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1月に植える野菜10選|【初心者向け】プランター栽培できるおすすめの種類

1月に植える野菜10選|【初心者向け】プランター栽培できるおすすめの種類

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1月は寒さが厳しく、野菜の栽培が難しい時期です。しかし、冬でも防寒対策をおこなうことで、元気に育つ野菜は豊富にあります。

1月に植える野菜は、寒さに強い葉菜類や根菜類、室内栽培に向く豆類(スプラウト)がおすすめです。また、プランター栽培を活用すれば、初心者の方でも冬に適した防寒対策を簡単におこなえます。

本記事では、1月に植える野菜の特徴やポイントなどをご紹介します。

1月に植える野菜の特徴

1月に植える野菜の特徴

1月に植える野菜は、耐寒性が強く冬の厳しい環境でも育つ点が特徴です。収穫までの日数が短く、寒さで甘みが増す葉菜類や、春に収穫できる根菜類を育てられます。

1月に植える野菜は、冬に栽培できる品種を選んでください。初心者の方や寒冷地の方は、小さく育つミニダイコンなど、プランター栽培で育てやすい品種がおすすめです。

1月に植える野菜のポイント

1月に植える野菜のポイント

1月に植える野菜は、寒さや霜から守るための防寒対策が欠かせません。以下のポイントを押さえて防寒対策をおこなってください。

  • 日中の日当たりを確保する
  • 土を保温する
  • 霜や雪から守る

朝晩は冷え込むため、日中のあたたかい日当たりを確保して野菜を育てることが大切です。また、土が凍らないように保温対策をおこない、霜や雪で野菜が傷まないように注意しましょう。

家庭菜園で簡単にできる防寒対策を詳しくご紹介します。

ビニールのトンネルやマルチを使う

1月の寒さを乗り越えるためには、ビニールトンネルやマルチングを活用する方法が効果的です。ビニールトンネルは小さな温室となるため、日中は太陽の光を取り込み、夜間は霜や雪などから野菜を守ります。

土をおおうように敷くマルチングは、土中の温度を安定させたり、土の凍結を防いだりする効果が期待できるでしょう。マルチングは春先の雑草を抑制するほか、土の乾燥防止にも役立ちます。ベランダや玄関先に置くプランター栽培では、ウッドチップなどのマルチングをすることで、見た目を良くできるメリットもあります。

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プランターは場所の移動も効果的

冬の家庭菜園で活躍するプランター栽培の大きなメリットは、簡単に場所を移動できる点です。1月の厳しい冷え込みを避けるため、夜間は軒下や室内に移動させて寒さから守れます。

ビニールや不織布などで防寒対策をする際には、プランターの縁に引っかけるだけで簡単に取り付けられます。ただし、重いプランターを運ぶことは大変なため、日当たりが良い場所と移動する場所を事前に確認し、必要に応じてキャスター付きのプランター台を活用してみてください。

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1月に植える野菜|葉菜類5選

葉菜類5選

1月に植える葉菜類として、ほうれん草、コマツナ、チンゲンサイ、ブロッコリー、アスパラガスをご紹介します。ほうれん草やコマツナ、チンゲンサイは、寒さで甘みが増す野菜で、間引きした小さい葉もおいしく食べられます。

ブロッコリーやアスパラガスは、1月に植えておくと春の収穫が楽しみになります。プランターは、育てる野菜に適した大きさを選びましょう。

ほうれん草

ほうれん草

12月に旬を迎えるほうれん草は、冬に栄養価が高くなる点が特徴です。種まき時期は春と秋ですが、寒さに強いため、1月でも条件を整えれば簡単に栽培できます。

分類 ヒユ科ホウレンソウ属
種まき時期
(一般地)
9月中旬~3月下旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
10月下旬~5月中旬
※種まきから30~50日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期
おすすめの食べ方 サラダ、おひたし、炒め物、和え物、パスタなど
日持ち・保存方法 ・日持ちしないため、早めに食べる
・冷蔵庫の野菜室、またはゆでたあとに冷凍庫にて保存
栄養素 カリウム、鉄分、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、食物繊維など

