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壁紙(クロス)の貼り方|初心者でもきれいに貼り替えるコツは?

壁紙(クロス)の貼り方|初心者でもきれいに貼り替えるコツは?

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部屋の雰囲気を一新したいと思ったら、壁紙の貼り替えはとても効果的な方法です。

しかし、初めて壁紙を貼り替えるとなると、「必要な道具が分からない」「うまく貼れるかどうか不安」という方も多いでしょう。

本記事では、初心者でもきれいに壁紙(クロス)を貼り替えるコツを紹介します。

壁紙選びから具体的な貼り方まで、失敗しないためのポイントも詳しく解説しますので、ぜひ参考にして、新たな空間づくりに挑戦してみてください。

壁紙の張り替えに必要なもの一覧

壁紙の貼り替えに必要な道具は全てホームセンターで手に入れることが可能です。

以下の表で紹介する道具や材料を準備しておくと、貼り替え作業をスムーズに進めることができます。

   

   

   

   

   

道具・材料 詳細
壁紙(クロス) 新しく貼る壁紙です。
デザインや色、素材を自分の好みに合わせて選びましょう。
壁用コーキング剤(シーリング剤) 壁紙の端のめくれを防止するために、角部や天井側など壁紙の継ぎ目部分に使用します。
ローラー 壁紙をカットした端を押さえるために使用します。
竹ベラ 天井や床など、角になる箇所の壁紙に筋目をつけるために使用します。
地ベラ 貼り付けた壁紙の余分な部分を切るための定規として使用します。
スポンジ 壁紙からはみ出したのりを拭き取るために使用します。
カッター・ハサミ 壁紙をカットするために使用します。
ドライバー コンセントやスイッチのプレートを外す際に使用します。
ハケ(撫でバケ) 壁紙をきれいに伸ばすために使用します。
メジャー 壁紙をカットする前に、壁の大きさを測定するために使用します。
脚立 高い位置の壁紙を貼るために使用します。

【初心者向け】壁紙(クロス)の貼り方

壁紙(クロス)の貼り替えは一見難しそうに感じられますが、正しい手順でおこなうことで、初心者でもきれいに貼り替えられます。

壁紙には「のりなし壁紙」、「シール式壁紙」「生のりつき壁紙」などの種類があります。
ここでは簡単に施行できて初心者の方におすすめの、「生のりつき壁紙」の貼り方を解説します。

古い壁紙を剥がす


きれいに壁紙を貼るための最初のポイントは、古い壁紙をきれいに剥がすことです。

この作業をしっかりおこなわないと、古い壁紙の上から新しい壁紙を貼ったときに凸凹になったり、しっかりと貼り付かずにめくれたりするおそれがあります。
まず、古い壁紙のきわにカッターで切り込みをいれて、継ぎ目部分からゆっくりと剥がしていきましょう。

できるだけ壁紙が繋がった状態を保つようにゆっくり剥がすと、大きな面積で効率よくきれいに剥がせます。

また、剥がしにくい部分は、竹ベラやスクレーパーを使ったり、霧吹きで水をかけてのりの接着力を弱めたりするなどして、少しづつ剥がしてください。

下地処理をする

平坦な壁面であれば、そのままの状態ですぐに施工できますが、剥がしたあと下地に凸凹がある場合は下地処理をすると、新しい壁紙をきれいに貼れます。

壁紙の裏紙が残った場所や、剥がれて段差ができた場所は、水で練ったパテを薄く伸ばしていき、段差を埋めるように壁を平滑にしてください。

また、壁紙を貼る下準備として、部屋の家具などは部屋の外に移動させ、コンセントカバーなどの障害物も外しておくと、このあとの作業がしやすくなります。

複数ヶ所のコンセントカバーを外すときは、どこから外したかが分かるようにマスキングテープなどで目印をつけておくほか、ネジや小物が紛失しないように注意しましょう。

壁のサイズに合わせて壁紙をカットする


次に、壁紙を壁の大きさに合わせてカットしていきます。壁紙を床に広げたときに表面が汚れないよう、事前に床をきれいにしておきましょう。

壁の高さ(床から天井まで)と幅をメジャーで測り、バックフィルムが貼ってある側を上に向けて壁紙をカットします。このとき、のりしろ分として、測った長さの両端を5センチずつ(合計で10センチ)余分にカットしておいてください。

なお、バックフィルムには5センチ刻みなど等間隔のガイド線が印刷されているものもあるため、そのガイドを参考にカットしても構いません。

Tips

壁紙を折りたたむ

壁紙をカットしたら、端からバックフィルムを内側に巻き込むように剥がし、施工しやすいように壁紙を折りたたんでおきます。
カットしていない生のり付き壁紙は、ビニール袋などに入れて空気を抜き、しっかりと密封して保管します。

1枚目の壁紙を貼る


いよいよ1枚目の壁紙を貼る作業に移ります。壁紙を持つときは、折りたたんだ壁紙の最後にかぶせた部分が天井に向くようにしてください。
かぶせた部分の壁紙の端を両手の人差し指と親指でつまみ、その他の指で折りたたんだ壁紙全体を支えて持ちます。手が天井に届く高さの脚立に、壁に向かって乗り、壁紙を広げていきます。

