールを使用したDIY例を紹介します。 炊飯器用のスライドテーブルを取り付け キッチン棚にスライドレールを取り付けることで、炊飯器用のスライドテーブルを簡単にDIYできます。 スライドレールを付ければ、炊飯器をキッチン棚に収納できるため、キッチンスペースを有効に活用できるでしょう。 手前にスライドしておけば、炊飯器の蒸気が棚に当たるのを防ぐことができ、キッチン棚が痛みません。 また、炊飯器だけではなく、ケトルやコーヒーメーカーなどの収納にもおすすめです。 引き出しでデッドスペースを有効活用 スライドレールを活用すれば、キッチンやリビングにある収納のデッドスペースに引き出しを追加することが可能です。 たとえば、キッチンの深い引き出し収納は、上部がデッドスペースになっているものが多く、DIYで一回り小さい引き出しを追加して二段の引き出しを作れます。 不要な空間を有効活用すれば、収納力がアップして、見た目もすっきりとさせることができますよ。 ワークスペースをDIY スライドレールを使ったDIYアイデアとして、ワークデスクの下のスペースを活用する方法もあります。 棚の隙間に引き出しを作ったり、机にキーボード用のスライドテーブルを設置したりすることで、より快適なワークスペースを実現できるでしょう。 スライドレールを使ってDIYを楽しもう! 簡単にスライド式の引き出しやテーブルを設置できるスライドレールは、DIYに欠かせないアイテムです。さまざまな場所に収納スペースを増やせるため、部屋がスタイリッシュになるメリットもあります。 スライドレールを選ぶ際には、取り付け位置や固定方法、耐荷重などが適合するかをしっかりと確認することが重要です。用途に合ったタイプを選ぶことで、生活がより快適になるでしょう。 既製品を買うよりも安価で、自分の生活スタイルに合った収納を作れるスライドレールのDIYにぜひ挑戦してみてください。イメージしていたものが完成したときは、何物にも代えがたい達成感を得られます。 スライドレールの関連商品を見てみる
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