1月にはじめる場合は「秋冬まき用の種」を使用してください。発芽適温は15〜20℃のため、ビニールトンネルなどで保温対策をして栽培しましょう。

 

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コマツナ

コマツナ

寒さに強く、ビタミン類やミネラルが豊富なコマツナは、冬の寒さにあたると甘みが増す野菜です。間引きした葉を収穫しておいしく食べることができ、毎日の料理で活用できます。

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
8月下旬〜6月中旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
10~7月中旬
※種まきから30~100日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期
おすすめの食べ方 おひたし、炒め物、和え物、鍋料理など
日持ち・保存方法 ・日持ちしないため、早めに食べる
・使いやすい長さに切り、水気をふいてから冷凍庫にて保存
栄養素 ビタミンC、ビタミンK、葉酸、βカロテン、鉄、カルシウム、カリウムなど

コマツナの発芽適温は15〜25℃のため、ビニールトンネルなどで保温対策をしてください。草丈が25〜30cmになったら収穫のタイミングですが、小さい状態でも食べられるため、好きなときに収穫して楽しみましょう。

チンゲンサイ

チンゲンサイ

シャキシャキとした歯ごたえと色鮮やかな葉色で、さまざまな料理を彩るチンゲンサイ。一般的には春と秋に栽培されますが、寒さに強い品種もあり冬の家庭菜園にもおすすめの野菜です。

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
通年
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
通年
※種まき~収穫まで50~70日(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 春、秋
おすすめの食べ方 炒め物、煮物、焼き、蒸し、スープなど
日持ち・保存方法 ・冷蔵庫の野菜室にて、葉を上にして立てて保存
・冷凍庫の場合はかためにゆでてから保存し、食べるときは加熱調理する
栄養素 ビタミンK、葉酸、ビタミンC、カルシウム、βカロテンなど

生育適温は15〜20℃で涼しい気候を好むチンゲンサイですが、1月に植える場合は、ビニールトンネルなどで保温対策をして育てます。プランター栽培では、コンパクトに育つ「ミニチンゲンサイ」が作りやすくておすすめです。

ブロッコリー

ブロッコリー

栄養価の高いブロッコリーは、家庭菜園でも簡単に育てられる野菜です。生育適温は15〜20℃で寒さに強く、比較的冷涼な気候を好みます。冬春まきと夏まきがあり、1月は冬春まきの品種を育てましょう。

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
・冬春まき:1~3月
・夏まき:7~8月
※品種によって異なる
苗の植え付け時期
(一般地)
・冬春まき:3月中旬〜4月中旬
・夏まき:8月下旬〜9月中旬
収穫時期
(一般地)
・冬春まき:4~7月
・夏まき:9〜翌3月
旬の時期 晩秋~冬
おすすめの食べ方 サラダ、おひたし、蒸し、スープなど
日持ち・保存方法 ・冷蔵庫の野菜室にて、ポリ袋に入れて保存
・冷凍庫の場合はかたくゆでてから保存し、食べるときは加熱調理する
栄養素 カロテン、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンE、葉酸、カルシウム、鉄分など

1月に植える「春ブロッコリー」は、15cmほどの蕾を収穫します。1月に植える場合は、花が咲く時期が早まるため、収穫のタイミングを見極めることがポイントです。

 

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アスパラガス

アスパラガス

北海道や長野県などの寒冷地でも広く栽培されるアスパラガスは、寒さに強く家庭菜園でも育てられる野菜です。種まきをしてから収穫までに3年ほどかかるため、収穫する際の喜びは格別です。

分類 ユリ科クサスギカズラ属
種まき時期
(一般地)
・1~3月(保温・ポット育苗)
・3~5月(露地育苗)
苗の植え付け時期
(一般地)
・4~5月(保温・ポット育苗)
・10~12月(露地育苗)
収穫時期
(一般地)
4〜6月
※種から育てた場合、3年目に収穫
旬の時期
おすすめの食べ方 炒め物、和え物、焼き、スープなど
日持ち・保存方法 ・日持ちしないため、早めに食べる
・冷蔵庫の野菜室にて、穂先を上にして保存
栄養素 ビタミンK、葉酸、アミノ酸など