まずは天井側に切りしろを5cmほど取り、壁紙の左端を仮貼りします。
右側の壁に壁紙の右端をぴったり合わせて貼り付けます。
その際、撫でバケで撫でつけるようにして、動かないように押さえましょう。
右側の端を動かさないように注意しながら、左側の仮貼りした箇所をゆっくりと立ち上げるようにして剥がし、壁紙の中央を横向きに撫でバケで撫でつけましょう。

壁紙の中央から天井に向かって縦に撫でつけて空気を抜き、右端から左に移動するように順番に撫でつけていきます。途中で空気が入ったり、しわができた場合は、左端から壁紙をゆっくりと立ち上げて剥がし、再度同じように撫でつけてください。
下側も同じようにして空気を抜いていき、紙の折り目まで空気が抜けたら折り目を開いて下まで撫でバケで押さえます。

切りしろをカットする

壁紙を貼ったあとは、壁紙の上下の切りしろ部分を切り取ります。まずは指先を使い、なるべく隅まで壁紙を貼りましょう。

次に竹ベラを使い、角にあわせて壁紙に折り目をつけていきます。

地ベラをあてて、カッターで真っすぐ切ります。
壁紙を切りすぎると隙間が空いてしまうため、十分注意してください。

2枚目の壁紙を貼る

1枚目と同じ手順で壁紙を貼り付け、撫でバケでしっかりと押さえていきます。
このとき、1枚目に貼った壁紙の左端に、2枚目の右端が5cmほど重なるようにしてください。

つなぎ目をカットする

壁紙のつなぎ目は、重ね合わせた箇所を2枚まとめてカットします。
こうすることで、切り口がぴったり合うので、すき間が目立ちにくくなります。

地ベラをあてて上から下へ切っていきます。一番下の部分だけ5cmほど残して、下から上に向けて切りましょう。こうすることで、床や巾木にキズが入るのを避けることができます。

最後の1枚を貼り、のりをふきとる

最後の壁紙を貼ったら、壁紙の端や継ぎ目にローラーをかけてしっかりと圧着し、はみ出たのりを拭き取りましょう。壁紙全体、天井、床に付いたのりもしっかりと拭き取ってください。のりが残っていると、時間の経過とともに変色の原因になります。

すき間を充填して完成

壁紙をすべて貼り終わったら、隅や端のめくれ防止のために壁用コーキング剤(シーリング剤)を充填しましょう。
まず、壁用コーキング剤を天井と壁のつなぎ目など壁紙の端に塗っていきます。

隅々に壁用コーキング剤を注入していき、均一に広がるように指でなぞってならしましょう。時折指をスポンジなどで拭き取りながら進めてください。

壁紙をきれいに貼り替えるコツ

ここまでの説明で、壁紙の貼り替えは難しそうに感じた方もいるかもしれませんが、次に紹介するコツを覚えておけば、初心者でもきれいに仕上げられます。

コンセント・スイッチ周りの貼り方を知っておく


コンセントやスイッチ周りの壁紙の貼り替えは少しコツが必要ですが、手順を押さえれば初心者の方でも比較的簡単に行うことができます。


コンセントやスイッチの位置は事前に確認し、プレートを外します。表側のプレートを外すと受け側のプレートが出てくるので、プラスドライバーを使ってネジを回し、取り外してください。なお安全のため、プレートを外す前にブレーカーを落としておきましょう。
受け側のプレートを外したらむき出しになったコンセント(スイッチ)部分に養生テープを貼り、壁紙ののりがつかないようにしておきます。

Tips
受け側のプレートを外す際、誤って金属製のプレートのネジまで外してしまうと壁とコンセントを固定するはさみ金具が壁のすき間に落ちてしまうので注意しましょう。


通常の壁と同様、コンセント(スイッチ)の上もそのまま覆うようにして壁紙を貼り、撫でバケで空気を抜いてください。
手でコンセント(スイッチ)の位置を確認し、その角から内側に向かってバツ印を書くようにカッターで切り込みを入れます。このときコンセント(スイッチ)を傷つけないよう気を付けてください。
切り込みを開き、コンセント(スイッチ)の形状に合わせて竹ベラで折り目をつけます。

この折り目に沿って地ベラを当てながらカッターで余分な壁紙をカットしましょう。

あとは養生テープを剥がし、プレートを付け直したら完成です。

2人以上で作業をする

壁紙の貼り替えは一人でも可能ですが、初心者の場合は、2人以上で作業をおこなったほうがスムーズです。とくに、高い場所に届かない、壁紙が平行に貼れない、面積の大きい壁への貼り付けをするといったケースでは、2人以上で協力しながら進めるのがおすすめです。

無地の生のり付き壁紙を選ぶ

初めて壁紙を貼り替える場合は、「生のり付き壁紙」がおすすめです。生のり付き壁紙は、のりを塗る手間がなく、初心者でも簡単に取り扱うことができます。

また、無地の壁紙を選ぶと、柄合わせの必要がないため、失敗するリスクを減らすことができます。

壁紙の貼り替えにチャレンジしてみよう!

壁紙の貼り替えは、一見難しそうに見えますが、必要な道具を揃え、正しい工程を理解すれば、誰でも挑戦できます。

また、必要な道具は全てホームセンターで手に入るため、準備の手間もそれほどかかりません。

まずは、手軽にできる小さな部屋や一面から始めてみて、少しずつ腕を磨いていきましょう。

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