種まきはポットで保温した状態であれば1月から可能です。種まきから育てる場合、株をしっかり成長させるために1年目と2年目は基本的に収穫せず、3年目の春から収穫します。収穫まで長い年月がかかるアスパラガスですが、適切に管理をすれば約10年間続けて収穫できます。翌年以降の収穫量を増やすには、太い芽を10本ほど残すことがコツです。

1月に植える野菜|根菜類3選

根菜類3選

1月に植える根菜類には、ダイコン、小カブ、ニンジンがあります。これらの野菜は種まき時期が長い野菜ですが、1月は寒さに強い品種を選んでください。

鍋物やみそ汁の具として冬に活躍する根菜類は、葉もおいしく食べられる点が魅力です。プランター栽培では深めのタイプを選び、土が凍らないように保温対策をしっかりとおこないましょう。

ダイコン

ダイコン

ダイコンはお味噌汁やサラダなど、毎日の料理に活躍します。寒さで甘みが増すダイコンは、冬の家庭菜園にもおすすめの野菜です。

分類 アブラナ科ダイコン属
種まき時期
(一般地)
・春まき:3~4月
・夏まき:6~7月
・秋まき:8月下旬~10月上旬
・冬まき:12月下旬~2月中旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
・春まき:6〜7月上旬
・夏まき:8~9月
・秋まき:11~3月
・冬まき:4月上旬~5月下旬
※種まきから約20~100日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 ・春大根:4~6月
・夏大根:7~9月
・秋冬大根:10~翌3月
おすすめの食べ方 サラダ、漬物、和え物、煮物、スープなど
日持ち・保存方法 ・葉は日持ちしないため、早めに食べる
・根はラップをして冷蔵庫の野菜室で保存
・冷凍庫の場合はカットしてから、ラップや保存バックに密閉して保存
栄養素 ビタミンB6、ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム、葉酸、食物繊維など

1月に育てる場合は、寒さに強い秋冬まき用の種を選びましょう。1月に種まきをすると、4〜5月ごろが収穫時期となります。プランター栽培では、20〜30日ほどで収穫できるミニ大根やラディッシュなど小さめの品種がおすすめです。

 

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小カブ

小カブ

カブは春の七草の一つとして親しまれており、根と葉を余すことなく楽しめます。煮物やスープなど和食を中心に、さまざまな料理に活用できます。小さい品種であれば40〜50日ほどで収穫でき、プランター栽培におすすめの野菜です。

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期
(一般地)
・春まき:3月下旬~5月中旬
・秋まき:8月中旬~12月下旬
・冬まき:1月下旬~3月中旬
※品種によって異なる
収穫時期
(一般地)
・春まき:5月中旬~6月中旬
・秋まき:9月下旬~3月上旬
・冬まき:3月下旬~5月上旬
※種まきから50日~100日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 春、晩秋~冬
おすすめの食べ方 サラダ、漬物、煮物、和え物、スープなど
日持ち・保存方法 ・葉は早めに食べるまたは、ゆでてから冷凍庫にて保存
・根は葉を切り取ってから冷蔵庫の野菜室、またはカットして冷凍庫にて保存
栄養素 カリウム、βカロテン、ビタミンC、葉酸、カルシウム、食物繊維など

1月に栽培をはじめる場合は、3〜5月ごろが収穫時期となります。防寒対策と防虫対策をおこない、土から出ないように育てることがポイントです。また、3回ほど間引きをして、株同士の間隔が狭くならないように注意しましょう。

ニンジン

ニンジン

ニンジンはカロテンなどの栄養素を豊富に含み、毎日の料理に欠かせない野菜です。寒さに強い品種を選べば、冬でも栽培できます。プランター栽培では「ミニニンジン」や「三寸ニンジン」など、根が短く収穫までの日数が短い品種がおすすめです。

分類 セリ科ニンジン属
種まき時期
(一般地)
・春まき:2月下旬〜4月上旬
・夏まき:6〜8月中旬
・秋まき:8月下旬~9月
・冬まき:12月~2月中旬
※品種よって異なる
収穫時期
(一般地)
・春まき:6月〜7月
・夏まき:9月下旬〜10月
・秋まき:2月~4月上旬
・冬まき:4月~7月上旬
※種まきから約110~130日で収穫(品種や栽培時期によって異なる)
旬の時期 西洋ニンジン
・春夏ニンジン:4~7月
・秋ニンジン:8~10月
・冬ニンジン:11~3月
東洋ニンジン:11~2月
おすすめの食べ方 サラダ、煮物、炒め物、鍋物、スープなど
日持ち・保存方法 ・葉は日持ちしないため、早めに食べる
・根は水気をふきとってから冷蔵庫の野菜室、またはカットして冷凍庫にて保存
栄養素 βカロテン、ビタミンB6、ビタミンC、葉酸、カリウム、食物繊維など

収穫までの日数は品種ごとに異なりますが、1月に種まきをした場合、4〜7月ごろに収穫できます。ニンジンの冬栽培では、発芽時にビニールトンネルなどで防寒対策をしっかりとおこなうことがポイントです。発芽後は間引きをしながら、ゆっくりと大きく育てていきましょう。

 

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1月に植える野菜|豆類2選

豆類2選

1月に植える豆類のおすすめは、キッチンで手軽に育てられるブロッコリースプラウトとカイワレダイコンです。日当たりの良い窓辺であれば、季節を問わずに栽培できます。

発芽したばかりの新芽(スプラウト)を収穫するため、種に凝縮された栄養をとることができます。自宅にあるコップや豆腐の空き容器などで簡単にできるため、ぜひ挑戦してみてください。

ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウト

ブロッコリースプラウトはブロッコリーの新芽を収穫したものです。緑色の小さな新芽がかわいらしく、見た目を楽しむキッチンガーデンにおすすめの野菜です。味はクセがなく、お子さんもおいしく食べることができます。

分類 アブラナ科アブラナ属
種まき時期 通年(栽培適温:20~25℃)
収穫時期 通年
※種まきから7~10日で収穫
おすすめの食べ方 サラダ、和え物、スープなど
日持ち・保存方法 日持ちしないため、早めに食べる
栄養素 カルシウム、鉄分、葉酸、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンEなど

通年栽培できるブロッコリースプラウトですが、20〜25℃の安定した温度を好みます。1月に栽培する場合は、夜間の温度変化に注意してください。

 

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カイワレダイコン

カイワレダイコン

カイワレダイコンはピリリとした辛みがあり、サラダの彩りや料理の付け合わせにぴったりです。春が旬のカイワレダイコンですが、室内栽培が基本のため、冬でも簡単に栽培できます。

分類 アブラナ科ダイコン属
種まき時期 通年(栽培適温:20~25℃)
収穫時期 通年
※種まきから7~10日で収穫
旬の時期
おすすめの食べ方 サラダ、和え物、スープなど
日持ち・保存方法 日持ちしないため、早めに食べる
栄養素 ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB6、葉酸など

カイワレダイコンの栽培適温は20〜25℃で、安定した温度を好みます。1月に栽培する場合は、夜間の温度変化に注意してください。

1月に植える野菜は防寒対策をしっかりとして栽培しよう

ラディッシュ

1月に野菜を植える場合は、冬栽培に向く品種を選び、防寒対策を欠かさないことが成功するためのポイントです。プランター栽培は、場所の移動やビニールなどを使用した温度管理をおこないやすく、寒さから野菜を守れます。

気軽にはじめてみたい方には、室内の窓辺などを活用するキッチンガーデンもおすすめです。1月でも育てられる野菜で、冬から春の家庭菜園を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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